中小企業診断士の資格試験を受ける予定の方は、本番試験の前に腕試しとして模試を受けておきたいですよね。

模試を受けることで試験に慣れたり、自身の実力を試したりできるので、ぜひとも受けることをおすすめします。

中小企業診断士の模試は多くの企業が実施しており、それぞれ費用や受験会場、開催日程が異なります。

そこで当記事では、各社が行っている模試の特徴やスケジュール、費用を徹底解説!

自身が受けるべき模試を判断できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

財務会計と企業経営理論の体験講義&テキストが今なら無料で!

1次1.97倍、2次1.98倍と、全国平均を上回る高い合格率!

1次2次の一括対策から2次試験に絞った過去問分析まで多様なラインナップ!

1分で簡単無料体験(会員登録→お申込み→視聴)

20日間無料で講義を体験!

1次試験の模試の日程・スケジュール

各社における、中小企業診断士の1次試験の模試の日程・スケジュールは以下の通りです。

予備校模試名日程会場自宅受験送付締め切り費用備考
アガルート1次試験対策パック非公開自宅非公開54,800円1次試験で問われる知識を習得する講座模試までパックに含まれる
LEC1次ステップアップ全国模試2024年5月4日
2024年5月5日
全国各地のLEC校2024年4月30日(火)5,500円~8,250円コース・パック生優先のため、2024年3月上旬より販売開始予定
大原1次合格コース2023年5月~自宅38,000円~
TACTAC 公開模試非公開(2023年は7/1㈯〜2㈰)非公開未定7,000円
クレアール1次公開模擬試験2024年6月27日(木)~7月9日(火)自宅2024年7月9日(火)消印分5,000円
スタディング1次2次合格コースコンプリート非公開自宅非公開79,200円
MMCMMC模擬試験2023年4月1日~2023年9月24日東京学院・貸会議室内海(水道橋)他10月下旬11,000円※2023年の情報です

TACやクレアールなど、模試のみを実施している企業は、費用が5000円〜11000円となっています。

また、その他企業については学習教材と模試がパックとなっており、費用は38,000円〜となっています。

2024年度の試験日程が明確に公開されていない企業もあるため、気になる方は定期的にチェックしておきましょう。

2次試験の模試の日程・スケジュール

各社における、中小企業診断士の2次試験の模試の日程・スケジュールは以下の通りです。

予備校模試名日程会場自宅受験送付締め切り費用備考
アガルート2次試験対策パック非公開自宅非公開49,800円2次試験で問われる知識を習得する講座模試までパックに含まれる
LEC2次ステップアップ全国模試2024年5月12日(日)全国各地のLEC校2024年5月10日(金)5,500円~8,250円コース・パック生優先のため、2024年3月上旬販売開始予定
大原経験者2次合格コース非公開自宅170,000円~
TACTAC 公開模試非公開(2023年は9/3)未定未定9,000円
クレアールクレアール 公開模試非公開(2023年は9/17)未定未定7,000円
MMCMMC模擬試験2023年4月1日~2023年9月24日東京学院・貸会議室内海(水道橋)他10月下旬11,000円※2023年の情報です

2次試験の模試に関して、TACやクレアールなど、模試のみを実施している企業の模試費用は、7000円〜11000円程度です。

また、その他企業については学習教材と模試がパックとなっており、費用は49,800円〜となっています。

一次試験と同様に、2024年度の試験日程が明確に公開されていない企業もあるため、受験を希望する方は定期的に確認されることをおすすめします。

おすすめ模試7社の特徴

これまでご紹介した、中小企業診断士の模試を実施しているおすすめの以下の7社について、それぞれのさまざまな特徴があります。

  • アガルート模試
  • LEC模試
  • 大原模試
  • TAC模試
  • クレアール模試
  • スタディング模試
  • MMC模試

当セクションでは、各社の特徴について、詳しくご紹介します。

アガルート模試の特徴

アガルート模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
1次試験対策パック非公開自宅54,800円
2次試験対策パック非公開自宅49,800円

アガルートの模試は、1次試験・2次試験ともに対策パックとして、学習講座のカリキュラムの一つとして組み込まれています。

模試を受けるだけでなく、中小企業診断士の学習に必要な内容を学習でき、そのうえで模試に望めるという点が大きな特徴です。

自宅で受験することができるため、試験会場に赴く必要がなく、仕事やプライベートが忙しいという方には特におすすめです。

学習から模試まで自宅で行いたく、かつ費用を抑えたい場合は、アガルートの模試の利用を検討してみましょう。

LEC模試の特徴

LEC模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
1次ステップアップ全国模試2024年5月4日
2024年5月5日
全国各地のLEC校5,500円~8,250円
2次ステップアップ全国模試2024年5月12日全国各地のLEC校5,500円~8,250円

