臨床心理士に向いている人の特徴6選!性格がきついと言われる理由や必要な能力
本ページにはプロモーションが
含まれていることがあります

臨床心理士になりたいけれど、自分に向いているだろうかと不安で悩んでいませんか。
臨床心理士に向いている人は、相手に寄り添う共感力と、冷静に状況を見極める客観性の両方を併せ持つ人です。
臨床心理士になるには指定大学院の修了が必要で、時間や費用の負担も大きいため、事前に適性を見極めておくことは賢い判断といえるでしょう。
ただし、「優しい性格だから向いている」といった安易な判断には注意が必要です。
共感しすぎればバーンアウトのリスクがあり、逆に冷静すぎても適切な支援はできません。
現時点で完璧なバランスを備えていなくても大丈夫です。
専門家としての振る舞いや自己管理の方法は、大学院の教育課程で徹底的に叩き込まれます。
今の段階で「自分に少しでも適性があるかもしれない」と感じられるなら、挑戦する価値は十分にあります。
本記事では、実際に臨床心理士として現場で多くのクライエントと向き合っている経験をもとに、向いている人の特徴や適性を解説します。
臨床心理士試験の合格を
目指している方へ
- 自分に合う教材を見つけたい
- 無料で試験勉強をはじめてみたい
アガルートの臨床心理士試験講座を
無料体験してみませんか?
約2.5時間の臨床心理学の基礎講義が20日間見放題!
実際に勉強できる!臨床心理士試験対策のフルカラーテキスト
割引クーポンやsale情報が届く
1分で簡単!無料
▶資料請求して特典を受け取る目次
臨床心理士が向いている人の6つの特徴

臨床心理士に向いている人は、相手に寄り添う共感力と、冷静に状況を見極める客観性の両方を併せ持つ人です。
なぜなら、共感だけに偏ると支援者がクライエントの感情に飲み込まれてしまい、適切な判断ができなくなるためです。
一方で、客観性だけに偏ると、血の通わない分析に終始してしまい、クライエントの心に届く支援は行えません。
この絶妙なバランスを保ち続けることが、臨床心理士という専門職の真髄かもしれません。
このバランスを保つには、元来の性格的な素養以上に、より具体的で実践的な適性が求められます。
臨床現場で直面する多様な困難を乗り越え、クライエントと共に歩み続けるためには、以下のような特徴を持つ人が臨床心理士に向いているといえるでしょう。
- 物事を柔軟に捉え多角的な視点を持てる人
- どのような相手とも粘り強く協力関係を築ける人
- 目に見える結果よりも変化のプロセスを大切にできる人
- 自他の境界を適切に引き相手と適切な距離を保てる人
- 自分の限界を認め完璧を求めすぎない人
- 未知の知識に触れ学び続けることに喜びを感じる人
それぞれの項目について、具体的な理由とカウンセリング場面での例を挙げて解説します。
①物事を柔軟に捉え多角的な視点を持てる人
ひとつの物事に対して柔軟に捉え、多角的な視点を持てる人は、臨床心理士に向いています。
クライエントは、それぞれ多種多様な独自の背景や信念、生きる知恵を持っているものです。
そのため、カウンセラーは一つの価値観に固執せず、物事を柔軟に多角的な視点で捉えることが求められます。
カウンセラー自身の正義感や常識に当てはめてクライエントを裁こうとすると、心の奥底にある真意は見えません
それどころか、クライエントの存在そのものを否定してしまう恐れさえあります。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような視点が求められます。
- クライエントの問題行動を「悪いこと」と決めつけず、その行動が持つ「適応的な意味」を考える
- 家族や周囲の視点、社会的な文脈など、多方面から背景を探ろうとする
「こうあるべき」という固定観念から自由であるほど、クライエントはありのままの自分を出しやすくなります。
多角的な視点をもった人なら、クライエントの行き詰まった状況に変化をもたらす光のような存在となるでしょう。
