桜美林大学の総合型選抜は、総合評価方式・探究入試(Spiral)・基礎力評価方式などに分かれています。

2026年度は志願3,145名・受験2,880名・合格1,581名で、倍率は1.82倍でした。

入学者1,390名は、1年次入学者2,843名のおよそ半分にあたります。

本記事では、桜美林大学の総合型選抜の種類・学群ごとの倍率・出願条件を解説します。

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桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

桜美林大学の総合型選抜は方式が複数あり、同じ学群でも方式によって倍率が変わります。

総合評価方式・探究入試(Spiral)・基礎力評価方式など5系統

総合評価方式・特別枠・グローバル人材育成奨学生選抜・探究入試(Spiral)・基礎力評価方式の5つに分かれています。

特別枠の対象は帰国生徒・キリスト教学校教育同盟・スポーツ・同窓生徒・キリスト者です。

桜美林大学の探究入試(Spiral)は、さらに3つの型に分かれています。

型1次審査上乗せの出願条件
探究学習評価型書類審査なし
ディスカバ!育成型免除桜美林大学が認定するディスカバ!プログラムの認定書
コンテスト活用型免除学外のアワード型プログラム等での優秀な成績

実施している学群

桜美林大学の総合型選抜は、7学群すべてで実施されています。

対象は次の学群です。

  • リベラルアーツ学群
  • グローバル・コミュニケーション学群
  • 航空学群
  • ビジネスマネジメント学群
  • 芸術文化学群
  • 健康福祉学群
  • 教育探究科学群

ただし方式ごとに募集の有無が分かれます。

フライト・オペレーション(パイロット養成)コースは、探究入試(Spiral)の3つの型すべてで募集の対象外です。

芸術文化学群と航空学群3コースでは、探究学習評価型を募集していません。

航空学群3コースとは、航空管制コース・航空機管理コース・空港管理コースの3つです。

グローバル人材育成奨学生選抜では、健康福祉学群・芸術文化学群・教育探究科学群・航空学群を募集対象から外しています。

学群ごとの倍率

2026年度の桜美林大学の総合型選抜で倍率が最も高いのは、ビジネスマネジメント学群の2.73倍です。

航空学群の2.05倍が続きます。

最も低いのは教育探究科学群の1.00倍で、受験者36名が全員合格しました。

以下は2026年度の総合型選抜の実績です。

学群志願者数受験者数合格者数倍率(受験÷合格)
リベラルアーツ学群943名860名509名1.69倍
グローバル・コミュニケーション学群272名243名151名1.61倍
航空学群182名172名84名2.05倍
ビジネスマネジメント学群815名742名272名2.73倍
芸術文化学群420名383名305名1.26倍
健康福祉学群474名444名224名1.98倍
教育探究科学群39名36名36名1.00倍
全学群 合計3,145名2,880名1,581名1.82倍

芸術文化学群も1.26倍と低く、受験383名のうち305名が合格しています。

同じ学群でも、方式によって倍率ははっきり変わります。

学群総合評価方式特別枠基礎力評価方式探究入試(Spiral)
リベラルアーツ学群1.86倍1.07倍1.73倍1.33倍
グローバル・コミュニケーション学群1.74倍1.40倍1.49倍1.22倍
航空学群2.62倍1.33倍1.74倍1.20倍
ビジネスマネジメント学群2.87倍1.94倍3.08倍1.80倍
芸術文化学群1.23倍1.18倍1.44倍1.11倍
健康福祉学群2.76倍1.06倍2.82倍1.54倍
教育探究科学群1.00倍1.00倍1.00倍1.00倍

