東北学院大学の総合型選抜は、2027年度入試から面接重視型とAI単元修了型の2種類に分かれています。

2026年度までは、面接を行う第一次選抜と小論文を行う第二次選抜に分かれ、A日程とB日程の2回実施されていました。

2026年度はA日程とB日程を合わせて964名が第一次選抜に志願し、第二次選抜の合格者は474名でした。

本記事では、東北学院大学の総合型選抜の出願条件と学科別の倍率や選抜方法を解説します。

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東北学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

東北学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

東北学院大学の総合型選抜は2027年度入試で再編され、募集定員は16学科で合計399名です。

新しく加わったAI単元修了型には、給付型奨学金の枠も設けられています。

以下では、2種類の違い・実施学部・学科ごとの倍率・日程を紹介します。

総合型選抜の方式

東北学院大学の総合型選抜は、面接重視型とAI単元修了型の2種類です。

2種類の違いは次のとおりです。

  • 面接重視型:面接に200点を配点する従来型の入試(募集定員325名)
  • AI単元修了型:AI学習プログラムの修了者が出願する新設の入試(募集定員74名)

面接重視型は従来の総合型選抜の選抜方法を引き継いでおり、2027年度から出願が1回にまとまりました。

A日程とB日程も、9月から10月にかけての1つの日程に統合されています。

どちらも専願で、面接重視型とAI単元修了型の両方に出願することはできません。

なお、教育学科はAI単元修了型を実施しないため、受けられるのは面接重視型だけです。

実施している学部

東北学院大学の総合型選抜は11学部16学科で実施され、学科ごとの募集定員は次のとおりです。

学部・学科(2027年度入試)面接重視型AI単元修了型
文学部 英文学科18名3名
文学部 総合人文学科8名3名
文学部 歴史学科16名5名
経済学部 経済学科45名10名
経営学部 経営学科38名9名
法学部 法律学科30名9名
工学部 機械知能工学科13名3名
工学部 電気電子工学科13名3名
工学部 環境建設工学科12名3名
地域総合学部 地域コミュニティ学科14名5名
地域総合学部 政策デザイン学科21名5名
情報学部 データサイエンス学科16名5名
人間科学部 心理行動科学科26名5名
国際学部 国際教養学科18名3名
未来探究科学部 デジタル構想学科20名3名
教育学部 教育学科17名実施なし

デジタル構想学科と教育学科は募集要項で届出申請中と注記され、計画内容が変更される場合があります。

学科ごとの倍率

東北学院大学の総合型選抜の倍率は、心理行動科学科の4.0倍が最も高く、英文学科の1.2倍が最も低くなっています。

次の表は、2026年度のA日程とB日程について、第一次選抜の志願者数と第二次選抜の合格者数を学科ごとに合計したものです。

学科
(2026年度・A日程とB日程の合計)
志願者数(第一次)合格者数倍率(志願÷合格)
文学部 英文学科48名39名1.2倍
文学部 総合人文学科32名14名2.3倍
文学部 歴史学科57名31名1.8倍
文学部 教育学科23名16名1.4倍
経済学部 経済学科125名49名2.6倍
経営学部 経営学科144名56名2.6倍
法学部 法律学科94名69名1.4倍
工学部 機械知能工学科25名20名1.3倍
工学部 電気電子工学科20名14名1.4倍
工学部 環境建設工学科30名21名1.4倍
地域総合学部 地域コミュニティ学科49名20名2.5倍
地域総合学部 政策デザイン学科54名30名1.8倍
情報学部 データサイエンス学科70名35名2.0倍
人間科学部 心理行動科学科108名27名4.0倍
国際学部 国際教養学科85名33名2.6倍
合計964名474名2.0倍

