臨床工学技士と看護師の違いとは?ダブルライセンスの取得方法も解説
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臨床工学技士と看護師は、いずれも医療系の国家資格です。
医療系の資格に興味をお持ちの方は、両者の仕事内容や年収、資格試験の難易度を知りたいと考えているのではないでしょうか。
さまざまな条件を比較し、自分のキャリアに役立つ資格を取得したいですよね。
本コラムでは、臨床工学技士と看護師の違いについて詳しく解説します。
ダブルライセンスの取得方法にも触れるため、ぜひ最後までご覧ください。
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臨床工学技士と看護師の違いについて、次の項目で解説していきます。
- 仕事内容の違い
- 国家試験の難易度の違い
- 年収の違い
仕事内容の違い
臨床工学技士と看護師はどちらも医療に関する資格ですが、仕事内容が違います。
臨床工学技士は、医療機器の操作や保守点検、管理などに携わります。
医療機器のエンジニアとして機器の整備や修理にも対応するため、工学的な知識が必要です。
対して、看護師は人とかかわる仕事です。
患者の日常生活の支援や精神的なサポート、医師の診療補助など、業務内容は多岐にわたります。
医療に関する知識に加え、一定以上のコミュニケーション力や精神力が求められるでしょう。
国家試験の難易度の違い
臨床工学技士と看護師は、国家試験の難易度が異なります。
ここでは、受験資格と合格率の両軸から、試験の難易度について解説します。
受験資格
臨床工学技士国家試験と看護師国家試験には、受験資格が定められています。
臨床工学技士国家試験の受験資格は、以下の通り。
- 大学で指定科目を修了して卒業する
- 臨床工学技士養成校で3年間の専門教育を受ける
- 医療系の学校または医用工学系の大学などで必要科目を履修のうえ、1~2年の短期コースを修了する
対して、看護師国家試験の受験資格は以下の通りです。
- 中学卒業後、5年一貫の看護師養成課程校に通う
- 高校卒業後、看護短期大学・看護大学・看護師養成所で3〜4年の専門教育を受ける
いずれも学歴による要件を満たす必要があるため、自分に合った方法を選びましょう。
合格率
| 実施年度 | 臨床工学技士 | 看護師 | ||||
| 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
| 2024年度 | 2,598 | 2,049 | 78.9% | 63,131 | 56,906 | 90.1% |
| 2023年度 | 2,630 | 2,068 | 78.6% | 63,301 | 55,557 | 87.8% |
| 2022年度 | 2,706 | 2,311 | 85.4% | 64,051 | 58,152 | 90.8% |
| 2021年度 | 2,603 | 2,096 | 80.5% | 65,025 | 59,344 | 91.3% |
| 2020年度 | 2,652 | 2,232 | 84.2% | 66,124 | 59,769 | 90.4% |
国家試験の合格率の観点からは、看護師より臨床工学技士の方が難易度が高いといえます。
2024年に実施された看護師国家試験の合格率は、90.1%でした。
対して、同年における臨床工学技士国家試験の合格率は、78.9%となっています。
また、過去5年間の合格率は臨床工学技士国家試験が78.6%〜85.4%、看護師国家試験が87.8%〜91.3%でした。
年収の違い
臨床工学技士の年収は、看護師よりもやや低い傾向にあります。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイトjob tagによると、臨床工学技士の平均年収は430.2万円、看護師の平均年収は519.7万円です。
看護師の年収は勤務先の規模によって異なりますが、夜勤や休日勤務がある場合は手当が加算されます。
また、一般的には、いずれも実務経験が長いほど年収が高くなる傾向があります。
臨床工学技士としてのスキルを磨き、担当部署の責任者や管理職に昇進すれば、収入アップが期待できるでしょう。
臨床工学技士・看護師 ダブルライセンスを取得する方法
看護師資格をお持ちの方は、効率的に臨床工学技士とのダブルライセンスを取得できます。
看護師がもっとも短期間で臨床工学技士国家試験の受験資格を得るための方法は、臨床工学技士養成校の1年制専攻科へ進学することです。
1年制の専攻科では、通常3〜4年かかる養成課程を1年で修了できます。
無資格の状態から臨床工学技士を目指すよりも、短期間で受験資格を得られるでしょう。
ただし、1年制専攻科を受験するためには、以下の科目を履修しておかなければならないため注意しましょう。
一 人文科学のうち二科目
※引用:・臨床工学技士法第十四条第二号の規定に基づき厚生労働大臣の指定する科目(◆昭和63年03月29日厚生省告示第97号)
二 社会科学のうち二科目
三 自然科学のうち二科目
四 外国語
五 保健体育
六 公衆衛生学、解剖学、生理学、病理学、生化学、免疫学、看護学概論、保健技術学、応用数学、医用工学概論、システム工学、情報処理工学、電気工学、電子工学、物性工学、機械工学、材料工学、計測工学、放射線工学概論、臨床医学概論及び内科診断学のうち八科目
科目の履修が不足している場合でも、通信制大学や医療系養成機関への通学によって不足分を補える可能性があります。
不安がある方は、臨床工学技士養成校に相談しましょう。
なお、1年制専攻科は夜間に対応していないため、仕事と両立したい場合は、夜間に学べる2年制の専攻科に通う選択肢もあります。
臨床工学技士と看護師のダブルライセンスによって、対応できる業務の幅が広がります。
医療現場における専門性が高まるだけでなく、教育・管理職や地域医療、災害医療など幅広い分野での活躍も期待できるでしょう。
まとめ
本コラムでは、臨床工学技士と看護師の違いや、ダブルライセンスを取得する方法について解説しました。
本コラムのまとめは、以下の通り。
- 臨床工学技士と看護師は仕事内容が違う
- 臨床工学技士と看護師の国家試験を受ける際は受験資格を満たす必要がある
- 臨床工学技士は看護師よりも国家試験の難易度がやや高い
- 臨床工学技士は看護師よりも年収が低い
- 看護師が臨床工学技士とのダブルライセンスを取得するためには、臨床工学技士養成校への進学が必要
臨床工学技士と看護師は、いずれも需要が高い医療系国家資格です。
最近の医療現場は人手不足の傾向があるため、将来性が高い資格といえるでしょう。
また、すでに看護師資格をお持ちの方は、効率的に臨床工学技士とのダブルライセンスを目指せます。
本コラムを参考に、臨床工学技士資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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