日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件や学部別の倍率を徹底解説
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日本大学の総合型選抜は、学部ごとに別の入試として設計され、名称も日程も選考方法も学部で違います。
2026年度は学部第一部の合計で受験3,501名・合格1,795名でした。
ただし学科・枠の単位で見ると、国際関係学部の1.0倍から医学部新潟県枠の18.3倍まで開いています。
本記事では日本大学の総合型選抜の実施学部と学部ごとの倍率・出願条件・選抜方法を解説します。
目次
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

日本大学の総合型選抜は学部ごとに別の入試で、出願締切は学部間で3週間以上ずれます。
競争率も学部で大きく違います。
学部ごとの方式・型
日本大学の総合型選抜は、方式・型の名称が学部ごとに異なります。
名前を付けているのは、法・経済・国際関係・危機管理・スポーツ科・生産工・工の7学部です。
商・薬・生物資源科などは区分を置かず、学部で1つの入試です。
| 学部(2027年度) | 方式・型の名称 |
| 法 | CL方式(法学部専願型/他大学併願型) |
| 文理 | 区分なし(ドイツ文学科のみA出願/B出願) |
| 経済 | 探究学習評価型/資格取得型 |
| 商 | 区分なし |
| 芸術 | 区分なし(エントリーを経て出願) |
| 国際関係(第1期) | 探究型プレゼンテーション方式/高大接続方式 |
| 国際関係(第2期) | 海外経験・語学力活用方式/ディスカッション方式/文化・芸術・スポーツ等方式 |
| 国際関係(第3期) | 探究型プレゼンテーション方式/ディスカッション方式 |
| 国際関係(第4期) | 文化・芸術・スポーツ等方式/探究型プレゼンテーション方式/高大接続方式 |
| 危機管理 | 探究型/資格型/キャリア型/キャリア型(併願可) |
| スポーツ科 | アスリート型/自己アピール型 |
| 理工 | 区分なし(選考方法は学科ごとに違う) |
| 生産工 | 第1期(課題型/探究型)/第2期(授業型) |
| 工 | 第1期(プレゼン型)/第2期(模擬授業型) |
| 松戸歯 | 第1期〜第4期(方式名なし) |
| 生物資源科 | 区分なし |
| 薬 | 区分なし |
出願期間も選考日も学部で異なるため、出願前に志望学部の募集要項で日程を確認しましょう。
実施している学部
総合型選抜を実施しているのは14学部です。
- 法
- 文理
- 経済
- 商
- 芸術
- 国際関係
- 危機管理
- スポーツ科学
- 理工
- 生産工
- 工
- 松戸歯
- 生物資源科学
- 薬
医学部は総合型選抜としての募集を置かず、地域枠選抜を総合型選抜等の区分で実施しています。
募集人員が2027年度に変わったのは11学部で、据え置きは経済・スポーツ科・工の3学部です。
| 学部 | 2026年度の募集人員 | 2027年度の募集人員 |
| 法 | 50名 | 63名 |
| 文理 | 107名 | 95名 |
| 商 | 57名 | 64名 |
| 芸術 | 283名 | 296名 |
| 危機管理 | 50名 | 55名 |
| 薬 | 10名 | 15名 |
2027年度の文理学部は、哲学科・史学科・国文学科・心理学科で総合型選抜を実施しません。
学部ごとの倍率
日本大学の総合型選抜の競争率は学部単位で、国際関係学部の1.0倍から医学部の地域枠選抜の12.7倍まで開きます。
| 学部(2026年度) | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率(受験÷合格) |
| 法 | 50名 | 95名 | 95名 | 34名 | 2.8倍 |
| 文理 | 107名 | 467名 | 467名 | 140名 | 3.3倍 |
| 経済 | 90名 | 233名 | 228名 | 125名 | 1.8倍 |
| 商 | 57名 | 232名 | 232名 | 103名 | 2.3倍 |
| 芸術 | 283名 | 634名 | 629名 | 310名 | 2.0倍 |
| 国際関係 | 148名 | 148名 | 143名 | 139名 | 1.0倍 |
| 危機管理 | 50名 | 152名 | 152名 | 73名 | 2.1倍 |
| スポーツ科 | 73名 | 244名 | 244名 | 103名 | 2.4倍 |
| 理工 | 121名 | 329名 | 286名 | 251名 | 1.1倍 |
| 生産工 | 273名 | 359名 | 355名 | 229名 | 1.6倍 |
| 工 | 77名 | 70名 | 69名 | 60名 | 1.2倍 |
| 医(地域枠選抜) | 11名 | 161名 | 152名 | 12名 | 12.7倍 |
| 松戸歯 | 16名 | 19名 | 19名 | 17名 | 1.1倍 |
| 生物資源科 | 96名 | 362名 | 362名 | 160名 | 2.3倍 |
| 薬 | 10名 | 69名 | 68名 | 39名 | 1.7倍 |
