「貸金業務取扱主任者の資格を取りたいけれど、どの講座が自分向きか分からない…」と感じることはないでしょうか。

限られた時間で効率よく勉強するには講座の利用がおすすめですが、比較すべきポイントが多く、迷ってしまう方も少なくありません。

今回は、貸金業務取扱主任者の資格試験対策ができる通信講座・予備校4社を、価格・講座の特徴・教材・サポート体制をベースに比較します。

貸金業務取扱主任者講座4社を比較!

価格(税込)講義・特徴教材サポート体制
アガルート43,780~87,780円
※2023年商品
※2024年商品は販売時期調整中
過去問中心の効率的・効果的な学習/法律のプロによる分かりやすい講義/講義はオンラインで完結インプットテキスト/過去問10年分アウトプット無料・回数無制限のFacebook質問制度/月1回のホームルーム条件を満たせば全額返金orお祝金1万円の合格特典
TAC96,000円~118,000円大手予備校/通学も選べる/貸金業法で得点を稼ぐ/問題演習の量が多い基本テキスト/過去問題集/ミニテスト/直前演習テキスト/分野別過去問題集質問回数無制限/振替受講・重複出席可(通学)/自習室利用可/WEBフォロー
エル・エー40,000~48,000円講義11回(約22時間)のインプット/合格のボーダーラインを狙う効率的な学習市販のテキスト・問題集/レジュメやDVDは別売り24時間受付のWeb質問/合格祝賀返金制度あり
スタディング19,800円(一括支払いの場合)合計12時間の25講座/スマホでの視聴も可/貸金業法と民法を重点的に学ぶ紙の教材なし/ビデオ・音声講座/Webテキスト/スマート問題集/セレクト過去問集合格お祝い制度あり/学習レポート機能/勉強仲間機能

※2024年3月時点の情報です。※時期やキャンペーン等によって変更になる可能性があります。

アガルート

まずは、アガルートの貸金業務取扱主任者講座についてです。

2024年向け商品は販売時期調整中です。参考までに2023年商品を紹介します。

コース・料金

アガルートの貸金業務取扱主任者講座には、「合格カリキュラム」と「総合講義」があります。

  • 合格カリキュラム/87,780円(税込)

総合講義(約25時間)と過去問解説講座(約39時間)のコースです。
アガルートの強みである「過去問演習」が最大限発揮されるコースであり、総合講義と往復しながら学べます。
「どういう形で問われ、どういう知識をおさえる必要があるか」を知りたい方に向いています。

  • 総合講義/43,780円(税込)

総合講義(約25時間)のみに特化したコースです。
インプットに集中したいときにおすすめで、基礎・基本の学びを網羅できます。

講義内容・特徴

アガルートの貸金業務取扱主任者講座は、過去問に重点を置いた学習スタイルが特徴です。

頻出単元のインプットを徹底しているため学習範囲が無駄に広くならず、短時間でも効率的な学習が叶います。

実際に、民法分野における70%以上が過去問で学べる範囲からの出題でした。

そのためアガルートでは10年分の過去問や過去問解説に力を入れ、合格までの最短ルートを描いています。

教材

アガルートの講義は、動画形式です。

1チャプター10分程度で完了するよう工夫されているので、隙間時間を有効活用できるのがメリットです。

音声のダウンロードが可能なので、あらかじめダウンロードしておけば、じっくり画面を見れない通勤中や家事の合間にも使えます。

8段階の倍速再生も可能なので、スピード学習するのもよいでしょう。

また、フルカラーのオリジナルテキストは視覚的な情報整理も可能です。

「重要事項を凝縮したインプット用テキストがほしい!」という方に人気があるので、目で学びたい派でも安心です。

サポート体制

アガルートは、受講生が気軽に質問できるようFacebook質問制度を設けています。回数制限なく何度でも無料で講師に質問できるので、分からないところやつまづきが起きた時も頼ることができます。

また、カリキュラム受講生は月に1回ホームルームという動画は新で、受講生に共通する悩みや勉強方法の解説など、講義内容以外に関するノウハウも授けてもらえるので活用してみましょう。

なお、貸金業務取扱主任者講座の担当者は全員法律系資格の合格者であり、高い質をキープしていることも特徴です。

こんな人におすすめ

アガルートの貸金業務取扱主任者講座は、下記のような人におすすめです。

アガルートがおすすめな人

  • 過去に受験経験があるた人
  • 過去問中心に効率よく学習したい人
  • アウトプット型の学習を重視する人
  • 知識だけでなく得点力を得たい人

TAC

次に、TACの貸金業務取扱主任者講座について紹介します。

下記にメリットを感じる方は、TAC向きと言えるでしょう。

コース・料金

TACは自分の学習進捗や理解度に応じて細かくコース設定できるのが強みです。

主なコース「総合本科生」の2024年合格目標コースの料金は下記の通りです。

  • WEB通信講座・教室講座・ビデオブース講座・/96,000円(税込)
  • DVD通信講座/118,000円(税込)

※過去にTACの貸金業務取扱主任者講座を受講した経験がある場合、上記より割引が適用されます。

その他、基礎固めに最適な初学者向けコース「はじめての貸金業法・民法入門」、インプットを終えた学習経験者向けに「直前パック」、「直前演習講義」など、コースや単科講座が豊富です。直前にスポットで購入するのもよいでしょう。

