東海大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件や学部別の倍率を徹底解説
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東海大学の総合型選抜は5種類あり、方式ごとに対象者も日程も出願条件も変わります。
学科課題型は22学部で実施され、2027年度の募集人員は735名です。
2026年度は第一次志願1,272名に対し最終合格743名で、倍率は1.7倍でした。
学科課題型は東海大学を第一志望とする人だけが出せる一方、適性面接型は他大学との併願が可能です。
本記事では、東海大学の総合型選抜の種類・実施学部・倍率と、方式ごとの出願条件・選抜方法を解説します。
目次
東海大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

東海大学の総合型選抜は5種類あり、そのうち学科課題型は2027年度に22学部で735名を募集します。
種類・実施学部・倍率・日程の順に整理します。
5種類の総合型選抜
東海大学の総合型選抜は5種類あります。
- 学科課題型:学科が指定する課題への取り組みと、学ぶ意欲や入学後の対応力を評価する方式
- 適性面接型:学ぶ目的が明確かどうかと、目的達成への対応力を評価する方式
- スポーツ・音楽自己推薦型:スポーツ競技能力または音楽的能力で優秀な成績を収めた人が対象
- 指定クラブ型:大学の協議会が指定した運動部・吹奏楽研究会だけが対象
- 同窓会型:同窓会員の3親等内直系子女で、同窓会の推薦を受けた人が対象
医学部医学科の「希望の星育成」は、学科課題型などの5種類とは別枠の総合型選抜です。
2027年度入試では、実施時期も方式ごとに分かれています。
実施している学部
東海大学の総合型選抜は、方式ごとに実施する学部が違います。
学科課題型は、医学部を除く22学部のすべてで実施されます。
医学部医学科は「希望の星育成」という別枠で募集するため、この表には含めていません。
以下は2027年度入試の学部ごとの実施状況です。
| 学部 | 学科課題型 | 適性面接型 | スポーツ・音楽自己推薦型 | 同窓会型 |
| 文学部 | ○ | - | ○ | ○ |
| 文化社会学部 | ○ | - | ○ | ○ |
| 教養学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 児童教育学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 体育学部 | ○ | ○ | ○ | - |
| 健康学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 法学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 政治経済学部 | ○ | - | - | ○ |
| 経営学部 | ○ | - | - | ○ |
| 国際学部 | ○ | ○ | - | ○ |
| 観光学部 | ○ | - | - | ○ |
| 情報通信学部 | ○ | - | - | ○ |
| 理学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 情報理工学部 | ○ | - | ○ | ○ |
| 建築都市学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 工学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 海洋学部 | ○ | - | - | ○ |
| 人文学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 文理融合学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 農学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 国際文化学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 生物学部 | ○ | ○ | ○ | ○ |
同窓会型は工学部でも実施しますが、航空宇宙学科航空操縦学専攻だけは対象から外れます。