②どのような相手とも粘り強く協力関係を築ける人
どのような価値観や背景を持つ相手であっても、粘り強く協力関係を築こうと努力できる人は臨床心理士に向いています。
時には自分とは正反対の思想を持つ人や、他者を拒絶するような態度を取る人と向き合う場面もあります。
そのような場合でも、相手を尊重し、対話の窓口を開き続ける姿勢が求められます。
協力関係(作業同盟)を築くことは、支援を成立させるためのとても重要な要素の一つです。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような関わりが求められます。
- 非協力的な態度の裏にある不安や防衛を理解し、安心感を伝えながら関係性を構築する
- クライエントの家族や、クライエントの周辺の他職種の関係者など、様々な他者と協働して支援を提供する
一人では解決できない問題に、二人三脚で、時にはチームで取り組むための信頼の絆を結ぶ力が臨床の要です。
どのような場面でも人との繋がりを大事にし続ける粘り強さが、困難なケースを打開する鍵となります。
③目に見える結果よりも変化のプロセスを大切にできる人
症状の消失といった目に見える結果だけでなく、変化に至るまでのプロセスを尊重できる人は臨床心理士に向いています。
心の回復は、右肩上がりに直線的に進むものではありません。
結果だけを急ぐと、クライエントを追い詰めたり、表面的な解決に終始したりする恐れがあります。
今の時間がどのような意味を持っているのかを、共に味わい尽くす忍耐力も重要です。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような姿勢が挙げられます。
- 症状が改善しない時期であっても、来談し続けているという事実を価値ある前進として捉える
- 遠回りに見える話であっても、そのプロセスの中に隠された重要なテーマを丁寧に拾い上げる
「結果」というゴールだけを見るのではなく、その「過程」にこそ本当の癒やしがあると信じられる力が必要です。
プロセスの豊かさに気づける人は、クライエントにとって心強い伴走者になることでしょう。
④自他の境界を適切に引き相手と適切な距離を保てる人
自分と他者の感情を切り分け、適切な心理的距離を保てる人は臨床心理士に向いています。
臨床心理士は、クライエントの抱える激しい痛みや絶望感に深く触れる仕事です。
しかし、相手の苦しみを自分自身のものとして受け取りすぎるのは危険です。
自他の境界が曖昧になると、カウンセラー自身が精神的に疲れ果て、適切な支援を継続できなくなるためです。
共感とは、一時的に相手の視点に立つことであり、相手の人生をそのまま背負うことではありません。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような姿勢が求められます。
- クライエントが激しく泣いている際も、共に泣き崩れるのではなく、静かにその悲しみを受け止める
- 面接時間が終了したら、心理的なスイッチを切り替え、自分の日常生活にクライエントの問題を持ち込まない
このように、相手の世界を尊重しつつ、自分自身の足場をしっかりと保てる能力が不可欠です。
境界線を引くことは、決して冷たさではなく、相手を最後まで支え続けるためのプロとしての誠実さといえます。
⑤自分の限界を認め完璧を求めすぎない人
自分自身の能力の限界を正しく認識し、完璧主義に陥らない人は臨床心理士に向いています。
臨床心理士は万能な存在ではなく、すべての人の悩みを魔法のように解決できるわけではありません。
自分の限界を認められないと、思い通りに回復しないクライエントに対して焦りや苛立ちを感じてしまうかもしれません。
また、支援者が全能感を持ってしまうことは、クライエントの主体性を奪う危険な行為にもなりかねません。
「自分にできることには限りがある」と謙虚に受け入れる姿勢こそが、安全な支援の土台となります。
例えば、カウンセリングの場面では以下のようなシチュエーションが挙げられます。