| 学部第一部合計 | 1,462名 | 3,574名 | 3,501名 | 1,795名 | 2.0倍 |
国際関係学部は第1期から第4期を合わせて受験143名・合格139名で、受験者のほぼ全員が合格しました。
文理学部心理学科は受験45名・合格3名で15.0倍、社会学科は9.0倍でした。
医学部の地域枠は新潟県枠18.3倍・埼玉県枠14.0倍・茨城県枠12.3倍です。
生物資源科学部も獣医保健看護学科7.0倍・食品ビジネス学科5.4倍・海洋生物学科5.1倍と高くなっています。
受験者が全員合格して1.0倍だったのは、理工学部の土木工学科・交通システム工学科・物質応用化学科です。
工学部の土木工学科・機械工学科・電気電子工学科、生物資源科学部の環境学科も1.0倍でした。
試験日と出願期間
日本大学の総合型選抜で2027年度入試の出願締切がいちばん早いのは、商学部の9月4日です。
国際関係学部第1期も書類提出の締切は9月4日で、書類審査で出願を許可された人が9月17日から9月24日に出願します。
芸術学部は出願の前にエントリーが必要で、その締切は9月3日です。
理工学部・工学部第1期・生産工学部探究型の9月7日、文理学部の9月8日と続きます。
以下の表は2027年度入試の主な学部の日程で、ほかの学部はそれぞれの募集要項で確認してください。
| 学部 | 出願期間 | 選考日 |
| 法 | 9月1日〜9月25日 | 10月18日 |
| 文理 | 9月1日〜9月8日 | 第一次9月24日 第二次10月10日 |
| 経済 | 9月7日〜9月11日 | 第一次は書類 第二次10月18日 |
| 商 | 9月1日〜9月4日 | 第一次は書類と事前課題 第二次10月18日 |
| 芸術 | エントリー9月1日〜9月3日 出願10月1日〜10月7日 | 10月25日 |
| 危機管理 | 9月1日〜9月11日 | 第一次9月29日 第二次10月24日 |
| スポーツ科 | 9月1日〜9月11日 | 第一次9月29日 第二次10月24日 |
| 薬 | 9月1日〜9月24日 | 10月10日 |
出願締切が9月上旬に来る学部では、提出書類を夏休み中に仕上げる必要があります。
同じ日本大学でも出願締切が3週間以上ずれるため、志望学部の日程を先に確かめてください。
参考:日本大学|入試結果
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件
日本大学の総合型選抜は、評定を要件とする学部と要件に置かない学部に分かれます。
第一志望・入学確約を求める方式が中心ですが、他大学と併願できる区分も7学部にあります。
他大学と併願できるのは、法学部のCL方式(他大学併願型)や危機管理学部のキャリア型(併願可)など7学部の区分です。
この章で扱う学部のうち、評定の基準があるのは法学部のCL方式と経済学部の探究学習評価型です。
法学部CL方式の出願条件
日本大学法学部のCL方式は、全体の評定・科目別の評定・英語外部試験のいずれか1つを満たせば出願できます。
評定基準Aは全体の学習成績の状況3.5以上で、第二部法律学科は3.0以上です。
評定基準Bは、英語などの外国語・国語・数学・地歴公民科目のうち平均4.0以上の科目が1つ以上あれば満たせます。
英語外部試験の主な基準は次のとおりです。
- 英検2級以上合格またはCSE1,980以上
- GTEC(4技能)930以上
- TOEFL iBT41以上(2026年1月21日以降の試験は点数と別の尺度に変わり3以上)
- TOEIC L&R500以上
- IELTS4.0以上
- TEAP225以上
経営法学科では、日商簿記3級以上や全経簿記3級以上の簿記系資格も認められます。
CL方式には法学部専願型と他大学併願型があり、他大学併願型は第一部の5学科で各3名を募集します。
経済学部の探究学習評価型、資格取得型の出願条件
日本大学経済学部で評定の基準があるのは探究学習評価型で、出願時の全体の学習成績の状況が3.7以上です。
探究学習評価型・資格取得型とも、経済学部を第一志望とし、合格した場合は入学することを確約できる人が対象です。
探究学習評価型は、高校の授業で探究活動に取り組んでいることも要件になります。
探究学習評価型は2027年3月卒業見込みの人が対象で、資格取得型は2026年3月卒業者も出願できます。
資格取得型は、英検2級以上合格やTOEIC L&R470以上が対象です。
日商簿記検定2級以上や基本情報技術者試験合格も対象に入ります。
全国商業高等学校協会主催の検定試験で、簿記・英語・商業経済のうち2分野以上の1級合格も対象です。
取得した資格を入学後の学修にどう生かすかも、志望動機として書類審査で評価されます。
危機管理学部の探究型、資格型、キャリア型の出願条件
日本大学の危機管理学部は評定の基準を置かず、型ごとの提出物や資格で出願要件を分けています。
探究型・資格型・キャリア型は、第一志望で合格した場合は入学することを確約できる人が対象です。
探究型では、高校で受講した探究型授業の受講報告書とその成果物を提出します。
資格型は、英検準2級プラス以上やTOEIC L&R520以上、GTEC930以上などの英語資格が対象です。
ITパスポート試験や情報セキュリティマネジメント試験、防災士資格取得試験の合格でも出願できます。
資格・スコアは、出願期間初日から遡って2年以内に実施された試験のものに限られます。
