採石業務管理者試験は、各都道府県が実施しています。そのため、合格発表の日程や方法は都道府県によって異なります。

自分が受験する都道府県の合格発表の日程や合否の確認の仕方を、よく知らないという方もいるのではないでしょうか？
合格がわかったら、なるべく早く採石業務者の登録申請をしたいですよね。

このコラムでは、都道府県別の採石業務管理者試験の合格発表の方法を紹介します。
また、令和7年(2025) の合格状況や、合格後の申請方法などもお伝えします。

ぜひ参考にしてみてください。

採石業務管理者の合格発表の方法は？

採石業務管理者試験は全国一斉に行われますが、試験の実施者は各都道府県となっています。そのため、合格発表の方法は各都道府県によって異なります。

各都道府県がどのように合格発表しているか、以下にまとめました。
なお、試験について掲載がない県、試験時期にならないと掲載がない県など、情報がない県がありますので、ご了承ください。

詳しく知りたい方は、こちらから該当の採石担当課までお問い合わせください。

都道府県名	合格発表ページ	合格発表の方法
北海道	北海道ホームページ	・北海道ホームページ
青森県	青森県ホームページ	・合格者宛てに合格通知発送 ・青森県ホームページ
岩手県	岩手県ホームページ	・各広域振興局掲示板 ・岩手県ホームページ ・受験者本人に結果を封書で通知
宮城県	宮城県ホームページ	・宮城県産業立地推進課のホームページ ・宮城県庁1階及び県内の各合同庁舎の掲示板等に合格者の受験番号を掲示 ・合格者には合格証を郵送
秋田県	秋田県ホームページ	・合格者へ合格証を発送
山形県	山形県ホームページ	・山形県ホームページ ・合格者本人に通知
福島県	福島県ホームページ	・福島県ホームページ ・合格者には合格証を郵送
茨城県	茨城県ホームページ	・茨城県ホームページ ・合格者に通知 ・産業戦略部技術振興局技術革新課に掲示
栃木県	栃木県ホームページ	・栃木県産業労働観光部工業振興課のホームページ ・合格者には合格証を郵送
群馬県	群馬県ホームページ	・群馬県ホームページ ・合格者には合格証を郵送
埼玉県	埼玉県ホームページ	・埼玉県庁本庁舎1階南側エレベーター前に掲示 ・埼玉県ホームページ ・合否にかかわらず、文書で通知
千葉県	千葉県ホームページ	・千葉県庁(県庁中庁舎1階)掲示板 ・千葉県ホームページ ・合否にかかわらず、文書で通知
東京都	東京都産業労働局	・郵送で本人に通知 ・東京都産業労働局ホームページ
神奈川県	神奈川県ホームページ	・神奈川県庁新庁舎2階県政情報センター掲示板 ・神奈川県ホームページ ・文書で通知
新潟県	新潟県ホームページ	・合格証を本人に交付 ・新潟県庁に掲示 ・各地域振興局等に掲示 ・新潟県ホームページ
富山県	富山県ホームページ	・富山県ホームページ ・合格者に郵送で通知
石川県	石川県ホームページ	・石川県ホームページ ・合格者に合格証を郵送
福井県	福井県ホームページ	・福井県ホームページ ・福井県庁1階掲示板
山梨県	山梨県ホームページ	・山梨県防災新館東側掲示板 ・合格者に通知 ・山梨県ホームページ
長野県	長野県ホームページ	・長野県ホームページ
岐阜県	岐阜県ホームページ	・岐阜県ホームページ
静岡県	静岡県ホームページ	・静岡県ホームページ
愛知県	愛知県ホームページ	・愛知県ホームページ ・受験者全員に郵送で合否を通知
三重県	三重県ホームページ	・三重県ホームページ
滋賀県	滋賀県ホームページ	・滋賀県ホームページ
京都府	京都府ホームページ	・全受験者全員 ・京都府ホームページ
大阪府	大阪府ホームページ	・大阪府ホームページ ・大阪府公報 ・受験者全員に郵送
兵庫県	兵庫県ホームページ	・兵庫県ホームページ ・受験者に書面で通知
奈良県	奈良県ホームページ	・奈良県庁前掲示場 ・奈良県ホームページ ・合格者には郵送
和歌山県	和歌山県ホームページ	・和歌山県県土整備部河川下水道局砂防課に掲示 ・受験者に郵送で通知
鳥取県	鳥取県ホームページ	・鳥取県庁掲示板 ・各総合事務所掲示板 ・鳥取県ホームページ ・合格者には合格証を郵送
島根県	島根県ホームページ	・受験者に通知 ・県庁前掲示板 ・島根県ホームページ
岡山県	岡山県ホームページ	・岡山県ホームページ
広島県	広島県ホームページ	・広島県ホームページ
山口県	山口県ホームページ	・山口県ホームページ
徳島県	徳島県ホームページ	・徳島県ホームページ
香川県	香川県ホームページ	・香川県ホームページ ・東館正面玄関横掲示板に合格者の受験番号を掲示 ・合格者に対し、合格証を郵送
愛媛県	愛媛県ホームページ	・合格者の受験番号を愛媛県報に掲載 ・合格者に合格証を郵送
高知県	高知県ホームページ	・高知県ホームページ
福岡県	福岡県ホームページ	・福岡県ホームページ ・受験者全員に受験結果を郵便
佐賀県	佐賀県ホームページ	・佐賀県ホームページ ・受験者全員に通知
長崎県	長崎県ホームページ	不明
熊本県	熊本県ホームページ	・熊本県ホームページ
大分県	大分県ホームページ	不明
宮崎県	宮崎県ホームページ	・宮崎県ホームページ
鹿児島県	鹿児島県ホームページ	合格者に合格証を郵送
沖縄県	沖縄県ホームページ	・沖縄県本庁掲示板 ・宮古事務所掲示板 ・八重山事務所掲示板 ・沖縄県ホームページ

