MARCHの総合型選抜(旧AO入試)とは、志望理由書や小論文、面接などを通じて受験生を多面的に評価する入試方式です。

一般選抜と比べて募集人数が少なく、準備にも時間がかかる点から、難易度が高いと評価されることもあります。

ただし倍率は方式や学部によって幅があり、評定平均を問わない方式も用意されています。

実施している学部や出願条件は大学ごとに大きく異なるため、志望校の方式を正しく把握することが重要です。

本記事では、MARCHの総合型選抜の難易度と実施学部、出願条件を解説します。

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MARCHの総合型選抜(旧AO入試)は難しい?

MARCHの総合型選抜(旧AO入試)は難しい?

MARCHの総合型選抜は、募集人数の少なさや多面的な評価、準備の負担といった理由から、一般選抜とは異なる難しさがあるといわれています。

1つ目は、一般選抜に比べて募集人数が少ない点です。

限られた枠を志望者が争うため、方式によっては競争が厳しくなります。

2つ目は、学力だけでなく志望理由書や小論文、面接を通じて多面的に評価される点です。

学力試験の得点だけで合否が決まらないぶん、対策の幅が広がります。

3つ目は、出願書類の準備や面接練習に時間がかかる点です。

部活動や定期テストと並行しながら準備を進める必要があり、計画的な取り組みが求められます。

一方で、倍率は方式や学部によって大きく異なります。

学部や方式によっては一般選抜より倍率が低いケースもあるため、「総合型選抜=高倍率」と一括りにはできません。

実際の倍率は年度ごとに変動するため、志望する大学の入試結果ページで最新の数値を確認しておきましょう。

評定平均に不安がある受験生にも、出願できる方式は用意されています。

たとえば明治大学政治経済学部のグローバル型は、英語資格を中心に評価し、評定平均を問いません。

評定に自信がなくても、自分の強みを活かせる方式を選べば、MARCHの総合型選抜は十分に狙えます。

MARCHで総合型選抜を実施している学部

MARCHは大学によって、総合型選抜を実施している学部の広さが大きく異なります。

立教大学と法政大学は幅広い学部で実施している一方、明治大学・青山学院大学・中央大学は対象が限定的です。

ここでは、5大学それぞれの実施学部と方式の特徴を紹介します。

明治大学

明治大学で総合型選抜の中心となるのは、自己推薦特別入学試験です。

実施しているのは学科によりますが、文学部・農学部・国際日本学部・総合数理学部です。

このほかにも、理工学部は別枠の「理工学部AO入試」、政治経済学部のグローバル型特別入学試験、商学部の公募制特別入学試験(大学入学共通テスト利用)、農学部食料環境政策学科の地域農業振興特別入学試験など、複数の方式が用意されています。

出願条件は学部によって大きく変わる点に注意が必要です。

文学部や農学部は評定平均を中心に評価する一方、政治経済学部のグローバル型は英語資格が中心で、評定平均を問いません。

評定に不安がある場合でも、英語資格や活動実績で出願できる方式があります。

志望学部で使える方式は、明治大学公式の総合型選抜 入試要項ダウンロードページで確認しておきましょう。

項目内容
主な実施学部・方式文学部・農学部・国際日本学部などの自己推薦特別入学試験
政治経済学部グローバル型
商学部公募制(共通テスト利用)
試験内容(選考方法)書類審査・小論文・面接など
評定平均の要否学部により必要(政経グローバル型は不問)
英語資格の要否方式により必要(政経グローバル型は中心)
併願の可否要確認

青山学院大学

青山学院大学の総合型選抜は、「自己推薦入学者選抜」「スポーツに優れた者の入学者選抜」「理工系女子特別入学者選抜」の3つです。

自己推薦入学者選抜を実施しているのは、文学部の英米文学科・史学科・比較芸術学科、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部です。

