明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件や学科別の倍率を徹底解説
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明治学院大学の総合型選抜は、「自己推薦AO入学試験」の名称で実施されています。
政治学科を除く全学科で、試験当日に筆記試験があります。
科目は小論文・英語・フランス語・数学文章問題・論文から学科ごとに決まり、配点は各試験科目100点です。
2026年度は志願1,026名・第一次選考通過658名・合格391名でした。
第一次選考の書類審査を通る割合は、学科によって29%から100%まで分かれます。
本記事では明治学院大学の自己推薦AO入学試験について、学科ごとの倍率と出願条件・選抜方法・過去問を解説します。
目次
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

明治学院大学の自己推薦AO入学試験は、学科ごとに試験科目と募集人員、倍率が違います。
ここでは総合型選抜(旧AO入試)の基本情報について解説します。
総合型選抜にあたる自己推薦AO入学試験
明治学院大学で総合型選抜にあたるのは、自己推薦AO入学試験です。
選考は第一次の書類審査と第二次の試験に分かれ、第二次は政治学科が面接のみ、ほかの学科は筆記試験と面接です。
第二次出願は第一次選考の通過者だけが行います。
2027年度の募集人員は、全学科を合わせて約250名と若干名です。
入試制度はAO(A)とAO(B)に分かれ、AO(B)はフランス文・国際・国際キャリアの3学科で行われます。
AO(B)の中身は学科ごとに違い、フランス文学科のAO(B)はフランス語既習者が対象です。
国際キャリア学科のAO(B)は、4月入学に加えて9月入学の募集もあります。
実施している学部・学科
明治学院大学の自己推薦AO入学試験の募集人員は、学科と方式により約5名から約34名まで分かれます。
| 学部 | 学科・方式 | 募集人員 | 試験科目 |
| 文 | 英文 AO(A) | 約20名 | 小論文(英語によるエッセイ300〜500語程度)・面接 |
| 文 | フランス文 AO(A) | 約10名 | 英語またはフランス語・面接 |
| 文 | フランス文 AO(B)フランス語既習者 | 約5名 | フランス語・面接 |
| 文 | 芸術 AO(A) | 約30名 | 小論文・面接 |
| 経済 | 国際経営 AO(A) | 約5名 | 英語・面接 |
| 社会 | 社会 AO(A) | 約10名 | 小論文・面接 |
| 社会 | 社会福祉 AO(A) | 約20名 | 小論文・面接 |
| 法 | 消費情報環境法 AO(A) | 約34名 | 小論文・英語・面接 |
| 法 | グローバル法 AO(A) | 約15名 | 英語・面接 |
| 法 | 政治 AO(A) | 約10名 | 面接のみ |
| 国際 | 国際 AO(A) | 約5名 | 小論文・英語・面接 |
| 国際 | 国際 AO(B) | 約30名 | 小論文・面接 |
| 国際 | 国際キャリア AO(B)4月入学 | 約10名 | 英語・論文(英語で解答する)・面接 |
| 国際 | 国際キャリア AO(B)9月入学 | 若干名 | 英語・論文(英語で解答する)・面接 |
| 心理 | 心理 AO(A) | 約15名 | 小論文・面接 |
| 心理 | 教育発達 AO(A) | 約25名 | 小論文・面接 |
| 情報数理 | 情報数理 AO(A) | 約6名 | 数学文章問題・面接 |
募集人員を2026年度と比べると、国際学科AO(B)が約25名から約30名に増えています。
学科ごとの倍率
明治学院大学で倍率が最も高いのは心理学科の6.7倍、最も低いのはフランス文学科AO(B)の1.0倍です。
数値は2026年度の実績で、制度と日程は2027年度の募集要項に基づきます。
| 学部・学科・方式 | 志願者数 | 第一次選考通過者数 | 合格者数 | 倍率(志願÷合格) | 一次通過率(一次通過÷志願) |