- 自分の専門外の領域や手に負えないケースに直面した際、適切に他の専門機関へリファー(紹介)できる
- 完璧な回答を出そうとせず、わからないことはわからないとして、共に考える姿勢を維持できる
自分の限界を知っているカウンセラーなら、無理な抱え込みをせず、連携をスムーズに行えるはずです。
完璧を求めすぎない余裕を醸し出せる人は、クライエントにとって安心できる存在になることでしょう。
⑥未知の知識に触れ学び続けることに喜びを感じる人
生涯にわたって新しい知識に触れ、学び続けることに喜びを感じる人は臨床心理士に向いています。
臨床心理学は常に進化しており、新しい研究結果や支援技法が次々と生まれています。
5年の更新制度が設けられていることからも、資格取得は通過点に過ぎません。
専門職としての責任を果たすためには、資格取得後も現場に出てからも、ずっと学び続ける必要があります。
そのため、義務感だけでの勉強では非常に苦痛になってしまいます。
未知の知見に触れること自体を心から楽しめる、旺盛な知的好奇心が求められます。
例えば、具体的な研鑽の場面では以下のような姿勢が重要です。
- 自分の専門領域以外の理論にも興味を持ち、幅広く知識を吸収しようとする
- スーパービジョン(熟練者からの指導)を定期的に受け、自分の盲点を学びの糧にする
学び続ける喜びを持つカウンセラーは、支援の引き出しが増え、結果として多くの人を救うことに寄与できるはずです。
知的な誠実さを持ち、意欲的に学び続ける姿勢は、クライエントに対する最大の敬意でもあるといえます。
臨床心理士に求められる・必要な能力
臨床心理士に求められる能力は、対人スキルと専門性の両立です。
クライエントの心理を深く理解し、適切な支援を構築するための力が欠かせません。
臨床心理士として大切なことは、専門家としての自覚を持ち、誠実に相手と向き合うことです。
具体的には、以下のような能力が現場では求められます。
- 人の話を丁寧に聞ける傾聴力と共感力
- 言葉以外のサインを見逃さない優れた観察力
- 状況を論理的に整理する分析・アセスメント能力
- 倫理観と情報の守秘義務を遵守する能力
- 自己をメンテナンスするセルフケア能力
これらの能力は、大学院での教育や臨床実習、そして現場での経験を通じて磨かれていくものです。
人の話を丁寧に聞ける傾聴力と共感力
臨床心理士にとって傾聴力と共感力は、信頼関係を築き問題解決に導くために最も必要な能力です。
信頼関係(ラポール)の構築がすべての支援の前提となるため、真剣に耳を傾ける姿勢が何より重要となります。
クライエントの言葉が必ずしも本音とは限らないため、必要な情報を正確にくみ取る力が求められます。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような関わりをします。
- クライエントが緊張してうまく話せない場合でも、急かさず落ち着いて話を聞く
- 表面的な言葉だけでなく、表情や沈黙から感情を読み取ろうとする
クライエントが「(カウンセラーに)理解してもらえている」と感じられるような関わりが、回復の第一歩となるのです。
言葉以外のサインを見逃さない優れた観察力
臨床心理士は、言葉以外の非言語的なサインから相手の真意を読み取る優れた観察力が求められます。
表情の変化や仕草、服装、姿勢などには、その人の感情や本音が表れることが多いためです。
非言語的なサインを見逃さないことが、より深い理解や適切な支援に繋がります。
言葉だけに頼ると本質を見誤る可能性があるため、多角的に情報を捉えることが重要です。
例えば、カウンセリングの場面では以下のようなシチュエーションがあります。
- 沈黙や視線の動きから、話しにくいテーマがあることに気づく
- 服装や身だしなみの変化から、心理状態の変化を察知する
話すスピードや間の取り方から、緊張や迷いを読み取ることも大切な観察項目です。
状況を論理的に整理する分析・アセスメント能力