選考は書類審査に加えて、小論文や面接で行われます。

地球社会共生学部のように、英語資格を出願条件とする方式もあります。

明治大学や立教大学と比べると、自己推薦の対象となる学部・学科が限られる点は知っておきたいところです。

出願を検討する際は、青山学院大学公式の入学者選抜情報で最新の内容を確認しておきましょう。

項目内容
主な実施学部・方式自己推薦入学者選抜(文学部の一部学科・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部)
スポーツに優れた者の選抜
理工系女子特別選抜
試験内容(選考方法)書類審査・小論文・面接
評定平均の要否方式により必要
英語資格の要否方式により必要(地球社会共生学部など)
併願の可否要確認

立教大学

立教大学の総合型選抜は、多くの学部で実施されており、MARCHの中でも最大規模です。

選考は1次の書類審査と、2次の小論文・面接・総合問題などで行われ、内容は学部ごとに異なります。

学部によって評定平均や英語資格が必要になる一方、文学部のように評定平均・英語資格が不要なケースもあります。

合格したら入学することを条件に、他大学・他学部と併願できる場合がある点も見逃せません。

詳しい条件は学部により異なるため、立教大学公式の自由選抜入試ページで確認しておきましょう。

項目内容
主な実施学部・方式自由選抜入試(多くの学部)
試験内容(選考方法)1次:書類審査
2次:小論文・面接・総合問題など
評定平均の要否学部により必要
英語資格の要否学部により必要
併願の可否学部により併願可の場合あり

中央大学

中央大学の総合型選抜は、方式ごとに細かく分かれているのが特徴です。

法学部のチャレンジ入試・英語運用能力特別入学試験、文学部と国際経営学部の自己推薦入学試験、経済学部の高大接続入学試験・外国語能力特別入学試験、商学部の外国語能力特別入学試験などがあります。

理工系では、2026年4月に理工学部を再編して新設された基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部で、高大接続型自己推薦入学試験が実施されています。

志望学部で使える方式は細かく分かれているため、中央大学公式の特別入試 入学試験要項で最新の内容を確認しておきましょう。

項目内容
主な実施学部・方式法学部チャレンジ入試・英語運用能力特別入試文学部・国際経営学部の自己推薦
経済学部・商学部の外国語能力特別
理工系3学部の高大接続型自己推薦
試験内容(選考方法)書類審査・小論文・面接など
評定平均の要否方式により異なる
英語資格の要否語学系方式で必要
併願の可否要確認

法政大学

法政大学は、自己推薦系を中心に総合型選抜の方式が数多くあるのが特色です。

文学部(日本文学科・地理学科・哲学科など)、法学部国際政治学科の英語外部試験利用自己推薦、人間環境学部、キャリアデザイン学部、現代福祉学部、国際文化学部、GIS(グローバル教養学部)、スポーツ健康学部、情報科学部などで実施されています。

現代福祉学部福祉コミュニティ学科の「まちづくりチャレンジ自己推薦」や、文・経営・キャリア・現代福祉学部などの「グローバル体験公募推薦」といった独自の方式もあります。

選考は書類審査と小論文・面接などで行われ、英語外部試験利用方式では英語資格が必須です。

自己推薦は専願が多いため、併願を考えている場合はとくに条件の確認が欠かせません。

詳しくは、法政大学公式の入試情報サイトで最新の内容を確認しておきましょう。

項目内容
主な実施学部・方式自己推薦系を中心に多数(文学部・法学部国際政治・人間環境・キャリアデザイン・現代福祉・国際文化・GIS・スポーツ健康・情報科学など)
試験内容(選考方法)書類審査・小論文・面接など
評定平均の要否学部・学科により異なる
英語資格の要否英語外部試験利用方式で必須
併願の可否自己推薦は専願が多い(要確認)

まとめ

MARCHの総合型選抜は、大学によって実施学部の広さも出願条件も大きく異なります。

立教大学と法政大学は幅広い学部で実施し、明治大学・青山学院大学・中央大学は対象が限定的です。

評定平均を問わない方式や、英語資格・活動実績で出願できる方式も用意されています。

評定に自信がなくても、自分の強みを活かせる方式を選べば合格を十分に狙えます。

志望する大学の最新の募集要項を確認し、早めに準備を進めていきましょう。

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