【完全版】看護学部の推薦入試について
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近年、大学入試の形態はどんどん変化しています。
看護学部の推薦入試も例外ではありません。
今回のコラムでは看護学部の公募推薦や指定校推薦、AO入試について詳しく解説していきます。是非最後までチェックしてみてください!
目次
看護学部の学校推薦型選抜
2021年から入試改革により、推薦入試も様々な変化がもたらされます。
指定校推薦と公募推薦は学校推薦型入試という名称に変わります。
大学側が決めた高校に通っている生徒で校内が定める基準を満たした一定数の生徒のみしか受験できない入試形態は学校推薦型入試(指定校)と定義付けられます。
指定校制は現役生且つ専願でなければいけません。
公募制は大学が定めた基準を満たしていて、学校長からの推薦があれば応募することが可能です。
この章では国立大学の学校推薦型選抜と私立大学の学校推薦型選抜について見ていきます。
国立大学
千葉大学看護学部 学校推薦型選抜
一番最初に国立看護学部の推薦選抜について見ていきましょう。
以下は千葉大学における推薦型選抜の具体的な出願資格・推薦要件です。
出願資格及び推薦要件 次のすべての要件を満たす者
(1) 高等学校(中等教育学校及び特別支援学校高等部を含む。以下同じ。)を令和8年3月卒業見込みの者(学校教育法施行規則第93条第3項の規定に基づき令和元年度中に高等学校を卒業又は卒業見込みの者を含む。)
(2) 調査書の学習成績概評がA段階の者
(3) 入学後看護学の修得に意欲的に取り組み、将来看護の実践・研究・教育に貢献できる者
(4) 出身高等学校長(文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認 定した在外教育施設の長を含む。)が責任をもって推薦する者
(5) 令和8年1月実施予定の令和8年度大学入学共通テストで指定する教科・科目を受験する者。
出典:令和8年度 千葉大学看護学部 学校推薦型選抜 学生募集要項|3. 出願資格及び推薦要件
千葉大学の学校推薦型入試は受験の条件は2つあります。1つ目は学習成績概評(調査書に書かれている段階評価)が、A段階であることです。2つ目は大学入学共通テストで千葉大学が指定している科目を受験することです。
① 学習成績概評(調査書に書かれている段階評価)が、A段階であること
学習成績概評についてですが、多くの大学の場合高校1年次から3年の1学期までの評定平均を産出し、段階評価に当てはめます。下記の表は評定平均値と学習成績概評に示される段階評価を換算したものになります。
| 全体の評定平均値 | 学習成績概評 |
| 5.0~4.3 | A |
| 4.2~3.5 | B |
| 3.4~2.7 | C |
| 2.6~1.9 | D |
| 1.8以下 | E |
つまり、評定平均が4.3以上ないと受験資格が得られないということになります。
② 大学入学共通テストで千葉大学が指定している科目を受験すること
大学側が指定している科目は以下の通りです。
| 教科 | 共通テストの科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語 | 国語 | 100 |
| 地理 歴史 公民 | ・地理総合、地理探求 ・歴史総合、日本史探究 ・歴史総合、世界史探究 ・地理総合/歴史総合/公共から2 ・公共、倫理 ・公共、政治・経済 | 50 |
| 数学 | ・数学Ⅰ、数学A ・数学Ⅱ、数学B、数学C | 50 |
| 理科 | ・物理 ・化学 ・生物 | 50 |
| 外国語 | ・英語(リーディング+リスニング) ・ドイツ語 ・フランス語 | 100 |
| 情報 | 情報Ⅰ | 20 |
またこれに加え、面接と小論文の点数の合計で合否が判断されます。大学入学共通テストの合否ラインは、「おおむね 65%に達した合格内定者を最終合格者として決定」すると書かれています。
筑波大学医学群看護学類
次に筑波大学看護学類の推薦入試について見ていきましょう。
筑波大学の推薦入試はいくつか種類があります。
ただし看護学類の推薦入試は1つのみになります。
入試の内容としては学業成績、高校での課外活動、小論文と個別面接の総合評価で合否を判断する形の入試です。
①推薦入試
まず筑波大学が看護学類の出願条件として定めている条件は以下の通りです。
(1) 調査書の学習成績概評A段階に属する者、又は筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者