志願者数の上位3学科では、経営学科と経済学科が2.6倍、心理行動科学科が4.0倍でした。

B日程では、総合人文学科・電気電子工学科・地域コミュニティ学科の合格者が0名でした。

総合人文学科と電気電子工学科は第二次選抜の志願者がおらず、地域コミュニティ学科は受験した2名が合格に至りませんでした。

デジタル構想学科は届出申請中の未来探究科学部の学科で、2026年度の結果には含まれていません。

2026年度の教育学科は文学部の学科で、2027年度は教育学部教育学科として募集します。

試験日と出願期間

東北学院大学の総合型選抜は、2027年度入試ではどちらの種類も2026年9月1日〜9月4日に出願します。

日程(2027年度入試)面接重視型AI単元修了型
AI学習プログラムの申込―2026年5月26日〜8月4日
AI学習プログラムの学習期間―2026年6月1日〜8月31日
WEB出願登録2026年9月1日〜9月4日2026年9月1日〜9月4日
面接2026年9月26日・10月3日・10月10日のうち大学が指定する日2026年10月23日
中間評価(面接の評価)の通知2026年10月20日―
小論文2026年10月23日2026年10月23日

面接重視型の面接日は3つの候補日から大学が指定し、出願者が日にちを選ぶことはできません。

AI単元修了型は、8月31日までに指定単元の課題を修了しないと出願資格を得られません。

参考:東北学院大学|募集要項(願書)一覧
参考:東北学院大学|入試データ

東北学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件

東北学院大学の総合型選抜は、面接重視型とAI単元修了型のどちらも評定平均値の基準を設けていません。

AI単元修了型では、指定単元の修了も出願資格に加わります。

それぞれ種類ごとの具体的な出願条件について解説します。

面接重視型の出願条件

東北学院大学の面接重視型に出願できるのは、次の3つの条件をすべて満たす人です。

  • 2027年3月31日までに高校卒業などの入学資格を得て、2027年4月1日時点で18歳に達する人
  • 専願制度の趣旨を理解し、合格後は入学する意志を持つ人
  • 出願する学部学科での勉学を希望する人

募集要項には評定平均値の基準も学科ごとの出願条件も記載されていません。

既卒者も卒業した年を問わず出願でき、その場合は最近3か月以内に出身校の学校長が作成した調査書を提出します。

卒業見込みでも出願できますが、2027年3月31日までに卒業できなかった場合は入学が許可されません。

英文学科を志望する場合も、英語資格・検定試験の成績は出願条件に含まれていません。

AI単元修了型の出願条件

東北学院大学のAI単元修了型に出願できるのは、出願学科が指定するAI学習プログラムの単元をすべて修了した人です。

そのうえで、面接重視型の出願資格と出願条件も満たしている必要があります。

AI学習プログラムを修了しただけでは出願資格を満たさず、合格が約束されるわけでもありません。

申し込めるのは1学部1学科だけで、申込後に学科を変えることはできません。

学科ごとに指定された科目と、大学が示す学習所要時間の目安の主な例は次のとおりです。

学科指定科目学習所要時間(目安)
英文・経営英文法・語法、英文読解37時間前後
総合人文・歴史・政策デザイン英文読解、数学Ⅰ、数学A32時間前後
法律・国際教養英文読解、情報Ⅰ32時間前後
機械知能工・電気電子工・環境建設工数学Ⅱ、数学B33時間前後
デジタル構想数学Ⅰ31時間前後

