FPの資格を取ろうと考えた時に、AFP資格の認定も一緒に目指す人は多いと思います。

AFP資格を取得するためには、①FP2級を取得すること②AFP認定研修を修了することの2つが必須条件です。

今回はその中でも「AFP認定研修」について、AFP有資格者が研修期間や費用などを分かりやすくお伝えしていきます。

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AFP認定研修とは?内容などを解説

AFP認定研修は、日本FP協会認定の研修講座で、協会が認定した教育機関で実施されます。

そして、AFP取得のためには必ず受講しなければなりません

学習期間や単位数は教育機関により異なりますが、学習科目は以下の通りです。

  • FP基礎
  • ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  • 金融資産運用設計
  • リスクと保険
  • タックスプランニング
  • 不動産運用設計
  • 相続・事業継承設計
  • 提案書の作成

学習範囲自体はFP2級の範囲と同じです。

どの教育機関も学習の最後に課題に基づいた「提案書」を提出しますが、この提案書が合格しないと認定研修修了とはなりません

受講期間内であれば、何度でも再提出が可能ですので合格するまで諦めず作成しましょう。

※関連コラム:AFP資格とは?なるには?FPとの違いは?受験資格やメリット・費用も解説

AFP認定研修の種類について

AFP認定研修には

  • 基本課程
  • 技術士課程
  • 3級課程
  • 税理士課程

と種類が4つあり、この中から自身の状況に合わせて1つ選択します。

AFP取得を希望する人は「基本課程」もしくは「技術士課程」のどちらかを選択することが一般的です。

そのため、この2つについて詳しくみていきましょう。

基本課程

基本課程はFP2級に合格していない方が対象。AFP認定までの流れはAFP認定研修修了→FP2級合格→AFP資格登録となります。

なお、FP2級の受験には、以下の中の少なくとも1つの条件を満たす必要があります。

  1. FP3級の合格
  2. FP実務経験2年以上
  3. AFP認定研修の修了

まずはFP3級から勉強して、次にFP2級の合格やAFP資格取得を目指すというのも一つの手段でしょう。

しかし、いずれにしても「AFP資格の取得」のためにはAFP認定研修の修了は必須です。

そのため、FP3級の範囲の学習も兼ねてAFP認定研修を受講し、そこで付けた知識をFP2級の受験に活かすという考え方もできます。

技術士課程

技術士課程は既にFP2級に合格している方が対象。AFP認定までの流れはFP2級合格→AFP認定研修修了→AFP資格登録です。

既にFP2級の知識があるため、基本課程と比較すると短期間の通信講座で研修を修了することが可能です。

AFP認定研修の期間や費用は?

AFP認定研修の受講期間はどのくらいか?費用はどのくらいかかるのか?などの疑問に答えていきます。

AFP認定研修の学習期間・期限・時間

AFP認定研修の学習期間は1ヶ月以上ありますが、受講開始から1年以内に修了する必要があります。

なお、学習期間や単位数(時間)は認定教育機関のカリキュラム設定により異なります。

AFP認定研修の費用・料金・受講料

研修にかかる費用についても、認定教育機関により異なりますが、学習する場所や時間を選ばない通信研修が中心です。

DVDやインターネット学習などの様々な形態があるので自身のライフスタイルに合わせた講座を選択することが可能です。

日本FP協会のホームページで紹介されている認定教育機関の講座を下記にまとめてみました。

 通信講座通学+通信講座費用
基本課程1952622,000円~169,290円
技能士課程258,800円~24,300円
3級課程なしなし
税理士課程1240,700円~169,290円

※参考:AFP認定研修の検索 ※3級課程は見つからず

2022年5月末時点のデータです。

AFP認定研修の口コミ・体験談

ここではAFP認定研修に関する、筆者の経験談を記述していきます。

筆者はAFP認定研修の基本課程を受講しました。

受講当時は、乗合保険代理店へ就職したばかりで、入社後3年以内にFP2級を取得することが必須!

先輩からは「資格取得を目的とするだけならFP2級の過去問だけ解けば合格するけど、顧客にしっかりとアドバイスするためには知識の定着を目的にしたほうがいい」と助言されました。

そのため、既にFP3級を持っていましたがAFPも併せて取得することを目標にし、テキストなどがより充実している基本課程を選択したのです。

自分のペースで学習を進めたかったため通信教育を申込み、1科目1ヶ月のペースでそれぞれ課題を提出し、最後に「提案書」を作成しました。

提案書は、日本FP協会のホームページからひな型をダウンロードし、一から作成。

筆者は仕事でライフプランシミュレーションを頻繁に実施して慣れていたせいか提案書の作成には苦労しませんでした。

それよりも、経験値のない不動産や金融分野の理解に苦労した記憶があります。

それでも何とか全ての科目の学習と提案書の作成・合格を経て、半年ほどで研修を修了しました。

そしてその後、FP2級に合格しAFP認定を受けました。

【まとめ】AFP認定研修とFP2級合格でAFP取得!

以上、AFP認定研修について、その概要から筆者の経験談までを見てきました。

繰り返しにはなりますがAFP資格を取得するためには、以下の2つが必須条件です。

  • FP2級の合格
  • AFP認定研修の修了

AFP認定研修に関してどの認定研修のコースを選択したとしても、FP2級の資格は必ず必要になります。

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この記事の執筆者:鎌倉一江

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、終活アドバイザー、FPwoman Money Writer's Bank 所属ライター

相続(争続)をきっかけに、お金の勉強を始め保険乗合代理店営業職を経て独立。
独立系FPとして執筆や個人セッションに加え、終活アドバイザーとしてオンライン上で「はじめてのエンディングノート」セミナーを定期的に開催している。

 

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