適性面接型、スポーツ・音楽自己推薦型、同窓会型は、どの学科・専攻も募集人員が若干名です。
学部ごとの倍率
東海大学の学科課題型の倍率は、学部によって1.0倍から3.6倍まで開きます。
以下は2026年度の学科課題型の実績です。
| 学部 | 募集人員 | 第一次志願 | 第一次合格 | 最終合格 | 倍率(第一次志願÷最終合格) |
| 文学部 | 37名 | 107名 | 75名 | 50名 | 約2.1倍 |
| 文化社会学部 | 53名 | 124名 | 94名 | 82名 | 約1.5倍 |
| 教養学部 | 26名 | 36名 | 35名 | 32名 | 約1.1倍 |
| 児童教育学部 | 40名 | 93名 | 67名 | 51名 | 約1.8倍 |
| 体育学部 | 72名 | 208名 | 123名 | 78名 | 約2.7倍 |
| 健康学部 | 30名 | 53名 | 48名 | 37名 | 約1.4倍 |
| 法学部 | 30名 | 38名 | 31名 | 29名 | 約1.3倍 |
| 政治経済学部 | 30名 | 50名 | 46名 | 45名 | 約1.1倍 |
| 経営学部 | 20名 | 54名 | 29名 | 25名 | 約2.2倍 |
| 国際学部 | 29名 | 43名 | 39名 | 33名 | 約1.3倍 |
| 観光学部 | 20名 | 87名 | 40名 | 24名 | 約3.6倍 |
| 情報通信学部 | 12名 | 21名 | 21名 | 19名 | 約1.1倍 |
| 理学部 | 28名 | 23名 | 22名 | 18名 | 約1.3倍 |
| 情報理工学部 | 30名 | 37名 | 24名 | 22名 | 約1.7倍 |
| 建築都市学部 | 30名 | 45名 | 44名 | 36名 | 約1.3倍 |
| 工学部 | 62名 | 66名 | 49名 | 35名 | 約1.9倍 |
| 海洋学部 | 38名 | 97名 | 69名 | 47名 | 約2.1倍 |
| 人文学部 | 28名 | 21名 | 21名 | 18名 | 約1.2倍 |
| 文理融合学部 | 35名 | 11名 | 11名 | 10名 | 約1.1倍 |
| 農学部 | 23名 | 30名 | 30名 | 29名 | 約1.0倍 |
| 国際文化学部 | 27名 | 9名 | 9名 | 7名 | 約1.3倍 |
| 生物学部 | 14名 | 19名 | 18名 | 16名 | 約1.2倍 |
| 総計 | 714名 | 1,272名 | 945名 | 743名 | 約1.7倍 |
2026年度は募集714名に対し、最終合格が743名でした。
第一次選考の通過率は74%です。
第一次合格945名のうち903名が第二次を受験し、743名が合格しました。
倍率が最も高いのは観光学部の3.6倍で、体育学部の2.7倍と経営学部の2.2倍が続きます。
一方、倍率が最も低いのは農学部の約1.0倍です。
また志願者が募集人員に届いていない学部も4つあります。
国際文化学部は募集27名に志願9名、文理融合学部は募集35名に志願11名でした。
理学部は募集28名に志願23名、人文学部は募集28名に志願21名です。
同じ2026年度の適性面接型は、志願343名・受験323名・合格191名でした。
試験日と出願期間
東海大学の総合型選抜で最も早いのは学科課題型で、第一次選考の出願期間は2026年9月1日から9月7日です。
2027年度入試で郵送出願なのは適性面接型だけで、ほかの方式はWeb登録です。
| 方式 | 出願期間 | 試験日 |
| 学科課題型(第一次選考) | 2026年9月1日〜9月7日 | ー |
| 学科課題型(第二次選考) | 9月29日〜10月6日 | 10月18日 |
| スポーツ・音楽自己推薦型 | 10月9日〜10月17日 | 11月8日 |
| 同窓会型 | 11月1日〜11月9日 | 11月22日 |
| 適性面接型 | 12月4日〜12月14日 | 12月24日 |
学科課題型は第一次に合格したあと、9月29日から10月6日までに第二次選考の出願登録を済ませます。
同窓会型は、同窓会でのエントリーが2026年8月28日から9月4日まで、推薦者の決定通知が10月13日です。
指定クラブ型は入学試験要項の閲覧にパスワードが必要なため、表に載せていません。
参考:東海大学|入試情報特設ページ(入学試験要項)
