本コラムでは、臨床工学技士の国家試験は何年分の過去問を解けばいいかについて解説しています。

「臨床工学技士の国家試験の勉強は過去問だけで大丈夫か不安」

「過去問は何年分解けばいいのか教えてほしい」

私は国家試験の勉強は過去問だけで大丈夫と考えており、その理由を3つ紹介しています。

臨床工学技士の国家試験を控えている方は、勉強方法の参考にしてください。

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独学における過去問の大切さ

独学で臨床工学技士の国家試験対策をする場合、過去問に取り組むのは正攻法と言えます。

なぜなら、臨床工学技士の試験は出題範囲が広いですが、すべて覚える必要はなく、よく出題される科目を重点的に勉強することが必要だからです。

過去問を解くと、出題される分野や分野ごとに出題される問題のボリューム、自分が苦手な範囲がわかります

数年分の過去問を解いて復習することで、よく出題される範囲の知識を網羅することができ、合格基準の180問中60%の正答率まで上げることができます。

臨床工学技士の試験は過去問だけで合格できる?

私は臨床工学技士として8年以上働いており、過去問だけを繰り返し説くだけで合格できました。

その時の正解率は70%以上で、点数は120点以上でした。

そのため、臨床工学技士の国家試験は過去問を解くだけでも合格できると言えます。

過去問を解くだけでも合格できる理由を2つ紹介します。

過去問を解くだけでいい2つの理由

過去問を解くだけでいい2つの理由は次の通りです。

  • 正答率は6割を超えれば合格できるから
  • 問題の難易度はあくまで国家試験レベル

順番に説明していきます。

正答率は6割を超えれば合格できるから

臨床工学技士の国家試験は180問中108問以上正解していれば合格できます。

そのため、マニアックな問題まで隅々まで詳細に理解する必要はありません。

主要部分に重点を置き勉強すれば正答率6割を出すことができます。

主要部分は次の3分野です。

  • 呼吸療法
  • 血液浄化
  • 体外循環・補助循環

上記3つの分野が、臨床工学技士の3大業務として国家試験で出題される問題数が多いです。

3大業務に関する生体機能代行装置学と解剖生理をしっかり勉強しておけば、正答率6割は簡単に超えられます。

出題される問題の傾向も、過去問を5年間分解くことで把握できます。

「3大業務に関する問題は1問も間違えない」と言えるくらい十分な勉強時間を割り当てましょう。

出題形式が記述がなく、 5肢択一式だから

国家試験で出題される問題は、全て教科書に書いてある内容から出題されます。

回答は5肢択一式です。

なので、明確に不適当な選択肢は除外でき、消去法で正答に辿り着ける問題もいくつかあります。

臨床工学技士国家試験では、広く浅く知識を身に着けておくことで選択肢を絞って正答率を上げることができます。

自分の考えを記述したり、実務経験がなければ答えられないような問題は出題されません。

なので、過去問を解いて、復習することで合格に必要な知識を十分に身に着けることができます。

臨床工学技士の過去問は何年分やるべき?

臨床工学技士の過去問は最低5年分やりましょう。

3年分だと解く問題に偏りが生じ、本番で全く勉強していない部分が出題される可能性があります。

そのため、最低でも5年分の過去問集を購入し、全部解いてみましょう。

あまりにも古すぎる過去問は法律が変わっていたり、現在では使用されない技術について出題されていることがあります。

国家試験本番で出題されない問題を解く必要性は低いため、直近5年分の過去問を解きましょう。

2023年以前の臨床工学技士の過去問はどこで入手できる?

臨床工学技士の過去問は医療機器センターで入手可能です。

直近5年の過去問はこちらのURLで確認できます

公益財団法人医療機器センターのサイトでは過去5年間分の出題内容をダウンロードできます

PDF形式なので、印刷すれば実際に国家試験のように本番を想定して問題を解くことができます。

過去問の解説が気になる人は過去問解説集がおすすめ

医療機器センターでダウンロードできる回答には解説がついていません。解説や解き方が知りたい人は別途過去問解説集を購入しましょう。

わからない問題を自分で調べるには限界があり、そのまま放置すると正答率は上がりません

過去問題集はAmazonで購入できますので、必要経費だと考え手に入れておきましょう。

必ず最新の過去問解説集を購入してください。

臨床工学技士の過去問に取り組むタイミング

臨床工学技士の過去問は、最低でも試験日の半年前から取り掛かりましょう。

過去問を5年間分解くだけでもかなり時間がかかり、間違った問題を調べ理解するには数ヵ月必要です。

そのため、平日3時間以上、土日は6時間以上は国家試験の勉強に充てましょう。

上記の方法を実践するのは、少なくとも半年前から勉強し始め、1ヵ月前には安定して6割以上の正答率が出せるように準備しておくといいです。

半年前から取り組めば合計600時間以上確保でき、合格に十分な勉強時間を確保できるでしょう。

過去問の活用法

過去問を解く際は午前90問・午後90問に分け、それぞれ一気に回答できるタイミングで行いましょう。

本番と同条件で普段から練習しておくと、本番で集中力が切れたり、問題を解くのに疲れたりせずにすみます。

可能であれば過去問の印刷はA3サイズで印刷し、間違えた問題の余白に自分で回答の解説を書き込むのがおすすめです。

実際に合格した人の過去問を使った勉強法を紹介します。

過去問を解き、解答の際に以下のマークをつけておきます。

  • △:回答に自信がない
  • ✕:全く分からない

回答の正誤に関わらず✕の問題の解説を読みます。

それでも理解できなければ教科書を読みましょう。

次に△の問題も✕同様に取り組みます。

そして過去5年分の問題で✕の回答がなくなるよう反復して勉強しましょう。

過去問を解くよりも間違えた箇所の直しに時間がかかります。

自分で間違った部分を調べ、自分の言葉で解説を書き込むと頭の中で調べた情報が整理できるため、記憶に残ります。

そのため、わからない問題が無くなっていき正答率を上げることができます。

まとめ

国家試験は年に1回しかありません。試験の合否は大きく人生を左右します。しっかりと勉強しておけば十分に合格できる内容です。

国家試験の過去問を解くだけでも6割以上の正答率を出せますので、過去問・解説集を準備し遅くとも半年前には取り掛かり合格を目指しましょう。

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この記事の執筆者 増岡 匠也



臨床工学技士・消化器内視鏡技師

大学を卒業後就職し、2年間働き退職。その後臨床工学技士専門学校へ入学し臨床工学技士として働く。

現在臨床工学技士8年目で機器管理、透析、内視鏡、心カテ、手術室業務を経験。

臨床工学技士の知名度を上げるための情報発信を行っている。

 

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