受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義/入門カリキュラム（フル・ライト）

測量士試験を目指した理由・契機

私は不動産鑑定士ですが、物件把握のためドローンを飛ばし、測量に準ずる形で点群の解析も行っています。あくまで鑑定評価ですので、測量の精度までは求めてはいないのですが、測量に関する知識をつけるため昨年、測量士補の資格を取得しました。一方、不動産仲介業務等で現況測量のニーズもあるので、どうせならと測量士の資格も目指した次第です。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

昔のように専門学校に通う時間や意欲はなかったので、通信講座で効率よく学習できるというのは魅力でした。他校のビデオ講義などとも比べてみましたが、短く区切られた講義やスマホ等で聞いたり読んだりできるテキストなどが、今の時代に合っているなと思いました。決め手になったのは、先行して合格していた知人から「アガルートさんはとってもいいよ」と勧められたことでした。

合格体験記・学習上の工夫

学習を始めたのが昨年10月下旬と遅かったので、総合講義は10日程の短期間ですっ飛ばして聞き、11月上旬からすぐに午前問に取り掛かりました。文系でしたから数学の問題はたまげましたが、分かりやすい解説書を読んだり、Youtubeで調べるなどして初学者レベルは克服できたと思います。そんなことをやりながら、仕事が忙しいのもあって、午前の過去問2回目を終えたのが2月の頭。中山先生は9割位できるようになってから午後問へというご指導でしたが、時間も限られているので午後問を解き始めました。

そこでハタと気づいたこと。測量部分の問題は、工程を押さえたほうが分かりやすいということ。総合講義は殆ど流して聴いただけなので、測量作業のあちこちから出題されている午前問は、理解が繋がっていなかった訳です。

そこからは解き方を変えて、まず各測量の作業工程（流れ）を書き出し、分野毎に午前問の論点を書いていきました。全部書いているとキリがないので、紛らわしい論点だけです。試験前に短時間で回せるノートを作ることを念頭に、枚数が増えないよう米粒のような大きさの字でみっちり書き上げました。

4月、仕上げの段階では問題を解く際にどの工程に位置する作業なのか確認しながら進めることで、紛らわしい問題の比較、区別ができ知識の整理に繋がったと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

測量協会の分厚いテキストというのは知らないのですが、総合講義のテキストは過去に出題された問題文をうまく編集して構成されているので、非常にコンパクトで無駄を省いた効率性の高いテキストだと思います。ただ一から読み込むようなことはせず、過去問を繰り返し解いて体で覚えることが大切と思いましたので、分からないところを読んでみるなどどちらかというと補助的な使い方をしました。初学者にとって理解できない部分も少なからずありましたので、そのようなところはネットや本で調べたりして補いました。

役立ったところは、PointやCaution、Hintなどの説明や、表組された一覧表などです。過去問で間違えたり躓きやすい部分が強調されていますから、問題を理解したり暗記をしたりする際にとても参考となりました。

あと私はテキストの重要と思われる部分に線を引いたりマーカーしたりする派だっだのですが、今回は中山先生の教えに従い、そのようなことは極力我慢しました。しかしこの方法のほうが文章を覚えることができたし、最終的に覚えられないところに印をつけたので、追い込みの段階では短い時間で復習や確認ができるようになったと思います。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問解説講座は、必須問題、午後問を含めて何度も聞き返しました。回数にして3回以上は聞いていると思います。歯を磨きながら、ウォーキングをしながら、トイレに入りながら、身支度をしながら、とにかく時間の許す限り、測量士試験の勉強を生活の一部とした訳です。理解し覚えたつもりでも1週間経つと忘れている自分にがっかりしながら、でも繰り返すしかありません。

測量士試験は出題範囲が多岐に渉るので、どんどん先に進めて範囲をこなしたいという気持に駆られますが、焦らずに戻って記憶を巻き直すことも大事です。そこで私は、特に午前問などは1問につきA4用紙1枚と決めて、できる問題とよく間違える問題などを仕分けていきました。苦手な問題は解く頻度を多くするなどして、忘却曲線の下がるカーブを抑えた訳です。できない問題は何回も間違えて嫌になりましたが、このやり方で、最終的にはだいぶできるようになったと思います。（できると思っていた問題が、本番では迷って頭が混乱したというのは、合格した今では笑い話です）

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

普段は関数電卓を使っているので、基本的な計算機の使い方に戸惑いました。計算するたびに違った数値が出てきたりするので、テキストを繰り返し読み返し、練習して慣れるしかなかったです。関数電卓ならば計算式の順番に入力していけば答えが出るのですが、それができないのでメモリーキーを使います。そのようなとき、中山先生の教えに従いメモリーのストアの順番を頭に叩き込んだことは、大きな武器となりました。

大事なのは、中山先生も仰っていますが、正しく計算することです。最終的には早く計算するより、途中の計算の過程で、求めている数字が正しく計算されているか確認しながら問題を解く癖がつきました。結果としては、早く計算するというより、確実に値を求めるための自分なりの順番を体に覚えさせることが重要と思います。

講師へのメッセージ

去年の３月頃、知人の鑑定士とドローンに活用するため測量士補受験のことを話したら、その知人は土地家屋調査士を受けるとのこと。そのとき初めてアガルートさんのことを知りました。じゃあ私も調査士もやってみるかと受講を申し込んだのが、アガルートさんとの出会いでした。

資格試験は久しぶりだったので、昔に比べると随分変わったなという印象、中山先生の快活な講義に好印象を持ちました。調査士試験は残念でしたが、受験後すぐに測量士講座を申し込みました。勉強はモチベーションを保つことがと思いますが、中山先生や他の受講生の声を聴くことでやる気を保ち、何とか合格することができました。ありがとうございます。