税理士試験は独学で合格できる?必要な勉強時間と失敗しない勉強法を解説!
本ページにはプロモーションが
含まれていることがあります

税理士試験は科目合格制度の国家試験で、5科目すべてに合格すると官報合格者になります。
独学での合格を目指す場合、次のような疑問や不安を抱える方が少なくありません。
- 独学だけで本当に合格できるのか
- 必要な勉強時間や年数の見積もり方が分からない
- 市販のテキストだけで内容を理解できるか心配
- 長期間のモチベーションを保てるか心配
結論からいえば、税理士試験の独学合格は難易度が非常に高いものの、実現できる可能性はあります。
独学合格の可否と合格率・独学ならではの難しさ・勉強時間や年数の見積もり方・勉強法・失敗しやすいポイントを順に確認すれば、進め方に迷わず学習を始められます。
税理士試験の合格を
目指している方へ
- 税理士試験に合格できるか不安
- 勉強をどう進めて良いかわからない
- 勉強時間も費用も抑えたい
アガルートの
税理士試験講座がおすすめ!
追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム
充実のサポート体制だから安心
受講生専用SNS「学び舎」で受験生同士の交流が可能
会員30万人突破記念!
全商品5%OFF!
目次
税理士は独学で合格できる?

税理士試験は独学でも合格の可能性はありますが、難易度は非常に高い試験です。
税理士試験の合格率と難易度
2025年度の税理士試験の合格率は21.6%でした。受験者36,320人に対し、合格者は7,847人という結果です。
直近5年間における税理士試験の合格率は、以下の通り。なお、合格率は「受験者数/合格者数合計(5科目到達者数+一部科目合格者数)」で算出しています。
| 年度 | 受験者数(A) | 合格者数等 | 合格率(B/A) | ||
| 5科目到達者数 | 一部科目合格者数 | 合格者数合計(B) | |||
| 2025年 | 36,320 | 527 | 7,320 | 7,847 | 21.6% |
| 2024年 | 34,757 | 578 | 5,184 | 5,762 | 16.6% |
| 2023年 | 32,893 | 600 | 6,525 | 7,125 | 21.7% |
| 2022年 | 28,853 | 620 | 5,006 | 5,626 | 19.5% |
| 2021年 | 27,299 | 585 | 4,554 | 5,139 | 18.8% |
直近5年間における合格率は、16.6~21.7%で推移しています。一部科目合格者の人数は実施回によって差がありますが、5科目到達者の人数は例年約550〜650名です。
合格基準は満点の60%
税理士試験の各科目の合格基準点は満点の60%と公表されています。(参考:国税庁)
ただし、実際の合格率は年度によって変動しており、基準点に届く答案を毎年安定して作るのは簡単ではありません。
答案の返却や大問ごとの得点の公表は行われていないため、どの論点で得点できていたのかまでは分かりません。
自分の答案の弱点を推測しながら対策を組み立てることになる点も、独学の難しさの一つです。
科目によって独学のしやすさが変わる
税理士試験は、会計科目2科目(簿記論・財務諸表論)が必須です。税法科目は、所得税法・法人税法のいずれか1科目を含む3科目を選択する5科目合格の科目合格制度になっています。
このように、必須の会計科目と選択する税法科目とでは、独学のしやすさが異なります。
必須科目(簿記論・財務諸表論)の独学
簿記論は計算問題が中心の科目です。財務諸表論は計算と理論の両方が出題され、理論では記述式の対応力も求められます。
どちらの科目も、問題演習の量を確保できるかが独学のカギです。
簿記論は出題範囲が広く、初学者はまず基礎的な仕訳や集計処理を反復して、解答スピードを上げる練習から始めるとよいでしょう。
財務諸表論は理論の暗記に偏りがちですが、計算科目である簿記論の知識と結びつけて学習すると、理論の根拠を理解しやすくなります。
税法科目(選択科目)の独学
税法科目は、所得税法・法人税法からの選択必須に加え、相続税法・消費税法・国税徴収法などから選択します。消費税法と酒税法はいずれか1科目、住民税と事業税もいずれか1科目しか選べません。
科目ごとに専門性や税制改正の影響度が違うため、独学の難易度にも差が出ます。税理士を目指すうえでどの税法科目を選ぶかは、実務での使用頻度も含めて検討するとよいでしょう。
