専修大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件や学科別の倍率を徹底解説
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専修大学の総合型選抜は、4学部5学科で実施されています。
課題小論文の事前提出があるのは、国際経済学科と異文化コミュニケーション学科の2学科です。
2027年度の募集人員は、5学科合わせて67名になります。
本記事では、専修大学の総合型選抜の実施学科・学科ごとの倍率・出願条件・選抜方法を解説します。
目次
専修大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

専修大学の総合型選抜は4学部5学科で実施され、選考方法は学科ごとに異なります。
出願期間は全学科共通ですが、第2次選考の日程と選考方法は学科で分かれます。
実施している総合型選抜の方式
専修大学の総合型選抜は5学科で選考方法が異なり、国際経済学科には英語資格型・発想力型・探索力型の3つの型があります。
学科と型ごとの選考内容は、次の7つです。
- 国際経済学科 英語資格型:英語の資格スコアで出願し、課題小論文を事前提出
- 国際経済学科 発想力型:自分で選んだ課題への提案を課題小論文として事前提出
- 国際経済学科 探索力型:課題図書についての設問への回答を事前提出
- 経営学科:資格を出願条件とし、第2次選考は面接だけ
- ビジネスデザイン学科:第2次選考は小論文と事業プランのプレゼンテーション
- 異文化コミュニケーション学科:課題小論文の事前提出に加え、第2次選考でも講義と小論文
- ネットワーク情報学科:第1次選考で3分間の自己推薦動画を提出
国際経済学科の3つの型は、出願できるのがいずれか1つだけです。
課題小論文を事前に提出するのは、国際経済学科と異文化コミュニケーション学科の2学科に限られます。
経営学部内での2学科同時出願もできません。
実施している学部・学科
専修大学の総合型選抜は5学科で実施され、募集人員は合わせて67名です。
| 学部 | 学科 | 募集人員(2027年度) |
| 経済学部 | 国際経済学科 | 20名 |
| 経営学部 | 経営学科 | 15名 |
| 経営学部 | ビジネスデザイン学科 | 10名 |
| 国際コミュニケーション学部 | 異文化コミュニケーション学科 | 12名 |
| ネットワーク情報学部 | ネットワーク情報学科 | 10名 |
法学部・商学部・文学部・人間科学部と、経済学部の他学科には総合型選抜がありません。
学科ごとの倍率
2026年度の専修大学の総合型選抜で倍率が最も高かったのは、異文化コミュニケーション学科の7.8倍です。
| 学部・学科(2026年度) | 志願 | 1次受験 | 1次合格 | 2次受験 | 2次合格 | 倍率 (志願÷2次合格) |
| 経営学部 経営学科 | 35名 | 35名 | 32名 | 28名 | 15名 | 2.3倍 |
| 経営学部 ビジネスデザイン学科 | 47名 | 47名 | 19名 | 18名 | 13名 | 3.6倍 |
| 経済学部 国際経済学科 | 90名 | 90名 | 41名 | 39名 | 27名 | 3.3倍 |
| 国際コミュニケーション学部 異文化コミュニケーション学科 | 70名 | 70名 | 36名 | 36名 | 9名 | 7.8倍 |
| ネットワーク情報学部 ネットワーク情報学科 | 31名 | 31名 | 18名 | 18名 | 12名 | 2.6倍 |
| 合計 | 273名 | 273名 | 146名 | 139名 | 76名 | ― |
異文化コミュニケーション学科は志願70名から第1次合格36名までは半数が通り、第2次では36名中9名の合格です。
第2次に講義と小論文と面接があり、ここで絞られます。
同じ経営学部でも、経営学科とビジネスデザイン学科では絞り込む段階が正反対です。
試験日と出願期間
専修大学の出願期間は全学科共通で、2026年(令和8年)9月1日から9月11日までのWEB出願登録です。
第2次選考の試験日は、学科で分かれます。
| 学科 | 第2次選考 |
| 経済学部 国際経済学科 | 2026年(令和8年)10月17日 |
| 経営学部 経営学科・ビジネスデザイン学科 | 2026年(令和8年)10月17日 |
| 異文化コミュニケーション学科 | 2026年(令和8年)10月10日 |
| ネットワーク情報学科 | 2026年(令和8年)10月31日 |
ネットワーク情報学科だけは、第2次選考が10月31日と遅い日程です。
国際経済学科と異文化コミュニケーション学科の志願者は、課題小論文を9月11日の締切までに書き上げます。
専修大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件
専修大学の出願条件は学科と方式で異なり、評定の下限があるのは経営学科とビジネスデザイン学科だけです。
経営学部と異文化コミュニケーション学科は合格後の入学を前提としますが、他大学・他学部との併願は認めています。
| 学科・方式 | 評定要件 | 資格・英語要件 |
| 国際経済学科 英語資格型 | 原則なし (CSE1980以上2150未満のみ英語の学習成績4.2以上) | 英検CSE2150以上、TOEIC L&R 550以上、IELTS 4.0以上、ケンブリッジ英語検定140以上、GTEC 930以上など |
| 国際経済学科 発想力型・探索力型 | なし | なし |
