受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義/入門カリキュラム（フル・ライト）

測量士試験を目指した理由・契機

令和5年度にアガルートの土地家屋調査士講座を受講し、その年は残念ながら不合格となりましたが、翌年、無事に合格することができました。

土地家屋調査士の独立を見据えて土地家屋調査士の専門性に加えて、測量士も取得することで、依頼者の信頼により応えられると思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士講座での分かりやすい説明に加え、疑問が生じたときにすぐに調べられる検索機能の充実さ、そしてどの講義内容も短く非常に質が高く、すべてが素晴らしいと感じました。

土地家屋調査士試験ではアガルートにお世話になりながらも結果を残せず悔しい思いをしました。だからこそ、次に挑戦した測量士試験では必ず合格し、アガルートに少しでも恩返しができればと思い、迷わずアガルートを選びました。

合格体験記・学習上の工夫

① 勉強計画

私は各資格試験に取り組む前に、必ず勉強計画を立てています。

「いつまでに、何を終わらせるか」

最初はあくまで予定ではありますが、資格試験は“自分との戦い”です。誰かに見張られているわけでもないので、気を抜けばついサボってしまうこともあります。

だからこそ、計画を立てて自分を律するようにしています。

まず最初に行うのは、勉強に充てられる総時間の算出です。

私の場合は、平日は平均して2.5時間、土日は日によりますが合計で約12時間確保できました。

それをもとに、1月〜5月（試験月）までのおおよその勉強時間を以下のように見積もりました。

• 1月：約48時間

• 2月：約81時間

• 3月：約93時間

• 4月：約115時間

• 5月：約83時間

合計：約420時間

次に、やるべきことをリストアップします。

※何周するかは最初から決めず、まずは「やることの全体像」を把握することを意識しています。

• 講座動画の視聴

• 午前択一の過去問

• 午後必須問題の過去問

• 午後選択問題の過去問

そして、パズルのように、これらを月ごとの勉強時間に振り分けていきました。

測量士試験に向けた月別の学習計画

【1月】（約48時間）

• 講座動画視聴（1.5倍速で視聴完了）

• 午前過去問（初回）

　→ 平成26〜28年度を解く

　※初回は「1問ずつ解いて答え合わせ→全問通しで演習」の流れ。理解できなかった問題には付箋を貼って印をつけ、次の年度へ進みます。

【2月】（約81時間）

• 午前過去問（初回 続き）

　→ 平成29年度～令和5年度まで一通り解く

　※このあたりで付箋が大量に貼られますが、気にせずどんどん貼ってOK。

【3月】（約93時間）

• 午前過去問（2回目）

　→ 年度ごとに問1～問28を通して解き直し、間違えた問題には再び付箋

• 午前過去問（3回目）

　→ 付箋のある問題のみ解き、すべての選択肢を理解できたら付箋を回収

• 午後必須：講義動画視聴（1.5倍速）

• 午後必須過去問（初回）

【4月】（約115時間）

• 午後必須過去問（2・3回目）

• 午後選択：講義動画視聴

• 午後選択過去問（2回目）

　※選択科目は4月に入ってから決定。暗記系よりも計算問題が多く出題される【No.2 基準点測量】と【No.5 応用測量】を選びました。

【5月】（約83時間）

• 午後選択過去問（3・4回目）

• 午前択一過去問（4回目）

• 午後必須過去問（4回目）

② 午後選択問題の選び方

学習を始めた当初は、午後選択のすべての科目について講義を視聴し、自分にとって理解しやすいものを選ぶ予定でした。

しかし、午前択一と午後必須に思いのほか時間がかかり、すべての選択科目の動画を見る余裕がありませんでした。

そこで、アガルートのホームルームで紹介されたアドバイスを参考にしました。

「午後選択では、午前択一でも出題される計算問題が多い【No.2 基準点測量】や【No.5 応用測量】を選ぶのも良い」

ネットでは「応用は難しいからやめたほうがいい」との声も多く見かけましたが、アガルートの教材はとてもわかりやすく、押さえるべきポイントが明確だったため、自分には合っていると感じました。私にとって「計画を立てること」は、合格への第一歩でした。

そして、その計画を最後までやり抜けたのは、アガルートの分かりやすい講義とサポート体制のおかげだと感じています。

総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験を経て測量士試験に取り組んでいるため、動画の視聴時間がとても短く感じました。「このボリュームで本当に足りるのかな？」と最初は不安に思いました。