LEC社の模試は、全国各地のLEC校にて開催されます。

ステップアップ全国模試は、早期に模試を実施して学習の成果を確認することで、直前期に向けて何に学習リソースを集中すればよいかを明確にすることが目標です。

また、このステップアップ模試を中小企業診断士の学習における「中間地点」とすることで、モチベーションアップが期待できるでしょう。

費用も5,500円~8,250円と非常に低水準であり、気軽に受けられることもメリットの一つです。

大原模試の特徴

大原模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
1次合格コース2023年5月~自宅38,000円~
経験者2次合格コース非公開自宅170,000円~

大原の模試は、1次2次ともに試験対策講座のパックの一部に含まれています。

大原のメリットとして、必要な科目のみを選択して受講することができるため、自身の弱点分野や苦手分野にフォーカスして学習を進められる点が挙げられます。

仕事が忙しい方にとっては、自宅での受験が可能である点も、魅力の一つでしょう。

TAC模試の特徴

TAC模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
TAC 公開模試非公開(2023年は7/1㈯〜2㈰)未定7,000円
TAC 公開模試②非公開(2023年は9/3)未定9,000円

TACの公開模試は、中小企業診断士の模試において、非常に大規模な模試の一つです。

模試だけであれば価格も安く、会場で受けることができるため、本番試験と同様のイメージがつかめるでしょう。

また、TACは資格試験を多く取り扱う学校であり、これまでの試験の傾向から本番に近い問題が出されることが期待できます。

会場での受験を考えている方は、TACの模試を検討してみましょう。

クレアール模試の特徴

クレアール模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
1次公開模擬試験2024年6月27日(木)~7月9日(火)自宅5,000円
クレアール 公開模試非公開(2023年は9/17)非公開7,000円

クレアールの模試は、自宅で受けることができるという特徴があります。

1次試験・2次試験ともに費用が安く、模試にかかるコストを削減できる点も魅力の一つです。

また、試験対策のコースも提供しており、模試もパック内に入っているコースもあります。

科目も1科目から7科目まで自由に選択できるため、すべて網羅して学習することや、自身の弱点分野のみを選んで学習するなど、自由度が高い点も大きなメリットでしょう。

スタディング模試の特徴

スタディング模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
1次2次合格コースコンプリート不明自宅79,200円

スタディングの模試は、1次試験・2次試験両方を学習できる、コンプリートコースの中に含まれています。

79,200円と少し高めの費用がかかりますが、1次試験・2次試験の内容を網羅的に学習でき、かつ模試まで実施できるため、相対的にコストを抑えることができるでしょう。

模試については1次試験のみの提供となっており、2次試験の模試についてはコース内容に含まれていない点に注意が必要です。

2次試験については、演習講座というという形で、本番試験の対策が可能です。

MMC模試の特徴

MMC模試の概要は、以下の通りです。

模試名日程会場費用
MMC模擬試験2023年4月1日~2023年9月24日東京学院・貸会議室内海(水道橋)他11,000円
MMC模擬試験2023年4月1日~2023年9月24日東京学院・貸会議室内海(水道橋)他11,000円
※2023年の情報です

MMCの模試は、試験会場に赴いて受ける形式です。費用は11,000円で、本番と同様の雰囲気で試験に臨むことができます。

また、試験対策講座も展開しており、学習から模試の受験まで実施することができます。

事前にZoomにて受講相談なども行っており、相談については無料であるため、受講を検討している方は相談してみるといいでしょう。

模試は受けるべき?メリットは?

これまで中小企業診断士の模試について、各社の特徴を解説しましたが、模試を受けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

