合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験｜【2026年合格目標】入門総合講義/入門カリキュラム（フル・ライト）

測量士試験を目指した理由・契機

航空測量系の会社に勤め、GISを専門とする技術者として成長するために、測量士を目指し始めました。

測量士となることで、業務上の主任技術者にもなれるため、より責任ある立場で仕事を進めていきたいという思いがありました。

また、同期が先に合格したことに対して、内心とても悔しく、強い刺激を受けたことも、本格的に挑戦する契機となりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受検を決意して勉強を始めたものの、特に計算問題でつまずくことが多く、学習に不安を感じていました。

また、試験が毎年業務の繁忙期を乗り越えた直後に実施されるため、直前の勉強時間を確保することが大きな課題でもありました。

過去には測量協会の通信講座も受講しましたが、質問のやり取りをWEBベースで気軽に行える点に魅力を感じ、アガルートの講座を選びました。

合格体験記・学習上の工夫

試験勉強にあたっては、まず「勉強時間の確保」を最優先に考えました。

具体的には、合格基準とされている300時間を最低ラインとし、それを上回ることを目標に、毎月の勉強時間をアプリに記録して可視化するようにしました。

学習の進捗を見える化することで、計画通りに進んでいるかを随時確認でき、モチベーションの維持にもつながりました。

学習を始めてから最初の2か月ほどは、月30時間にも届かない日が続き、計算問題を中心に苦手意識が強く、なかなか軌道に乗らない時期がありました。

しかし、講義動画や解説を繰り返し視聴することで理解が進み、学習内容が少しずつ「わかる」ようになってくると、勉強時間も自然と増えていきました。

次第に生活の中で学習の優先度が上がり、安定したリズムを作れるようになったことが大きな転機でした。

特に、自分は育児休業中だったため、家事や育児、家族との時間を最優先にしながらの学習となり、時間の使い方には常に工夫が求められました。

育児の合間の短時間を積み重ねることの大切さを実感するとともに、もし通常勤務をしていたらこの時間は確保できなかったのではないかと感じています。

結果的に、試験前日までの12か月間で約470時間を学習に充てることができました。

特に、学習時間が300時間を超え、過去問の周回に入ってからは理解度が深まり、得点力にも手応えを感じるようになりました。

自分に合ったペースで、継続して取り組むことの重要性を強く感じた1年でした。

総合講義のご感想・ご利用方法

他の方の合格体験記にもよく見られますが、初めて総合講義のテキストを手に取ったとき、その薄さに驚きました。

これまでの試験勉強では、日本測量協会が発行している分厚いテキストや模範解答集を使っていたため、それらと比較すると非常にコンパクトで、「本当にこれで大丈夫だろうか」と不安になるほどでした。

正直なところ、「これは持ち運びしやすくてありがたいな」という印象が先に立ちました。

しかし、講義を進めていくうちに、その不安はすぐに払拭されました。内容は必要な情報に絞られ、過不足なく効率的に学習できるよう工夫されており、「薄いのは見た目だけで、実は中身がとても濃い」ということに気づかされました。

講義の受講方法については、講師のアドバイスに従い、はじめはカラーペンやマーカーを使わず、まずは「聞くこと」に集中しました。

最初は何も書き込まないことに抵抗がありましたが、実際に講義を受けてみると、大事なポイントがすでにテキストにしっかりと整理されており、マーカーを使い始めるとすべてに線を引くことになりそうだとすぐに実感しました。

このように、まずは講義をしっかり消化することを優先した結果、学習スケジュール通りに過去問演習に入ることができ、非常に効率的な学習が実現できたと思います。

もし講義ごとに細かく時間をかけていたら、過去問の周回に入る時期が遅れていたかもしれません。

総合講義のシンプルさと構成のよさが、限られた時間を有効活用する上で大いに役立ちました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

ホームルームでの講師のアドバイスに従い、午前の択一問題は満点を目指して繰り返し学習しました。

ただし、計算問題の中には過去数年で出題されていなかったり、前後の年度と傾向が大きく異なる問題もあり、限られた学習時間との兼ね合いから独自に取捨選択を行うこともありました。

一方で、文章系の択一問題については満点を狙い、過去問の繰り返しに加えて、移動時間などの隙間時間を活用し、アガルートとは別のウェブ上の○×問題を解くことで繰り返し学習の頻度を高めました。

また、過去問解説講座では、WEB質問機能を多用しました。少し気になることから、どうしても理解できない内容まで幅広く質問しましたが、毎回明確かつ丁寧な回答をいただくことができました。

質問から回答までのレスポンスも早く、ほとんどの場合1日以内に返答があり、学習を止めることなく継続できた点は非常に助かりました。こうした迅速で的確な対応こそ、アガルートの大きな魅力だと感じています。

午後の必須問題についても、講師の指導通り満点を目標に反復学習し、選択問題は自分と会社の専門に合わせて「No03測図測量」と「No04地図編集」に絞って対策しました。

令和7年度は選択問題の傾向が大きく変わり戸惑いもありましたが、「過去問で十分対応できる」という講師の言葉通り、繰り返した学習が確かな成果となって表れ、合格につながったと実感しています。

電卓の使い方講座のご感想・ご利用方法

電卓の使い方については、正直なところ最初は軽視していました。

しかし、過去問題を繰り返し解く中で、回答時間が足りず焦りが出始めた際に、電卓の使い方を見直すことが重要だと気づきました。

劇的な時間短縮とはいきませんでしたが、「M+」や「MR」といったメモリー機能を活用することで、同じ数値を繰り返し入力する際のミスを減らせました。

これにより、計算ミスによるやり直しの時間が減り、結果的に回答時間の短縮につながったと感じています。

また、時間計算を用いた座標値の計算方法は目から鱗でした。特に午前の読図問題など、間違いやすい計算に対しても落ち着いて取り組むことができ、本番でのミスを減らすことに役立ちました。

この講座を通じて、電卓の操作を効率的にするだけでなく、計算への自信も深まり、試験対策として非常に有益であったと感じています。