グローバル人材育成奨学生選抜は表に入れていません。

2026年度の志願者が、募集する3学群ともに1名だったためです。

教育探究科学群以外では、探究入試(Spiral)の倍率が総合評価方式を下回りました。

ただし方式ごとに出願条件や受験者が異なるため、この倍率差だけで合格しやすさは判断できません。

特別枠の倍率は学群によって1.00倍から1.94倍まで開きます。

健康福祉学群の特別枠は志願90名・受験88名・合格83名で1.06倍でした。

2026年度の学群と方式の組み合わせで最も高いのは、ビジネスマネジメント学群の基礎力評価方式です。

受験228名に対し合格74名で3.08倍でした。

試験日と出願期間

桜美林大学の総合型選抜は年4回の実施です。

試験日は第1回・第2回が2次審査、第3回・第4回が一括審査の日にあたります。

実施回出願登録試験日
第1回2026年9月1日〜9月10日10月24日・10月25日
第2回2026年10月9日〜11月12日12月12日
第3回2026年11月17日〜12月8日2027年1月9日
第4回2026年12月22日〜2027年2月18日3月10日

第1回の試験日は学群によって分かれ、基礎力審査とパイロット養成コースには別の日程があります。

区分日程・注意点
第1回の学群別試験日10月24日:ビジネスマネジメント学群・芸術文化学群/10月25日:リベラルアーツ学群・グローバル・コミュニケーション学群・健康福祉学群・教育探究科学群・航空学群3コース
パイロット養成コース募集は第1回のみ15人。2次審査は11月7日・8日のうち大学が指定する1日
基礎力評価方式2次審査の前に基礎力審査。第1回は2026年9月26日、第2回は11月21日
面接・実技の実施方法第1回・第2回はキャンパスかオンラインを出願時に選択(パイロット養成コースを除く、合否に影響しない)。第3回・第4回はオンラインのみ
第1回・第2回だけの募集ビジネスマネジメント学群、健康福祉学群の健康科学専攻・実践心理学専攻、芸術文化学群のビジュアル・アーツ専修

同一実施回で複数の選抜方式に出願することはできません。

オンラインを選んだ場合は、オンライン面接事前接続テストへの参加が必須です。

第3回と第4回は専願のみの募集です。

専願とは、桜美林大学を第1志望とし、合格した場合は入学することを前提とした制度をいいます。

第3回と第4回に募集する方式は、次の2つです。

第3回・第4回に募集する方式注意点
総合評価方式(特別枠のスポーツを含む)募集のない学群・専攻があります
探究入試(Spiral)ディスカバ!育成型募集のない学群・専攻があります

併願を選んだ場合、入学手続きは2段階に分かれます。

併願の1次手続きで納めるのは入学金だけです。

残りの春学期納入金を納めて入学するかは、他大学の結果を見てから判断できます。

第4回と一般選抜(後期)に両方出願することはできません。

参考:桜美林大学|大学入試(学生募集要項)

