総合型選抜(旧AO入試)の受かる確率・落ちる確率は?落ちる人の特徴も紹介
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令和6年度入試における総合型選抜(旧AO入試)に受かる割合は、国公立大学で約34%、私立大学で約57%です。
総合型選抜を検討している人は、一般入試よりも受かりやすいのかが気になりますよね。
本コラムでは、総合型選抜の受かる確率・落ちる確率のデータを紹介します。
落ちる人に共通する特徴や、合格率を高めるための対策も解説するため、ぜひ参考にしてください。
目次
総合型選抜(旧AO入試)の受かる確率・落ちる確率はどれくらい?

令和6年度における総合型選抜の合格率は、国公立大学で約34%、私立大学で約57%です。
国公立大学・私立大学の実施状況は、以下の通りです。
| 区分 | 志願者数 | 合格者数 | 合格率 | 落ちる確率 |
| 国立大学 | 17,957 | 6,092 | 33.9% | 約66% |
| 公立大学 | 4,766 | 1,640 | 34.4% | 約66% |
| 国公立計 | 22,723 | 7,732 | 34.0% | 約66% |
| 私立大学 | 193,720 | 111,199 | 57.4% | 約43% |
| 合計 | 216,443 | 118,931 | 54.9% | 約45% |
※出典:文部科学省「令和6年度国公私立大学入学者選抜実施状況」
上記の表によると、国公立大学の志願者数は22,723人、合格者数は7,732人であり、全体の約34%が合格できる計算です。
私立大学は、志願者193,720人に対して合格者は111,199人であり、合格率は約57%。
一見合格率が高いように見えますが、実際は大学・学部によって合格率に大きな差があります。
難関私立大学では合格率が10〜20%台になるケースもあるため、一概に私立なら受かりやすいとは言えません。
総合型選抜で落ちる人の特徴
総合型選抜で落ちる人の特徴は、以下の通りです。
- アドミッションポリシーを把握できていない
- 志望理由と入学後の学びが結びついていない
- 出願書類と面接の回答が一致していない
- 面接・小論文の対策が不十分なまま本番を迎える
アドミッションポリシーを把握できていない
アドミッションポリシーを把握できていない人は、総合型選抜で落ちる可能性が高いでしょう。
アドミッションポリシーとは、大学が公式に示している「求める学生像」のことです。
各大学が重視する価値観や能力・資質を明文化したものであり、総合型選抜の選考基準に直結しています。
アドミッションポリシーを読まずに出願すると、志望理由書や面接の内容が「大学側が重視しているポイント」と一致せず、評価につながりません。
例えば「社会課題への関心がある学生を求めている大学」に対して、部活動の実績だけをアピールした場合、大学側が求める人物像とずれてしまいます。
総合型選抜では、一般入試のように学力の数値だけで合否が決まりません。
出願書類や面接を通して「この学生はうちの大学にふさわしいか」が判断されます。
アドミッションポリシーを熟読し、自分の経験や志向との共通点を整理したうえで出願書類を作成することが、合格率を高める第一歩です。
志望理由と入学後の学びが結びついていない
総合型選抜で不合格になりやすい受験生の多くは、入学後に何を学び、どう活かすかを言語化できていません。
「この大学のキャンパスが好き」「就職に強そう」といった動機だけでは、アピール材料として不十分です。
大学は、入学後の学びへの意欲と、卒業後のビジョンをセットで確認しようとしています。
「ほかの大学・学部ではなく、ここでなければならない理由」を明確に答えられないと、選考で落とされやすくなるでしょう。
一般的に、入学後の目標が不明瞭な志願者は、入学後に離脱するリスクが高いと判断されます。
入学後に取り組みたい研究テーマや、卒業後の進路まで具体的に描けていれば、評価を得られやすいでしょう。
出願書類と面接の回答が一致していない
出願書類の内容と面接での回答が一致していない人は、総合型選抜で落とされやすくなります。
志望理由書や活動報告書に書いた内容と、面接の場で答えた内容に一貫性がないと、準備不足と判断されます。
典型的な失敗パターンは、書類を仕上げた段階で満足してしまい、面接練習をおろそかにしてしまうことです。
面接では、書類の記載内容を前提とした深掘り質問が行われます。
書類に書いたことを自分の言葉で説明できない状態では、審査官に不信感を与えかねません。