令和7年(2025)採石業務管理者合格発表はいつ？

採石業務管理者の試験は例年10月の第2金曜日、合格発表はその約3週間後に行われます。

令和7年(2025)の試験は10月10日(金)、合格発表は10月31日(金)に多くの自治体で行われました。

令和6年(2024)の試験は10月11日(金)、合格発表は試験約3週間後の10月31日(木)が多かったです。

各都道府県では以下のようになっていました。

合格発表日	都道府県
10月30日(木)	和歌山県
10月31日(金)	北海道、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、新潟県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、山口県、徳島県、香川県、高知県、福岡県、佐賀県、熊本県、沖縄県
11月4日(火)	青森県、富山県、石川県、静岡県、大阪府、奈良県、広島県、愛媛県、宮崎県

令和7年採石業務管理者の合格発表の結果

合格発表が郵送のみの県やホームページ上に掲載しない県、合格発表の掲載が終了している県などがあるため、全都道府県ではありません。

採石業務管理者試験の合格基準は、法令問題、技術問題とも1問10点でそれぞれ100点満点とし、合格点はそれぞれ70点以上です。

都道府県名	受験者数	合格者数	合格率
北海道		31名
青森県		8名
岩手県		17名
宮城県		27名
山形県		12名
福島県		30名
茨城県		10名
栃木県		14名
群馬県		6名
埼玉県	20名	15名	75.0％
千葉県		7名
東京都		14名
新潟県		11名
富山県		8名
石川県		5名
福井県		2名
山梨県		9名
長野県	31名	11名	35.5%
岐阜県		13名
静岡県		11名
愛知県	35名	22名	62.9％
三重県		19名
滋賀県	16名	7名	43.8%
京都府		13名
大阪府	15名	5名	33.3%
兵庫県		9名
奈良県		5名
鳥取県		4名
島根県		7名
岡山県		6名
広島県		24名
山口県	37名	19名	51.4％
徳島県		5名
香川県		8名
愛媛県		3名
福岡県		17名
佐賀県		9名
熊本県		28名
宮崎県		7名
沖縄県		0名