桜美林大学|過去問題・入試結果データ

桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件

桜美林大学の総合型選抜は、方式ごとに出願条件が異なります。

総合評価方式の出願条件

桜美林大学の総合評価方式には評定平均値などの出願条件がなく、高等学校卒業(見込)などの学歴の資格を満たせば出願できます。

第1回・第2回は専願と併願を選べ、第3回・第4回は専願のみです。

例外はパイロット養成コースで、航空身体検査・英語資格などが追加で求められます。

課題図書を課す学群・コースでは、学群ごとに指定された本を2次審査までに読む必要があります。

リベラルアーツ学群は『論理的思考とは何か』(渡邉雅子、岩波新書)です。

グローバル・コミュニケーション学群は2冊から1冊を選び、選んだ本の言語で質問を受けます。

フライト・オペレーション(パイロット養成)コースでは課題図書を課しません。

探究入試(Spiral)の出願条件

探究入試(Spiral)は、教育課程内または課程外で探究活動に取り組み、発表実績がある人を対象とします。

教育課程外の活動なら、課題研究・部活動・委員会活動・課外活動・自主活動など形式は問われません。

探究学習評価型以外の2つの型には、発表実績に加えて上乗せの要件があります。

桜美林大学が認定したプログラムの認定書、または学外のアワード型プログラム等での優秀な成績です。

探究学習評価型以外の2つの型は、航空学群フライト・オペレーションコースを除くすべての学群が対象です。

第1回・第2回は3つの型とも専願と併願を選べます。

第3回・第4回に募集するのは、プログラムの認定書で出願する型だけで、専願に限られます。

基礎力評価方式の出願条件

桜美林大学の基礎力評価方式にも評定平均値などの出願条件はなく、学歴の資格を満たせば出願できます。

高等学校を卒業した人も、2027年3月31日までに卒業見込みの人も出願資格の対象です。

高等学校卒業程度認定試験の合格者や、外国で12年の学校教育の課程を修了した人なども含まれます。

例外はパイロット養成コースで、総合評価方式と同じ航空身体検査・英語資格などが追加の条件です。

基礎力評価方式では課題図書が課されません。

募集は第1回と第2回だけで、どちらの回も専願と併願の選択が可能です。

基礎力評価方式で出願した回には、総合評価方式などほかの方式へ同時に出願できません。

特別枠5枠の出願条件

特別枠は帰国生徒・キリスト教学校教育同盟・スポーツ・同窓生徒・キリスト者の5枠です。

募集回と併願の可否は枠によって違います。

枠募集回と専願・併願主な出願条件
帰国生徒第1回・第2回(専願か併願)在外教育施設を除く外国の学校で1年度以上の教育を受けたこと。日本国籍を持つか、「永住者」「定住者」の在留資格を取得したあとの就学に限る
キリスト教学校教育同盟第1回・第2回(専願か併願)加盟高等学校の卒業者・卒業見込者であること
スポーツ第1回〜第4回(専願のみ)調査書の全体評定平均値が出願時点で3.0以上で、各クラブのセレクションを通過していること
同窓生徒第1回・第2回(専願のみ)本人か3親等以内に、桜美林幼稚園から桜美林大学大学院までの在学者・卒業者などがいること
キリスト者第1回・第2回(専願のみ)入学後にキリスト教関連の活動へ積極的に取り組めること

特別枠のなかで評定平均値の基準があるのは、スポーツ枠の3.0以上だけです。

帰国生徒枠には、中国引揚者の子女に向けた条件もあります。

保護者(父母・祖父母)が1945年9月2日以降も引き続き中国に居住していた引揚者であることが要件の1つです。

グローバル人材育成奨学生選抜の出願条件

桜美林大学のグローバル人材育成奨学生選抜は、第1回のみ・専願のみの募集です。

出願条件は、大学指定の語学プログラムと長期交換留学プログラムに参加する意思です。

あわせて英語資格が要り、実用英語技能検定2級以上やIELTS 4.0以上などが該当します。

英語資格は、出願初日からさかのぼって2年以内に取得した級・スコアが有効です。

募集はリベラルアーツ学群・グローバル・コミュニケーション学群・ビジネスマネジメント学群で、各5人程度です。

合格すると語学力向上支援金が各学期10万円給付されます。

支援金は、学期ごとの継続審査で通算GPA2.8以上などを満たすかぎり、最大4年間続きます。

渡航支援費は留学出発後に75万円です。

参考:桜美林大学|大学入試(学生募集要項)

