受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

建設会社に勤務していることから、自身の知識・技術を向上させ、業務の幅を広げたいと考えたことが主な理由である。

また、会社から建設DXについて積極的に学ぶよう求められており、その基礎となる測量の知識を身に付けることで、業務への理解を深め、建設DXの推進にも役立てられると考えた。

さらに、資格手当の対象資格であり、自身の能力向上と会社への貢献の両面で意義のある資格であると判断したため、測量士の取得を目指した。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

以前は資格取得を目指す際には参考書を購入し、独学で学習していた。しかし、不動産三冠資格(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士)をオンライン講座を利用して取得した経験がある。その際、受講費用は独学より高額ではあるものの、インターネット環境があれば場所を選ばず学習できる利便性に加え、学習時間も独学の半分から3分の1程度まで短縮できることを実感した。そのため、測量士資格についてもオンライン講座以外の選択肢は考えなかった。

測量士講座について調べたところ、候補となるオンライン講座は3社あった。通勤中に音声のみで学習することも想定していたため、映像講義を提供している2社に候補を絞った。また、これまでの資格試験の経験から、資格取得には満点を目指すよりも、合格に必要な知識を効率良く身に付けることが重要であると考えていた。その点、アガルートは講義時間が比較的コンパクトで、短時間で合格レベルに到達することを重視したカリキュラムであり、自分の学習スタイルに最も適していると感じた。

価格は候補の中で最も高額であったが、全額返金制度が用意されており、自分の学習経験から十分に合格できるという自信もあったため、その制度は安心材料であると同時に学習への良い動機付けにもなった。以上の理由から、アガルートアカデミーの講座を受講することを決めた。

合格体験記・学習上の工夫

これまでに複数の資格試験に合格してきた経験から、まず重要なのは勉強を始めることではなく、「どうすれば最短の勉強時間で合格できるか」という戦略を立てることであると考えた。そのため、最初に試験制度や配点、学習の進め方を理解することを最優先とした。

その点については、中山講師が講義の冒頭で詳しく説明してくれる。私の周囲でも資格試験に不合格となる人は少なくないが、その多くは最初の講義を飛ばしたり、自分なりのやり方で勉強を始めたりして、学習の戦略を十分理解しないまま進めているように感じる。学習方法を理解せずに勉強を進めても、学習効果は大きく下がってしまう。

講義でも説明されているように、最初は細かい内容が理解できなくても、まず総合講義を一通り受講して全体像を把握することが重要である。私は一通り理解してから問題演習に入りたいタイプだったため、総合講義を2周してから過去問解説講座へ進んだが、一般的にはまずは1周して全体像を掴むという進め方が最も効率的だろう。全体像を理解すると、それまで理解できなかった細かな内容も自然と結び付き、2周目や過去問演習で理解が深まっていくことを実感した。

また、測量士試験は午前試験が700点満点中450点以上、さらに午後試験を含めた総合点で1,400点満点中910点以上が合格基準となる。この配点を見て、最短で合格を目指すには午前試験で確実に高得点を取ることが最も重要であると考えた。午後試験は記述式で対策に時間を要するため、午前試験で600点以上を確保できれば、午後は700点満点中310点で合格ラインに到達できる。そこで、午前試験を得点源とする学習戦略を立てた。

実際の学習内容は、総合講義を2倍速で2周、過去問解説講座は午前試験を2周、午後試験は必須問題・地図編集・応用測量を各1周した。午後試験は時間に余裕があれば全分野を学習した方が望ましいと思うが、私は最短時間での合格を目標としていたため、出題傾向を踏まえて学習範囲を絞った。セレクト答練は受講していない。

学習は12月末から開始した。当初は思うように進まず、総合講義2周を終えたのはゴールデンウィーク前であった。その後のゴールデンウィークにまとまった時間を確保し、過去問解説講座を活用しながら過去問演習を集中的に行った。最終的な学習時間は約90~100時間だった。

試験本番では、狙いどおり午前試験で650点を取得できたため、午後試験には精神的な余裕を持って臨むことができた。応用測量では難しい問題も多く、解答に迷う場面もあったが、午前試験で十分な得点を確保していたこともあり、試験終了時には合格を確信できる手応えがあった。

総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートの総合講義の最大の特徴は、満点を目指して全てを網羅する講義ではなく、最短で合格するために重要な論点へ重点を置いている点であると感じた。合格に必要な910点を上回る1,100~1,200点程度を確実に得点できる実力を身に付けることを目的とした講義という印象であり、資格取得という目的を達成するためには最適なボリュームであった。

利用方法としては、まず内容を完璧に理解しようとせず、総合講義を最後まで1周して全体像を把握することが最も重要である。その後に2周目へ入ることで、それまで理解できなかった内容が自然と理解できるようになった。細かな論点だけを何度も繰り返していても理解できなかったことが、全体像を掴むことで初めて腑に落ちるという経験を何度もした。

受講前は、車での通勤時間を活用し、音声だけで講義を受講しようと考えていた。しかし、測量士講座では図面や図表を用いた解説が多く、映像を見なければ理解が難しい場面も少なくなかったため、この方法は当初想定していたほど効果的ではなかった。

