総合型選抜は11月に出願できる大学があり、9月・10月の締切が過ぎても出願先は残っています。

締切は大学ごとに異なり、私立大学では「中期」「後期」といった名称で11月に出願を受け付ける方式があります。

まだ間に合う大学があると分かっても、探し直す時間は限られ、どこから手をつけるか決めきれないまま日が過ぎてしまうこともあるでしょう。

本記事では、11月に出願できる総合型選抜を実施する大学と2027年度の日程を紹介します。

あわせて、11月出願ならではの注意点と準備の進め方も解説します。

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総合型選抜で11月に出願できる大学

総合型選抜で11月に出願できる大学

大学が公表している2027年度の日程で、出願期間が2026年11月にかかる総合型選抜を実施しているのは次の8大学です。

文部科学省が定めているのは出願開始と合格発表の時期だけで、締切は各大学が決めています。

すべて私立大学の方式で、名称は「中期」「後期」「Ⅱ」「第2回」など大学ごとに異なります。

大学・方式出願期間試験日合格発表併願・備考
大東文化大学 総合型選抜(中期)10月26日〜11月12日11月22日12月2日全学科が対象
亜細亜大学 総合型選抜入試(自己推薦型)11月1日〜11月9日11月29日12月7日第一希望者が対象
神戸女子大学 総合型選抜 中期11月1日〜11月18日11月29日12月6日専願
立命館アジア太平洋大学 総合型選抜 活動アピール方式 第2回11月2日〜11月10日12月5日または6日(第2次選考)12月11日併願可
北里大学 未来工学部 総合型選抜試験 B方式11月2日〜11月11日11月21日12月1日合格した場合は入学が前提
帝塚山大学 総合型選抜 後期自由応募型11月9日〜11月28日12月5日12月11日専願
立正大学 総合型選抜 活動評価型・探究実践型(中期)11月17日〜11月25日12月5日12月11日型ごとに対象学部が異なる
順天堂大学 国際教養学部 総合型選抜Ⅱ11月20日〜12月7日(必着)12月13日12月18日英語の筆記試験と面接

国公立大学の総合型選抜は出願が9〜10月か共通テスト後に分かれ、11月の出願は私立大学が中心です。

同じ大学が9月から複数回実施している場合、11月の方式は枠が小さく設定されていることもあります。

なお、方式の実施有無や日程は年度によって変わります。

出願前に必ず各大学の公式ページで最新の情報を確認してください。

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項

11月に出願する総合型選抜の注意点

11月出願の方式は出願期間が短く、専願を条件にするものもあります。

出願前に日程と出願条件を突き合わせておきましょう。

ここでは11月に出願する総合型選抜の注意点について解説します。

出願期間が短く書類の準備が間に合わないことがある

出願を決めたら、まず高校に調査書の発行を依頼してください。

自己推薦書や志望理由書を出願時の提出物にしている大学も少なくありません。

出願開始日から書き始めると、添削と清書、郵送までの時間が足りなくなります。

志望理由書の下書きは、募集要項が公開された時点で取りかかりましょう。

専願が条件の大学と併願できる大学が分かれる

出願先を決める前に、募集要項の出願資格欄で専願か併願可か確認してください。

同じ時期の出願でも、専願か併願可かの扱いは大学によって異なります。

専願は、合格したら入学することを約束して出願する仕組みです。

一方、併願可の方式なら、他の入試方式と並行して受けられます。

第一志望が固まっていない場合は、併願できる方式を選んでください。

合格発表が年内に集中し一般選抜の直前期と重なる

11月に出願すると決めたら、一般選抜の勉強時間を確保したまま準備の計画を立ててください。

この時期の方式は試験も合格発表も年内に集中するため、共通テストの直前期に面接や小論文の練習と学力対策を並行させることになります。

一般選抜の勉強時間を削って書類と面接に充てると、共通テストの対策が手薄になります。

合格発表から入学手続きの締切までが短い点にも注意が必要です。

年内に入学金の納付を求める方式では、併願先の発表がその締切より後になると、結果を待たずに納めるかどうかを判断することになります。

出願前に、手続き締切日と併願先の発表日を並べて確認しておきましょう。

不合格だった場合にどの入試へ切り替えるかも、あわせて決めておいてください。

11月出願に間に合わせる準備の進め方

出願先を決めたら、残りの日数を出願資格の確認と書類作成、面接や小論文の練習に割り振ります。

書類は出願締切日から、面接と小論文は試験日から逆算して日程を組みましょう。

ここでは、11月の出願に間に合わせる準備の進め方を解説します。

出願資格と提出書類を募集要項で先に確認する

書類を書き始める前に、募集要項の出願資格欄と提出書類の一覧に目を通してください。

確認する項目は次の3点です。

  • 出願資格(評定・履修科目・卒業年度)
  • 提出書類の種類
  • 提出方法(郵送の消印有効か必着か、WEB出願の締切時刻)

評定平均や特定科目の履修を出願の条件としている大学もあります。

条件を外れていれば、どれだけ書類を作り込んでも出願そのものが受け付けられません。

とくに見落としやすいのが提出方法の指定です。

必着の方式に消印有効のつもりで投函すると、締切に間に合わないまま受験の機会を失ってしまいます。

締切日の当日ではなく、数日前を自分の期限として動きましょう。

志望理由書と自己推薦書を出願開始日までに書き上げる

志望理由書と自己推薦書は、大学が求める学生像を示すアドミッション・ポリシーを読んでから書き始めてください。

自分の活動実績と大学の学びを結び付けて書くと、志望理由に根拠が生まれます。

提出した書類は面接の参考資料に使われるため、書いた内容から質問されるものと考えてください。

思いつくまま書き上げると、深掘りされたときに答えに詰まりやすくなります。

初稿は出願開始日の前に仕上げておきましょう。

高校の先生に添削を頼む場合は、返却まで1週間ほどかかる前提で日程を組む必要があります。

方式によっては、活動報告書や実績を証明する資料も求められます。

複数の書類を提出する場合は、書き上げたあとに並べて読み返してください。

面接と小論文の練習を書類作成と並行して始める

面接と小論文の練習は、書類を書いている段階から並行して始めましょう。

出願締切から試験日までが10日ほどの方式もあり、書類を出してから始めたのでは間に合いません。

まずは志望理由書を手元に置き、書いた内容を声に出して説明してみてください。

書けていたはずの内容が、話そうとすると出てこないことに気づくはずです。

答えの骨組みだけを決めておき、言い回しを変えながら繰り返し声に出しましょう。

小論文は、志望する学部の学問領域に沿ったテーマで1本書いてみるところから始めるのがおすすめです。

書き上げたら高校の先生に添削を依頼し、本番までに書き直す時間まで確保しておきましょう。

まとめ

総合型選抜は11月に出願できる大学があり、私立大学の中期・後期・第2回といった方式で受験機会が残されています。

出願先を決める前に、専願か併願可かを募集要項の出願資格欄で確認してください。

準備は出願資格の確認から始め、書類作成と面接・小論文の練習を並行して進めましょう。

出願までの日数は限られていますが、やるべきことを絞れば準備は間に合います。

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