「FPの取得を検討しており、独立も視野に入れている」
「未経験でも独立系FPになれるのか心配」
上記のような方も多いのではないでしょうか。

FPは非常に人気の高い資格であり、独立を目指して受験する方も多く存在します。

そこで今回は、FPは本当に独立開業に向いているのかどうか、丁寧に解説していきます。
また、独立開業するメリットやデメリットにも触れています。

FPの取得を検討している方、独立を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FPは未経験でも独立できる?

結論から言うと、FPは未経験でも独立可能です。
独立開業するにあたり、特段の制限はありません。

FPの仕事は、相談者の生涯生活設計を考えたり、資金計画のアドバイスをしたりすること。
言い換えれば、お金について有益な情報を提供しながら、ライフプランニングをすることです。

未経験の場合、相談者一人ひとりに合わせて最適なライフプランニングを行うことが難しいと思われるでしょう。
確かに経験があればあるほど有利なのは間違いありません。

しかし、経験がなくても、相手に寄り添ったライフプランニングを行うことは可能です。

大切なのは、相談者の置かれている状況を正しく把握し、悩みや希望をしっかりとヒアリングすること。

そして、金融関係の知識が少ない人でも理解できるように、お客様目線で説明をすることです。

知識や経験も非常に大切ですが、それ以上に、相談者に寄り添うスキルが求められます。

そして、相談者を獲得するための人間力や営業力も欠かせません。

未経験であっても、相手に寄り添う姿勢と人間力や営業力があれば、独立して成功できる可能性は十分にあると考えられます。

なお、FPとして独立した場合、「お客様から信頼されるかどうか」がカギ。
信用を得やすくするため、FP3級よりも2級を、2級よりも1級を取得しておくと良いでしょう。

なお、FP以外にも独立に向いている資格は多数存在します。興味のある方は是非以下の関連コラムもご覧ください。

※関連コラム:起業・開業・独立できるおすすめ資格!未経験でも目指せ脱サラ!

独立系FPになるには?

では、実際に独立系FPとして活動していくには、具体的に何をすれば良いのでしょうか。

重要なのは、以下の2点です。

・収入源を決める
・集客する

収入源を決める

独立系FPとして活躍するためには、まずは収入源を決めなければなりません。

どのような仕事をして、どのように稼いでいきたいのか、しっかりと考えておきましょう。

独立系FPの代表的な収入源

  • コミッション(手数料)
  • 相談料
  • 講演料や執筆料

独立系FPの収益の多くを占めるのが、金融機関等からのコミッション(取扱手数料)です。

特に、生命保険や損害保険の販売によるコミッションを得ている独立系FPは多いでしょう。

また、投資信託や住宅ローンの分野でコミッションを得る、という選択肢もあります。

独立系FPの収入源として最もイメージしやすいのは相談料でしょう。
顧客のライフプランニングを行う際に、「1時間○○円」といった形で相談料をいただくケースがポピュラーです。

なお、料金設定などは自分で考えなければなりません。
「料金」は相談者が非常に気にする部分なので、しっかりと考えましょう。

また、独立系FPは、講演料や執筆料などで稼ぐことも可能です。
セミナー講師として登壇したり、Webメディアや雑誌に寄稿したりと、様々な働き方が考えられます。

集客する

独立系FPとして活躍するためには、集客にも力を入れなければなりません。
集客力・営業力が弱ければ、コミッションも相談料も十分に得られないでしょう。

効果的な集客方法としては、以下が挙げられます。

  • 会社員時代の人脈
  • 既存顧客からの紹介
  • SNS(TwitterやFacebookなど)の活用
  • ホームページを利用したWeb集客
  • 相談者にFPを紹介するマッチングサイトへの登録

ぜひ様々な集客方法を試してみてください。

FPとして独立開業するメリット

FPとして独立開業する主なメリット

  • 自分の裁量で仕事を進められる
  • 高収入を狙える
  • やりがいが大きい

自分で独立開業すれば、企業のルールに縛られることはありませんし、上司の指示に従うこともありません。
仕事の内容から働く場所、働く時間まで、自分で自由に決めることができます。

自分の努力次第で、高収入を狙うことも可能です。

また、やりがいが大きいこともメリットの一つです。
ゼロから自分で独立開業するのはもちろん大変ですが、その分やりがいや達成感も大きいでしょう。

FPとして独立開業するデメリット

FPとして独立開業する主なデメリット

  • 収入が不安定
  • 失敗する可能性もある

まず、収入が安定しないというデメリットがあります。

努力次第でいくらでも収入を増やすことは可能ですが、顧客を確保できなければ、当然収入は得られません。
例えば、ケガや病気によって働けない期間があれば、その期間の収入はゼロになってしまいます。

また、努力したからと言って、必ず成功するとは限りません。

独立開業を検討している方は、「失敗するリスク」も頭に入れておきましょう。

※関連コラム:ファイナンシャルプランナーの資格とは?仕事内容は?FPになるには?

週末起業という選択肢も

FPの独立開業について、未経験でもできるのか、独立するにはどうすればよいのか、そしてメリットデメリットなどを解説しました。

未経験でも決して不可能ではありませんし、スキルを身につけた上での独立開業であれば、より成功する確率を上げられます

ただし、「いきなり独立するのは不安」という方も多いでしょう。
その場合は、ひとまず週末だけ起業するという選択肢も。

多様な働き方が可能なFP、資格取得を考えてみてはいかがでしょうか。

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