臨床心理士には、得られた情報から客観的に相手の状態をアセスメントし、見立てていく力が必要です。
単に話を聞くだけでなく、どのように対応すべきかをその場で分析しなければなりません。
表面的な悩みだけで判断せず、複数の要因を踏まえて状況を総合的に理解する必要があります。
例えば、カウンセリングの場面では以下のような視点を持ちます。
- 相談内容や行動から、家庭環境や人間関係などの背景要因を整理する
- 一つの視点に偏らず、複数の可能性を考慮して仮説を立てる
適切な見立てを行うことで、より効果的な支援方針を持って関わることができるようになります。
倫理観と情報の守秘義務を遵守する能力
高い倫理観と情報の守秘義務を遵守する能力は、臨床心理士に絶対に不可欠な資質です。
深刻な悩みを抱えたクライエントの相談内容を、外部に漏らさない徹底した管理が求められます。
また、自身の価値観を押し付けるのではなく、あくまで本人の自己実現を尊重する姿勢が重要です。
例えば、具体的な場面では以下のような対応を徹底します。
- 相談内容や個人情報を第三者に漏らさず、厳重に管理する
- 自身の考えを押し付けず、あくまで本人の意思決定を支援する
どのようなクライエントの、どのような話に対しても、相手を尊重する姿勢が専門職として重要です。
自己をメンテナンスするセルフケア能力
臨床心理士は、自分自身のストレスを適切にケアし、心身を健康に保つ能力が求められます。
過度に感情移入しすぎると、カウンセラー自身が適切に機能できなくなる恐れがあるためです。
より良い心理援助を行うためには、自身の情緒の安定が前提となります。
例えば、以下のようなセルフケアを日常的に行います。
- ストレスや疲労を感じた際に、適切に休息や余暇を取る
- お互いを労い合えるような同僚との関係を築いておく
オンとオフを切り替え、仕事の影響を私生活に持ち込まない工夫が必要です。
臨床心理士に向いていない人の特徴
臨床心理士に向いていない人は、自分の価値観を他者に押し付けてしまう傾向が強い人です。
また、感情移入しすぎて冷静さを失い、自分自身の生活が破綻してしまう人も適性があるとは言えません。
相手に寄り添う優しさは大切ですが、客観性を失うと専門職としての役割を果たせなくなるため、バランス感覚が大切です。
自分の意見や価値観を押し付けてしまう人
相手の話に耳を傾ける前に自分の意見を言いたくなる人は、臨床心理士には向いていないでしょう。
相手の価値観を柔軟に受け入れ尊重する姿勢が、心理的な支援の場では不可欠だからです。
臨床心理士は、「こうすべき」と指導する立場ではなく、相手の自己実現をサポートする仕事です。
例えば、以下のような態度は適切ではありません。
- クライエントの話を十分に聞かずに、こうした方がいいと結論を押し付ける
- 相手の価値観を否定し、自身の考えに合わせようとする
- クライエントの意思よりも、カウンセラーの判断を優先して誘導する
- 「〜に違いない」と一つの側面のみでクライエントを理解した気になる
どんなに正論であっても、それを強要することは、適切な心理的支援から遠ざかってしまいます。
感情移入しすぎて疲弊してしまう人
必要以上に感情移入しすぎて疲弊してしまう人は、臨床心理士には向いていないでしょう。
完全に相手の感情に飲み込まれてしまうと、冷静に支援を考えることができなくなります。
相手との適度な距離感を保ち、自身の感じていることに自覚的である必要があります。
例えば、以下のような状況に陥る場合は、適性に不安があります。
- クライエントの苦しみに強く影響を受け、自分自身まで落ち込む
- 相談内容が頭から離れず、カウンセラー自身の日常生活に支障をきたす
- 相手に感情移入しすぎて、冷静な判断や対応が難しくなる
- 「クライエントのためなら何でもやってあげたい」と思い過剰な支援をする
カウンセラー自身が心の問題にとらわれてしまうと、プロとして機能しなくなる恐れがあります。
うつ病の経験は臨床心理士として強みになる?
