介護支援専門員証とは、介護支援専門員として従事するために発行する必要のある証明書のことを指します。

介護支援専門員証の有効期限は5年間と定められており、満了までに必要な研修を受講して更新を行う必要があります。

この記事では介護支援専門員証が交付されるまでの期間や、介護支援専門員証の更新方法などを解説しています。

また紛失時の対応についても紹介していますので、興味のある方は参考にしてください。

介護支援専門員証(ケアマネ証)とは?

介護支援専門員証(ケアマネ証)とは、介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネ試験)に合格し、介護支援専門員資格登録簿への登載後、介護支援専門員として従事するために発行する必要のあるものです。

介護支援専門員として業務を行うには、各都道府県知事に申請を行い、介護支援専門員証(ケアマネ証)の交付を受けなければなりません。

介護支援専門員証を所有していることにより、対外的に自分が介護支援専門員(ケアマネージャー)であると示すことが可能となります。

また、介護支援専門員証(ケアマネ証)の有効期間は5年間となっており、満了までに必要な研修を受講して資格を更新する必要があります。

これは平成18年4月からの介護保険制度の改正に伴い、介護支援専門員の資質の確保・向上を目的として、資格の更新制度が導入されたものです。

もしも介護支援専門員証の有効期間が満了してしまった場合は、再研修を受講することで再発行が可能です。

※関連コラム:ケアマネ試験合格後の手続き、流れを紹介

介護支援専門員証はいつ届く?交付までの期間について

介護支援専門員証の交付までの期間についてですが、大前提として介護支援専門員証の交付は都道府県ごとになされるため、各都道府県ごとにいつ届くのかという期間は異なります。

例えば福岡県の場合だと、介護支援専門員証の交付は申請から1〜2ヶ月ほど時間がかかるというように明記されています。

兵庫県の場合は、不備なく書類が受理できてから交付まで2〜3ヶ月かかると記載されています。

そのため、ほとんどの都道府県で交付まで1ヶ月程度の時間を要すると考えて良いでしょう。

ただし書類に不備があった場合はやりとりに時間がかかってしまうので、記載内容等を十分確認してから送付してください。

介護支援専門員証に有効期間はある?更新期限について

介護支援専門員証の有効期限は5年間となっています。

介護支援専門員証を更新するためには、更新研修または専門研修の終了が必要です。

介護支援専門員としての実務経験の有無等によって、受講しなければならない研修が異なります。

平成28年度より、更新研修および専門研修課程の受講地は全て介護支援専門員の登録を行っている都道府県となっています。原則として、更新研修は年1回しかありません。

介護支援専門員証を更新するためには、有効期間満了までに確実に更新研修を受講できるよう、研修開催時期等の情報をきちんと把握しておくことが重要です。

ただし、現在は更新通知が送付されない都道府県もあります。

そのため、介護支援専門員証の更新手続きの詳細については、各都道府県のホームページをご確認ください。

北海道東京都滋賀県香川県
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宮城県富山県兵庫県福岡県
秋田県石川県奈良県佐賀県
山形県福井県和歌山県長崎県
福島県山梨県鳥取県熊本県
茨城県長野県島根県大分県
栃木県岐阜県岡山県宮崎県
群馬県静岡県広島県鹿児島県
埼玉県愛知県山口県沖縄県
千葉県三重県徳島県

介護支援専門員証を紛失したらどうする?【再発行】

前述の通り、介護支援専門員証は都道府県ごとに交付されるため、介護支援専門員証を紛失してしまった際の対応についても各都道府県ごとに異なります。

例えば、福岡県では「亡失または滅失」と「汚損または破損」の場合によっても対応が異なるとしています。「亡失または滅失」と「汚損または破損」のどちらにおいても「再発行手続き」を行うことは可能です。

ただし前者の場合には再発行手続きの他に「紛失届」の提出が、後者の場合には加えて介護支援専門員証の原本が必要となります。

汚損または破損となった場合、介護支援専門員証の原本も提出し、新しいものと引き換えるということです。

このように、介護支援専門員証を紛失した際の対応については各都道府県によって異なっています。

詳しく知りたい方は、各都道府県の公式ホームページを確認してみてください。