受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

私は不動産鑑定士ですが、職業上、対象となる地域や不動産を地図から正確に理解する必要があります。
また、GISを利用してその地域のデータの集計等を行い、利用することは適切な経済価値を求めるうえで今後特に必要になると思います。

このような観点から測量の技術を学びたいと考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

オンライン学習により自宅で勉強したかったことから、測量士補よりアガルート様を利用していました。
測量士補で講義がわかりやすく、問題集なども的確にまとまっていることを知っていましたので、躊躇なく本講座を選択しました。

合格体験記・学習上の工夫

令和4年11月末にマンション管理士の試験があったので、9月頃から流す感じで講座を見ていましたが、実質的な勉強のスタートは12月からとなりました。
残り6カ月程度のスケジュールだったので、当初から時間が不足していると感じていました。

12月中に講義を一巡しました。授業はわかりやすかったのですが、測量士の試験範囲が測量士補の試験範囲を大幅に越えていることがわかり、焦りました。
測量士の試験範囲のうち、測量士補の試験範囲を占める割合は2~3割程度でしょうか。
しかし、測量士補の試験を行っていると、比やラジアン、三角関数といった計算の基礎能力がついているので、範囲の差が大きいとはいえ、測量士補の試験を先に受けておくことは有効だと思います。

講義を一巡した後に問題集に着手しました。
当初は各単元(必須、測図測量等)ごとに午前問題⇒午後問題と行っていましたが、12月(1月?)のホームルーム授業で先生から、午前問題を先にやって午後問題をやるようにと指示を頂き、方向修正をしました。

また、時間がないため、午後問題については測図測量と地図編集に絞り、集中して問題を行いました。
最終的には、全単元を勉強しましたが、先に午後、安定的に点数を取れる種目を作ることができたので、4月以降は落ち着いた気持ちで勉強ができるようになりました。

合格総合講義のご感想・ご利用方法

合格総合講義は、大変理解しやすい優れた講義です。
通常、私はこのような試験を受けるときは、最初に講義を通して聴き、問題を一巡してからもう一度聴き、更に余裕があるときは、苦手な部分をもう一度聴くという形で講義を利用しています。

しかし、今回は時間がなかったため、総合講義を1回通して聴いた後は、過去問題を集中的に行い、苦手としている(解けない過去問)部分の講義を再度聴くという利用にとどまってしまいました。
今回、余裕がなかったのは、講義を聞く回数が少なかったためではないかと思います。

全般を聞いて、法規や短答の文章問題に該当する部分は一度納得すれば、次に読み返しても概ね思い出したりするのですが、複雑な計算問題は1度で理解できない部分が多いと思います。
測量士の試験では、測量士補になかった複雑な計算問題があります。
特に難解なのは水準測量における観測方程式、難しいわけではないのですが慣れないと間違えてしまう写真測量の撮影計画の計算、地図編集の地理院地図(ズームレベル・タイル座標)、応用測量の路線測量の単曲線の変更、クロソイド曲線などは基本的な理解が必要でしたので、問題を一巡した後、再度講義を見ていました。

観測方程式は、最後まで理解しようか悩んでいましたが、やらないわけにはいかないだろうと思い、5月になってから見て、試験の時には何とか理解をしていました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問も、まずは1通り解き、問題を終えるごとに過去問解説講座を見ていました。
わからないところは、真剣に聴いて理解するようにしていました。
わからない問題は、基本的に計算問題であることが多いので、特に計算問題に注意を払って聴いていたと思います。

過去問は問題ごとの解説ですので、今回のように時間が不足している場合でも、その問題の解説を聴く形になり、総合講座を範囲を決めて聴くより使い勝手が良かったと思います。

講師へのメッセージ

測量士補よりご指導を頂き、ありがとうございました。楽しく勉強することができました。
GISについては、測量士補では範囲に含まれていなかった(あるいは非常に少なかった)と思いますので、測量士までやって勉強ができ、良かったです。