| 文・英文 | 61名 | 61名 | 52名 | 1.2倍 | 100% |
| 文・フランス文 AO(A) | 44名 | 40名 | 28名 | 1.6倍 | 91% |
| 文・フランス文 AO(B) | 2名 | 2名 | 2名 | 1.0倍 | 100% |
| 文・芸術 | 79名 | 29名 | 19名 | 4.2倍 | 37% |
| 経済・国際経営 | 85名 | 42名 | 14名 | 6.1倍 | 49% |
| 社会・社会 | 64名 | 29名 | 18名 | 3.6倍 | 45% |
| 社会・社会福祉 | 110名 | 72名 | 44名 | 2.5倍 | 65% |
| 法・消費情報環境法 | 116名 | 90名 | 63名 | 1.8倍 | 78% |
| 法・グローバル法 | 14名 | 14名 | 6名 | 2.3倍 | 100% |
| 法・政治 | 33名 | 21名 | 15名 | 2.2倍 | 64% |
| 国際・国際 AO(A) | 15名 | 11名 | 3名 | 5.0倍 | 73% |
| 国際・国際 AO(B) | 156名 | 126名 | 56名 | 2.8倍 | 81% |
| 国際・国際キャリア AO(B)4月入学 | 33名 | 27名 | 22名 | 1.5倍 | 82% |
| 国際・国際キャリア AO(B)9月入学 | 0名 | ― | ― | ― | ― |
| 心理・心理 | 120名 | 35名 | 18名 | 6.7倍 | 29% |
| 心理・教育発達 | 74名 | 39名 | 23名 | 3.2倍 | 53% |
| 情報数理・情報数理 | 20名 | 20名 | 8名 | 2.5倍 | 100% |
| 計 | 1,026名 | 658名 | 391名 | ― | 64% |
表で第一次通過率が最も低いのは心理学科で、志願120名のうち通過したのは35名でした。
当日の試験に進んだ35名のうち、18名が合格しています。
志願者数を合格者数で割った倍率は、心理学科に続いて国際経営6.1倍、国際学科AO(A)5.0倍、芸術学科4.2倍でした。
芸術学科も志願79名から通過29名まで絞られました。
反対に英文・グローバル法・情報数理・フランス文Bでは、志願者全員が第一次選考を通過しています。
試験日と出願期間
明治学院大学の出願は第一次出願と第二次出願の2回に分かれ、日程は次のとおりです。
| 項目 | 日程 |
| 受験上の配慮申請 | 2026年9月11日まで |
| 第一次出願(Web登録) | 2026年9月14日〜9月24日 |
| 第二次出願 | 2026年10月21日〜10月28日 |
| 試験日 | 2026年11月15日 |
第一次出願の締切から試験日までは7週間ほどあり、書類の提出後に筆記試験の対策を進められます。
参考:明治学院大学|自己推薦AO入学試験(総合型選抜)
参考:明治学院大学|自己推薦AO 入学試験要項
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件
明治学院大学は共通出願資格に加えて、学科別の出願資格を満たす必要があります。
共通出願資格は、大学入学資格を持つことと、出願する学科を第一志望として入学を確約できることです。
大学入学資格は2027年3月31日までに取得見込みであれば足り、9月入学の場合は2027年8月31日までが期限です。
共通出願資格の欄に現役・既卒の区別は載っていません。
出願学科は1学科に限られますが、他大学との併願は認められています。
ただし募集要項には「本学に合格した場合は入学していただくことが条件です」とあります。
学科別の出願資格は評定・活動実績・英語外部検定などの組み合わせで、中身は学科ごとに別々です。
評定平均値の基準を出願資格に定めているのは、次の9学科です。
| 学科 | 評定の基準 |
| 心理学科 | 全体3.8以上 |
| 英文学科 | 全体3.5以上 |
| 国際経営学科 | 全体3.5以上 |
| 社会福祉学科 | 全体3.5以上 |
| 政治学科 | 全体3.5以上 |