出願書類が完成したら、書類の内容を見ずに説明できるレベルまで練習することが重要です。
また、想定質問を書き出してから答えを考える方法では不十分です。
書類の記載内容から逆算して想定質問を準備すれば、回答の一貫性を保ちやすくなるでしょう。
面接・小論文の対策が不十分なまま本番を迎える
面接や小論文の対策が不十分なまま本番を迎えると、総合型選抜で落ちる可能性が高いでしょう。
総合型選抜の合否は、書類審査だけで決まるわけではありません。
面接や小論文の仕上がりが最終的な結果を大きく左右します。
面接では、深掘り質問への対応力が問われます。
小論文では、自分の意見を論理的に展開できるかが評価されるでしょう。
どちらも一夜漬けでは対応しにくいため、十分な準備が必要です。
練習回数が少ないまま本番を迎えると、会場で頭が真っ白になったり、論旨がまとまらないまま時間切れになったりするリスクがあります。
特に、小論文は論点の整理と時間管理が難しく、練習なしで高評価を得ることは容易ではありません。
面接は最低でも10回以上の練習を重ねることが望ましく、小論文は過去問や類似テーマで実際に書く練習を繰り返すことが不可欠です。
書類選考を通過してから面接や小論文の対策を始めると時間が足りなくなるため、出願準備と並行して対策を進めておきましょう。
総合型選抜で受かる確率を上げる対策
総合型選抜で受かる確率を上げる対策は、以下の通りです。
- 複数の大学・方式に併願する
- 第三者に添削してもらい書類と面接の完成度を高める
- 課外活動の実績を志望理由と結びつけて伝える
複数の大学・方式に併願する
複数の大学・選抜方式に併願することで、総合型選抜で受かる確率を高められます。
1つの大学だけに絞ると、不合格になった場合に受験の機会そのものがなくなるリスクがあります。
複数の大学や同じ大学の別方式に出願することで、合格の可能性を広げられるでしょう。
ただし、大学によっては専願を出願条件としているケースや、他大学との併願が制限されているケースもあります。
出願前に各大学の募集要項を必ず確認し、規定の範囲内で出願戦略を立てることが重要です。
また、複数出願の場合は出願書類の締め切りが重なるリスクがあるため、スケジュール管理を徹底しましょう。
第三者に添削してもらい書類と面接の完成度を高める
総合型選抜で受かるためには、書類や面接の完成度を高めることが重要です。
自分で書いた志望理由書は、「自分には当たり前の前提」が抜けている場合があります。
また、論理の飛躍にも気づきにくいでしょう。
学校の先生や塾の講師、家族など複数の第三者に読んでもらい、フィードバックをもらいながら繰り返し修正しましょう。
「意味が伝わるか」「大学のアドミッションポリシーと合っているか」という観点でチェックを受けることが、書類の完成度を高める近道です。
面接練習も、第三者に審査員役を頼んで本番に近い環境で行うことが重要です。
一人で想定問答を繰り返すだけでは、緊張感への慣れや話し方の癖に気づきにくくなります。
できる限り複数人・複数回の模擬面接を経験し、フィードバックをもとに改善を重ねましょう。
課外活動の実績を志望理由と結びつけて伝える
課外活動の実績を志望理由と結びつけて伝えられる人は、総合型選抜に受かりやすいでしょう。
ボランティア・部活・資格取得などの課外活動は、単体では評価されにくい傾向があります。
「その経験が志望理由や入学後の学びにどうつながるか」をセットで語れて、初めて選考材料として機能します。
例えば「地域のボランティアで高齢者と関わった経験」があれば、「福祉政策を学びたい理由」と結びつけて伝えましょう。
実際の経験とセットで伝えることで、志望動機の説得力が増します。
実績の大きさよりも、経験から何を学びどう活かしたいかを言語化できているかが、評価されるポイントです。
活動の規模が小さくても、そこから得た視点や問いが志望理由と結びついていれば、十分な評価を得られるでしょう。
まとめ
令和6年度入試における総合型選抜の合格率は国公立大学で約34%、私立大学で約57%ですが、大学や学部によって難易度は大きく異なります。
受かる確率を高めるには、アドミッションポリシーを理解したうえで、一貫性のある志望理由を伝えることが重要です。
また、書類・面接・小論文の対策を早い段階から進め、第三者の添削を受けながら完成度を高める必要があります。
総合型選抜は、大学との相性や準備量が結果を左右する入試です。
本コラムを参考に準備を進め、受かる確率を高めましょう。