(2) 看護に関連する分野について、明確な問題意識と優れた能力を有し、部活動、地域活動、社会活動等(看護に関するものである必要はない。)において、実績を有する者(その能力を証明する客観的資料があれば適宜添付のこと。)
(3) 高等学校等において、国際的な課題をテーマとする探究的な学習や、国際交流に関する活動に取り組み、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的な素養を身に付けた者(その根拠として、本人の作成する「活動報告書」を添付のこと。)で、筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者
出典:筑波大学 令和8年度 推薦入試(学校推薦型選抜)学生募集要項|2 推薦要件
次に小論文と個別面接については以下の通り記載されています。
小論文:小論文(1)では和文を、小論文(2)では英文を課し、問題意識、論理的思考力、文章表現力を総合的に評価します。
個別面接:看護学を志向する動機、適性、感性、社会的適応力等人間性について総合的に評価します。
出典:筑波大学 令和8年度 推薦入試(学校推薦型選抜)学生募集要項|Ⅸ 共通事項|1 採点・評価基準
それぞれの項目の得点配分など詳細な情報は公開されていませんが、重視される点は高校3年間での課外活動や実績を元に判断し、その上で行われる面接と小論文で合否が決まります。
課外活動や実績については書類上でのアピールではもちろんですが、どの程度一貫性を持って相手に伝えられるかが鍵になります。
例え実績や活動内容が良くても、面接や小論文を通して一貫性がない・志望理由が曖昧と判断されてしまうと、不合格になる可能性もあります。
特に、面接は看護師としての職務に不可欠な「適性」や「人間性」が厳格に審査される場です。
「なぜ看護を学びたいのか」を熱意と一貫性をもって伝えられるよう準備しておきましょう。
また、小論文についても論理的に文章が書かれているか否かで思考力の有無を判断されますので、しっかりと対策をしましょう。
私立大学
日本赤十字大学看護学部・さいたま看護学部(指定校)
私立日本赤十字大学看護学部・さいたま看護学部学校推薦型入試(指定校制)の出願資格は以下のとおりです。
(1) 高等学校を2026年3月卒業見込みの者で、日本赤十字大学が推薦を依頼した高等学校長から推薦された者
※指定の有無については、在籍する学校の進路指導室等に確認
(2) 高等学校在学中の全体の学習成績の状況(評定平均値)が3.8以上で、入学後に優秀な学習成果をあげることが期待できる者
(3) 看護の分野における学習と実践活動への意欲とそれを実現できる適性と能力を持ち、本学への入学を強く希望する者
(4) 合格した場合、入学を確約できる者
出典:日本赤十字看護大学|2026年度入学者選抜日程 指定校推薦選抜
まず、受験資格を得る基準は、校内で指定校の枠を取れていること(学校長からの推薦を得られていること)と評定平均が3.8以上であることの2つです。
これに加えて、試験当日に行われる小論文と個人面接、そして事前に提出した書類で合否が判断されます。
小論文の試験時間は60分であることと段階評価であることは公表されていますが、面接の配点については非公開です。
東京医科大学看護学科(学校推薦型選抜 一般公募)
東京医科大学看護学科の学校推薦型選抜(一般公募)の募集要項は以下のとおりです。
次の(1)〜(4)のいずれかに該当し、(5)または(6)、かつ(7)の条件を満たす必要があります。
(1) 「高等学校」または「中等教育学校」を2026年3月卒業見込みの者
(2) 通常の過程による12年の学校教育を2026年3月修了見込みの者
(3) 文部科学大臣が高等学校の過程と同等の過程または相当する過程を有するものとして認定または指定した在外教育施設の当該過程を2025年度以降に修了した者
(4) 専修学校の高等過程を2026年3月卒業(修了)見込みの者
(5) 高等学校等第3学年第1学期までの調査書全体の学習成績の状況(評定平均値)が3.8以上であり、かつ学習態度、学習成績、人物に優れ、学校長が推薦した者(在外教育施設で2025年度中に卒業した者は、卒業時まで)
(6) 東京医科大学が定める以下の英語資格・検定試験のうち、出願時にいずれか1つの基準を満たすスコアを取得し、高等学校等第3学年第1学期までの調査書全体の学習成績の状況が3.5以上であり、かつ学習態度、学習成績、人物に優れ、学校長が推薦した者(在外教育施設で2025年度中に卒業した者は、卒業時まで)
| 英語資格・検定試験 | 必要なスコア | スコア活用方法 | 必要な証明書類 |
|---|---|---|---|
