総合型選抜(旧AO入試)で経営学部に合格するには?志望理由書の書き方や例文を紹介
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経営学部の総合型選抜を受験する際は、志望理由書・小論文・面接など複数の選考に向けた準備が必要です。
出願書類の作成から面接対策まで、限られた時間でやるべきことは多く、進め方に迷う受験生も少なくありません。
特に経営学部ならではの志望理由書の書き方は、合否を分ける重要なポイントとなります。
本記事では、経営学部の総合型選抜で問われる内容・評価される志望理由書のコツ・実際の例文3選まで紹介します。
目次
経営学部の総合型選抜で問われる内容

経営学部の総合型選抜で問われる主な選考は、志望理由書・小論文・面接の3種類に分けられます。
書類選考・筆記試験・対人試験と段階を踏んで、多面的に受験生を評価する流れが一般的です。
経営学部の総合型選抜で問われる主な内容は下記のとおりです。
- 志望理由書
- 小論文・課題レポート
- 面接・プレゼンテーション
選考ごとに準備の方向性が変わるため、特徴を把握したうえで対策を進めることが重要です。
志望理由書
志望理由書は、経営学部の総合型選抜で最も重視される書類です。
書類選考の合否を左右する中心の評価対象となるため、内容の濃さが問われます。
経営学部の志望理由書で問われる代表的な構成要素は下記のとおりです。
- なぜ経営学部なのか
- なぜこの大学なのか
- 入学後に何を学びたいか
- 卒業後にどう活かすか
ありきたりな内容を避けるためにも、自身の具体的な経験や仮説をもとに、論理的に書くことが重要です。
小論文・課題レポート
経営学部の小論文・課題レポートは、企業経営・マーケティング・社会課題とビジネスの関係など、実社会と直結したテーマが頻出です。
読んだだけで書けるような抽象論ではなく、自身の視点で問題を分析する力が問われる形式です。
経営学部の小論文・課題レポートでよく出題されるテーマ例は下記のとおりです。
- 特定企業の経営戦略について論じる
- 現代社会のビジネス課題と解決策を提案する
- 身近な商品やサービスを経営学の視点で分析する
対策として、日頃から経営・経済ニュースに触れる習慣を持っておきましょう。
ビジネス系ニュースサイトや日経新聞の経済面を1日1記事でも読むと、視点が広がります。
面接・プレゼンテーション
経営学部の総合型選抜の面接・プレゼンテーションでは、提出した志望理由書の内容をもとに深掘りされるケースが多くなります。
志望理由書で書いた内容を、自身の言葉で説得力をもって語れる準備が求められます。
経営学部の面接・プレゼンテーションでよく出る追加質問の傾向は下記のとおりです。
- なぜそう思ったのか(思考の背景)
- 具体的にどう行動したか(実行力)
- 経営学とどうつながるのか(学びとの関係)
プレゼンテーション形式の選考がある大学では、スライドや資料の説明力よりも、自身の考えを論理的に伝える力が評価の軸となります。
本番までに志望理由書の内容を音読し、口頭で説明する練習を繰り返しましょう。
大学が評価する経営学部の志望理由書を作るコツ
大学が評価する経営学部の志望理由書を作るためのコツを、3つの観点から解説します。
評価される志望理由書には共通した特徴があり、ポイントを押さえて書くことが合格率向上の近道です。
経営学部の志望理由書を磨くためのコツは下記のとおりです。
- 経営学部への志望動機で見られるポイントを整理する
- 経営学部と経済学部の違いを正しく理解する
- 将来のビジョンと経営学のつながりを示す
それぞれのコツを、書き方の具体例とともに解説していきます。
経営学部への志望動機で見られるポイントを整理する
経営学部の志望動機では、「なぜ経済学部ではなく経営学部なのか」を自身の言葉で説明できているかが重要です。
動機を整理する際に有効な題材は下記のとおりです。
- アルバイトでの接客や売上向上の経験
- 部活動や委員会活動での組織運営の経験
- 身近な企業や店舗を観察して気づいた仮説
身近な体験を起点に、「なぜそうなっているのか」という経営的な視点で掘り下げて書くと、ありきたりな志望理由から脱却できます。
経営学部と経済学部の違いを正しく理解しているか確認する
経営学部と経済学部の違いを正しく理解することは、志望理由書を書く前提として欠かせません。
両学部の対象範囲を取り違えると、審査側に「学部理解が浅い」と判断されるリスクが高まります。
経営学部と経済学部の主な違いは下記のとおりです。
- 経済学部:社会全体の経済の仕組みや理論をマクロ視点で学ぶ学部
- 経営学部:企業・組織の経営に必要な知識をミクロ視点で学ぶ学部
