受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

【2025年合格目標】マンション管理士試験 中上級カリキュラム（フル・ライト）

マンション管理士試験を目指した理由・契機

現在の職場で不動産関係の業務に携わった関係から、不動産業界への興味が高まり、定年退職後は、不動産関係の仕事をしてみたいと思い、不動産業界の資格を調べたところ、宅建、管業、賃管など様々な資格があることがわかり、かつ、資格間で、試験範囲が重なる部分も多いので、様々な資格に挑戦しようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

宅建、管業は他の通信教育、賃管は独学で、運良くそれぞれ１回で合格できたのですが、資格取得を考えていた中で、唯一、マン管だけが不合格（３２点）となり、マン管のレベルの高さを思い知りました。マン管について、再度同じ通信教育での勉強も考えたのですが、ホームページで御社のカリキュラム内容や教材サンプルを見て、より自分に合うかなと思い、マン管対策のリベンジは、アガルートアカデミーで受講しようと決めました。

合格体験記・学習上の工夫

平日・日中は働いているので、その状況下でも自分の勉強時間を確保する強い決意・考え方が大事だと思います。私の場合には、毎日、極力、業務時間内に仕事を終わらせて、平日でも２時間の勉強時間を確保していました。そして、休日は、その週に実施した学習の復習と、どうしても平日にできなかった事項の学習に当てていました。試験の直前期に入る前までは、このペースは変えませんでした。

私の場合は、ノートに書くのではなく、テキストを何度も読み、頭の中に、次々と書かれている内容が浮かんでくる感じになるまで読み込んでいました。自然と知識が体系立てて頭の中に入っていきました。さらに、学習する際の気持ちとしても、将来、不動産業界で働いて、お客様に正しい知識を説明している自分を想像しながら学ぶことで、モチベーションを維持していました。

科目別の勉強法としては、民法は、難易度が高いので、アガルートのテキストで基礎・ポイントを押さえた後、過去問に加えて、他試験（行政書士など）の民法の選択肢問題集にもチャレンジしていました。区分所有法については、1回目の受験の時は、あまり条文を確認せずに、次々過去問等を解いていました。今考えれば、知識の定着が薄かったのかもしれません。その反省を踏まえて、答え合わせの時は、なるべく条文を確認しながら知識の習得・維持をおこなっていました。建築基準法関係は、宅建の知識もあったので市販の問題集も解きながら知識を維持していました。一番難しかったのが不動産登記法で、本格的に取り組むとそれなりの時間が必要になるため深入りせず、過去問のみを繰り返していました。設備系は、過去問中心に取り組むとともに、将来、自宅の建替えも考えていたため、家の構造とか部材の機能などは、国交省のガイドラインなども、たまに見ていました。標準管理規約関係は、ある程度の知識はあったので、区分所有法との違いなども意識しつつ、間違った場合には規約等を確認するなどの作業を繰り返しながら正答率を上げていきました。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストについては、上中下の3分冊で、それぞれが程よい分量で1冊終わるごとに達成感もありました。また、持ち歩きやすいサイズでコンパクトであり、かつ、理解しなければならないポイントが簡潔にまとまっていたり、分かりやすい表として一覧化してあるなど、無駄のないテキストと思いました。人にもよると思いますが、私は、1ページの中に、情報がたくさん詰まった感じのテキストのほうが好きで、アガルートのテキストがぴったりでした。また、動画に関しては、チャプターごとに切り分けられており、かつ、５分から２０分ぐらいの長さで聞き終わるので、１回あたりの単元としては適正な分量と思いました。また、マイページで自分の取組の進捗状況もわかるので、モチベーションの維持などには有効でした。そして、細かく分かれているので、再度聞きたいと思った部分に、すぐにたどりつけるのも良かったです。また、動画では、講師が、説明している部分の画面を拡大し、ピンクのマーカーで分かりやすく引きながら読み上げるなど、講師と同じ目線でレジュメを目でおえるので理解しやすかったです。さらに、理解した部分は早送りにできて、復習の際の時間の節約にもなりました。私は理解した部分は2倍速で聞いていました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