| TOEIC L&R/TOEIC S&W | 1150以上 | TOEIC S&Wのスコアを2.5倍にして合算したスコアを利用 | Official Score Certificate |
| TOEFL-iBT | 42以上 | Test Dateスコアのみ利用可 ※Home Editionスコア、マイベストスコアは不可 | ・Test Taker Score Report ・Official Score Report ※どちらか |
| TEAP CBT | 420以上 | 言及なし | 成績表(OFFICIAL SCORE REPORT) |
| TEAP | 225以上 | 同一試験日のスコア合計点のみ有効 | 成績表(OFFICIAL SCORE REPORT) |
| IELTS | 4.0以上 | Academic Moduleのスコアのみ利用可 ※IELTS Online・IELTS Indicatorは不可 | 成績証明書(Test Report Form) |
| GTEC | 930以上 | 検定版・CBTタイプのオフィシャルスコアのみ利用可 | OFFICIAL SCORE CERTIFICATE |
| 実用英語技能検定 | 1950以上 | CSEスコアを利用。従来型・英検S-CBT、英検S-interviewの利用可 | ・合格証明書 ・英検CSEスコア証明書 ・個人成績表 ・合格証書 |
| ケンブリッジ英語検定 | 140以上 | スケールスコアを利用 ※Linguaskillは利用不可 | ・認定証 ・認定(結果)ステートメント ※どちらか |
※証明書は、「原本」もしくは「原本からの正しい複製であることが出身学校によって証明されたもの」が必要(返却されない)
※「原本からの正しい複製の証明」には、①出身学校による原本の確認・コピー②証明した日付を記入③出身学校印または学校長印の押印が必要
(7) 東京医科大学への入学を強く希望し、合格した場合には必ず入学することを確約できる者
出典:東京医科大学 看護学科 入学試験概要|学校推薦型(一般公募)
東京医科大学の一般公募入試は小論文と面接が試験で課されます。
それぞれの得点配分について詳細は明かされていませんが、他大学同様志望理由所などの書類に加えて大きな判断材料になるので、大学の傾向なども抑えて対策を行った方がいいでしょう。
上智大学総合人間科学部看護学科 推薦入学試験(公募制)
以下は上智大学の推薦入試(公募制)の募集要項になります。
上智大学は各学部・学科によって求められる評定平均や外国語検定試験の基準などが違うことが特徴です。
出願する場合は、次の(1)〜(4)のすべてを満たすか、(1)および(5)「国際バカロレア(IB)枠」の要件を満たす必要があります。
(1)
①2026年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みで、上智大学を第一志望とし、出願学科への 入学を確約できる者。
※日本の教育制度に基づき設置・運営されている在外教育施設からの志願者で、2025年度内に卒業した者を含む。
※日本の教育制度に基づく高等学校からの志願者で、高等学校在学中の留学により卒業期が繰り下がり、2025 年度内の卒業となった者を含む。
②専修学校の高等課程(修業年限が3年以上・その他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で 文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了しており、2026年3月31日までに修了見込みの者。
(2) 各学科の指定する科目(必履修科目)を履修した者。
◼️看護学科の指定科目:「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」または「化学基礎・化学」または「生物基礎・生物」
(3) 各学科の指定する学習成績の状況を在学全期間を通じて満たす者。
(4) 各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者。
(5) 国際バカロレア枠
◼️IB Diplomaを取得見込みの者(最終試験で取得できなかった場合は合格取り消し)
◼️看護学科の場合、「数学(HL)」「化学(HL)」「生物(HL)」から1科目を履修した者
出典:2026年度 上智大学 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)
看護学科の基準について
