総合型選抜(旧AO入試)は面接なしで受験できる?3つの注意点を解説
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総合型選抜(旧AO入試)は、2026年秋に実施される入試から面接による評価が原則必須になります。
文部科学省が定める実施要項が改められ、面接を行わない選抜方式は例外的な扱いになりました。
ただし一部の方式には猶予が設けられているため、受験する学年によって状況は変わります。
本記事では、面接なしの総合型選抜を探すときの注意点と、面接が苦手でも合格をつかむコツを解説します。
目次
総合型選抜(旧AO入試)の面接は2026年秋の入試から原則必須になる

総合型選抜の面接は、2026年秋に実施される入試から原則として必須になります。
文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項によれば、総合型選抜と学校推薦型選抜において面接による評価を必ず行うことが定められています。
必須化の背景にあるのは、選抜の実態が本来の趣旨から外れていた点です。
一部の大学では、面接などの配点が著しく低く設定されていました。
結果として教科・科目の個別テストの成績で実質的に合否が決まり、一般選抜の前倒しだと問題視されました。
総合型選抜は本来、学力試験だけでは測れない意欲や適性を多面的に評価する入試方式です。
面接を必ず行うルールは、本来の趣旨を取り戻すために設けられたと言えるでしょう。
ここでいう面接は、1対1で向かい合う個人面接だけではなく、ディベート・集団討論・プレゼンテーション・口頭試問も面接に含まれます。
なお、すぐに面接を導入することが難しい選抜区分には猶予が示され、遅くとも2029年度(令和11年度)入試までに導入すればよい扱いです。
そのため、受験する学年によって状況が変わります。
2026年秋に受験する高校3年生の場合、面接なしの方式がまだ一部残っていますが、2029年度入試では、原則としてすべての方式に面接が課されるでしょう。
面接なしの総合型選抜を探すときに気をつけたいこと
面接なしの総合型選抜は、2026年秋の時点でまだ一部に残っています。
ただし探し方を誤ると、古い情報をもとに出願先を決めてしまう危険があります。
制度が変わった直後だからこそ、確認の手順を押さえておいてください。
ここでは、面接なしの方式を探すときの注意点を3つ紹介します。
去年の入試情報をそのまま信じない
面接なしの大学を探すとき、最も危険なのは前年度の情報をそのまま信じることです。
過去のまとめ記事や入試情報サイトには、必須化される前の古い内容が残っています。
2026年秋の入試から新しいルールが適用されているためです。
去年まで面接がなかった大学でも、今年から面接が追加されている可能性があります。
確認すべき情報源は、各大学が公表している最新年度の募集要項です。
入試情報サイトやまとめ記事は、候補を探すための補助として使うにとどめてください。
総合型選抜の募集要項は、多くの大学で6月から8月ごろに公開されます。
出願直前ではなく、公開されたらすぐ目を通す習慣をつけましょう。
募集要項で配点の内訳まで確認する
募集要項の選考方法に面接があるかどうかだけで判断してはいけません。
プレゼンテーション・口頭試問・グループディスカッションといった名称の選考も、面接に含まれるためです。
選考方法の欄は、飛ばさずにすべて読んでください。
あわせて確認したいのが、評価方法ごとの配点割合です。
大学に対しては、配点割合を公表することが求められるようになりました。
書類・小論文・面接それぞれの配点を見れば、自分が力を発揮しやすい方式かどうかを判断できます。
例えば面接が100点満点中20点であれば、書類と小論文の完成度で十分に挽回できます。
逆に面接が半分を占める方式なら、対策の時間配分を大きく変える必要があるでしょう。
面接なしの大学だけに絞ると出願先が減ってしまう
面接なしの一点だけで志望校を選ぶ方法は、おすすめできません。
選択肢が大きく狭まるうえ、学びたい内容と合わない大学を選ぶことになりかねないためです。
猶予期間が終わる2029年度に向けて、面接なしの方式は年々減っていきます。
条件に依存した受験戦略は、いずれ成り立たなくなります。
面接なしは志望校選びの優先条件ではなく、結果として選択肢に入るものだと考えてください。
まず学びたい分野を軸に志望校を決めましょう。
そのうえで面接がある場合は、対策で乗り越える方針が現実的です。
次の章では、面接が苦手な受験生に向けた具体的な対策を紹介します。
面接が苦手でも総合型選抜で合格をつかむコツ
面接が苦手でも、総合型選抜で合格することは十分に可能です。
面接で見られているのは話し方の上手さではなく、書類に書いた内容を自分の言葉で語れるかどうかだからです。
ここでは、面接対策として取り組むべき3つの方法を紹介します。
提出書類の内容を自分の言葉で言い直す練習をする
まずやるべき面接対策は、提出書類の内容を自分の言葉で説明できる状態にすることです。
総合型選抜の面接は、志望理由書や活動報告書に書いた内容を軸に質問されます。
書類を丸暗記しても、質問の角度が変わった途端に答えられなくなってしまいます。
対策として、提出書類を見ずに「なぜこの大学を選んだのか」を口に出して説明してみてください。
「高校時代に力を入れたことは何か」も同じように話し、書類の内容とずれていないか照らし合わせます。
書類に書いた経験を1分程度で話す練習も効果があります。
1分で話せる内容にまとめておくと、本番で話が長くなりすぎる事態を防げるでしょう。
想定質問への答えを書き出して声に出す
面接で聞かれやすい質問は、あらかじめ書き出して答えを準備しておきましょう。
定番となるのは、志望理由・入学後に学びたいこと・高校時代に力を入れたこと・卒業後の進路です。
答えは文章にしてから、必ず声に出してください。
頭の中で考えるだけでは、本番で言葉が出てこなくなります。
音声にする段階を挟むと、言いにくい表現や長すぎる説明にその場で気づけます。
答え方は、結論から先に述べる組み立てが基本です。
例えば志望理由なら「地域の福祉を学びたいからです」と先に述べ、そのあとに理由と具体的なエピソードを続けます。
結論を先に置くだけで、伝わりやすさは大きく変わります。
先生や第三者に模擬面接をしてもらう
仕上げとして、第三者に相手役を依頼して模擬面接を行いましょう。
一人での練習には限界があるためです。
高校の先生や家族に頼めば、本番に近い緊張感のなかで練習できます。
第三者に見てもらうと、自分では気づけない話し方の癖を指摘してもらえます。
語尾が小さくなる・視線が下を向く・話が長くなるといった傾向は、自分ではなかなか自覚できません。
実施は出願前の早い段階から始め、複数回行ってください。
相手を変えて実施すると、異なる視点からの指摘が得られます。
総合型選抜ではオンライン面接が実施される場合もあるため、画面越しでの練習も一度は行っておきましょう。
まとめ
総合型選抜の面接は、2026年秋に実施される入試から原則必須になりました。
面接なしの方式は一部に残っていますが、2029年度入試までにはすべての方式へ導入されます。
志望校は面接の有無ではなく、学びたい分野を軸に選んでください。
書類を自分の言葉で語る練習と模擬面接を重ねて、面接のある方式でも合格をつかみましょう。
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