所得税法・法人税法はボリュームが大きく、独学では学習範囲の広さそのものが負担になりやすい科目です。
消費税法や国税徴収法は範囲が比較的コンパクトで、初めて税法科目に挑戦する受験者が選ぶケースも見られます。
相続税法は財産評価など独特の論点が多く、実務家からの指導が無いと理解に時間がかかりやすいでしょう。
税理士は独学で無理と言われる理由
税理士試験を独学で目指す場合、次の4つの壁に直面しやすくなります。
- 専門性の高い学習内容を理解すること
- 毎年の税制改正に対応すること
- 必要な勉強時間を確保すること
- モチベーションを維持すること
それぞれの壁について、独学ならではの難しさを見ていきましょう。
学習内容の理解・得点力の養成が難しい
税理士試験は、計算・理論の両面から正確な処理力が求められる科目が多い試験です。
独学では、理解が不十分な点をその場で指摘してもらえません。そのため、誤った理解のまま学習を進めてしまい、あとから大きく学び直すケースも見られます。
特に理論科目では、模範解答の言い回しを表面的に覚えるだけでは、応用問題に対応できないことがあります。
答案の書き方そのものを客観的に評価してもらえる機会が乏しい点も、独学特有の弱点です。
税制改正への対応が独学では追いつきにくい
税法科目は、毎年の税制改正の影響を受けやすい科目です。
独学では、最新の法改正情報を自力で集めて教材へ反映する手間がかかります。
また、情報の更新が遅れると、古い制度のまま学習を続けてしまう危険もあります。改正の背景まで理解していないと、似た制度の改正前後を混同してしまうことも少なくありません。
税制改正の情報は、国税庁や各種の専門誌など複数の情報源を確認しながら学習を進める必要があります。
勉強時間の確保が難しい
税理士試験は、合格までに長期の学習時間を要する試験です。仕事や家事と両立しながら、独学で学習ペースを維持するのは大きな負担になります。
特に学習時間が細切れになると、科目間で理解度にばらつきが出やすくなる点は見過ごせません。繁忙期がある仕事に就いている場合は、その時期の学習量が落ち込みやすく、計画に遅れが生じがちです。
1日のどの時間帯を学習に充てるかを先に決めておくことが、独学を続けるうえで欠かせないでしょう。
モチベーションの維持が難しい
独学では、指導者や共に学ぶ受験仲間がいません。長期にわたる学習の途中で、挫折してしまうリスクが高まります。
また、同じ税理士試験を目指す仲間との接点が無いと、孤独感が学習継続の妨げになりがちです。
模試や答練を受ける機会が少ないと自分の立ち位置が分からず、不安だけが募ってしまうかもしれません。
税理士試験の独学合格に必要な勉強時間・年数
必要な勉強時間・年数は、選択する科目の組み合わせや個人差によって大きく変わります。
多くの受験者が、複数年計画で学習を進めているのが実情です。
特に働きながら受験する場合は、無理のない年数設定が学習継続のポイントになります。
必要な勉強時間の考え方
税理士試験の5科目合格に必要な総学習時間は、選択する科目の組み合わせによって大きく変わります。
社会人が働きながら学習する場合は、複数年計画を前提に学習時間を見積もりましょう。
必要な学習時間は、平日と休日に確保できる時間を1週間単位で合計し、受験する科目数で割ると自分の目安が見えてきます。
平日は通勤時間や隙間時間を積み重ね、休日にまとまった演習時間を確保するなど、生活リズムに合わせた配分を考えることが大切です。
科目数を絞って毎年1〜2科目に集中するか、複数科目を並行して学習するかによっても、1年あたりに必要な学習時間は変わってきます。
合格までにかかる期間の考え方
税理士試験を独学で目指す場合も、1年で5科目すべてに合格する必要はありません。複数年に分けて合格を積み重ねる受験者が多いのが実情です。
学習に充てられる時間量から逆算して、無理のない期間を見積もりましょう。
1年に何科目ずつ合格を目指すかを決めれば、5科目を終えるまでのおおよその年数を逆算できます。
1年に1科目ずつ着実に合格していく計画と、複数科目を並行して短期決着を狙う計画とでは、必要な集中力の配分も変わります。
働きながら受験する場合は、退職や休職といったライフイベントの予定も踏まえて、期間を見積もるとよいでしょう。
税理士試験を独学で合格するための勉強法5ステップ
税理士試験の独学は、学習計画・科目選択・教材選定・理解重視の学習・モチベーション管理の5ステップで進めると、弱点を補いやすくなります。
①学習計画を逆算で立てる