当セクションでは、模試を受けることによる以下の4つのメリットを解説します。

  • 実力を試せる
  • 時間配分の感覚をつかめる
  • 本番の雰囲気に慣れることができる
  • 自分の弱点を知ることができる

実力を試せる

模試を受けることで、現状の自身の実力を試すことが可能です。

大手企業が展開している公開模試などは、例年多くの人が受験します。

試験結果から自身の実力がどの程度であるかを把握できることはもちろん、設問ごとの正答率や今後の課題などを分析した資料を提供しているケースもあります。

これらの資料により、今後の学習を大幅に効率化できるため、腕試しとして模試を受けることは非常におすすめです。

時間配分の感覚をつかめる

自身で過去問を解いているだけだと、時間の制約がないため、実際の試験における時間配分がイメージしづらいでしょう。

中小企業診断士の模試は、各科目において、本番試験と同様の時間で実施されます。

これにより時間配分の感覚がわかり、本番試験で問題を解く際のイメージがつかめるでしょう。

本番の雰囲気に慣れることができる

自宅では集中して解けていた問題も、試験会場だと集中できず、本領発揮ができない可能性もあります。

模試を受けることで、本番試験の雰囲気に慣れることができ、試験のシミュレーションができるでしょう。

試験会場に赴いて模試を受ける場合、本番試験にかなり近い雰囲気で受けることができます。

仕事や家庭の都合で、なかなか試験会場に行くことができないという方には、自宅で受けられる模試がおすすめです。

自身の都合で受けることができ、時間配分なども本番と同様に設定されているため、本番試験のイメージがつかめるでしょう。

自分の弱点を知ることができる

模試を受けた後の試験結果のレポートを確認することで、自身の弱い分野や傾向を把握することができます。

模試は受けるだけでなく、その結果を有効活用しなければ意味がありません。

弱点を把握することで、弱点分野の克服に注力することができ、合格できる可能性が高まるでしょう。

模試はいつ受けたらいいの?

模試を受けるべきタイミングは、中小企業診断士の学習が一通り終わって、基礎固めができた時がおすすめです。

基礎固めができてないうちに模試を受けても、学習できていない分野の点数が低くなり、自身の本当の弱点を知ることができないでしょう。

また過去問を完全に理解できてから受けようとすると、模試を受けるのが遅れ、本番試験の対策や模試の復習に十分時間が取れなくなる可能性があります。

学習の基礎固めが終わった段階で一度模試を受け、本番試験のイメージをつかんだうえで、復習や学習計画の見直しを行うのがおすすめです。

模試は何回受けたらいいの?おすすめの回数は?

中小企業診断士の模試を受けられる回数について制限はありませんが、1次試験・2次試験それぞれ1〜2回程度を目安にしておきましょう。

1度目で自身の実力を測り、合格できそうであればそのまま学習を継続します。

もし合格できなさそうであれば、傾向を分析して学習し、必要に応じて再度模試を受けることがおすすめです。

何度でも模試は受けられますが、頻繁に受けると復習のみに時間がかかり、学習計画の見直しや弱点克服などができなくなる可能性があります。

模試を受ける場合、模試の復習期間も考慮し、受験回数を検討しましょう。

模試の活用法!ポイント3つ

中小企業診断士の模試を受ける場合、せっかく費用をかけて受けるので、十分に活用したいですよね。

最後に、模試を有効活用するポイントを3つご紹介します。

  • 復習して、苦手を克服
  • 自分なりの戦略やルールを立てて実践する
  • 判定を参考に学習計画を見直す

当セクションを参考に、模試の結果を有効活用しましょう。

復習して、苦手を克服

模試を受けることで、自身の苦手分野やどのようなミスをしがちかといった、傾向が分かります。

この結果を踏まえ、苦手分野を優先的に学習して克服し、本番試験に臨めるようにしましょう。

また模試で合格ラインに届かなくても、復習に活かすことができれば、学習の質や工夫次第で大きく合格に近づくことができます。

結果が悪くてもあきらめず、根気強く学習を続けることが大切です。

自分なりの戦略やルールを立てて実践する

模試は現状の腕試しとはいえ、本番試験のリハーサルとしてとらえ、本番と同様のスタンスで受けるべきです。

なので、本番試験に近い形で受けるべく、自分なりの戦略やルールを立てて実践しましょう。

問題を解く順番や時間配分、分からない問題が出た際の対処など、さまざまなケースを想定し、ケースごとの戦略を立てておきます。

そうすることにより、戦略通りに試験を受けるとどうなるかがイメージでき、時間配分のミスなどが起きづらくなるでしょう。

判定を参考に学習計画を見直す

中小企業診断士には合格基準があり、模試を受けると、その合格基準にどの程度届いているかが数値で判定されます。

その客観的な判定をもとに、合格までどの程度の学習が必要かを分析し、必要に応じて学習計画を見直すことが必要です。

まとめ

中小企業診断士の模試はさまざまな企業が開催しており、企業ごとに開催時期や費用、会場などが異なります。

模試を受けることには、具体的に以下のようなメリットがあります。

  • 実力を試せる
  • 時間配分の感覚をつかめる
  • 本番の雰囲気に慣れることができる
  • 自分の弱点を知ることができる

中小企業診断士の模試は、基礎固めが終わったタイミングで受けることがおすすめです。

模試の結果を踏まえ、自身の弱点を分析・復習し、必要に応じて合計1〜2回程度模試を受けることがおすすめです。

当記事を参考にして、自身に合った模試や講座を選択し、中小企業診断士の資格合格を目指しましょう。

財務会計と企業経営理論の体験講義&テキストが今なら無料で!

1次1.97倍、2次1.98倍と、全国平均を上回る高い合格率!

1次2次の一括対策から2次試験に絞った過去問分析まで多様なラインナップ!

1分で簡単無料体験(会員登録→お申込み→視聴)

20日間無料で講義を体験!