今回は、競売不動産取扱主任者試験の対策をする上でおすすめの教材と、正しいテキストの使い方をご紹介していきます。

競売不動産取扱主任者試験では、不動産競売実務、裁判所資料の理解や民事執行法などの不動産競売に関わる法律等からの出題が多くあります。

宅建士試験の合格等、前提知識があると有利にはなりますが、それだけでは合格はできず、試験対策を通して不動産競売についての専門的な知識の習得は必須です。

試験に向けて効率良く勉強をしていきたい方は、ぜひチェックしてみてください。

競売不動産取扱主任者試験の合格を
目指している方へ

  • 競売不動産取扱主任者試験に合格できるか不安
  • 勉強をどう進めて良いかわからない
  • 勉強時間も費用も抑えたい

アガルートの
競売不動産取扱主任者試験講座がおすすめ!

追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム

充実のサポート体制だから安心


▶競売不動産取扱主任者試験講座を見る

テキストの効率的な使い方

競売不動産取扱主任者試験でのテキストの使用方法等について説明します。

効率的なテキストの使い方を把握し、スムーズに勉強を進めていきましょう。

競売不動産取扱主任者試験対策は、「公式テキスト」と「公式問題集」の利用が最も効果的

本番で実力を十分に発揮するためには、公式テキストと合わせて問題集も購入し、インプット・アウトプットの両面から勉強を進めていくことが大切です。

テキストの読み込みのみで勉強する場合は、実際の問題と知識がうまく結び付かず、解答を誤ってしまうことも出てきてしまうでしょう。

競売不動産取扱主任者試験には、試験実施団体である(一社)不動産競売流通協会から出されている公式テキスト「競売不動産の基礎知識 4訂版」があります。

試験問題はこのテキストの範囲から出題されるため、競売不動産取扱主任者対策においては必須の教材となります。

勉強を始めるにあたっては、まず公式テキストを手に入れるようにしましょう。

また、同じく公式の問題集「競売不動産取扱主任者演習問題集」も出版されています。

問題集の活用は、出題の仕方に慣れる、苦手なポイントを知る等のメリットがあります。

ですので、公式テキストと合わせて問題集の購入が大切となるのです。

過去問の公開がないため、他の試験よりはテキストの読み込みが重要に

競売不動産取扱主任者試験は、過去問の公開がありません

そのため、他の資格試験よりも若干勉強がしづらく感じる傾向があります。

何十年分もの過去問が流通している宅建士等の試験では、過去問を中心とした勉強が重要とされています。

過去問からは試験の傾向・出題のされ方、頻出ポイントなどを読み解くことができるため、なるべく早めに過去問に触れることが知識の効率良い習得につながるためです。

宅建ほど過去問が充実している試験では、過去問を多数解くことで合格圏内に入ることも可能です。

競売不動産取扱主任者試験も「演習問題」という形で問題演習ができますが、掲載数は150題程度なので出題の全範囲を網羅することはできません。

最低限必要な基礎となる知識を集約した演習問題集とされています。

合格点を確実に取るためには、掲載されている問題の範囲は何度も復習し取りこぼしのないようにする他、問題集に掲載されていない部分については、公式テキストの読み込みも重要になってくるでしょう。

おすすめのテキスト

競売不動産取扱主任者試験対策として、おすすめの教材はやはり公式テキスト「競売不動産の基礎知識 4訂版」と、公式問題集「競売不動産取扱主任者 演習問題」になります。

その他の市販テキストもインターネット等で販売されていますが、いずれも出版年が2015年前後ですので、情報が古い場合があります。

正しい知識を効率良く学ぶためにも、ぜひ以下にご紹介する公式の教材を使用するようにしましょう。

競売不動産の基礎知識 4訂版

出版社住宅新報出版
著者青山一広
発行日2024/4/24
ページ数438ページ
価格3,630円(税込)

「競売不動産の基礎知識 4訂版」は、2024年に出版された最新のテキストになります。

著者は試験実施団体である(一社)不動産競売流通協会の代表理事青山一広氏です。

最大の特徴は、競売不動産取扱主任者試験の公式テキストとして試験範囲を網羅したものであるということ。

本試験はこのテキストから出題されます。

A5判サイズで全438ページあり、はじめは読み進めるのが難しく感じますが、「本文→具体例→出題のポイント」の3ステップで構成され、内容がわかりやすくまとめられているので、ボリュームの割にとても読みやすくなっています。

また巻末の「競売用語集」には、競売に関わる法律用語がまとめられているため、用語が理解できないためにテキスト読みがストップしてしまう、というようなこともありません。

競売の流れや事例をわかりやすく法律的に説明しているので、競売初心者は実務の基本書としても使用することができます。

価格は3,630円(税込)と公式テキストの一般的な金額。

試験の対策本でありながらも、競売の流れや競売に関わる法律等を知る上での辞書的な役割、初心者から実務者まで活用できる手引き本としても内容の充実した一冊となっています。

競売不動産取扱主任者演習問題集

出版社住宅新報出版
著者(一社)不動産競売流通協会(監修)
発行日
ページ数244ページ
価格3,080円(税込)

「競売不動産取扱主任者演習問題集」は、(一社)不動産競売流通協会監修の公式の問題集です。

A5判244ページに本試験形式の問題が150問収録されており、試験を想定した問題を多数解くことで出題形式に慣れ、試験本番も落ち着いて解答することができます。

「改定版 競売不動産取扱主任者演習問題集」では、問題ごとに正答だけでなく全選択肢に解説がついているのが特徴です。

解説が細かく丁寧なので、答えを間違えてしまっても、どこが違っていたのかしっかりと理解することができます。

また、演習問題集には公式テキストの参照ページが記載されているため、問題を解答してからテキストに戻り復習する際に大変わかりやすくなっています

アウトプット中心の勉強をしている際に、該当内容をテキストから探しだす無駄な時間を省くことができるため、勉強効率もアップするでしょう。

問題演習は知識と問題を結びつけ、解答力をつけるために必須の勉強法です。

公式テキストと演習問題集はぜひセットで購入し、相互に使用することで効率良く勉強を進めていくようにしましょう。

競売不動産取扱主任者試験の合格を
目指している方へ

  • 競売不動産取扱主任者試験に合格できるか不安
  • 勉強をどう進めて良いかわからない
  • 勉強時間も費用も抑えたい

アガルートの
競売不動産取扱主任者試験講座がおすすめ!

追加購入不要!これだけで合格できるカリキュラム

充実のサポート体制だから安心


▶競売不動産取扱主任者試験講座を見る