受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

測量関連の会社に10年ほど勤務していますが、他の社員が当たり前のように保持している測量士を、自分だけが持っていませんでした。
無資格のため測量の主任技術者として業務をすることができず、周囲にも迷惑をかけていました。(測量士補は保持していたため、測量作業員としては仕事ができた。)
上司からも「資格がなければ話にならないと」言われ、受験を決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1度目は日本測量協会発行の受験テキストで6か月間勉強してから試験に臨みましたが、受験勉強が思うように進まず、受験範囲を網羅できずに不合格でした。
その後、もっと良いテキストはないかを調べた結果、ほかの選択肢が一切無いことを知り、アガルート受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私は今回2回目の受験のため、自分の得意分野(測地測量、測図測量)と苦手分野(地図編集、応用測量)がはっきりしていました。
そこで、午後の選択問題は得意分野にしぼり勉強し、苦手分野は午前の選択問題を確実に取れるように午前問題をひたすら解きました。
測量士の試験では、法規や公共測量の手順など、覚えていれば必ず解ける暗記問題と、写真測量のコース数計算や応用測量の面積計算など、数分かけて計算しないと解けない、しかも途中で1つ間違えたらおしまいの計算問題が出題されますが、点数としての価値が同じです。
そこで、暗記部分に重点を置き、暗記部分は試験6か月前から勉強を始め、出題範囲をすべて網羅しました。
なお、全て6か月間の「ながら勉強」で頭に入れました。

 以下、私のしてきた「ながら勉強」です。

  •  昼食は片手で食べられるものを選び、食べながらテキストを読む。
  •  通勤中や休日に出かける際、車内で講義音声を流す。
  •  趣味のゲーム中、自分の番が回ってくるまでの間にテキストを読む。
  •  調理中、待つ間にスマホで動画を見る。

 毎日欠かさずに繰り返しやることで膨大な試験範囲を網羅できました。

これができたのも、アガルートの軽くて文字が大きく読みやすいテキストや、過去問解説本のおかげです。
昔の、電話帳の厚さで細かい文字がひたすら敷き詰められているテキストで勉強するのは、ばかげていると思います。

ただ、計算問題はどうしても時間をとって、まともに勉強する必要がありました。
試験2か月前から、計算問題の勉強を始め、平日の仕事終わりから23時の閉店まで、近所のカフェでひたすら計算問題を解きました。
計算問題の勉強は平日だけにし、土日には勉強をしないようにし、モチベーションを保ちました。(暗記問題のながら勉強は休日も欠かしませんでした。)
平日の勉強は、深夜残業するのと対して変わらないので苦になりませんが、休日の自由時間を勉強に奪われると考えると、モチベーションが無くなるからです。

 応用測量の計算問題はどうしても苦手でしたが、解説動画を20回も繰り返し見た後は、不思議と解けるようになっていました。
1度目はわからなくても、何度も何度も繰り返し視聴することで、自分でも気づかないうちに理解している、そんな動画でした。

合格総合講義のご感想・ご利用方法

ただ一言「非常にわかりやすかった」としか言えません。
受験6か月前に勉強を始めた時、まずは合格総合講義を一通り見ることから始めました。
先ほども書きましたが、繰り返し見ることで、テキストや過去問解説書を読んでもわからなかったことが、不思議とわかるようになりました。

中でも特にお世話になったのは、基準点測量の観測図作成や、応用測量(用地測量)の面積計算問題です。
過去問が自力で解けるようになるまで、何度もテキストと動画を見ました。
また、音声はダウンロードできたので、パソコンやスマホに入れて時間の許す限りひたすら聞いていました。
特に毎日欠かさなかったのは、暗記問題に関わる部分だけピックアップし、寝るときに聞きながら寝ることです。
睡眠学習の有効性は人それぞれかと思いますが、私にとっては非常に効果がありました。
記憶が定着したので、受験から2か月たった今でも普通に覚えていて、問題も解けます。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

測量士だけでなく、どの資格試験であっても過去問から学ぶことは必須です。
アガルートの過去問解説は、高校数学などの基礎的なことから解説されているため、非常に助かりました。
過去問に取り組んだのは受験2か月前からですが、午前・午後あわせて1周するのに1か月かかりました。
測量士の過去問は周回に予想外の時間がかかるため、もっと早く取り組んだほうがよかったと思います。
私は2回目の受験のため、午後の選択問題が決まっており、捨てる予定の過去問は一切手を付けていません。
選択問題が決まっていない初回受験で合格を狙うなら、3か月以上前から始めたほうが良いかと思います。

私が工夫した点は、ダウンロードした音声を、暗記問題の部分だけをピックアップし、ひたすら聞き流すことです。
暗記問題は午前・午後ともに多く存在し、特に午後の暗記問題(必須問題)は点数配分も高く、絶対に獲っておく必要があります。
休日にゲームをしているときも、お昼休みに疲れてどうしてもテキストを持つ気力がない時も、1人で深夜残業をする必要があったときも、ただただ聞き流していました。
選択肢を読み上げ、正しい理由、間違っている理由と解説してくれるので、聞き流すだけで頭に入りました。

講師へのメッセージ

中山講師のテキスト解説動画は非常にわかりやすく、大変お世話になりました。
聞いていて不快になることもなく、眠くなることもなく、聞きやすかったです。
聞き流しも含めれば、何度解説を聞いたかわかりません。
受験から2か月たちましたが、今でも頭に声が残っています。
数学は苦手でしたが、計算問題の解説も、質問することが何も残っていないほどの丁寧な解説でした。
合格できたのは中山講師の解説のおかげだと思っております。
これでやっと、測量の主任技術者になることができます。ありがとうございました。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想等)

測量士難民という言葉があります。
必須資格なので毎年受験するも合格できずに嫌な思いをし、お金を払うだけで測量士になれる人をねたみ、人生の進路を踏み間違えたと嘆く。
そんな悲しい人にならずにすんだのは、アガルートの講座のおかげです。  
唯一の後悔は、初回受験でアガルートを受講しなかったことです。