うつ病などの経験があることはマイナスではありませんが、「回復のプロセスを終えていること」が前提です。
現場の臨床心理士の多くが、自分は経験したことのない内容の相談に日々対応しています。
例えば、
- 学校は皆勤賞だったスクールカウンセラーが、不登校の相談にのる
- 若手で未婚の心理士が、育児相談の窓口を担当する
- 犯罪をしたことのない心理士が、加害者カウンセリングをする
など、特定の経験をしていなければ相談に乗れないということは一切ありません。
むしろ、自身が「当事者であった」という経験を過信しすぎると、支援の質を下げてしまうリスクがある点を理解する必要があります。
世間では「同じ経験をした人の方が気持ちを理解してくれる」という誤解があります。
確かに、日常会話であれば「私の時もそうだった、分かるよ」といった、同じ経験を持つもの同士で分かち合う場面があります。
しかし、臨床心理士に求められているのは、”日常会話”の感覚とは大きく異なります。
臨床心理士は、「”私も同じ経験があるから”分かる」のではなく、「”同じ経験がなくても”今あなたのことを分かりたい」という姿勢で向き合う仕事です。
自分自身の当事者であった経験を元に心理職を志す方は、少し厳しいことをいうようですが、注意深い自己省察をしていきましょう。
もしも、自分の未解決な傷を癒やすために相談者を利用しているとしたら、それは非常に危ない行為といえます。
自分自身の痛みを投影しすぎると、相談者の本当の苦しみが見えなくなる恐れがあるためです。
ひとことで「いじめ」「不登校」と言っても、その背景や感じたことは一人ひとりすべて異なります。
今現在の生活にどのような影響を与えているかも、千差万別であることを忘れてはなりません。
「自分も経験したから、同じ悩みを持つ人の苦しみを分かってあげられる」という態度は、相談者の固有の苦しみを軽視しかねないのです。
臨床心理士には、経験の有無に関わらず、目の前のクライエントの苦しみを想像し共感するという高度なスキルが求められます。
自分自身の辛い経験はあっても、クライエントの経験とは別のものとしてクライエントと自分自身の線引きは大事にしていきましょう。
臨床心理士の性格!どんな人が多い?
臨床心理士は、人の悩みに寄り添う仕事であるため、優しく温厚な性格の人が多い傾向にあります。
「人の役に立ちたい」という思いは、あえて言葉にするまでもなく、臨床心理士なら誰もが根底に持っているはずです。
そのため、対クライエントに限らず、同僚間でも、穏やかで気持ちの良いコミュニケーションを取る場面が多々あります。
一方で、専門職ならではの振る舞いからか、性格に関するちょっとした誤解もつきものです。
臨床心理士は性格がきつい・冷たいと言われる理由は?
臨床心理士は、決して冷たい性格というわけではありません。
専門職としての冷静さや中立性が、そのように見える場合があるだけだと考えられます。
感情に流されず冷静に対応することや、話を客観的に整理する役割を担うため、感情表現を抑えているように見えるのかもしれません。
また、あえて受動的な態度を取ることが、冷たく映るのかもしれません。
むしろ、相手の気持ちを誰よりも深く理解しようとする人ほど、プロとして冷静さを保っています。
臨床心理士はプライドが高い?