また、正直なところ、1周目は理解できない部分も多く、「もう少し丁寧な説明があってもよいのでは」と感じた場面もあった。しかし、2周目には自然と理解できるようになり、振り返ると、この講義は1周目で全てを理解させることを目的としているのではなく、効率良く全体像を掴ませることを目的としているのだと実感した。仮に誰でも1周目で理解できるほど詳しく解説していれば講義時間は大幅に長くなり、アガルートの「最短合格」というコンセプトから外れてしまうだろう。その意味でも、講義時間は長すぎず短すぎず、非常によく考えられたバランスで構成されていると感じた。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

講師が推奨している学習方法は、総合講義を1周した後すぐに過去問解説講座へ進むというもので、最初の2~3年分は自力で解こうとするのではなく、解説を聞きながら出題傾向や解法を理解していくという流れだと思う。

一方、私は択一式の問題については、ある程度理解してから問題演習に取り組みたいタイプであったため、総合講義を2周して理解を深めた後に過去問演習へ進んだ。まずは1年分28問のうち約10問ある計算問題を後回しにし、文章問題のみを10年分解いた。総合講義を2周していたこともあり、文章問題については解説動画をほとんど視聴しなくても理解しながら解き進めることができた。

文章問題をほぼ確実に得点できる状態にしてから、計算問題の学習に取り組んだ。計算問題は出題パターンが20種類程度に整理できると考えたため、年度別に学習するのではなく、同じ出題パターンの問題を連続して解き、1つずつ習得していく方法を選択した。各パターンについては、最初の1~2問だけ解説講座を視聴すれば解法を理解でき、その後は自力で解き進めることができた。

この方法は中山講師が推奨しているものではなく、これまでの資格試験の経験から、自分に最も合った効率的な学習方法として取り入れたものである。同じパターンの問題を繰り返し解き、野球やゴルフの素振りのように解法の「型」が自然と身に付き、計算問題への苦手意識もなくなっていった。

午後試験についても同様に、自力で解ける問題は解説講座を視聴せず、理解できなかった問題だけを視聴するようにした。また、学習時間を短縮するため、私は必須問題、地図編集、応用測量の3分野に絞って対策を行った。

ただし、この学習方法は、あくまでも私が短期間での合格を目標として選択したものであり、十分な学習時間を確保できる方には、午後試験の全範囲を学習することを勧めたい。今年の本試験では応用測量の難易度が高く、思うように解答できない問題も少なくなかった。もし他の選択分野についても学習していれば、問題を確認した上で、より解きやすい分野へ変更するという判断もできたと思う。結果として合格はできたものの、改めて選択肢を増やしておくことの重要性を実感した。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

この講座は決して軽視してはいけない講座である。私は受講前、「電卓の使い方でそこまで変わるのだろうか」と半信半疑であったが、受講後には考えが大きく変わった。特にメモリー機能は測量士試験では非常に有効であり、この講座で紹介される機能を使いこなせるようになるだけでも、大きなアドバンテージになると感じた。

電卓の機能を適切に活用できれば、本試験では人によって20~30分程度の時間短縮につながる可能性がある。測量士試験は計算量が多いため、時間的な余裕が生まれることは非常に大きい。時間に追われる状況では、本来解ける問題でも焦りからミスをしてしまうことがあるため、時間短縮の効果は単に速く計算できるというだけではなく、得点力の向上にもつながると感じた。

また、この効果は本試験だけではない。過去問演習でも計算時間を短縮できるため、その分の時間を理解や復習に充てることができ、学習全体の効率も向上する。繰り返し使用することで操作にも慣れ、計算の正確性も自然と高まっていった。

私の学習方法に当てはめると、この講座は計算問題の演習を本格的に始める直前に受講するのが最も効果的だと感じた。電卓の操作方法を身に付けてから計算問題へ取り組むことで、その後の過去問演習を効率良く進めることができた。

過去問セレクト答練のご感想・ご利用方法

先述の通り、私は過去問セレクト答練を受講していない。試験30分前にようやく過去問解説講座の応用測量を終えたほど学習時間に余裕がなく、取り組む時間を確保できなかったためである。当時は過去問解説講座だけで十分だと考えており、結果として合格することはできた。

しかし、試験を終えた今振り返ると、「時間を作ってでも受講しておけば良かった」と感じている。

その理由は、本試験の応用測量で、過去問解説講座では見たことのない形式の問題が出題されたためである。試験後に過去問セレクト答練を確認したところ、その内容が取り上げられており、受講していれば十分対応できたと思われる問題が含まれていた。

おそらく過去問セレクト答練は、アガルート講師陣が長年の指導経験や出題傾向を分析し、出題可能性の高い問題を厳選して構成しているのだと思う。私自身、試験終了時には合格できる手応えはあったものの、応用測量が思うように解けなかったため、合格発表までは多少の不安が残っていた。もし過去問セレクト答練を受講していれば、本試験でも応用測量により自信を持って対応でき、合格発表までの期間も安心して過ごせたのではないかと思う。

学習時間が限られている場合は、総合講義と過去問解説講座を優先すべきだと考えるが、時間に余裕があるのであれば、試験直前の総仕上げとして過去問セレクト答練まで取り組むことをお勧めしたい。

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