プログラムの利用料は当面の間無償で、学習に使う電子機器や通信環境の費用は自己負担です。

出願時には、すべての指定科目で学習完了のメッセージが表示された画面のコピーを提出します。

参考:東北学院大学|募集要項(願書)一覧

東北学院大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法

東北学院大学の総合型選抜は2種類とも面接・小論文・書類審査の400点満点です。

面接重視型は面接に200点、AI単元修了型は書類審査に200点を配点しており、重みの置き方が逆になっています。

それぞれ種類ごとの具体的な選抜方法について解説します。

面接重視型の選抜方法

東北学院大学の面接重視型は、面接200点・小論文100点・書類審査100点の合計400点で合否を判定します。

書類審査では、調査書や面接重視型用の志望理由書(様式1)などの出願書類が審査されます。

面接は2人の面接試験担当者による30分程度の個人面接です。

面接試験の評価は、A〜Dの4段階の中間評価として通知されます。

「合格の可能性は低い」とされるD評価でも、小論文は受験可能です。

英文学科では、英語資格・検定試験の一定の成績が面接の得点に反映され、成績証明書がある人は面接時に持参します。

経済・法律・地域コミュニティ・政策デザイン・デジタル構想の5学科では、学科個別審査事項として発表を行います。

発表は面接時間内の5分程度で、経済学科だけは5分以内です。

小論文は60分で、工学部以外は要約100字程度と論述700字程度、工学部は論述600字程度です。

AI単元修了型の選抜方法

東北学院大学のAI単元修了型は、書類審査200点・面接100点・小論文100点の合計400点で選抜します。

書類審査で見られるのは、調査書やAI単元修了型用の志望理由書(様式2)などの出願書類です。

小論文と5分〜10分程度の個人面接は、どちらも試験日の1日だけで終わります。

小論文の形式は面接重視型と同じです。

面接で学科個別審査事項があるのは英文学科だけで、英語資格・検定試験の成績が得点に反映されます。

合格者の一部は、返還不要の給付型奨学金を年間30万円、最大4年間受給できます。

2年目以降も受給するには、継続条件を満たしていなければなりません。

奨学金の対象となる枠は、募集定員74名のうち48名です。

参考:東北学院大学|募集要項(願書)一覧

東北学院大学の総合型選抜の過去問

東北学院大学は、学校推薦型選抜と総合型選抜の小論文の過去問を2024年度から2026年度までの3年分公開しています。

工学部以外の学部では文章の要約と意見の論述を、工学部では学科ごとのテーマに沿った論述を課しています。

ここで引用するのは、2026年度A日程第二次選抜の問題です。

工学部以外の小論文

東北学院大学の総合型選抜で工学部以外の学部が受ける小論文は、文章を読んで要約と意見の論述を行う形式です。

2026年度A日程第二次選抜では、工学部以外の8学部に学校推薦型選抜と共通の問題が出されました。

課題文は『朝日新聞』2025年7月22日朝刊の「天声人語」で、全2問の設問は次のとおりです。

2026年度A日程第二次選抜の設問
問1 文章の内容を100字以内に要約しなさい。
問2 現代の日本における排外主義についてあなたの考えを700字以内で述べなさい。

B日程第二次選抜の問2は、性的少数者と共に生きる社会を築くために配慮する点と姿勢を論じる問題でした。

字数は700字以内で、課題文の筆者の意見を踏まえて書くよう指示されています。

工学部の小論文

東北学院大学の総合型選抜で工学部が受ける小論文は、学科ごとに別のテーマについて意見を論述する形式です。

2026年度A日程第二次選抜は、3学科とも600字以内で答える問題でした。

このうち機械知能工学科の設問は次のとおりです。

機械知能工学科の設問(2026年度A日程第二次選抜)
次の問題文について、600字以内で答えなさい。
近年、外見が人間に近く、多様な機能を有する“人型ロボット”の開発競争が活発になっている。
同じ機能であっても、外見が人間に近い方が良い結果や効果をもたらすと考えられる場合について、具体例を挙げて、あなたの意見を述べなさい。

電気電子工学科は、関心のある産業分野の電気的技術を説明し、AIと結びつけた今後の発展を論じる問題でした。

環境建設工学科では、土木・建築分野が社会生活で担う役割を具体例とともに説明し、自分の貢献を述べます。

土木と建築のどちらの視点から答えてもかまいません。

参考:東北学院大学|過去の入試問題

まとめ

東北学院大学の総合型選抜には、面接重視型とAI単元修了型の2種類があります。

面接重視型は面接に200点を配点し、AI単元修了型はAI学習プログラムの修了が出願資格になります。

どちらも評定平均値の基準がない専願の入試で、両方には出願できません。

2026年度の倍率は心理行動科学科の4.0倍から英文学科の1.2倍まで、学科によって差がありました。

出願資格や試験内容は学科・方式ごとに違うため、志望先の募集要項を東北学院大学の公式サイトで確認してください。

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