神戸大学医学部は再受験に寛容?合格するポイントを解説
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関西では高い知名度を誇る神戸大学。
神戸市中央区にキャンパスを構える国立大学で、大阪大学や京都大学に並ぶ人気を誇ります。
そのような神戸大学に再受験を目指している方は、
「神戸大学は再受験に優しい?」
「再受験者で合格している人はどの位いる?」と、気になる方も多いでしょう。
そこで本コラムでは、神戸大学医学部は再受験に優しい大学なのか、過去のデータをもとに検証します。
再受験で合格するポイントも解説するため、ぜひ最後までご覧ください。
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神戸大学医学部は再受験に寛容なのか
あらゆるデータから分析すると、神戸大学医学部は再受験に「厳しい」と考えられます。
実際に再受験から合格した再受験者が少ないこと、それに伴う合格率が低いことなど、厳しい壁が待ち構えていることを覚悟しなければなりません。
神戸大学医学部を第一志望としている場合、私立併願を検討したり、周辺の国立大学で再受験しやすい大学を探したりと、志望校を見直すことも視野に入れておきましょう。
神戸大学医学部が再受験に寛容といえない理由①
ここからは神戸大学医学部が再受験に厳しいといわれる理由を具体的に解説します。
まずは、以下のデータを見ていきましょう。
〇神戸大学医学部:年齢別合格者数
年度 | 現役生(18歳) | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳以上 |
H30 | 61名 | 42名 | 7名 | 1名 | 1名 |
H29 | 60名 | 42名 | 7名 | 1名 | 2名 |
H28 | 62名 | 36名 | 8名 | 2名 | 5名 |
H27 | 70名 | 33名 | 5名 | 2名 | 2名 |
18歳の現役生や19歳の1浪生は30~70名と多数の合格者がいますが、22歳以上の合格者数は極端に少ないことが窺えます。
平成30年の22歳以上の合格者数はわずか1名です。
同年の全体合格者数112名に対し、22歳以上の再受験者の合格率は1%未満となっています。
このようなデータから、神戸大学医学部は再受験に不寛容と考えられるでしょう。
神戸大学医学部が再受験に寛容といえない理由②
神戸大学医学部が再受験に厳しい理由はほかにもあります。次に、22歳以上の合格率を見ていきましょう。
〇神戸大学医学部:22歳以上の受験者数と合格率
年度 | 受験者数 | 合格率 |
H30 | 25名 | 4.0% |
H29 | 28名 | 7.1% |
H28 | 38名 | 13.2% |
H27 | 23名 | 8.7% |
再受験に厳しい大学は22歳以上の合格率が10%を下回っているケースが多いです。
神戸大学医学部の合格率を見てみると、平成28年の13.2%以外はすべて10%に届いていません。
このような結果から、神戸大学医学部は再受験に厳しい見方が強くなっています。
神戸大学医学部の入試情報
神戸大学医学部を第一志望にしている方は、直近の倍率や試験科目のチェックが欠かせません。
以下では、神戸大学医学部の2024年の合格倍率と2025年の試験科目について詳しく解説します。
倍率(2024年度) | ・志願倍率:3.02倍 ・実質倍率:2.67倍 |
試験科目(大学入学共通テスト) | 国語80、地歴公民40、数学80、理科80、外国語80、情報20【計380】 |
試験科目(個別学力検査) | 数学160、理科160、外国語160、面接【計480】 |
参考:神戸大学 令和7年度 学生募集要項(一般選抜)
神戸大学医学部の志願倍率は3.02倍、実質倍率は2.67倍と、志願者のほとんどがそのまま受験していることが読み取れます。
入試に関しては国立大学のため、大学入学共通テストと個別学力検査の両方を受ける必要があります。
個別学力検査の配点は数学・理科・外国語で各160点です。
理科の配点が高い大学だと、理科が得意な方は有利に働きます。
しかし、神戸大学医学部はすべての配点が同じのため、捨て科目を作らずバランスよく高得点を狙うのが良いでしょう。
神戸大学医学部に再受験で合格するポイント
神戸大学医学部に再受験で合格するためには、同大学の試験の傾向を掴むことが大切です。
以下では、神戸大学医学部に再受験で合格するためのポイントを、過去の試験傾向と共に解説します。
英作文は40語以上の語彙力を鍛える
英語は全学部共通問題の大問4題構成です。例年通りであれば、会話文を含む長文読解問題が3題と英作文が1題出題されます。
英作文は自由英作文と和文英訳の両方出題されるため、幅広いテーマに慣れておくことがポイントです。
小論文や面接対策の書籍を活用し、自分でテーマを設定したうえで英作文を作ってみましょう。
使用語数は最低でも40語以上、理想は70語以上です。
英作文の練習ではできるだけ多くの語彙を使うことを意識して取り組みましょう。
数学は応用問題に慣れておく
数学はほかの理系学部との共通問題の大問4第構成です。
記述式形式で試験時間は120分と、長めに設定されていると思いがちですが、全分野からバランスよく出題されるため、全問題をスピーディーに解く必要があります。
例年通りであれば、2~4問の小問に分割された誘導的設問が多いでしょう。
そのため、設問の意図を理解して柔軟に解く柔軟性が鍵となります。
また、後半には応用問題が出題されるパターンも多く、過去問や難問対策を十分に講じる必要があります。
数学が得意な方であれば90%以上の獲得も目指せますが、わずかな計算ミスが大幅な減点にもなるため、確実に解き進めることが大切です。
面接は配点がない分総合的な評価がポイント
面接は筆記試験のように点数化されていません。配点が不明というわけではなく、面接の評価は総合的に行われるということです。
つまり、筆記試験の結果が良くても、面接によって医師になる素質に欠けていると判断された場合は不合格になる恐れがあります。
再受験の場合は再受験から医師を目指そうと思った理由など、現役生とは異なる質問も想定されるため、総合的に高評価を狙うことがポイントです。
神戸大学医学部の再受験まとめ
今回は神戸大学医学部の再受験について解説しました。
神戸大学医学部は関西圏で人気があるものの、再受験から挑戦することは非常に厳しいと考えられます。
再受験の合格者が毎年少ないため並大抵の受験対策で満足せずに、ほかの受験生と差が付く対策を練ることが大切です。
大学受験対策では予備校通いが一般的ですが、昼間に仕事がある方は予備校に通う時間を捻出することは非常に難しいでしょう。
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