合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

中小企業診断士試験を目指した理由・契機

産業医、労働衛生コンサルタントとして企業に介入する中で、中小企業の社長に向けて、職場環境改善についてお話をする際に、職場環境悪化の原因として経営状況が大きく影響していることがわかり、経営についても包括的なコンサルティングができるようになりたいと考え、中小企業診断士を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

当初は国内MBA試験対策を受講しようと考えていましたが、同じ講師の先生が中小企業診断士の講師も兼任していることを知り、それならば中小企業診断士試験の講座を受講すれば一石二鳥ではないかと考え、アガルートアカデミーさんに決定しました。

合格体験記・学習上の工夫

「そうだ、中小企業診断士を受けよう」
そんなことを思いついたのは2022年1月30日のことでした。
何かしら経営を学びたい、そう考えて国内MBAを受験しようかとぼんやり考えており、ふとアガルートアカデミーが目に止まりました。
国内MBA試験のための講座はちょっと敷居が高く、その半分以下で受講できる中小企業診断士試験対策講座をみつけ、せっかくなら受けてみよう、そんな軽い気持ちで受験を開始しました。
すぐ発送され、自宅に届いた教科書たちを見て、「これはやばい資格試験に挑戦してしまったな」と直感がささやきました。
なにせ医学と近年衛生を勉強した以外はなにも学んできておらず、経済学など全くの門外漢。これはどうしたものかなと思いながらも、まずは授業を聞かねばならんだろうと、動画を見始めました。
授業は初学者でもわかりやすいように考えられており、サクサクと見ることができました。一部全くわからないため、周辺知識を自分で検索するなどの補填や、過去問で問われている知識の補完などは多少必要であったものの、コアの部分の知識はしっかりと教えてもらえたため、他の予備校の授業を受ける必要はありませんでした。2022年度の一次試験ではトータルで500点を超えることができ、カリキュラムの総合力を実感しました。

総合講義/経済学・経済政策のご感想・ご利用方法

経済学は全く勉強したことがなかったので、当初はグラフの多さに食傷気味ではありましたが、講師の先生の説明がわかりやすく「中小企業診断士試験の経済学は、グラフの形を覚えればいい」と断言してくださったので、ひとまずグラフを覚えようと形から入ろうとしたところ、意外と「あ、ここをこう動かしたら、答えでるじゃん」とわかるようになり、そこからはむしろ得意科目となりました。市場に出ている参考書なども読みましたが、計算式が多く、ここから勉強を始めていたらきっと心が折れていただろうなと感じました。最終的に、難化したと言われる2022年度の一次試験でも、グラフの形を冷静に判断することで、対応することができ、70点台をキープすることが可能となりました。

総合講義/財務・会計のご感想・ご利用方法

財務会計については簿記3級を取得してはいたものの、20日程度の付け焼き刃で望んでいたため、不安がいっぱいでした。しかしながら、講師の先生が深い部分でお話しいただけて、簿記の時点ではとりあえずわからないけれどもこういうことだろうと無理やりに納得させていた部分を丁寧に説明してくれたおかげで、しっかりと理解することができました。原価計算などについても、図を用いてゆっくりと説明してくださったので、混乱することなく理解が可能となりました。最終的に2022年度の一次試験では、全く知らない知識が出て足切りかと感じましたが、なんとか60点台をキープできました。

総合講義/企業経営理論のご感想・ご利用方法

企業経営理論では、もともとMBAを目指していたこともあり、とても興味を持っていた分野だったので、楽しく勉強することができました。講師の先生はファッショナブルな見た目とは裏腹に、堅実な授業展開をされており、そこのギャップもまた一つの魅力なのではないかと感じておりました。ただ一方で、中小企業診断士試験範囲が広いこともあり、カバーしきれていない部分があったと感じるのも事実ではあります。最終的には、過去問を活用して勉強し、2022年度の一次試験では70点後半を獲得することができましたが、過去問で出た周辺知識を自身で補完する必要があるなと感じました。

総合講義/運営管理のご感想・ご利用方法

運営管理は、産業医先で製造業に関わっていることもあり、多少のアドバンテージはあったのかなと感じていました。講師の先生の印象は、とりあえず「熱い」というものでした。熱いだけではなく、記憶に残るような授業展開をされており、QCDの重要性はしかと伝わりました。

一方で、授業が長尺の影響なのか、進行が淀むタイミングもあり、そういった点がもう少しスムーズであると良いのかなと感じました。2022年度は70点後半を獲得することができました。

総合講義/経営法務のご感想・ご利用方法

経営法務に関しては、法律知識が全く無かったこともあり、さらに中小企業診断士の経営法務はとても難しいと有名だったので、どうなることやらと戦々恐々としていましたが、講師の先生が基礎の部分からお教えいただけたので、割とすんなり、理解することができました。

先生の喋り方も小気味よく、難解な法律についても素直に聞き入れることができました。ただ、あまりにも細切れであったため、集中力が強制的に切れてしまうように感じたこともまた事実でした。もう少し1コマあたりの尺を長めにしてくれるとより良いのかなと感じました。2022年度は易化していることもあり、80点台を取得することができました。

総合講義/経営情報システムのご感想・ご利用方法

経営情報システムは、ある程度IT周りには興味があったため、楽しみではありましたが、少し期待はずれでした。テキストをそのまま読むだけで追加の知識やティップスが少なく、得られる知識が少なく感じました。また、喋り方もやや聞こえづらいことがあり、何度も聞きたいと思うようなお声ではなかったです。

更に、SQLの部分についてはかなりさらっと流されており、結局自学自習がかなり必要であったことも踏まえて、もう少し授業の内容を充実させたほうが良いと強く感じました。出題傾向もかなり変わっていることが見て取れますので、今後授業カリキュラムの大幅刷新が必要と感じます。2022年度は難化したこともあり、ギリギリの60点でした。

総合講義/中小企業経営・中小企業政策のご感想・ご利用方法

中小企業経営・政策については問題の特性上、評価が難しいと感じました。ただ、白書をそのまま貼り付けるだけではなく、注釈などを盛り込んだテキストにしていただけるとより良かったのかなと感じました。

そういった点についても今後のカリキュラムでは触れていただくほうがより良い商品設計ができるのではないかと感じております。2022年度は6割程度でした。