実際に視聴してみると、午前の択一だけでも分からない用語や考え方が多く、最初は混乱しました。しかし、講義では過去問も交えながら進められるため、実際の問題へのイメージがつかみやすく、インプットとアウトプットを同時に行える点がとても良かったです。

分からない問題に出会ったときは、まずテキストに戻って読み直し、通勤中などのスキマ時間に講義の必要な箇所を聞き流すことで、理解が深まりました。

アガルートの講座の魅力は、動画が細かく分かれている点だと思います。知りたい内容をピンポイントですぐに確認できるのは本当に助かりました。

テキストも非常によく考えられた構成だと感じました。まずカラーであることが、受験生のモチベーションを高めてくれます。そして、何よりもテキストが薄く、持ち運びしやすい点に感動しました。必要な情報がコンパクトにまとまっているので、検索もしやすく、空いた時間や移動中でも効率的に学習できる環境が整っていると感じました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

最初は、行列やクロソイド曲線がうまく理解できず、KIKERUKUNを通じて何度も質問させていただきました。

私はKIKERUKUNで、わからないことをそのまま質問するというよりも、「この理解で合っていますか？」という形で確認するようにしていました。

もし理解が間違っていると、似たような過去問でも同じように間違えてしまうので、自分の認識にズレがないかを確かめながら進めていました。

測量士の勉強では、普段なじみのない専門用語が多く、理解するのにとても苦労しました。

以前、他の予備校で測量士補講座を受講していましたが、分厚いテキストと、なかなか返ってこない質問制度に心が折れてしまったことを覚えています。

アガルートは、他の予備校に比べて圧倒的にレスポンスが早いです。

私が以前利用していた予備校では、質問してから回答をもらうまでに1週間ほどかかっていました。

時間が経つと、そもそもなぜその質問をしたのか、その背景を忘れてしまいがちで、さらに回答に対して新たな疑問が出ても、また1週間待つ…という悪循環になってしまっていました。

その点、アガルートでは、早ければ当日、遅くても翌日には回答をいただけたので、不明点を抱えたまま立ち止まる時間が少なく、本当に助かりました。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験でも電卓講座を受講していたので、「複素数のように裏技的な内容があるのかな」と思っていましたが、実際には“知らないと解けない”というものではなく、“知っていると早く解ける”電卓技術が中心でした。今まで使ったことのない機能も多く、非常に効率的かつ時短に役立つ内容だったと感じます。ただし、土地家屋調査士講座と同様、電卓講座もインプット中心なので、最終的には過去問を繰り返し解いて、手を動かして習得することが大切だと思いました。実際、過去問の解説で計算が合わない場面もあり、そのたびにKIKERUKUNで何度も質問させていただきました。特に平成29年の過去問で桁数の多い数字の計算方法について教えていただけたのは大きな学びとなりました。

講師へのメッセージ

まず、土地家屋調査士試験のことからお話させていただきます。

他の予備校で心が折れていた中、アガルートに出会い、分かりやすい講義や、過去問一問一問に対する丁寧な解説には本当に助けられました。

私の受講時は「KIKERUKUN」ではなくFacebookでの質問対応でしたが、多くの質問に対して当日または翌日にはご回答いただき、点と点が結びついて理解が深まったことをよく覚えています。

また、定期カウンセリングではほぼすべての講師の方々とお話しさせていただき、皆さまの工夫や学習法から多くの学びを得ることができました。

現在も活用している、佐原先生の「答案構成用紙を横向きに使う方法」もこのカウンセリングで学んだもので、大変役立っています。

そして、試験前最後の定期カウンセリングでは中里先生から

「小坂さんなら、講師一同大丈夫だと確信しています」

と背中を押していただき、思わず涙がこぼれたのを今でも鮮明に覚えています。

残念ながらその年は合格に至らず、アガルートの講師の皆さまへ感謝の気持ちを伝えきれなかったことが悔しく、心残りとなっていました。

今回の測量士講座は迷わずアガルートを選び、一発合格を目指して受講しました。合格体験記を通じて、土地家屋調査士講座への恩返し、そして何か少しでもお役に立てればという想いで、4か月間全力で取り組みました。

測量士講座では、土地家屋調査士試験合格後すぐの4か月という短期間で、本当に合格できるのかという不安もありました。

しかし中山先生が

「測量士試験は、特に過去問を中心に理解できれば落とす試験ではない！」

と明言されていた言葉を信じて進み、無事合格することができました。

本当にありがとうございました。