桜美林大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法

総合型選抜は、原則として1次審査と2次審査で選考します。

探究入試のうち、探究学習評価型以外の2つの型は1次審査免除です。

1次審査を行う方式では、書類審査または基礎力審査が課されます。

総合評価方式の選抜方法

桜美林大学の総合評価方式の1次審査は書類審査です。

評価されるのは「基礎学力(知識・技能)」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」です。

2次審査は書類審査と約15分の面接で、面接では課題図書の内容理解度も問われます。

グローバル・コミュニケーション学群の面接は約20分です。

航空学群3コースでは、英語による質問もあります。

教育探究科学群は課題図書を課しません。

芸術文化学群の2次審査は書類審査に加えて、面接または実技審査・作品審査になります。

第1回・第2回は原則として面接の実施方法を選べますが、パイロット養成コースは対面のみで適性検査も行います。

探究入試(Spiral)の選抜方法

桜美林大学の探究入試(Spiral)は、探究学習評価型が書類審査と面接で選考し、ほかの2つの型は1次審査免除です。

探究学習評価型では、取り組みについてのプレゼンテーションが中心になります。

1次審査免除の型でも、面接では探究活動のプレゼンテーションと質疑応答を行います。

面接は約20分で、うちプレゼンテーションが5分程度です。

残りの約15分が質疑応答にあてられます。

教育探究科学群だけは面接が約15分、質疑応答が約10分になります。

ただし芸術文化学群はプレゼンテーションを行わず、審査内容は専修・審査方式ごとに異なる設定です。

探究入試(Spiral)は3つの型とも、2次審査で課題図書の内容理解度を問います。

ただし、グローバル・コミュニケーション学群と教育探究科学群では課しません。

芸術文化学群は、課題図書型を選んだ場合のみ課されます。

基礎力評価方式の選抜方法

桜美林大学の基礎力評価方式の1次審査は、80分で2科目を解答するマークシート形式の筆記です。

学群によって受験科目が変わります。

リベラルアーツ学群・健康福祉学群・教育探究科学群は、国語または数学を出願時に選び、英語と組み合わせます。

グローバル・コミュニケーション学群・ビジネスマネジメント学群・芸術文化学群は国語と英語です。

航空学群3コースとフライト・オペレーション(パイロット養成)コースは数学と英語になります。

英語資格・検定試験のスコアをみなし点に使う場合、英語科目の受験は任意です。

英語を受験しないときは、試験時間が40分になります。

2027年度の2次審査の面接は約10分で、芸術文化学群のみ約15分です。

パイロット養成コースでは、飛行適性検査を含む適性検査も行います。

特別枠5枠の選抜方法

桜美林大学の特別枠5枠の選抜方法は、総合評価方式とほぼ同じ内容です。

1次審査が書類審査で、2次審査は書類審査と面接になります。

第3回・第4回にも募集するスポーツ枠では、この2回の面接をオンラインだけで行います。

面接時間も課題図書の扱いも、学群ごとの例外まで総合評価方式と同じです。

芸術文化学群の2次審査は、面接または実技審査・作品審査で行われます。

面接担当者は受験者1人に対し1〜2人で、グローバル・コミュニケーション学群はどの枠でも2人です。

キリスト者枠では、面接担当者が2人になる範囲がさらに広がります。

対象はリベラルアーツ・ビジネスマネジメント・健康福祉・教育探究科の各学群と航空学群3コースです。

グローバル人材育成奨学生選抜の選抜方法

桜美林大学のグローバル人材育成奨学生選抜の1次審査は書類審査で、2次審査は書類審査と日本語および英語による面接です。

面接時間は約20〜25分で、課題図書の内容理解度も問われます。

面接は個人面接で、面接担当者はリベラルアーツ学群とビジネスマネジメント学群が1〜4人です。

グローバル・コミュニケーション学群では2〜4人が担当します。

調査書は全体の評定平均値だけでなく、教科ごとの評定平均値や特別活動・部活動・ボランティア活動なども審査の対象です。

2027年度の募集要項では、グローバル社会で活躍したい熱意や将来性まで、多面的に審査する方針が示されています。

奨学生に選ばれなくても、資質が確認できれば総合評価方式の合格者になる道があります。

その場合に入学手続きを行うかどうかは任意です。

参考:桜美林大学|大学入試(学生募集要項)

まとめ

桜美林大学の総合型選抜は、総合評価方式・探究入試(Spiral)・基礎力評価方式などに分かれます。

2026年度は志願3,145名・受験2,880名・合格1,581名で、全体の倍率は1.82倍でした。

学群別では、ビジネスマネジメント学群の2.73倍から教育探究科学群の1.00倍まで開きます。

探究入試の倍率は、ほとんどの学群で総合評価方式を下回りました。

教育探究科学群だけは両方式とも1.00倍でした。

志望学群の倍率と方式ごとの出願条件を照らし合わせて、出願する方式を先に決めてください。

総合型選抜について、
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