税理士試験を独学で受験する場合は、受験する科目数と学習に充てられる時間から逆算して、学習スケジュールを立てましょう。
週単位・月単位で目標を区切ると、進捗を確認しやすくなります。
本試験は毎年8月に実施されるため、直前期に演習量を積み増せるよう、早い時期からインプットの完了時期を決めておくと安心です。
科目ごとに配点の大きい論点を洗い出し、学習の優先順位を先に決めておくと、限られた時間を効率よく配分できます。
②必須科目から着手し得意分野を作る
税理士試験の独学では、会計科目(簿記論・財務諸表論)から学習を始めると、税法科目を理解する土台が身につくでしょう。
早い段階で得意科目を作ることで、学習全体のペースをつかみやすくなります。
特に、会計科目で身につけた計算処理のスピード感は、税法科目の計算問題にもそのまま活かせます。1科目でも合格を経験しておくと、その後の科目の学習計画も立てやすいでしょう。
③教材を絞り込みテキストと過去問を繰り返す
同じシリーズのテキストと過去問集を1冊ずつに絞り込みましょう。繰り返し解くことで、理解の定着と解答テクニックの習得を同時に進められます。
解き直しの際は前回間違えた箇所へ印をつけておくと、次回以降は苦手な論点に集中することが可能です。
複数の教材に手を広げるより、1冊を完璧に仕上げる意識のほうが、独学では得点に結びつきやすいでしょう。
過去問は年度別に解くだけでなく、論点別に並び替えて解き直すと、苦手分野が浮き彫りになります。
④理解を重視してインプットする
税理士試験の独学では、税法の条文や会計処理を丸暗記ではなく理屈を理解しながら学習しましょう。
仕組みを理解しておくと、初見の応用問題にも対応しやすくなります。背景まで押さえておけば、税制改正があった際にも変更点を素早く飲み込むことが可能です。
理解を深める際は、条文の趣旨を自分の言葉で説明できるかを都度確認すると、定着度を測る目安になるでしょう。
図表やフローチャートを自分で書き起こしてみると、頭の中だけでは整理しきれない論点の関係も見えやすくなります。
⑤モチベーションを保つ工夫をする
学習の進捗を記録し、目に見える形にしておくと達成感を得やすくなります。SNSや勉強会で同じ税理士試験の受験者とつながることも、孤独感を和らげる工夫の一つです。
学習の節目ごとに小さな目標を設定し、達成のたびに区切りをつけることも、長期戦を乗り越える助けになるでしょう。
合格した科目が増えていく実感そのものが、次の科目学習への原動力になります。
税理士試験の独学で失敗しやすいポイント
独学では、学習計画の破綻と解答テクニックの不足という2点で失敗しやすくなります。
どちらも独学では自分で気づきにくいため、失敗のパターンを先に知っておくことが対策になります。
学習計画が崩れて失敗する
独学では、自分で立てた税理士試験の学習計画の妥当性を、客観的に判断してくれる相手はいません。計画が崩れたことに気づかないまま、学習だけが進んでしまうケースがあります。
月に一度など、あらかじめ計画を見直すタイミングを決めておくと崩れに気づきやすいでしょう。
特に、1科目に予定以上の時間を取られると、後続の科目に着手できないまま次の本試験を迎えてしまいます。
解答テクニックの不足で失敗する
限られた試験時間内で得点につなげるには、解答の順序や時間配分の判断が欠かせません。
独学では、答案を添削してもらう機会がないため、この判断力が身につきにくくなります。結果的に、本番で理解している内容を得点に結びつけられないケースが生じます。
時間配分を誤って最後の設問まで手が回らず、分かる問題を落としてしまうことも典型的な失敗のパターンでしょう。
普段の演習から時間を計って解く習慣をつけておくと、本番での判断力の不足を補いやすくなります。
税理士試験を独学で勉強するメリット・デメリット
独学には、費用を抑えられる・自分のペースで学べるというメリットがあります。
一方で、情報収集の負担が大きく非効率になりやすいという側面もあります。
独学のメリット
予備校や通信講座に比べて、教材費のみで学習を進められるため費用を抑えられます。
自分の生活リズムに合わせて、学習時間や場所を選べる点もメリットです。学習のペース配分を自分で決められるため、得意科目に時間を割いたり、苦手科目を重点的に復習したりといった調整がしやすいでしょう。
決まったカリキュラムに縛られないため、すでに実務経験がある科目を短期間で仕上げるなど、自分の知識量に応じた進め方も選べます。
独学のデメリット
法改正情報や出題傾向などの情報収集をすべて自分で行わなくてはなりません。