| 消費情報環境法学科 | 全体3.2以上 |
| 情報数理学科 | 数学3.6以上 |
| フランス文学科AO(B) | フランス語3.0以上 |
| 教育発達学科 | 英語外部検定、英語・国語などの評定、全体3.5以上など7項目のいずれか |
表の学科の多くは、評定に加えて英語外部検定や活動実績などの条件もあわせて満たす必要があります。
社会学部社会学科は次の6項目のいずれか1つ以上に該当すれば出願できます。
- 文学:高校時代に新人文学賞の受賞・入賞、自作の小説や評論の文学雑誌への掲載(同人誌や読者投稿欄は不可)
- スポーツ:高校時代に個人で都道府県ベスト4以上、団体はレギュラーで全国大会出場か都道府県ベスト4以上、海外大会の好成績
- 文学以外の文化活動:高校時代に全国コンクール入賞、公募制新人賞の受賞・入賞、雑誌掲載・舞台出演等の実績
- 社会活動:高校時代の継続的な社会活動の実績
- 海外在学:出願時点で中学・高校相当の時期に海外で2年以上継続在学
- 外国人学校:入学時点で国内の外国人学校の高校相当課程の最終学年を含め3年以上在学・在学見込み
活動実績は証明書類で示す必要があり、団体での受賞ではメンバー表など個人名が明記されたものが対象です。
明治学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法
明治学院大学の選考は第一次が書類審査、第二次が学科別の試験で、政治学科は面接のみです。
第一次選考では、調査書と、学科ごとに指定された書類を提出します。
| 学部・学科 | 提出する書類 | 字数・形式 |
| 経済・国際経営 | 志望理由書(様式1) | 500字以内 |
| 文・英文 | 自己推薦文(様式3) | 自筆により800字程度 |
| 文・フランス文/芸術 | 志望理由書(様式3) | 自筆により1,000字程度 |
| 社会・社会 | 自己推薦文(様式4) | 自筆により1,000〜2,000字程度 |
| 社会・社会福祉 | 自己推薦書(様式5) | 1,600字程度 |
| 法・消費情報環境法/グローバル法/政治 | 志望理由書(様式3) | 自筆により1,000字以内 |
| 法・政治 | 志望理由書に加えて、社会貢献活動説明書(様式6)・推薦状2通 | 説明書は自筆、推薦状は推薦者2名から各1通・厳封 |
| 法・グローバル法 | 志望理由書に加えて、エントリーシート(様式9) | ― |
| 国際・国際 | 志望理由書(様式7)とレポート(様式8) | 様式7は自筆で800字程度、様式8は800字程度 |
| 国際・国際キャリア | 志望動機書(英語)とエントリーシート(様式10) | 志望動機書は様式自由・600〜800語 |
| 心理・心理 | 志望理由書(様式2) | 自筆により800字程度 |
| 心理・教育発達 | 自己アピール書 | A4用紙2枚またはA3用紙1枚 |
| 情報数理・情報数理 | 自己推薦文・志望理由書(様式3) | 自筆により1,000字程度 |
学科によっては、自筆での作成や英語外部検定・活動実績の証明書の提出も求められます。
第二次選考の筆記試験は学科ごとに違い、科目は小論文・英語・フランス語・数学文章問題などです。
配点は各試験科目100点で、面接も同じ100点で採点されます。
面接は全学科で実施され、志願者多数などの場合はグループ面接になることもあります。
社会学部社会学科を例にとると、第一次の提出物は自筆1,000〜2,000字程度の自己推薦文(様式4)です。
社会学科の第二次は小論文と面接です。
自己推薦文には、「これまでどのような活動をしてきたか」と「社会学科で何を勉強したいか」を書く決まりがあります。
面接に備え、自己推薦文に書いた活動を口頭で説明できるよう整えてください。
明治学院大学の総合型選抜の過去問
明治学院大学は自己推薦AO入学試験の過去問を、2023年度から2026年度まで公開しています。
公開されているのは問題だけで、解答は掲載されていません。
以下では、主な科目から2026年度の設問を例として引用します。
小論文
小論文を課すのは英文・芸術・社会・社会福祉・消費情報環境法・国際・心理・教育発達の各学科です。