令和7年(2025)採石業務管理者の試験問題

試験問題は全国共通です。試験問題は都道府県によって解答と問題が掲載されています。

第54回採石業務管理者試験問題
第54回採石業務管理者試験解答

採石業務管理者の試験問題は、以下のようになっています。

出題形式	・選択式の筆記試験 ・法令問題10問と技術問題10問　計20問 ・法令問題は10問必須 　技術問題の10問は、5問の必須問題と10問から5問を選択する問題
試験科目	(1)岩石の採取に関する法令事項(環境保全等関係法令事項を含む) (2)岩石の採取に関する技術的な事項(岩石の採掘、発破、破砕選別、汚濁水の処理、脱水ケーキ(脱水処理に伴って生ずる湿状の岩石粉)の処理、廃土及び廃石のたい積並びに採掘終了時の措置に関する技術的な事項)

合格後、採石業者登録をするまでの流れ

岩石を採取する際には、採石法第32条に基づき、採石業者の登録申請を行わなければなりません。

申請先は都道府県です。知事の登録を受ける必要がある事項は次の通りです。

• 申請者の氏名または名称及び住所、法人にあっては代表者の氏名
• 事務所の名称及び所在地
• 事務所に置く採石業務管理者の氏名
• 申請者が法人にあっては、その業務を行う役員の氏名

おおむね以下の書類を提出します。
都道府県によって提出書類や申請する部署名が異なりますので、詳細は各都道府県ホームページをご覧ください。

(1)申請書

• 採石業者登録申請書

採石業者登録申請書に、18,000円の収入証紙を貼付します。収入印紙ではないので注意しましょう。

(2)添付書類

• 申請者の誓約書
• 業務を行う役員の誓約書
• 申請者及び業務を行う役員の住民票
• 採石業務管理者の誓約書
• 採石業務管理者試験の合格証の写しまたは認定証の写し
• 採石業務管理者の雇用等証明書
• 採石業務管理者の住民票
• 法人の登記事項証明書
• 事務所の案内図
• 役員等一覧

予備校・通信講座を利用した方は合格特典の申請を

採石業務管理者試験の合格率は、おおむね30%前後です。
採石業務管理者試験は学習範囲が広く、決して簡単な試験ではないため、試験対策が重要といえます。
忙しい人や独学に不安がある人は、通信講座を活用すると良いでしょう。

アガルートアカデミーでは、他社にはない「採石業務管理者試験講座」があります。
法令問題や技術問題についてはもちろん、過去問についても詳しく解説しています。講座による試験の頻出に焦点を当てた学習で、一発合格を目指せます。

「採石業務管理者試験講座」を受講して合格した方には合格特典があるので、合格した際は、ぜひ申請しましょう。

特典1：お支払い全額返金(税抜価格を返金)

全額返金を受けるためには、以下の3つの条件を全て満たす必要があります。

1. 合否通知書データの提出
2. 合格体験記の提出
3. 合格者インタビューへの出演

特典2：お祝い金1万円贈呈(合格お祝い金としてAmazonギフト券のコード1万円分を贈呈)

お祝い金を受けるためには、以下の2つの条件を全て満たす必要があります。

1. 合否通知書データの提出
2. 合格体験記の提出

特典や条件について詳しくは、アガルートアカデミーホームページをご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
このコラムでは、採石業務管理者試験の合格発表の方法についてお伝えしました。

採石業務管理者試験は、都道府県によって対応が異なり、合格発表の方法だけでなく、申請書類も全国統一ではありません。また、もともと受験者数が少ないことからも、試験概要自体も掲載されていない県もあります。

試験日が10月第2週の金曜と決まっていることから、遅くても8月下旬には試験概要が発表され、願書の受付は9月上旬から始まるところが多いでしょう。
最新の情報については、試験時期が近くなってから受験予定の都道府県ホームページを確認してみましょう。