「臨床心理士はプライドが高い」というイメージは、専門職としての強い自覚や責任感の裏返しです。
大学院修了が必須の高度な専門職であり、身につけた知識に基づく安易に流されない芯の強さが、時にプライドの高さとして印象を与えるのかもしれません。
また、倫理規定を厳格に守り、専門家としての立場を堅持しようとする態度や、学びに貪欲すぎる姿が、”変人”に見えるかもしれません。
これらの姿勢は、臨床心理士としての誠実さの表れだといえるのではないでしょうか。
臨床心理士に向いている? 診断で自分の適性を知る方法
自分に臨床心理士の適性があるかをより客観的に知りたい場合は、心理検査を活用することをお勧めします。
例えば、YG性格検査やMMPI、TEGといった質問紙法の性格検査を受けることで、自身の傾向を客観的に把握できます。
- YG性格検査: 情緒の安定性や社会適応性など、12の性格特性をプロフィール化できる検査です。
- MMPI: 非常に詳細な質問を通じて、自身の心理的傾向や行動パターンを深く分析できます。
- TEG(東大式エゴグラム): 自分の交流パターンの特徴を可視化し、対人関係の傾向を把握するのに適しています。
検査結果を絶対的なものとして捉えるのではなく、ぜひ、自分の強みや課題を知るためのヒントとして活用してください。
自身の性格を客観的に分析しようとする姿勢そのものが、将来、心理検査を扱う専門家としての第一歩です。
※上記の性格検査は、インターネット上での受検は信頼性が担保されていない可能性があります。正確な結果を得るためには、メンタルクリニックやカウンセリングルーム等の専門機関での受検をお勧めします。機関によって対応していない場合もあるため、事前に受検可能か確認を取るとより安心です。
まとめ
臨床心理士は、豊かな人間性と高度な専門スキルを同時に求められる職業です。
優しいだけでなく、自他の境界を引き、学び続ける喜びを感じられることが大切です。
もし現時点で「適性がなさそうだ」と不安に感じても、必要な姿勢は大学院の教育課程で身につけることができます。
資格を取得して現場に出てからも、きっと何度か「私は適性がない」と悩むことでしょう(実際に、筆者自身がそうでした)。
でも、「向いているかどうか」を不安に感じるのは、それだけこの仕事の責任の重さを正しく理解している証拠だと捉えて良いのではないでしょうか。
自身の適性を冷静に見つめ、少しでもトライしたい気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してみてください。
「臨床心理士しかない」と決めつけず「こんな点が不安だ」と感じる方は、その多角的な視点を持っていることこそ、臨床心理士に向いています。
知識を増やす大変さだけでなく、自分の資質を伸ばし続ける大変さもあることに、むしろ胸が高鳴る方は、臨床心理士にとても向いています。
専門職としての道を歩むことは、自身の成長と他者への貢献を両立できる素晴らしい選択となるはずです。
臨床心理士試験の合格を
目指している方へ
- 臨床心理士試験に合格できるか不安
- 勉強をどう進めて良いかわからない
- 勉強時間も費用も抑えたい
アガルートの臨床心理士試験講座を
無料体験してみませんか?
約2.5時間の臨床心理学の基礎講義が20日間見放題!
実際に勉強できる!臨床心理士試験のフルカラーテキスト
割引クーポンやsale情報が届く
1分で簡単!無料!
▶資料請求して特典を受け取る
追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム
充実のサポート体制だから安心
お祝い金贈呈・全額返金など合格特典付き!
▶臨床心理士試験講座を見る

この記事の執筆者 田口 とも講師
九州大学教育学部を2012年に卒業後、2015年に京都教育大学大学院臨床心理学専攻を修了。大学院修了後、2016年に臨床心理士試験に合格、さらに2018年には第1回公認心理師試験に合格するなど、心理職国家資格・専門資格の双方において確かな実績を有する。
現在は私設カウンセリングルームに所属するとともに、自身のカウンセリングルームの運営にも携わり、臨床の最前線で実務経験を積みながら活動している。
1歳児の育児と妊娠を両立する中で臨床心理士試験に一発合格した経験を持ち、限られた時間の中でも無理なく学習を進めるための工夫を取り入れた指導を行っている。「忙しい」「時間がない」といった受験生の状況に寄り添い、効率的かつ実践的な学びを支援する点を強みとする。
臨床心理士・公認心理師試験の指導においては、合格に必要な要点を的確に整理し、身近な具体例を用いた記憶に残りやすい講義を行っている。
田口講師の紹介はこちら