受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験・管理業務主任者試験を目指した理由・契機

マンションは、年々、戸数が増加し、建物の老朽化と区分所有者の高齢化という「二つの老い」が進行している。また、今後、管理組合の機能低下などによって管理不全に陥る可能性が指摘されており、ひとたびマンションが管理不全に陥れば、周辺環境にも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

こうした事態を引き起こすことなく、安心して暮らし続けられる住環境が形成されるためには、長期的な視点に立って、マンションの適正な管理を推進する必要があり、業務として、マンションの課題や知識、今後の対策などを学び、業務に活かしたいと考えたためです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

5月に本屋にてマンション管理士の参考書を買い、独学で勉強を始めたのですが、大変難しく、これでは厳しいと感じました。そんな中、6月にアガルート工藤先生の無料講座をダウンロードし、「わかりやすいし、これならいける!」と感じ、受講を決断しました。

合格体験記・学習上の工夫

まず合格体験記について、学習の順番と学習の時間に分けて記載します。

学習の順番は、基本的には「総合講義1回 → 過去問をひたすら解く」でした。具体的には、6月中に上巻・中巻・下巻のビデオを視聴し、全体を把握しました。全体を見終わった後、7月より過去問を開始しましたが、私の場合、仕事上関係もあり、下積みもあった都市計画法や建築基準法の分野が含まれる下巻から開始しました。過去問は、正解の出来に応じて、4回から6回実施し、最終的に各肢に正誤を付け学習しました。

また学習の時間ですが、6月より、毎日勉強していました。平日、土日を合わせた平均として、前半6月から8月は1日1時間位であったのに対し、後半9月から11月は1日3時間位勉強していました。特に後半は、朝4時ごろ起床し、仕事に行く前に過去問をひたすら解いていました。

次に学習上の工夫ですが、1点のみ記載しますと、不動産登記法ですが、本当に学習効率が悪いです。工藤先生も仰ってますが、マン管では非常に難しい問題が出題され、11月中に1点でも多く取れるよう時間を割き学習しましたが、結局本試験では1点取れませんでした。最初から捨てることも視野に、勉強しても良いかもしれません。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義の感想として、4点記載します。

まず1点目は、1コマ10分程度でまとめられており、飽きずに進められたこと。
2点目は、工藤先生の教え方が非常にわかりやすく、かつ笑顔で、「次も頑張ってみよう」と、思わせてくれるものであったこと。
3点目は、講義を視聴することで、進捗状況を把握でき、やる気を得られたこと。
最後の4点目は、オンライン特有のメリットとして、1.5倍速などで視聴することができ、時間を有効に活用できたことが上げられます。

次に利用方法としては、まずは一通り視聴した後、過去問を解く中で、わからない問題については、総合講義を見返すようにしました。特に民法と区分所有法は、出題問題も多く、かつ難しいこと、さらに私にとって馴染みのない、給排水などの設備は、何回か見返し、理解を深めていきました。これらは、朝、出勤する前の隙間時間にて、約10分単位で利用しました。

なお、管理業務主任者のみに出される消費者契約法や賃管法等については、マンション管理士の試験が終わった後、1週間で軽く対策をした程度でした。ダブル受験の場合は、基本的にマン管対策を重点的にしておけば、管理業務主任者対策は、対応出来ていると思います。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去10年分について、非常に多く網羅されたものであり、やりがいはありましたが、正誤に応じ、4回から6回繰り返し解きました。そのうえで、解説を何度も読み返し、わからない部分は総合講義に戻るというやり方をしていました。

また、特にAランクの問題は出題が多いため、本試験では間違えることが無いように心がけました。本試験では、見たこともない問題も出ますので、Cランクも徹底的にこなすというよりは、ABランクを確実に取ることが大事だと思います。

私は5問免除が無かったため、マン管法も勉強しましたが、全ての分野において、ここは比較的簡単なほうなので、落とすことが無いように、気を付けるべきだと思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講座については、10月ごろから、一通り1回視聴し、復習も兼ねて理解を深めていきました。1コマが短く作られているため、最後の隙間時間に役立ちました。

また、講座の中にある設問については、過去10年分以外のものや、アガルート独自のものもあり、時間次第ではありますが、取り組んだ方が良いと思います。

さらに、民法や区分所有法、標準管理規約など、出題が多いため非常に重要なのですが、本試験では直近の法改正などの問題が出題されますので、そこは必ず抑えることが重要となります。

令和5年度のマンション管理士本試験でも、区分所有建物に適用されない管理命令など、2問位改正点が出題されたので、落とすことが無いように対策をすることをお勧めします。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試は、マンション管理士として2回分を本試験の3週間前までに行い、また管理業務主任者として1回分を11月中に、もう1回分をマンション管理士の本試験後に実施しました。自宅できっちり2時間タイマーをして、本試験同様に取り組むと、練習になり良いと思います。

ちなみに私は、マンション管理士の本試験では、民法に非常に時間を取られてしまい、すべての解答を再チェックする時間が無くなってしまいました。その結果、正解していた問題を、勘違いして違う解答にしていたことが試験後に判明し、合格発表までの約1ヶ月間、非常に後悔していました。

そのようなことが無いように、再チェックの時間は、必ず確保できるように、模試にて練習することをお勧めします。