疑問点をすぐに解消できる相手がいないため、学習効率が下がりやすくなります。
客観的な評価を受ける機会が少ないため、自分の弱点に気づかないまま学習を続けてしまう恐れもあるでしょう。
学習の進捗を管理する仕組みが無いため、忙しい時期に学習が滞っても気づかれにくく、計画全体の遅れにつながりやすくなります。
独学に不安がある場合は通信講座・予備校も選択肢
独学に不安がある場合は、費用を抑えつつ講師のサポートを受けられる通信講座や予備校も選択肢になります。
通信講座や予備校なら、独学で負担が大きい法改正情報の収集と疑問点の解消を、講師に任せられます。
独学と通信講座・予備校の違い
独学・通信講座・予備校は、費用感・学習ペースの自由度・法改正情報の入手しやすさ・疑問点を相談できる環境の有無という4つの観点で違いがあります。
| 観点 | 独学 | 通信講座 | 予備校 |
|---|---|---|---|
| 費用感 | 教材費のみで抑えやすい | 教材費を含む受講料がかかる | 受講料に加えて通学の交通費もかかる |
| 学習ペース | 自分の生活に合わせて自由に組める | 配信された講義を都合のよい時間に視聴できる | 通学する日時が決まっている |
| 法改正情報 | 自分で収集して教材へ反映する | 最新情報が教材に反映される | 最新情報が講義で共有される |
| 疑問点の相談 | 相談できる相手がいない | 質問の仕組みを通じて講師に聞ける | 講師に直接質問できる |
独学では、法改正情報の収集と疑問点の解消を自分で行わなければなりません。通信講座は自分の生活リズムに合わせて講義を受けられ、予備校は講師へその場で質問できる点が強みです。
学習が独学だけで行き詰まりを感じたときに、科目単位で通信講座を併用する受験者もいます。
税理士試験の独学に関するよくある質問
税理士試験の独学では、才能の有無や大学生の受験、教材の選び方について疑問が挙がりやすくなります。
次の3つの質問に順に回答します。
- 独学で受かるのは才能がある人だけ?
- 大学生でも独学で税理士試験に合格を目指せる?
- 独学用の教材はどう選べばいい?
独学で受かるのは才能がある人だけ?
独学合格の可否は、生まれ持った才能よりも日々の学習を継続する習慣に左右されます。
自分の生活リズムに合ったスケジュール管理力があれば、才能の有無だけで合否が決まるわけではありません。
学習の初期段階でつまずいても、進め方を見直しながら継続できる人ほど、長期戦の税理士試験に向いています。
反対に、要領よく短期間で理解できる人でも、学習を継続できなければ合格には届きません。
大学生でも独学で税理士試験に合格を目指せる?
大学生でも、独学で税理士試験の合格を目指せます。むしろ大学生は、社会人に比べて学習に充てられるまとまった時間を確保しやすい立場といえるでしょう。
税理士試験は専門的な内容が多く、理解には相応の学習期間が必要になります。在学中に会計科目の合格を積み重ねておくと、卒業後に実務と学習を両立する際の負担を減らせるでしょう。
アルバイトやゼミとの両立を考えると、在学中は科目数を絞って合格を重ねる進め方が現実的です。就職活動の時期と学習の繁忙期が重なりやすいため、あらかじめスケジュールを調整しておきましょう。
独学用の教材はどう選べばいい?
最新の税制改正に対応した年度のテキストを、同じシリーズの問題集とセットで選びましょう。
図表が豊富で、独学でも読み進めやすいテキストを選ぶことも継続のポイントになります。
書店で複数のシリーズを見比べて自分に合ったものを選ぶと学習を継続しやすくなります。
改訂が頻繁な税法科目は、購入時期によって最新の税制改正が反映されているかを確認しましょう。
まとめ
税理士試験の独学合格は、難易度が非常に高いものの実現できる可能性はあります。
必要な勉強時間・年数を見据えた計画と、教材選定・反復学習・モチベーション管理の工夫が、独学合格に近づくカギになります。
独学に不安がある場合は、通信講座の活用も現実的な選択肢の一つ。自分の生活スタイルと相談しながら、無理のない学習方法を選びましょう。
税理士試験の合格を
目指している方へ
- 税理士試験に合格できるか不安
- 勉強をどう進めて良いかわからない
- 勉強時間も費用も抑えたい
アガルートの
税理士試験講座がおすすめ!
追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム
充実のサポート体制だから安心
受講生専用SNS「学び舎」で受験生同士の交流が可能
会員30万人突破記念!
全商品5%OFF!