総合型選抜は12月以降も出願できる大学があり、年内に締め切られるとは限りません。

私立大学では、後期やⅢ期といった遅い日程の方式に、12月以降に締め切るものがあります。

共通テストを課す国立大学の総合型選抜にも、締切が12月以降のものがあります。

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項が定めているのは、出願開始を9月1日以降、合格発表を11月1日以降という枠組みだけです。

本記事では、12月以降に出願できる総合型選抜を実施する大学と2027年度の日程を紹介します。

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総合型選抜で12月以降に出願できる大学

総合型選抜で12月以降に出願できる大学

出願締切が12月以降の総合型選抜を実施しているのは、後期やⅢ期などの遅い日程がある私立大学6校と、共通テストを課す国立大学1校の計7大学です。

大学が公表している2027年度の日程をもとに紹介します。

大学・方式出願期間試験日合格発表併願・備考
帝京大学 経済学部 総合型選抜Ⅲ期2026年11月24日〜12月7日12月13日12月17日併願可能
大東文化大学 総合型選抜(後期)11月24日〜12月7日12月13日12月18日全学科が対象
京都精華大学 総合型選抜3期11月26日〜12月2日12月13日12月21日併願可能
玉川大学 総合型入学審査Ⅱ期11月27日〜12月3日(窓口は12月4日)12月23日専願
立命館アジア太平洋大学 総合型選抜 活動アピール方式 第3回12月1日〜12月14日2027年1月9日(第2次選考)1月22日併願可
東京科学大学 総合型選抜12月14日〜12月16日2027年2月7日(個別テスト)2月9日共通テストを課す
帝塚山大学 総合型選抜 3月自由応募型2027年2月22日〜3月9日3月13日3月14日専願

年度によってその方式の実施の有無や日程が変わるため、出願前に公式ページで確認してください。

帝京大学と大東文化大学、京都精華大学は、試験日がいずれも12月13日です。

この3校と玉川大学は、試験から合格発表までが12月中に収まります。

立命館アジア太平洋大学と東京科学大学は年明けに選考があり、帝塚山大学は2027年2月22日から出願を受け付けます。

玉川大学と帝塚山大学は専願で、京都精華大学の3期と帝京大学は併願が可能です。

京都精華大学は人文学部とメディア表現学部、帝塚山大学は7学科が対象なので、志望する学部が含まれるかを確かめてください。

12月以降の総合型選抜に短期間で合格するための対策

出願先を決めたら、残りの期間を志望理由書・面接・学科試験の準備に割り振ります。

選考の中身は方式ごとに公表されているため、志望する方式の要項から確かめてください。

志望理由書は過去の活動と大学の学びを結び付けて書く

志望理由書は、過去の活動の事実を挙げ、そこで学んだことを大学の学びにつなげる順で組み立ててください。

「将来こんな仕事に就きたい」という夢だけを並べた文章は、根拠が見えず説得力に欠けるものです。

事実から書き起こしておけば、面接で深掘りされたときも自分の言葉で説明できます。

自分で書き上げる書類のうち、最初に着手するのが志望理由書です。

字数と提出方法は方式ごとに違うため、書き始める前に志望校の指定を見ておきましょう。

大学の学びは、学部・学科のアドミッション・ポリシーと教育内容のページで確認します。

求める学生像と志望理由がずれていると、書類審査の段階で評価が伸びません。

面接は志望理由書をもとに想定問答を作って練習する

面接対策は、提出書類の控えを見ながら聞かれそうな質問と答えを書き出す作業から始めてください。

総合型選抜の面接では、志望理由書に書いた内容から質問が飛んできます。

志望動機と高校時代の活動については、方式を問わずほぼ確実に聞かれるものです。

ただし、答えを丸暗記すると質問の言い換えに詰まります。

要点だけ決めて、声に出して答える練習を重ねましょう。

そのうえで高校の先生に模擬面接を頼むと、話す速さや姿勢など自分では気づけない癖が見つかります。

短い個人面接だけの方式もあれば、集団討論やプレゼンテーションを課す方式もあり、負担の大きさはかなり違います。

オンライン実施の方式もあるため、会場と接続方法も要項で見ておいてください。

小論文や基礎学力テストは過去問で出題形式に慣れる

小論文や基礎学力テストの対策は、公開されている過去問やサンプル問題を本番と同じ時間を計って解くのがおすすめです。

解いたあとに解答例や出題意図と照らし合わせ、書き方を直す工程まで含めて1セットです。

過去問が非公開の場合は、学部の学問領域に沿ったテーマを自分で決めて書く練習に切り替えましょう。

方式によっては、書類と面接に加えてこうした試験が課されます。

試験の名称は課題作文、基礎学力テストなど大学によってさまざまです。

募集要項で、自分の受ける方式にどの試験が課されるかと出題形式を確かめてください。

小論文は書きっぱなしにせず、添削を受けて書き直すところまでやり切ります。

基礎学力テストの対策に向くのは、高校の教科書にある基本問題の解き直しです。

科目や方式を選べるなら、得意分野で受けられる組み合わせを早めに決めておきましょう。

12月以降に総合型選抜を受けるときの注意点

遅い時期の出願は、準備期間が短く募集人員も少ないのが特徴です。

一般選抜の対策と並行して進める前提で臨んでください。

出願書類を準備する期間が短い

年末の出願では受験校を決めてから締切までの期間が短く、時間に余裕がありません。

志望理由書に加えて、活動報告書や実績を証明する資料を求める方式もあります。

志望理由書と活動報告書は、内容が食い違わないように並べて突き合わせます。

調査書は申し込んでから発行までに日数がかかるので、学校への依頼は先に済ませておきましょう。

書類の提出方法が「必着」なら、締切の2〜3日前には投函できるよう逆算してください。

募集人員が少なく倍率が読みにくい

遅い日程は募集人員が少なく、志願者数の増減で倍率が動きやすい構造です。

以下のように、同じ大学でも遅い日程ほど募集人員が絞られます。

大学・方式早い日程の募集人員遅い日程の募集人員
帝京大学 経済学部 経済学科Ⅰ期 137名Ⅲ期 27名
文化学園大学 総合型選抜1期 255名2期 46名

東京科学大学は日程が一度きりでも枠が小さく、2027年度の一般枠は学院ごとに6〜20人です。

枠が1桁の学院や学科では、志願者が数名増えるだけで倍率が変わります。

前年度の倍率は、そのまま参考にならない場合があります。

複数の日程や方式で迷うときは、倍率ではなく選考の中身で選んでください。

募集要項の評価項目やアドミッション・ポリシーが、自分の実績や志望理由と合うかを見ます。

一般選抜の対策と両立する必要がある

年末から年明けは共通テストの直前期にあたるため、出願準備と学力対策が重なります。

合格発表が年明け以降になる方式では、結果を待つ間も一般選抜の勉強を止められません。

合格発表から入学手続きの締切までが短い方式もあります。

書類と納入金は、発表を待つ前に用意しておいてください。

不合格だった場合にどの入試を受けるかも、出願前に決めておきましょう。

まとめ

総合型選抜は12月以降も出願できる大学があります。

出願を決めたら、志望理由書・面接・学科試験の準備を締切から逆算して進めましょう。

募集人員が少なく準備期間も短いため、一般選抜の対策と両立する前提で臨むのが現実的です。

志望校の日程を早めに確認して準備を進めれば、年明け以降まで出願の選択肢を残せます。

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