受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験｜【2026年合格目標】中上級総合講義/中上級カリキュラム（フル・ライト）

測量士試験を目指した理由・契機

医師として働いていたが、測量関係の会社を興した父が急逝したためにその運営に多少関わることになった。自分自身、測量に関する知識が無いままに関わるのが嫌だったことと、まったく知識が無いのに関わることを良く思わない人もいるかと思い、まずは測量士補を目指すことにした。昨年、アガルートの測量士補講座を受講したところ、大変わかりやすく、効率的な講義のおかげで合格することが出来た。当然のようにして次のステップとして測量士試験を目指した。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

昨年、測量士補を受験する際、測量の現場を全く知らずしてどのように学習するかから悩んだ。書店で測量士補試験用のテキスト＆問題集を購入したが、どこが要点なのかがわかりにくく集中して学習を続けることが出来なかった。良い学習法は無いかとネットで検索していたらアガルートにたどり着いた。ダメもとで講座を申し込み、テキストと通信講座をある程度始めてみたところ、テキストは過去問を意識して要点だけをまとめたものであるということがわかった。書店で購入したテキストとは違い、要点だけしかないテキストと講義でこれ以上効率的なものは無いと思った。おかげで測量士補試験に合格し、それと同時に測量士試験の学習においてもアガルートの講座以外は考えられないと思った。

合格体験記・学習上の工夫

とにかく大切なのは「講師の言うことを信じること」。昨年の測量士補試験講座でこのことは確信していた。この講座は、合格に必要な内容が徹底的に絞り込まれており、総合講義やテキストに出てこないことは、試験に出ないと割り切って学習して良いと思う。ときどき開かれるホームルーム通信講座で他の受講生の進捗をその都度確認し、あまり遅れることないように意識した。

総合講義のテキストのすべてを理解しようとして何度も読み返す必要はなく、要点を押さえる意識で取り組んだ。総合講座受講は基本的には1回（1周）で問題なく、2周も3周もする必要はない。試験に合格するという観点からすると、それだけ質の高い講義だということである。講義動画は1.5倍速で問題なく理解でき、慣れてからはさらに速度を上げて効率的に学習することができた。個人的には、効率を優先して午後試験の自分が選択しないであろう分野はあまり理解できていなくても振り返らず、思い切って過去問もあまり手を付けず、かつ解説講義受講も省略した。その分、自分が選ぶ分野の過去問は繰り返し学習した。時間に限りのある社会人ではなるべく有効に時間を使いたい。

測量に関してゼロからのスタートだったが、アガルートの講座は合格に必要な道筋をわかりやすく示してくれて、短期間でも確かな実力が身についたと感じた。

総合講義のご感想・ご利用方法

前述の学習上の工夫でも触れたが、「この講義をしっかりやれば間違いない」と信じて取り組んだ。昨年、測量士補講座を受講していたこともあり、中上級講座が用意されていたのは、学習の継続、効率的な学習という点でも非常にありがたかった。内容は過去問をベースにしつつも、本試験に直結する要点のみに絞られており、必要以上に広げすぎず学習できるというところが時間の限られる社会人にとっては何より大きな利点だと感じた。

講義動画は基本的に1.5倍速で視聴し、慣れてくればそれ以上の速度でも理解は可能だった。テキストは、正直に言えば測量士が必要とする知識をきちんと網羅しているわけではなく、試験に合格するために特化している構成であると思う。その分、学習するうえでは非常にコンパクトで使いやすく、私はそこにアンダーラインやマーカー、付箋を多用して、自分なりの復習のしやすい形に整えていった。また、テキストの裏表紙の白紙のところには覚えにくい公式や重要事項を、テキスト内の対応ページとともに自分で書き込み、いつでもすぐに振り返れるようにした。これは自分としては特に役に立った。

集中して受講したり、しばらくの期間さぼったりしながら、おそらく年内もしくは遅くとも1月中には総合講義を一通り終えたと思う。テキストの隅々まですべてを覚える必要はなく、2周3周してすべて覚えることにこだわりすぎるよりは、過去問に進んで「過去問を解くことに慣れる」ことを優先した。他の通信講座の経験が無いのではっきりしたことはわからないが、この総合講義より質や効率が良いものは無いのではないかと思う。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問をしっかりやれば大丈夫という講師の言葉を信じ、繰り返し解くことを意識した。午前・午後ともに複数年分をこなしていくと自然と出題傾向がつかめ、安心感が生まれてきた。特に午前試験は、すべての年度を最低3回ずつ繰り返し解いたことで、本番では自己採点で28問中26問正解できた。午後試験は形式すら知らなかったため、午前試験の過去問学習を経て初めて午後の記述式の設問を見たときにはとても困惑した。すべての分野の過去問を解くのはかなり大変だと思い、選択2科目（私は測図測量と応用測量）を早めに決め、その他の分野の過去問には思い切って手をつけなかった。たまに講義とテキストで解説内容が異なる部分があり戸惑うこともあったので、そういうところはぜひ解説講義の修正（アップデート）を行ってほしいと思った。測量経験のない自分でも、地道に取り組めば午後試験にも十分対応できる講座だった。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

まずは指定されている計算機を購入するところから始めた。講義では、実際の試験時における計算機の状態にまで丁寧に解説してくれており、本番を意識した具体的な内容に安心感を持てた。基本的な操作から応用的な使い方まで、段階的に丁寧に説明されており、初心者の自分にも非常にわかりやすかった。亡き父が生前に計算機の使い方（特にメモリー機能）を教えてくれたことがあったが、そのときはまったく理解できず終わってしまったのは良い思い出である。

この講座を受講してからは計算機の機能をそれなりに使いこなせるようになり、それまでは四則計算しかできなかった自分にとってはまさに世界が広がったように思えた。計算を要する過去問に取り組む前に、この講座で計算機の使い方を習得しておくことを強く強くおすすめしたい。

講師へのメッセージ

アガルート講座で昨年の測量士補に続き合格することが出来ました。普段は医師として働いているのでまったく測量の知識が無い状態でしたが、挫折せず目標達成できたのは中山講師のおかげです。合格発表前でしたが、思い切って6月に開催された日本写真測量学会にも参加して測量の世界に触れることもできました。通信講義では、中山講師の髪型が変化したり、少し顔がむくんでたり、時にはやつれ気味だったりも見ながら学習させていただきました。お体に気をつけてこれからも御講義お願いいたします。