受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験｜【2026年合格目標】中上級総合講義/中上級カリキュラム（フル・ライト）

測量士試験を目指した理由・契機

測量会社に新卒入社しまして、すぐに測量士補を取得しました。その後、主任技術者ができるように、と、測量士を目指しましたが、なかなか受かりませんでした。今担当している仕事を考えると、技術士があれば十分ではありました。そのため、技術士の勉強に専念したほうがいいのではないかと思いましたが、今後、測量士と技術士の両方がないと受けられない資格を取得したいこともあり、勉強習慣も付けたかったので、測量士試験を目指すこととしました。結局、ここ3年は、測量士と技術士第二次試験を並行して目指すこととなりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

技術士第二次試験も並行して目指していたことと、毎年、1月から3月は繁忙期で勉強時間が確保できなかったため、効率よく準備をしたいと考えました。技術士と測量士の両方の講座を用意していたのがアガルートのみであったこと(結局、技術士は学習計画を顧みて開講時期の早い別の講座にしましたが…)、サンプルを見て、これまでどうしても理解のできなかった標準偏差を求める問題が理解できそうだ、と、思ったためです。

合格体験記・学習上の工夫

技術士第二次試験も目指すという前提の元、測量士はギリギリの合格点を目指すことにしました。実は、4月に入っても、技術士第二次試験の論文演習をしていました。とは言え、既に何度か測量士の試験を受けていたこと、仕事でGISを使っていたこと、GMLに即したデータ作成を行なっていたことと、RCCM(写真測量の問題が2問ほど出ます)と地理情報標準認定資格 中級技術者を取得済みであったため、まず、総合講義を高速で聞き、よく理解できなかった単元のみ、理解できるまで総合講義を聞きました。その際に、例題を理解できるまで解きました。実は、午前の過去問演習に入ったのは4月中旬から、午後の過去問演習に入ったのは4月下旬と、推奨スケジュールからは大幅に遅れてしまいましたが、高速でできないところ探しをし、理解できなかったところのみ、過去問の講義と総合演習の講義を聞きました。とは言え、中山先生の講義は分かりやすかったので、5回以上、繰り返し聞いた単元はなかったです。5月に入ってからは、午後の選択をした、応用測量について、覚えることが多いので、そちらの過去問解説をスキマ時間や移動時間に聞いていました。そのおかげで、本番は午前の汀線測量の問を解答することができました。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義を完璧にするだけでも、合格点は取れる、と、思ったことと、中山先生もそうおっしゃっていたので、総合講義を完璧にしようと思いました。先にも書きましたが、別の試験のスケジュールの都合で、本格的に学習を始めた4月から総合講義を高速で聞ました。理解できない状態で過去問を解いても意味がないと考え、推奨はされていませんでしたが、特に理解できないところは一旦立ち止まり、例題を1回解き、その後、次の単元へ、と、進んでいきました。例題を解いても理解できないところは翌日も、そのまた翌日も、理解できるまで解きました。とは言え、そのような単元はごく限られていたので、実際はどんどん進めて行きました。例題を解く時はテキストに書き込み、またはA5のルーズリーフに計算方法や解説を書き込み、書き込み後のルーズリーフはテキストに貼り、学習の進捗を見える化しました。最大で3、4回は解いていました。また、過去問演習に入ってからも、どうしても理解できないところについては、総合演習に戻りました。さらに、実は、過去問演習も午後については地図編集と応用測量しかやりませんでしたので、そこから漏れたものについても、試験の1週間前に総合演習に戻って復習しました。おかげで午後の応用測量の測量図の作成を行うことができました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問演習も総合演習同様、令和6年から平成27年まで、高速で解き、解説を読んでも分からないところと、覚えることが多いため、応用測量の選択問題にのみ、解説を聞きました。応用測量については、音声で内容を覚えるために何度も聞いていました。とは言え、路線測量、用地測量については何度も繰り返し過去門で同じ問題が出るので、自然と同じ内容を何度も聞くこととなったので、トータルで過去問演習を回した回数は2-3回程度だったと思います。実は計算問題があまり得意ではなく、午前の座標法面積計算は本番当日にようやくできるようになった、という有様でした。そこで、午後は地図編集と応用測量を選択しました。複雑な計算を必要としない、パターン化された計算問題しかでない、かつ、新技術の導入が少なく、作業内容さえ覚えれば毎年繰り返し同じ内容が出題される、加えて午前の得点源になる、と、考えたためです。時間もなかったので、このようにどうしても理解のできない午前の問題と、午後は応用測量に絞り、徹底的に講義を聞きました。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

電卓の使い方はこれまでの測量士の試験対策の中で特に意識しておりませんでした。わざわざ、講義の入っているのだから、重要なんだろうと思い、講座を受けてみたところ、こんなに計算が楽になるのか！と、驚きました。とは言え、操作ミスや計算ミスが怖かったので、すぐに取得できた内容のみを本番でも採用することとして、過去問演習で実践を繰り返し、操作方法に慣れていきました。計算をする際には計算の途中経過もメモで残しており、そのメモは計算ミスの防止はもちろん、見直しや検算に利用しました。実は、推奨された電卓ではなく、同じCASIOの同じキー配置と機能、同じ形状の色がを持つ、SL-300A(廃盤)を使っておりましたが、キーの操作感と色が異なるだけで、それ以外は支障がありませんでした。

講師へのメッセージ

測量協会のあの分かりづらいテキストしかない測量士対策について、こんなに分かりやすい講座をご用意いただき、感謝しております。中山先生がアガルートでこのような講座を開設されたことは、測量士の受験者数も増やし、午後必須でも出題されました、測量業界の担い手確保、にも繋がると思います。欲を言えば、土地家屋調査士だけでなく、技術士(応用理学部門で測地が出ます)や空間情報総括監理技術者試験、1級2級土木施工管理技士を目指す方にも目線を向けていただけると嬉しいです。