| 経営学科 | 4.0以上 | 5領域のいずれかの資格が必須 |
| ビジネスデザイン学科 | 3.8以上 | なし |
| 異文化コミュニケーション学科 | なし | なし |
| ネットワーク情報学科 | なし(探究学習アピール型は調査書で評価) | 海外留学チャレンジ型のみ英語資格 |
国際経済学科の英語資格型は、英検のCSEスコア2150点以上が基準です。
1980点以上2150点未満でも、英語の学習成績の状況が4.2以上なら出願できます。
経営学科の資格は簿記・英語・情報処理・数学・統計の5領域が対象で、簿記なら日商簿記検定3級以上です。
ネットワーク情報学科は3つの型のいずれかに当てはまればよく、英語資格が要るのは海外留学チャレンジ型だけです。
既卒者を受け入れないのは経営学科だけで、国際経済学科の既卒者は令和8年4月以降の卒業者に限られます。
異文化コミュニケーション学科は既卒者も出願でき、全日制の高等学校・中等教育学校の出身者が対象です。
専修大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法
専修大学の第1次選考は書類審査で、提出物は学科ごとに違います。
課題小論文は国際経済学科と異文化コミュニケーション学科、自己推薦動画はネットワーク情報学科の提出物です。
課題小論文は、国際経済学科の英語資格型が1,500字以内、発想力型が合計3,000字以内です。
探索力型は4問に各500字以内で答え、異文化コミュニケーション学科は700字以上850字以内の2問を書きます。
国際経済学科の第1次選考では、課題小論文の評価が最も重視されます。
ネットワーク情報学科の動画は3分間で、3分15秒を超える動画は審査の対象外です。
第2次選考の面接は、ビジネスデザイン学科を除く4学科で実施されます。
経営学科は面接だけで、ネットワーク情報学科は記述式総合問題と面接です。
異文化コミュニケーション学科の当日は、講義40分・小論文60分のあとに1人20分程度の面接があります。
ビジネスデザイン学科は、小論文と「新たな事業プラン」のプレゼンテーション(質疑応答を含め30分程度)を課します。
専修大学の総合型選抜の過去問
専修大学は、2027年度(令和9年度)の総合型選抜の課題を入学試験要項のダウンロードページで公開しています。
公開対象は、国際経済学科・異文化コミュニケーション学科の課題小論文と、ビジネスデザイン学科のプレゼンテーション課題です。
以下では、3学科の課題からそれぞれ1問を引用し、ほかの設問は省きます。
国際経済学科
専修大学経済学部国際経済学科の課題小論文は、英語資格型・発想力型・探索力型の方式ごとに設問が別です。
探索力型は、是川夕『ニッポンの移民』(ちくま新書、2025年)を課題図書として4問に答えます。
4問のうち、設問1は次のとおりです。
| 〈設問1〉現在多くの外国人が暮らしているにもかかわらず、「日本には移民政策がない」といういわゆる「移民政策不在論」が広く受け入れられてきた理由について、筆者はどのように述べていますか。 戦後から2000年代前半までの政策の変遷と関連付けながら、課題図書に沿って説明してください。(500字以内) |
異文化コミュニケーション学科
専修大学国際コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科の課題小論文は、課題図書を読んで答える2問です。
課題図書は庵功雄『やさしい日本語』(岩波新書、2016年)で、2問のうち問題1は次のとおりです。
| 【問題1】日本社会の変化とともに生じる「やさしい日本語」の必要性が論じられている。 まず、著者が指摘する日本社会の現状と課題を踏まえた上で、「やさしい日本語」とはどのようなものか、その目的と意義を具体的に説明しなさい。 その上で、社会とことばの問題について、本書の中であなたが最も重要だと考えた点を一つ挙げ、なぜそれが重要だと考えるのかを述べなさい。(700字以上850字以内) |
ビジネスデザイン学科
経営学部ビジネスデザイン学科のプレゼンテーションの課題は、第2次選考で「新たな事業プラン」を発表するものです。
専修大学が入学試験要項で示したビジネスデザイン学科の課題の全文は次のとおりです。
| 自分の構想を背景として、「新たな事業プラン」を発表してもらいます。 想定する事業主体は新規創業企業でも、また既存のファミリービジネスや非営利組織、また個人事業などでも構いません。 ただし、自分が主導的にマネジメントに携わることができる状況での新事業を想定して、計画を立ててください。 事業の新規性の性質としては、それが全く新規の市場分野であれ、また新商品や地理的新展開であれ、社会になんらかの価値を提供するその内容や手法が新しいタイプの事業であればどんな事業でも構いません。 ただしその価値提供の対価によって、持続的に事業を運営させるつもりで構想を練ってください。 その構想をもとに、自分のヴィジョンを新事業企画に落とし込み、そのプレゼンテーションを行ってください。 |
まとめ
専修大学の総合型選抜は4学部5学科だけの実施です。
法学部・商学部・文学部・人間科学部にはありません。
国際経済学科と異文化コミュニケーション学科の課題小論文は事前提出で、設問がすでに公開されています。
評定も資格も課していない方式もありますが、経営学科は評定4.0以上と資格が必須で、既卒者も出願できません。
出願条件と出願期間は、出願前に専修大学の入学試験要項で確認してください。
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