保育士として働くためには、まず保育士登録が必要です

この記事では保育士試験に合格した後の手続きについて、詳しく解説しています。

保育士登録について実はよく知らないという方は、ぜひご一読ください。

保育士試験に合格したら登録手続きにより保育士証を取り寄せよう!

保育士試験に合格したとしても、それだけでは保育士として働くことはできません

保育士として「就職する」必要があるのはもちろんのこと、その前段階として「保育士登録」を行う必要があります

ここからはその登録の手順について、詳しくみていきましょう。

手順1:「保育士登録の手引き」を取り寄せる

保育士登録の申請手続きを行うには、申請書や記入例などがセットになっている「保育士登録の手引き」が必要

はじめにこの手引きを登録事務処理センターから取り寄せるため、以下をご用意ください。

  • 角形2号の返信用封筒1枚
  • 返信用封筒に貼る切手
  • 送信用封筒
  • 送信用封筒に貼る切手

手順2:手数料を払い込む

次に登録事務処理センターから「保育士登録の手引き」が届き次第、郵便局窓口で手数料の払い込み手続きを行いましょう

登録手数料は、一人当たり4,200円必要です。また、手引きに同封されている専用の払込用紙も忘れずに。

払込手続きが済んだら振替払込請求書兼受領書と振替払込受付証明書に郵便局の日付入り受付印が押印されていることを確認してください。

手順3:申請に必要な書類を用意する

それから、保育士登録の申請に必要な書類を揃えます。以下の書類をご用意ください。

  • 保育士登録申請書
  • 振替払込受付証明書
  • 保育士試験合格通知書など、保育士となる資格を証明する書類の原本
  • 現在の戸籍抄本

手順4:申請書類を提出する

必要な書類が準備できたら郵便局の窓口に向かい、簡易書留で郵送しましょう。

その際、郵便局窓口で発行される「書留郵便物受領書」は、郵便物が届かないなどの事故が発生した場合に、提出することもあります。

保育士証が届くまで、大切に保管しておいてください。

結果:保育士証が交付される

申請書類の郵送後、おおよそ2ヶ月程度で保育士証が保育士登録事務処理センターから簡易書留郵便で郵送されます。

もし3ヶ月以上経過しても届かない場合は、保育士登録事務処理センターに一度お問い合わせください。

関連コラム:保育士証について!再発行の方法は?届くまでの期間は?など解説

登録を終えたら就職活動を経て晴れて保育士に!

ここまで終えれば、名刺や履歴書に「保育士」と記述しても違法ではなくなります

登録を済ませることで、ようやく保育士と名乗ることができるのです。

とはいえ実際に保育士として働くためには、保育園で雇ってもらう必要があります。

そのため、登録後には保育園に対して就職活動を行う必要も出てくるでしょう。

保育士の仕事内容や勤務時間、年収については以下コラムで解説しています。

関連コラム:保育士とは?仕事内容や勤務時間・年収・なり方まで詳しく解説

【参考】保育士登録事務処理センターとは?

保育士登録を行うには、保育士登録事務処理センターに申請書類を郵送する必要があります。

保育士登録事務処理センターとは、保育士登録について申請者の利便性や事務の効率化を図るために都道府県から委託を受けている全国で唯一の機関です。

運営は社会福祉法人 日本保育協会となっています。

まとめ

保育士として働くためには、保育士登録を行わなければなりません

保育士登録を行うためには、保育士登録事務処理センターに申請書類を郵送する必要があります。

書類の不備などがなければ、申請の受付からおよそ2ヶ月程度で保育士証が交付されるでしょう。

なお、アガルートでは保育士試験についても対策講座をご用意しています。興味のある方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。