参考:東海大学|学部入学試験(過去入試結果)
参考:東海大学同窓会|総合型選抜同窓会型
東海大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件
2027年度の出願条件は方式ごとに違い、指定クラブ型を除く4方式で評定平均値の基準があるのは同窓会型だけです。
学科課題型の出願条件
学科課題型は、東海大学を第一志望とすることが出願資格そのものです。
志望選択も各学部・学科・専攻とも第一志望のみで、学内で複数の学科を併願することはできません。
学科課題型に、全体の評定平均値の基準はありません。
募集要項には「合格基準に達しない場合は、合格者数が募集人員に達しないこともあります」との記載があります。
学歴に関する出願資格の主な例は、次のとおりです。
- 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した人(既卒者を含む)
- 2027年3月に卒業見込みの人
- 高認合格者・2027年3月31日までの合格見込み者で、同日までに18歳に達する人
航空操縦学専攻には、指定の英語スコアや航空身体検査などの追加条件があります。
同じ専攻では、オルソケラトロジー(コンタクトレンズによる屈折矯正術)を受けていないことも条件です。
適性面接型の出願条件
適性面接型は、他大学との併願が認められています。
募集要項には「他大学との併願が可能です」と明記されています。
一方で志望選択は各学部・学科・専攻とも第一志望のみで、学内で複数の学科に出すことはできません。
出願資格は、東海大学の「建学の精神」・「教育方針」を理解したうえで、次のいずれかに該当する人です。
- 高等学校または中等教育学校の卒業者と、2027年3月の卒業見込み者
- 特別支援学校高等部または高等専門学校第3学年の修了者と、修了見込み者
- 高等学校卒業程度認定試験の合格者と、2027年3月31日までの合格見込み者
学科課題型と同じく、評定平均値の基準はありません。
スポーツ・音楽自己推薦型の出願条件
スポーツ・音楽自己推薦型は、東海大学を第一志望とする人が対象です。
大学はスポーツ競技または音楽活動で個人・団体競技(種目)の優秀な成績、または同等の能力を求めています。
志望する学部・学科・専攻への理解と関心、強い目的意識も出願資格に含まれます。
学歴の条件は、高等学校または中等教育学校の卒業者と、2027年3月の卒業見込み者などです。
志望選択は各学部・学科とも第一志望のみです。
募集人員は、実施するすべての学科・専攻で若干名とされています。
2027年度の出願に、評定平均値の基準はありません。
基本資料になるのは、調査書・志望理由書と、スポーツ活動報告書または音楽活動報告書です。
指定クラブ型の出願条件
東海大学の指定クラブ型は、大学が指定した団体の所属者だけが出願できます。
2027年度の対象を決めるのは、湘南キャンパスのスポーツ・アート協議会と、熊本・札幌のキャンパス・スポーツ評議会です。
対象は湘南キャンパスが28団体、熊本キャンパスが7団体、札幌キャンパスが6団体です。
湘南キャンパスの対象には、運動部のほか吹奏楽研究会も含まれます。
湘南キャンパスの運動部では、硬式野球部・柔道部・サッカー部などが対象です。
競技実績で出願する道としては、スポーツ・音楽自己推薦型もあります。
大学が公開している指定クラブ型の出願書類の様式は、志望理由書と小論文解答用紙です。
同窓会型の出願条件
同窓会型は、東海大学同窓会員の3親等内直系子女(子・孫・曾孫)だけが対象です。
さらに同窓会本部役員・支部長・学部学科同窓会長のいずれかの推薦を受けることが条件です。
推薦者になれる同窓会本部役員には、顧問・参与・ブロック会長・幹事・会計監事が含まれます。
2027年度は、出身学校における全体の評定平均値3.2以上も求められます。
東海大学を第一志望とすることも出願の前提です。
学歴の条件は、高等学校または中等教育学校を2027年3月に卒業見込みの人などで、既卒者は含まれません。
同窓会型は21学部で実施され、体育学部・医学部と工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻は対象外です。
東海大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法