上智大学の看護学科では、出願資格の必修科目として以下の科目からいずれか1科目を履修している必要があります。
- 「数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C」
- 「化学基礎・化学」
- 「生物基礎・生物」
上記の必修科目を含めた全体の学習成績の状況が4.0以上であることも必要です。
また、看護学科が指定する外国語検定試験として利用できる試験種と基準は以下のとおりです。

英検やTOEICといった定番の試験以外にも、独検(ドイツ語技能検定試験)や仏検(実用フランス語技能検定試験)でも出願可能です。
様々な言語の検定の提出が認められているので、ご自身が一番得意とする試験で挑戦してください。
出典:2026年度 上智大学 入学試験要項 推薦入学試験(公募制)
看護学部の学校推薦型選抜のほとんどは、ここで取り上げた5校のように評定平均に明確な基準が設けられています。
さらに、上智大学のように外国語検定の基準が設けられていたり、小論文や面接などの試験が課されたりすることもあります。
小論文や面接は各大学が独自で作成するものとなっており、大学によって傾向が異なるので、入念な対策をしましょう。
看護学部の総合型選抜
この章では看護学部の総合型選抜(旧AO・自己推薦型入試)について解説していきます。
まず、総合型選抜とは学生の勉強面だけでなく学外での活動(課外活動等)も重視するという特徴があります。
したがって、学校推薦型入試のように平均評定の基準を設けていない大学もあります。
その分、学外で行った活動内容や実績などを重視します。
勉強よりも委員会活動でしたり、部活動に力を入れて過ごされた方は総合型選抜が向いているかもしれません。
慶應義塾大学看護医療学部 AO入試
慶應義塾大学のAO入試にはA方式とB方式、2つの出願方法があります。
A方式は評定平均の基準がなく、B方式は評定平均値の基準が設けられています。
A方式
2026年度の慶應義塾大学AO入試における「A方式」では、以下の◼️1〜◼️4の条件をすべて満たす必要があります。
受験者が外国校等学校出身の場合は、さらに◼️5の条件も達成しなくてはなりません。
◼️1 次の1つ以上に該当する者
- 高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者、および2026年3月卒業見込みの者
- 高等専門学校の第3学年を修了した者、および2026年3月修了見込みの者
- 学校教育法施行規則第150条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、および2026年3月31日までにこれに該当する見込みの者
(a):外国において学校教育における12年の課程を修了した者および2026年3月31日までに修了見込みの者、またはこれらに準ずる者で文部科学大臣の指定した者
(b):文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、および2026年3月31日までに修了見込みの者
(c):専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者、および2026年3月31日までに修了見込みの者
(d):文部科学大臣の指定した者 ※昭和23年文部省告示
(e):高等学校卒業程度認定試験に合格した者、および2026年3月31日までに合格見込みの者で、2026年3月31日までに18歳に達する者(大学入学資格検定に合格した者を含む)
(f):慶應義塾大学の個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2026年3月31日までに18歳に達する者
◼️2 慶應義塾大学看護医療学部への志望理由や入学後の構想が明確であり、第1志望として勉学と入学を強く志望する者
◼️3 慶應義塾大学看護医療学部の学習・研究環境を積極的に活用し、入学後の目標や構想をより高いレベルで実現するに十分な意欲と能力を有する者
◼️4 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み、その成果が次の一つ以上に該当すると自己評価できる者
- 看護・医療・保健・福祉に関連した国内外での活動で見聞を広めた経験を持っている
- 社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し、その成果や業績が認められている
- コミュニケーション能力(日本語によるもの,外国語によるもの)やコンピュータ技術等の技 能において優れており、高度な資格や技術を有している