「企業や組織の動きに関心がある」ことを軸に志望理由を組み立てると、経営学部向けの正しいアプローチになります。
学部紹介ページや大学公式パンフレットで、両学部のカリキュラム差を事前に確認しておきましょう。
将来のビジョンと経営学のつながりを示す
経営学部の志望理由書では、将来のビジョンと経営学のつながりを具体的に示すことが評価につながります。
「起業したい」「経営者になりたい」という将来像だけでは、評価対象として不十分です。
経営学部で学べる代表的な分野は下記のとおりです。
- 経営戦略
- マーケティング
- 組織論
- 財務管理
「経営学部でどの分野を学ぶことで目標に近づけるか」まで具体的に書く必要があります。
例えば「マーケティングを学び、地方の食品メーカーの全国展開を支援したい」のように、学べる分野と目標を直接つなげる書き方が評価につながります。
分野の名称と自身のビジョンが論理的に結びついている志望理由書は、審査でも好印象を持たれやすくなります。
総合型選抜の経営学部の例文3選
総合型選抜の経営学部の志望理由書例文を、3パターンに分けて紹介します。
受験者の経験・関心の違いに合わせて、参考になる書き方の方向性を示します。
紹介する3パターンは下記のとおりです。
- アルバイト経験から経営への関心につなげるケース
- 社会課題の解決をビジネスで実現したいケース
- 課外活動での実行力・行動力をアピールするケース
例文をそのまま書き写すのではなく、自身の体験を組み込んでアレンジしてください。
アルバイト経験から経営への関心につなげるケース
アルバイト経験を起点に、経営への関心を表現する志望理由書の例文を紹介します。
接客や売上向上などの実体験を志望動機に組み込みやすいパターンです。
【例文】
私は現在、飲食店でアルバイトをしており、そこで自分が接客し、お客様の満足した笑顔を見て、仕事のやりがいを感じたからです。また、そこの店では、様々なサービスをして一定の常連客を得ています。そこから将来、接客がどう店に貢献することができるのかを考えながら、自分なりの経営の工夫がつまった店を作っていきたいです。
接客経験から経営の工夫への発想転換を示す構成です。
実体験のディテールを盛り込むほど、説得力が増す書き方です。
社会課題の解決をビジネスで実現したいケース
社会課題に対する問題意識から、経営学への関心を表現する志望理由書の例文を紹介します。
身近な体験を起点にしながら、社会的視点を盛り込めるパターンです。
【例文】
経営学に興味をもったのは、ハワイでビジネスを運営している叔母からアドバイスを求められたことにある。企業設立の際、広告、企業サイト等のデザインについて意見を聞かれた。当時小学6年生だったが、色の組み合わせやロゴが一番印象深いデザインを選んだ。そのデザインが会社の顔となり顧客からも認知されたと喜ばれた。この経験を思い起こし、デザインなどの外的要素が人の心理に影響し、実際に利益に繋がるまでどのようなプロセスを踏むのか疑問に思った。そして、経営統計と心理の分野を融合して研究ができるのではないかと考えた。
身近な体験から社会的視点へとつなげる発想が、評価のポイントになります。
小学校時代のエピソードを起点に、経営統計と心理の融合へ展開している点が特徴です。
課外活動での実行力・行動力をアピールするケース
課外活動で発揮した実行力・行動力を経営学への関心につなげる志望理由書の例文を紹介します。
リーダーシップや組織運営の経験がある受験生に向いたパターンです。
【例文】
私は体育祭実行委員に自ら立候補した。なぜなら、自分達の力で学校を変えたいと考えたからだ。体育祭実行委員で話し合った結果、大きく2つ、例年と違うものを導入することになった。1つ目は、団を作り、縦割りで応援できる環境にし、活気のある体育祭にすること。2つ目は、スポーツが得意な人でも苦手な人でも活躍できる新競技を作り、全校生徒を楽しませることだ。準備から運営まで大変だったが、実行委員の仲間と協力し、大成功できた。
具体的な行動・結果まで盛り込まれているのが特徴です。
将来の経営学的視点へとつなげる一文を追記すると、評価につながる構成になります。
まとめ
総合型選抜で経営学部に合格するためのポイントについて、志望理由書の書き方や例文まで解説しました。
経営学部の総合型選抜では、志望理由書・小論文・面接の3つの選考で受験生の総合力が評価されます。
評価される志望理由書には、経営学部と経済学部の違いの正しい理解と、自身の体験・将来ビジョンを経営学とつなげる視点が必要です。
紹介した3つの例文を参考に、自身の経験を盛り込んだオリジナルの志望理由書を完成させましょう。