CFP試験の勉強を行うにあたって、どのようなテキストや問題集を使えばいいのか悩んでいませんか。

実際に、CFP関連のテキストや問題集はあまり多くなく、選んだ書籍で大丈夫かと感じる方もいるのではないでしょうか。

そのような悩みを解消すべく、このコラムでは現役CFPがおすすめのテキストや問題集を紹介します。

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CFP試験ではテキストや過去問学習が重要

CFP試験の学習では、インプット学習であるおもにテキストを通じた学習や、アウトプット学習である過去問演習の双方のバランスが重要になってきます。

テキスト学習が重要であるのは、各課目、基礎をベースに内容を理解をしつつも、深堀した内容にも対応できるようにインプットしておく必要があるためです。

一方で、過去問演習が重要となるのは、過去出題されたものと似たようなタイプの問題が繰り返し出題される傾向があり、アウトプットに慣れておくことが大事なためです。

CFP試験のおすすめテキスト・参考書

CFP資格対策のテキストは、多く出版されておりませんが、出版されている書籍の内容は非常に充実しています。

CFP用のテキストは、日本FP協会の公式テキストであるCFP®資格標準テキスト 【2022-2023年版】のみとなっています。

CFPの試験団体である日本FP協会自ら作成しているテキストであるため、こちらを使って学習されるのがおすすめです。

おすすめの理由としては、まず試験団体が作成するテキストということで、実際の試験問題との親和性が期待できる点が挙げられます。

さらに、6課目それぞれ6分冊に分かれており、学習のポイントをわかりやすく解説している点もあるでしょう。

また、最新の内容にするために、CFP資格者によるテキストの見直しが随時行われていることから、法改正などを含めた最新の情報になっています。

一問一答問題を中心とした練習問題も随所に添付されていることから、インプット学習だけではなく、アウトプット学習も同時にできることは大きなメリットです。

逆に、二色刷りでメリハリがなく淡々としていることや、テキストとして文字が非常に多いため、記載内容の理解のための時間が比較的かかるかもしれません。

そして、1課目あたり税込2,530円であることから、6課目分すべてを購入すると、比較的高額になってしまう点が挙げられます。

しかしながら、デメリットに対して余りあるメリットがあることから、CFP®資格標準テキストで学習されるのがいいでしょう

CFP試験のおすすめ問題集・過去問集2選

テキストを中心としたインプット学習に対して、問題集を活用したアウトプット学習は、学習上さらに重要となります。

CFP試験に向けたアウトプット学習用の問題集にはどのようなものがあるのでしょうか。

CFP®資格審査試験問題集

まずご紹介するのが、テキストと同様に日本FP協会から出ているCFP®資格審査試験問題集です。

各回の試験ごと、さらに課目ごとに発売されているため、該当する年の課目を購入して学習することができます。

また、特に最初に問題集を解く時は、試験同様に時間を計測しながら、模擬試験として解くことをおすすめします。

解説が非常に充実しており、FP協会のCFP®資格標準テキストとセットで勉強すると、インプット学習、アウトプット学習の親和性が期待できてよいでしょう。

ただし、古い年の問題集を購入する場合には、法令などが改正前になっている可能性があるため、注意が必要です。

CFP受験対策精選過去問題集 タックスプランニング(2023-24年版)


次に紹介するのは、過去5年間のCFP試験の中から取捨選択して、約250〜300問程に精選されているCFP®精選過去問題集です。

FP専門の研修機関でもあるFPK研修センターより発売されている書籍となり、最新法令に合わせた形で毎年発売されています。

膨大な量の問題が掲載されており、かつCFP®資格審査試験問題集同様、解説が非常に充実しています。

さらに図解が充実しており、感覚的にも理解しやすいような内容です。

また、巻末には直近や将来の法令改正のトピックスがまとめられており、読み込むことで理解を深めることも可能となっています。

一方で、1課目あたり税込3,900円と比較的高価なため、6課目揃える場合は値段が張る点が挙げられます。

独学の筆者は①と②ともに使用しました。

②をベースとして、①を補足的に使用しながら勉強しましたが、しっかりと学習すれば合格に近づくでしょう。

また、テキスト同様、最新法令に合わせるために最新の対応年数のものを購入するよう、注意が必要です。

その他CFP関係のおすすめ書籍3選

現役CFPが、CFPの試験勉強の息抜きのついでに、知識の習得が可能な書籍を3冊紹介します。

①駆け出しFPの事件簿―お金はなくても… お金の知識で解決できることはある!


1級ファイナンシャル・プランニング技能士でもあり、金融機関勤務を経てFPとして独立している筆者の小説です。

FPとしての活動がリアルに展開され、中でも相談にくる顧客との間で、課目で出てくる用語が取り交わされたりしています。

顧客の相談に応じたことがない受験生にも、具体的な相談のシミュレーションをイメージすることができるでしょう。

CFP資格取得を通じて将来的に独立開業を考えている方はもちろん、相談業務の中で顧客に対する課題解決の方法としても活用することができる1冊です。

②お金本


夏目漱石や永井荷風、芥川龍之介といった昔の作家や、実業家、ミュージシャンまで総勢96人のお金にまつわるエピソードをまとめた書籍です。

昔の著名人のお金の使い方や、執筆以外で稼ぐ方法を考える今でいう副業についてなど、お金に悩んだ内容が充実しています。

とりわけ昔の方は日時が明確になっている日記形式となっており、当時の時代背景なども垣間見ることができるでしょう。

③漫画 バビロン大富豪の教え


約100年前にアメリカで出版された書籍を翻訳のうえ、脚本、漫画化したもので、古代バビロニアが舞台となっています。

お金を貯めながら増やしていくという原理原則が学べる書籍で、現代に出版されている多くのお金に関する書籍のベースといってもいい書籍です。

漫画「バビロン大富豪の教え」はお金に関する書籍というよりも、時代を越えて通用する、人間が幸福になるための真理が描かれている書籍といえるかもしれません。

まとめ

CFP試験対策用のおすすめのテキストと問題集を中心に紹介しました

独学で学習するにあたり、CFP試験対策用のテキスト、問題集はそれほど多くないため、筆者も経験上悩みながらでした。

しかしながら、説明したテキストと問題集を使い込めば独学でも合格を手にすることも可能です。

CFPにチャレンジされる方はぜひ参考にしてみて下さい。

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この記事の執筆者:furuichi

CFP6課目と1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)を1年かけて独学で取得。

独学と通信講座を中心に、独特の勉強方法を確立したことにより、CFP以外にもマンション管理士や宅地建物取引士の資格を取得。

特に不動産や金融分野に強みを持つ。

現在はベンチャー企業のCFOとしての活動の傍ら、週末や夜間を利用して、ファイナンシャルプランナーやマンション管理士、さらにライターとして幅広く活動している。

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