明治学院大学英文学科の小論文は英語によるエッセイで、分量は300〜500語程度です。
国際学科は、AO(A)とAO(B)のどちらでも小論文を課します。
設問ごとの字数は100字以内から700字程度までで、芸術・社会・心理学科のように字数を指定しない学科もあります。
心理学科の2026年度は課題文がなく、次の設問だけが出されました。
「AIがあなた自身の心や行動,人間関係(家族,友人等)にどのような影響を及ぼしているか,まとめて下さい。」
英語
明治学院大学で英語を課すのは国際経営・グローバル法・消費情報環境法・国際学科AO(A)・国際キャリアです。
フランス文学科AO(A)も、英語とフランス語のどちらかを選べます。
2026年度の英語は、語句整序と和訳が中心の学科と、要約や英語のエッセイを書かせる学科に分かれました。
国際経営学科の2026年度は、長文読解の設問のあとに次のエッセイ問題が出されました。
| Write an essay of at least 150 words explaining how technology can help students learn better at university. Give reasons and examples to support your answer. |
フランス語
明治学院大学でフランス語を課すのは文学部フランス文学科で、AO(B)はフランス語のみです。
出題は初級文法修了程度が前提で、2026年度は読解・空所補充・動詞の活用・書き換え・和文仏訳の大問が並びました。
指示文は日本語で、本文と問題文はフランス語です。
大問Ⅴの和文仏訳の設問は次のとおりです。
| Ⅴ.次の日本語の文をフランス語に訳しなさい。 |
| ⑴ 先週の日曜日,友だちと面白い映画を見ました。 |
| ⑵ コーヒーか紅茶か,どちらをお持ちしましょうか? |
| ⑶ 雪が降ったら,スキーに行きましょう。 |
| ⑷ これは,私たちが初めて一緒に旅行した町です。 |
数学文章問題
情報数理学部情報数理学科の数学文章問題は問題Ⅰと問題Ⅱからなり、結果に至るまでの過程も書く記述式になっています。
出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱと、数学A(図形の性質、場合の数と確率)・数学B(数列)・数学C(ベクトル)です。
明治学院大学が公開した2026年度の問題Ⅰは次のとおりです。
| 問題Ⅰ 原点Oを中心とする半径rの円の周上に点A,Bをとる。 半直線OA,OBのなす角をθとし,以下ではθが0<θ<πの範囲にある場合を考える。 θを中心角とする扇形OABについて,その面積をS,周りの長さをLとする。 また扇形OABの弧と線分ABとで囲まれる図形について,その面積をS’,周りの長さをL’とする。 以下の問いに答えなさい。 |
| ⑴ SおよびLを,rとθを用いてそれぞれ表しなさい。 |
| ⑵ S’およびL’を,rとθを用いてそれぞれ表しなさい。 |
| ⑶ L=1としてrとθを変化させるとき,Sの最大値を求めなさい。 |
| ⑷ S=1としてrとθを変化させるとき,Lの最小値を求めなさい。 |
| ⑸ S=3S’となるときの扇形の中心角をθ0とする。θ0とπ/2はどちらが大きいか。 その理由を含め説明しなさい。 |
参考:明治学院大学|過去問題ダウンロード(自己推薦AO入試)
まとめ
明治学院大学の総合型選抜は自己推薦AO入学試験で、政治学科を除く全学科に当日の筆記試験があります。
大学は2026年度の志願者数と第一次選考通過者数、合格者数を公表しています。
2026年度は、学科によって第一次選考の通過率が29%から100%まで分かれました。
他大学との併願は可能で、合格した場合は入学が条件です。
過去問は2023年度から2026年度まで公開されている一方、解答は掲載されていません。
志望学科の提出書類と試験科目を確認し、現在の準備状況に合わせて学習計画を立ててください。
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