また、通信講座だけでなく通学講座も選べます。

講義内容・特徴

TACの貸金業務取扱主任者講座は、勝負科目である貸金業法に力を入れることが特徴です。

出題分野の過半数が貸金業法という貸金業務取扱主任者独自の傾向を読み取った対策であり、カリキュラムに濃淡があります。

その他民法・財務会計などの分野にも触れますが、正解しやすい消費者保護法に注力しているので、あらかじめ知っておきましょう。

問題演習の量も多めなので、自分の弱点を把握しやすいのもメリットです。

教材

TAC貸金業務取扱主任者講座の教材として、基本テキストを中心にミニテストや過去問題集などが提供されます。

長年の受験指導により蓄積された合格ノウハウが最大限活かされたテキストであり、出題傾向が徹底的に分析されているので安心です。

毎年受講生からのアンケートをもとに改定されているので、見やすくシンプルな教材になっています。

サポート体制

総合本科生の場合、過去の出題傾向が反映された公開模試を期間中1回受験できます。本試験と同一形式・同一時間帯で実施されるので、シミュレーションとして活用しましょう。

また、振替授業や重複出席など通学ならでは制度や、通信生も自習室の利用ができるなど、多様な大手予備校ならではのフォロー制度も大きなメリットです。

回数無制限の質問対応もしているので、気になったことがあれば利用できます。

こんな人におすすめ

TACの貸金業務取扱主任者講座は、下記のような人におすすめです。

TACがおすすめな人

  • 貸金業法の分野が苦手な人
  • 通学したい人
  • 公開模試を受験したい人
  • 受験直前期だけスポットで学習したい人

エル・エー(L・A)

次に、エル・エーの貸金業務取扱主任者講座について紹介します。

コース・料金

エル・エーの貸金業務取扱主任者講座は、基本的に40,000円(税抜)で受講できます。

希望に応じて下記のオプションを追加できるので、検討してみましょう。

  • 印刷レジュメ(3,000円)
  • 講義DVD(5,000円)
  • 印刷レジュメ+講義DVD(8,000円)

講義内容・特徴

エル・エーの貸金業務取扱主任者講座は、「法律資格指導の職人」清水稔講師による全11回(約22時間)のオンライン講義形式で提供されます。

完全初学者の状態から合格できる実力を養成する講座であり、最新の貸金業務取扱主任者試験に合わせた指導が実施されます。

満点ではなく合格に必要なボーダーラインを目指すスタイルなので、忙しいなかでも効率よく学習したい方におすすめです。

受講ペースは1月~8月までは週1~2回、9月週3回、10月週4回と、直前期に多くなるように作られています。

教材

エル・エーから提供される教材は、市販の参考書・問題集を効率的に組み合わせて提供されます。

問題集は講師や専任スタッフが作成しており、最新の法令や出題傾向を反映しながら学びをアウトプットできるよう工夫されています。

テキストに合った動画授業が展開されるので、市販テキストであってもギャップを感じることはありません。

サポート体制

Web質問システムが整備されており、誰でも24時間利用できます。

講師が直接回答するので質も高く、確実に疑問を解消した状態で試験当日を迎えられます。

合格すると受講料の最大20%が祝賀金として返金されるので、モチベーションを保てるのもメリットです。

こんな人におすすめ

エル・エーの貸金業務取扱主任者講座は、下記のような人におすすめです。

エル・エーがおすすめな人

  • コスパのよい貸金業務取扱主任者講座を探している人
  • 受験直前期は週4日程度学びの時間を確保できる人
  • 市販のテキストを使いたい人

スタディング

最後に、スタディングの貸金業務取扱主任者講座について紹介します。

コース・料金

スタディングが提供している「貸金業務取扱主任者合格コース」は、19,800円です。

分割払いにも対応しています。(分割例 月々1,784円×12回)

講義内容・特徴

スタディングの貸金業務取扱主任者講座は、テキストなど紙の教材はなく、パソコン・スマートフォン・タブレットで受講が完結するスタイルです。

教室・大量の講師陣・営業・紙ベースのテキストを一切省いた効率的な運営をしているので費用が安く、「誰でも手が届く学習」を叶えました。

貸金業法と民法の解説に重点を置いており、よく出るところを中心に学べます。

基本講座・スマート問題集・セレクト過去問集は申し込んですぐから使えるので、モチベーションの高い状態で始められるのも利点です。

教材

基本講座・スマート問題集・セレクト過去問集など、全ての教材がオンライン上で提供されます。

25講座(約12時間分)の講座にも、それぞれWebテキストがついてくるので同時閲覧しながら理解度を深めましょう。

スマート問題集は25回分、セレクト問題集は9回分提供されるので、アウトプットの量も十分です。

なお、1.5倍速・2倍速再生にも対応しているので、スピーディーに勉強したい方や何回も復習したいときにも便利です。

サポート体制

最適な学習順を提示する機能が搭載されているので、「何から手をつけるべきか」と迷う時間がありません。

学習時間・進捗状況を可視化する「学習レポート機能」とも連携しており、学習が足りない分野を明確に指示してくれます。

また、貸金業務取扱主任者講座を受講している勉強仲間とつながれるコミュニティがあり、学びのモチベーションをキープできます。

こんな人におすすめ

スタディングの貸金業務取扱主任者講座は、下記のような人におすすめです。

スタディングがおすすめな人

  • 勉強仲間が欲しい人
  • 紙のテキストは不要な人
  • 「やるべきこと」を可視化してほしい人

まとめ

貸金業務取扱主任者講座は、各社から豊富に提供されています。

自分に合った学びのスタイルを見つけることが、学習の効率化を支える一歩です。

講座ごとの特色やテキストの内容を理解し、無理のない支払いに抑えられるかも想定しながら、選定を重ねましょう。

講座選びに悩んだときや、資料請求や無料体験の活用がおすすめです。

オンライン形式で授業を展開する講座のうち、サンプル動画があればチェックしてもよいでしょう。

▼アガルートのサンプル動画

合格までの最短距離を突き進めるよう、環境を整備することが重要です。