総合型選抜(旧AO入試)の学力試験とは?なしの大学もある?難易度と対策を解説
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総合型選抜(旧AO入試)の学力試験は、基礎的な読解力や思考力、表現力などを測るための試験です。
「総合型選抜って、学力試験があるの?」「一般選抜の学力試験との違いは?」と疑問を持つ受験生は少なくありません。
何も調べずに受験すると「こんな試験が課されるとは思わなかった」と後悔することも。
本コラムでは、総合型選抜の学力試験の定義・難易度・種類・具体的な対策まで網羅的に解説します。
総合型選抜の学力試験について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
総合型選抜(旧AO入試)の学力試験とは?

総合型選抜の学力試験とは、志望学部で求められる専門知識を確認するための試験です。
学力試験は、以下のような「学力の3要素」を確認することを目的として実施されます。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性・協働性
ただし、主な目的は「志望学部での学びに必要な力」を確認することであり、一般選抜のように教科の知識や得点力が問われるわけではありません。
総合型選抜の学力試験の難易度
総合型選抜の学力試験は、一般選抜より易しい傾向ですが、対策なしでは合格できない水準といえます。
一般選抜の学力試験では、幅広い知識と高い得点力が求められます。
一方、総合型選抜では、基礎的な読解力・思考力・表現力を測るための出題が中心です。
単純な知識の暗記よりも、与えられた情報をもとに自分の考えを論述したり、資料を分析したりする力が試されるでしょう。
難関大学や人気学部の場合は、独自の難度設定がなされることもあります。
そのため「総合型選抜なら勉強しなくていい」という認識は危険です。
志望校の過去問を確認し、自分の実力に応じた対策を進めることが重要です。
総合型選抜の学力試験の種類
総合型選抜の選考要素は、大きく以下の5つに分類されます。
- 書類審査(調査書・志望理由書など)
- 学力試験(筆記・適性検査・共通テストなど)
- 小論文
- 面接・口頭試問
- プレゼンテーション
書類審査は、ほぼ全ての大学で必須です。
書類審査のほかに何を組み合わせるかは、大学や学部・学科によって異なります。
学力試験に分類される主な形式は、以下の通りです。
- 大学独自の筆記試験・適性検査
- 共通テスト
- 英語外部検定
大学独自の筆記試験・適性検査
大学独自の筆記試験では、志望学部に関連する科目の問題が出題されます。
理系学部では数学や理科、文系学部では現代文や英語が一般的です。
基礎的な内容が多いですが、難関校では応用問題が出題されるケースもあります。
共通テスト
書類審査などの選考プロセスと組み合わせて、共通テストを活用する大学もあります。
特に国公立大学の総合型選抜で採用されるケースが多く、共通テストの対策が不可欠になります。
英語外部検定
学力の証明として、英検やGTEC、TOEFLなどのスコアを提出できる大学があります。
英語の筆記試験の免除や換算に使えるケースも多いため、高2までに取得しておくと受験準備が楽になるでしょう。
学力試験のみ・なしで受けられる総合型選抜の大学
学力試験のみ・なしで受けられる総合型選抜の大学
学力試験のみで受けられる大学
学力試験のみで受けられる総合型選抜の大学は、以下の通りです。
- 東洋大学
- 神奈川大学
東洋大学
東洋大学の「基礎学力テスト型入試」では面接が実施されず、基礎学力テストと書類選考によって合否が判定されます。
学部の枠を越えて、複数の学部・学科や入試方式を併願することが可能です。
参考:総合型選抜 基礎学力テスト型入試(公募制・併願可)|東洋大学入試情報サイト
神奈川大学
神奈川大学の総合型選抜は、適性検査(筆記試験)と自己推薦書をはじめとする書類審査によって総合的に判定され、面接はありません。
複数の学科に併願して出願できます。
参考:総合型選抜(適性検査型)(2027年度)|神奈川大学入試情報サイト
学力試験なしで受けられる大学
学力試験なしで受けられる総合型選抜の大学は、以下の通りです。
- 国際基督教大学
- 筑波大学
国際基督教大学
国際基督教大学の総合型選抜では、自己活動歴などの書類選考と面接によって、受験生の多様な能力が評価されます。
専願制の入試であるため、併願はできません。
筑波大学
筑波大学総合型選抜の「アドミッションセンター(AC)入試」は、自己推薦型の入試です。
書類選考と、面接および口述試験による選考が実施されます。
総合型選抜の学力試験対策のやり方
総合型選抜における学力試験の対策方法は、以下の通りです。
総合型選抜の学力試験対策のやり方
志望校の出題形式を最初に調べる
総合型選抜の学力試験を受ける際は、まず志望校の出題形式を把握しておくことが重要です。
大学・学部によって形式が大きく異なるため、募集要項と過去問を確認しましょう。
特に重視すべきポイントは、以下の3点です。
- 独自筆記か共通テストか
- 科目数・試験時間・配点
- 英語外部検定の利用可否
この3点を把握しておくことで、的確な対策を立てやすくなり、限られた時間を有効に使えます。
出願後に形式を把握しても、準備が間に合わない場合があるため、志望校を絞り込んだタイミングで早めに確認しましょう。
過去問で試験の形式に慣れる
総合型選抜の学力試験を受ける際は、過去問で試験の形式に慣れておきましょう。
大学によっては、公式サイトで過去問やサンプル問題が公開されています。
記述式やマーク式、論述式など、試験形式によって対策の方向性が変わります。
まずは大学の公式サイトをチェックし、入手できる問題を解いておきましょう。
過去問が公開されていない場合は、難易度が同程度の市販問題集や、共通テスト対策問題集などで代用できます。
評定平均と資格取得も並行して進める
総合型選抜では、評定平均や資格取得の対策も必要です。
学力試験がある入試でも、調査書の評定平均が出願条件や加点対象となるケースがあります。
なるべく早い時期から評定平均を意識し、学校の授業に丁寧に取り組んでおくことが重要です。
また、英検やGTECなどの英語外部検定は、学力試験の英語科目の免除や換算に使える場合があります。
多くの大学が対応しているため、目標スコアを取得しておくと良いでしょう。
高2の段階で対策しておけば、高3になってからの学力試験の準備に集中できます。
英語に関連する資格は「合否に直結する要素」として捉え、早めの取得を目指しましょう。
まとめ
総合型選抜の学力試験は、基礎的な読解力・思考力・表現力を中心に評価されます。
難易度は比較的易しめですが、対策なしでは合格できない水準です。
試験形式は大学・学部によって異なるため、募集要項と過去問を必ず確認しましょう。
学力試験がない大学では、その分書類や面接の比重が増します。
自分の強みと志望校の選考方法を照らし合わせ、早い段階から計画的に準備を進めましょう。