- 学術・文化・芸術・スポーツなどさまざまな分野において、研究、創作発表、コンクール、競技などの活動を通し、社会的に評価を得ている
- 学業が優秀であり、創造的、積極的な学習姿勢を堅持している
- 学業、人物ともに優れ、地域社会や高等学校等において指導的な役割を積極的に果たすなど、評価を得ている
- 関心や興味を持ったテーマに関して自由研究や自主学習などの自発的な取り組みを開始し、成果をあげている
◼️5 日本の大学教育を受けるに足りる日本語能力を有する者
出典:慶應義塾大学|2026年度 アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)募集要項
A方式は評定平均の基準値が定められていない分、課外活動内容やそれらから得られた学びが重視される選考方法です。
例えば、◼️4では学業を含めた様々な活動への積極的に取り組みや、活動の成果に対する自己評価について規定されています。
学業以外にも国内外で見聞を広めた経験や社会奉仕活動、スポーツなど様々な分野が評価対象とされ、成果を「自己評価」できるかどうかがポイント。
大きな賞などの受賞経験がなくても、自分が取り組んできた活動と合致するものがあれば自信をもってアピールすることが大切です。
もちろん、慶應義塾大学で学習することへの強い意欲があることや、入学後の具体的な構想などもしっかりと伝えましょう。
B方式
2026年度の慶應義塾大学AO入試「B方式」では、以下の(1)〜(4)の条件をすべて満たす必要があります。
(1) 次の1つ以上に該当する者
- 高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者、および2026年3月卒業見込みの者
- 高等専門学校の第3学年を修了した者、および2026年3月修了見込みの者
- 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者、および2026年3月31日までに修了見込みの者
(2) 慶應義塾大学看護医療学部での勉学を強く志望し、第1志望として入学を志す者
(3) 慶應義塾大学看護医療学部の学習・研究環境を積極的に活用し、所定の原稿用紙に記述した自己の志願理由や学習計画上の目標・構想を実現するに十分な意欲と能力を有する者
(4) 高等学校での学業成績が優秀で全体の学習成績の状況4.5以上(4.5を含む)の者
出典:慶應義塾大学|2026年度 アドミッションズ・オフィスによる自由応募入試(AO入試)募集要項
B方式では、評定平均が4.5以上であること・将来の目標や構想が明確で、それらの目標が実現できるだけの意欲と能力を有することなどが出願条件となります。
評定の具体的な基準値が示され、A方式のように課外活動に関しての詳細な要件は定められていません。
入学後の学習計画を具体的に裏付けられるような実績があれば、積極的にアピールしてみましょう。
結論として、授業外の個人的な活動実績に自信がある場合はA方式・可視化された成績が条件に合致する場合はB方式を選ぶとよいでしょう。
聖路加国際大学看護学部看護学科 総合型選抜
聖路加国際大学看護学部の総合型選抜では、以下(1)〜(4)の出願資格を設けています。
なお、前提として
- 看護学への高い志向があること
- 聖路加国際大学での学習を強く希望しており、合格した場合は必ず入学する者
- 「化学基礎」「生物基礎」「物理基礎」のうち2科目を履修している
という条件をクリアしている必要があります。
(1) 日本の高等学校もしくは中等教育学校を2026年3月卒業見込みの者および卒業して5年未満の者で、高等学校の学業成績が全体の評定平均値4.0以上の者
(2) 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の過程を有する者として認定した在外教育施設の当該課程を2026年3月31日までに卒業(修了)見込みの者および卒業して5年未満の者で、高等学校の学業成績が全体の評定平均値4.0以上の者
(3) 外国において学校教育における12 年の課程(日本の教育年数も含む)を 2026年3月31日までに卒業 (修了)見込みの者および卒業 (修了)して5年未満の者で、成績評価が出身高校の上位ランクに該当する者
(4) (3)に準じるもので文部科学大臣の指定した者。かつ成績評価が出身高校の上位 ランクに該当する者
出典:2026年度 聖路加国際大学 看護学部 看護学科 総合型選抜 募集要項
聖路加国際大学は総合型選抜の条件として評定平均値の基準を設けています。
さらに、提出書類審査(20点)と小論文(200点)、面接(100点)の試験が課されます。