講師のおっしゃっていた「一つ一つの選択肢について、なぜその答えになるのか、その理由付けまで、きちんと言えることが大事」ということができると、その問題だけでなく、他の選択肢問題にも活用できる知識がどんどん増えると思います。最初に取り組むときは、時間がかかります。私も1回目の受験の際は、過去問演習で1週目はかなり時間がかかったと思います。2周3周するとだんだんスピートあがり、反射的に答えることができるようになります。ただ、反射スピードを身に着けることも大事なのですが、私が感じたのは、少しひねった問題が出されると、その部分に気づかずに、勘違いしたまま読み飛ばして、一発で正しい選択肢にたどり着けず、落ち着いて読めばすぐにわかる問題にも余計に時間がとられてしまったこともしばしばありました。繰り返しの工夫が必要と思いますが、問題・回答ともに覚えてしまったら、それなりの時間を空けて、新たな気持ちで取り組むのが良いと思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

まとめの講義は、ポイントを絞った形で、重要な点や出題可能性の高い事項について、分かりやすい説明になっていたと思います。ただ、短時間で一気に説明がなされていくので、知識を確認する意味が大きく、今までのインプットをさらにシャープにした感じであり、問題演習とセットで繰り返し取り組むことで知識固めには良いと思いました。私は、苦手な分野について、この図表などを活用して覚え、それ以外の分野は、知識の確認を目的に活用していました。

そして、本試験当日は、この総まとめ講座のテキストを持っていき、本試験会場内の自席で、一気にページをめくって流し読みを繰り返して、自分の頭の中の知識を総ざらいしていました。最後の最後のお守りのような存在でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、過去の出題傾向を踏まえ、かつ、法改正論点などの最新情報も含んだ上で作成されており、本試験の練習に打ってつけなので、本試験が行われる同じ時間帯を活用して実施した方がよいと思います。

私は、2回目の受験でもあり、かつ、模試も受けていたので、1回目の受験よりは緊張感はないと思っていました。しかし、2回目の本試験を終え、自己採点をすると、思ったほど点数が伸びず、間違った問いを検討してみると、すぐにでも正解にたどり着くはずのものを３問も間違えており、なんで間違ったのだろうと少し自己嫌悪になりましたが、やはり、会場の雰囲気に飲み込まれ、普段であれば直ぐにわかる選択肢を選べなかったのだと思います。これは、他の受験生も同様であり、知識量だけではなく、こうした場慣れるという事も合否を左右する要素かもしれず、模擬試験はとても重要だと思います。

難解肢解説講座のご感想・ご利用方法

講師がおっしゃっていた「難解肢についても、３つの選択肢について間違っている判断がつけば、残りの正解である１つの選択肢にたどり着くことができる」とか、「選択肢ではなく、問題文もヒントが隠れている場合あるので、ちゃんと読んでください」という指摘も有益でした。ただ、試験に受かるためには、他の受験者ができるところを確実取ることが大事と思ったので、総合講座のなどの聞き直しに時間を当てたいと思い、本講座は１回聞いて、無理に全てを理解しようとは思わず、プラスアルファの知識として聞いていました。

重要条文マスター講座のご感想・ご利用方法

１回目の受験の時に、条文を一つ一つ丁寧に理解できなかったため、この講座はとても有益でした。区分所有法の長い条文だと、どこで切れるのか、どの単語が、どの単語にかかっているのか、などが分かりにくかったのですが、動画で、分かりやすく丁寧に説明していただいたので、条文の理解度がかなり高くなったと思います。さらに、区分所有法と標準管理規約などポイントとなる相違点なども、分かりやすかったです。この講座は、全体の学習を一度終えてから取り組んだ方が、より理解が深まるものと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

私は、２回目で、運よく合格（４１点）できましたが、アガルートアカデミーと出会わなかったら合格出来ていただろうかと思っています。１回目と２回目の受験勉強を比較すると、特に、質の部分でアガルートアカデミーがとても良かったと思っています。お世話になりました。ありがとうございました。

マンション管理士試験は、それなりの知識等をもつ受験生の間では実力のの差はあまり無く、合否は紙一重なのかもしれません。来年受験される方には最後まで自分を信じて頑張っていただきたいと思います。