ネイリストに転職を考えるうえで気になることといえば、自分に向いているのかどうか。

「思い描いていた仕事と違った」「体力的にきつい」といった転職後のミスマッチは避けたいところです。仕事に向いているかどうかを理解しておけば、問題解決できるようになります。

そこで今回は、ネイリストに向いている人・向いていない人など適正について解説します。

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8割以上のネイリストが入社1年以内に離職

資格を持っていなくてもなれるネイリストは、誰でも挑戦しやすい職種です。

しかし、ネイルサロンに就職した人の約8が入社1年以内に離職しています。その理由として多いのが、「お客様との会話が苦手」というものです。

技術力の高さやセンスはもちろん、仕事の向き不向きには性格が大きく影響しているといえます。

ネイリストの適正・向いている人の特徴

コミュニケーション能力が高い(接客が好き)

ここでいうコミュニケーション能力というのは、歓迎会や新年会などで話を盛り上げて場の雰囲気を明るくすることではありません。

顧客とのカウンセリングを通じて、「自爪をきれいに伸ばしたい」「短く可愛いデザインにしたいのか」悩みを聞き出し解決策を提案することが、ネイリストに求められるコミュニケーション能力です。

「この人にお願いしてよかった」「また次も同じネイリストにお願いしよう」というように、顧客満足度・リピート率アップにつながります。

体力に自信がある

ネイリストの仕事は体力勝負です。何時間も前屈みの姿勢で施術するため、ストレートネックや腰痛に悩むネイリストは多くいます。

フットネイルの施術を行う場合は、低い姿勢でお客様の足を持ち上げたり、フットバスを移動させたり体力が必要です。

お風呂上がりにストレッチしたり、自宅でヨガをしたり、体の凝りをほぐして疲れを溜めないようにしましょう。

また、予約が途切れずまとまった休憩時間をとれないことも多々あります。営業後はハンドモデルを呼んでのネイル練習、休日は勉強会・セミナーへの参加などネイリストは体力的にもハードな仕事です。

細かい作業が得意

爪にホログラムやストーンを乗せたり、細い筆を使ってキャラクターやドットなどのアートを描いたり、細かい作業が多くなります。

デザインはもちろん、ワンカラーをムラなくきれいに塗るのもネイリストとしての腕の見せ所です。

「ネイリスト=手先が器用」というイメージを持つ方が多いと思いますが、決してそんなことはありません。練習を重ねることで技術は向上するため、努力次第でいくらでもカバーできます。

※関連コラム:【元ネイリストが語る】一番のやりがいはお客様の笑顔が見れたとき

ネイリストに向いていない人

仕事が雑

「削り粉を拭き取らずにポリッシュやジェルを塗る」「塗りムラが目立つ」というように仕事が雑な人はネイリストに向いていません。

このほか、オーダーした内容と仕上がりが違っていたり、ケアが手抜きだったり、技術不足や相手への配慮に欠ける行為はお店のイメージダウンになりかねません。

技術に自信がないのであれば、何度も練習して苦手を克服しましょう。

ストレスをためやすい

ネイリストの代表的な離職理由のひとつに「接客のストレス」が挙げられます。

接客が好きだと思ってネイリストになっても、お客様からのクレーム対応や職場の人間関係に悩んでストレスをため込んでしまうケースが大半です。

クレームがあった場合には、真摯に受け止めて「同じことを繰り返さないようにしよう」と割り切ることが大切だと多い。

ネイリストを続けていくうえで大切なのは向上心

ネイルの技術やデザインは日々進化しています。ネイリスト歴が長く経験が豊富であったとしても、セミナーに参加したり、他の資格を取得したり、知識・技術をアップデートし続けることが大切です。

トレンドカラーやデザインを取り入れたネイルを楽しむお客様も多くいます。

※関連コラム:取っておいて損なし!キャリアアップにつながるネイル資格の種類

まとめ

接客業であるネイリストにとって、「コミュニケーション能力」「提案力」「問題解決能力」は最低限身につけておくべき必須スキルです。

スキルやセンスはもちろん、ネイリストの仕事を続けるうえでもっとも大切なのは「ネイルが好き」ということではないでしょうか。

好きこそ物の上手なれということわざがあるように、努力を続けることで自然と技術は上達していきます。

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