指定クラブ型を除く4方式のうち、大学の選考が第一次・第二次の2段階に分かれるのは学科課題型だけです。
適性面接型、スポーツ・音楽自己推薦型、同窓会型は、2027年度は書類審査と当日の試験を1回で判定します。
指定クラブ型は入学試験要項がパスワード付きで公開されているため、本記事では選抜方法を扱いません。
学科課題型の選抜方法
東海大学の学科課題型の選抜方法は、第一次選考が書類審査、第二次選考が課題発表と面接試験です。
第一次選考の書類審査では、調査書・志望理由書・活動報告書に加えて、大学が指定する課題を提出します。
2027年度の出願時に出す課題は、多くの学科で次の3タイプのいずれかです。
- 探究課題タイプ:学科が提示するテーマからレポートを作る形式
- 探究活動報告タイプ:高校で取り組んだ探究活動の成果を報告する形式
- 高大接続タイプ:オープンキャンパスの高大接続講義やワークショップへの参加が前提の形式
一部の学科・専攻は、学科が独自に設定する「学科設定課題タイプ」のみを実施します。
第二次選考では、提出した課題を発表し、口述試験を含む面接試験を受けます。
発表時間や使える機器、原稿を見てよいかどうかは、学科・専攻ごとに違う扱いです。
適性面接型の選抜方法
東海大学の適性面接型は、書類審査と適性面接試験(口述試験含む)の1回で判定します。
基本資料は調査書・志望理由書・活動報告書で、体育学部だけスポーツ活動報告書が加わります。
選考基準は、学科課題型と同じ2点です。
2027年度の適性面接試験は、原則として20分程度行われます。
試験の内容は、入学試験要項の「適性面接試験及び口述試験要領」に学科・専攻別で載っています。
教養学部人間環境学科の課題は、自己PRを含む10分程度のプレゼンテーションです。
事前提出の課題はない一方で、書類審査があるのが適性面接型の特徴です。
スポーツ・音楽自己推薦型の選抜方法
東海大学のスポーツ・音楽自己推薦型は、書類審査・課題発表・面接試験(口述試験含む)で判定します。
2027年度の出願で提出する課題は、大学が示す5題から1つを選ぶ形式です。
スポーツ競技能力で出願する人が選ぶのは、次の3題です。
- スポーツ(競技)活動を通して将来社会でどのような活躍をしたいか
- 自分が行ってきた競技における今後の課題と、その課題への具体的な取り組み
- これから開催されるスポーツイベントの意義と課題
音楽的能力で出願する人は、次の2題から選びます。
- 音楽活動を通して社会にどのような貢献をしたいか
- 自分の音楽活動がこれからの学生生活にどのように活かされるか
分量は手書きなら所定の原稿用紙で2〜3枚程度、パソコンならA4用紙で800〜1,200字程度が目安です。
当日は、提出した課題についての発表が課されます。
発表時間は質疑応答を含めて10分程度で、パソコン等の機器は使えません。
課題発表と面接試験を合わせた試験時間は、原則20分程度です。
同窓会型の選抜方法
東海大学の同窓会型は、書類審査・出願時に提出する小論文・面接試験(口述試験含む)の3つで判定します。
小論文は800字以内の事前課題で、試験当日に書くわけではありません。
推薦された学科を志望する理由を書く志望理由書も、大学への出願書類の1つです。
大学へ出願する前の段階として、同窓会による推薦者選考があります。
2027年度入試の推薦者選考はエントリー書類の評価で、同窓会が実施します。
エントリー書類はエントリーシート・志望理由書・出身学校調査書などです。
同窓会員との関係を示す戸籍謄本なども、エントリー書類に含まれます。
エントリー料はかかりません。
推薦が決まったら、大学へWeb出願します。
まとめ
東海大学の総合型選抜は5種類あり、学科課題型は2027年度に22学部で735名を募集します。
2026年度の学科課題型は第一次志願1,272名に対し最終合格743名で、倍率は1.7倍でした。
学部別では観光学部の3.6倍から農学部の1.0倍まで開きます。
出願条件は方式で違い、学科課題型が第一志望限定なのに対し、適性面接型は他大学と併願できます。
指定クラブ型を除く4方式では、評定平均値の基準があるのは同窓会型だけで、全体の評定平均値3.2以上が条件です。
学科課題型は第一次・第二次と手続きが2回あるため、志望する方式の入学試験要項で日程と提出物を確認してください。
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