スポーツ科学部のアスリート型、自己アピール型の出願条件
日本大学のスポーツ科学部は、アスリート型・自己アピール型とも評定の基準がありません。
どちらも、第一志望で合格した場合は入学することを確約できる人が対象です。
募集は競技スポーツ学科で行われ、募集人員はアスリート型53名、自己アピール型20名になります。
アスリート型は、そのうえでスポーツ活動で顕著な活躍が認められた人が対象です。
自己アピール型は、活動報告書と自己アピール書を志望理由書・調査書とあわせて出す決まりです。
自己アピール型の出願要件は第一志望・入学確約だけで、競技実績を求める要件は置いていません。
アスリート型と自己アピール型は併願できるため、両方の要件を満たせば両方の型に出願できます。
参考:日本大学|総合型選抜
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法
日本大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法は、学部や方式・型ごとに異なります。
以下では、法学部・経済学部・危機管理学部・スポーツ科学部の選抜方法を方式・型ごとに説明します。
法学部CL方式の選抜方法
日本大学法学部のCL方式は、筆記試験(総合型小論文)と書類選考の2つで選考し、面接はありません。
募集要項では、総合型小論文を「高等学校の教育課程を踏まえた論理的読解力と論理的思考力を問う」ものと定めています。
出題は日本語と英語の両方です。
筆記試験には最低基準点が設けられ、下回ると書類選考を行わずに不合格となります。
最低基準点を超えた人の合否は、筆記試験と書類選考の合計点で決まります。
書類選考の対象は、志望理由書を含む出願書類一式です。
小論文の点数に加えて、志望理由書の内容も合否に関わります。
この選考方法は、法学部専願型と他大学併願型で共通です。
経済学部の探究学習評価型、資格取得型の選抜方法
日本大学経済学部は両方の型とも2段階で選び、第二次選考は探究学習評価型が口頭試問、資格取得型が面接です。
どちらの型も第一次選考の審査ごとに最低基準があり、基準に達しないと不合格になります。
探究学習評価型の第一次選考は、志望・学習計画書の審査と探究活動概要説明書の審査です。
志望・学習計画書では、志望動機と入学後の学習計画、修学意欲が評価されます。
探究活動概要説明書の審査では、高校で取り組んだ探究活動の成果物について、その制作プロセスが評価されます。
口頭試問は探究活動概要説明書と成果物に関する質疑応答で、論理的な思考力や表現力も評価の対象です。
資格取得型の第一次選考は、エントリーシートによる書類審査と小論文(事前課題)です。
小論文では課題に対応した知識や論理的な思考力、表現力が評価され、面接では修学意欲や態度が評価されます。
危機管理学部の探究型、資格型、キャリア型の選抜方法
日本大学の危機管理学部は4型とも、第一次選考の書類審査を通過した人が第二次選考に進む2段階の選考です。
第二次選考の試験は4型で共通し、総合問題試験(読解と論述を含む)と口頭試問・面接を課します。
型で違うのは、面接に含まれるプレゼンテーションの題材です。
探究型は探究型授業受講報告書と成果物、資格型は取得資格を題材に発表します。
キャリア型とキャリア型(併願可)は、キャリア計画書について発表します。
合否は、第一次選考と第二次選考の両方の結果をもとにした判定です。
総合問題試験は読解と論述を含むため、資料を読んで自分の考えを文章にまとめる力が問われます。
スポーツ科学部のアスリート型、自己アピール型の選抜方法
日本大学のスポーツ科学部は2つの型とも、第一次選考の書類審査と第二次選考の2段階で選びます。
第一次選考で審査する書類は、アスリート型が志望理由書・スポーツ活動歴とその証明書・調査書です。
自己アピール型は、志望理由書・調査書・活動報告書・自己アピール書を提出します。
第一次選考の結果は、書類審査のあとに本人宛てに発送されます。
第二次選考の対象者には課題が送付され、10月16日までにレポートを作成して提出する決まりです。
第二次選考日に行うのは、課題レポートに関するプレゼンテーションと口頭試問、面接です。
第二次選考は志願者数によって、翌日にも実施される可能性があります。
参考:日本大学|総合型選抜
まとめ
日本大学の総合型選抜は大学として1つの入試ではなく、学部ごとに名称も日程も選考方法も違います。
競争率は学科・枠の単位で、国際関係学部の1.0倍から医学部新潟県枠の18.3倍まで開きます。
2026年度の医学部の枠は総合型選抜としての募集ではなく、総合型選抜等の区分に含まれる地域枠選抜でした。
文理学部の哲学科・史学科・国文学科・心理学科は、2027年度の総合型選抜を実施しません。
志望学部の出願締切と選考方法を先に確かめ、いちばん早い9月4日から逆算して準備を始めてください。
総合型選抜について、
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- 志望動機が全く見えなくて困っている
- 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
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