心理学部の総合型選抜とは、書類や面接を通して人への関心と学ぶ適性を評価する入試です。

一般選抜と違い、志望理由書で示す問題意識の深さが合否を左右します。

心理学部では、人の心の動きを知りたいという関心を語れるかが問われます。

本記事では、心理学部の選考で問われる内容と、評価される志望理由書の書き方を例文とともに解説します。

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心理学部の総合型選抜で問われる内容

心理学部の総合型選抜で問われる内容

心理学部の総合型選抜は、志望理由書に小論文と面接を加えた形で評価するのが一般的です。

求められる力は選考の種類ごとに変わってきます。

それぞれで何が評価されるのか見ていきましょう。

志望理由書

心理学部の志望理由書では、人の心に関心を抱いた具体的な体験を示せるかが評価を分けます。

ただ人が好きと述べるだけでは、社会学部や教育学部との違いや学ぶ意欲が伝わりません。

友人や家族の言動に疑問を持って向き合った経験を挙げると、問題意識が具体的に伝わります。

その関心を入学後に学びたいテーマや将来の進路へ重ねると、志望理由に一貫性が出るはずです。

小論文・課題レポート

心理学部の小論文では、人の行動や社会現象を筋道立てて考察する力が問われます。

頻出のテーマは、ストレスやコミュニケーションなどで、近年は、SNSと人間関係を題材にした出題も定番といえます。

出題形式は、資料や調査データを読み取って意見をまとめるものが中心です。

対策としては、感想や決めつけで終わらせず、「なぜそう言えるのか」を根拠とともに示す練習が有効です。

心理学部では、自分の意見を述べる際にも、資料のデータや心理学の視点を手がかりに筋道を立てられるかが見られます。

日頃から身近な行動を「なぜだろう」と一段掘り下げて考える習慣をつけておくと、初見のテーマにも対応しやすくなります。

面接・プレゼンテーション

心理学部の面接では、志望理由書をもとに関心や問題意識を確かめる質問が中心となります。

書いた内容を自分の言葉で語れるように、答えを整理しておくことが欠かせません。

頻出の質問は「なぜ社会学部でなく心理学部なのか」「関心のある心理現象」などです。

心理学部では、人の心に関心があるだけでなく、それを観察やデータから科学的にとらえようとする姿勢が重視されます。

「悩みを聞いてあげたい」で止まらず、心の仕組みそのものを実証的に理解したいという視点まで語れると、社会学部や教育学部との違いが自然と伝わります。

大学が評価する心理学部の志望理由書を作るコツ

評価される心理学部の志望理由書は、なぜ人の心を学びたいのかがはっきりしています。

心理学部は社会学部や教育学部と重なりやすいぶん、なぜ心理かを語れないと意欲が伝わりません。

説得力を高めるコツを紹介します。

志望のきっかけになった体験を掘り下げる

心理学部の志望理由は、心に関心を持ったきっかけの体験を掘り下げると伝わります。

きっかけとなった出来事を、その時に感じた疑問とあわせて具体的に書きましょう。

なぜ人はそう感じ、そう行動するのかという問いが、心理学への入り口になります。

体験を丁寧に振り返るほど、学びへの動機に説得力が増していきます。

小さな気づきでも、そこから広がった関心を言葉にできれば十分に伝わるはずです。

大学の特色と自分の学びたいことを結びつける

志望度の高さは、その大学ならではの特色に触れることで伝わります。

どの大学でも学べる一般論を並べるだけでは、その大学を選んだ理由が伝わりません。

公式サイトや研究紹介を調べ、関心に近い専攻や実習を挙げましょう。

調べた学びの特徴と自分の関心が重なると、この大学でなければならない理由になります。

アドミッションポリシーと自分の強みを重ねる

志望理由の説得力は、アドミッションポリシーと自分の強みを重ねることで高まります。

アドミッションポリシーとは、大学が求める学生像を示した方針です。

掲げられた人物像を読み解き、自分のどんな経験が合うのかを考えましょう。

求める学生像と自分の強みが重なると、大学との相性の良さが伝わります。

方針を踏まえて書かれた志望理由は、大学への理解の深さもあわせて示せます。

心理学部の志望理由書の例文

実際の書き方をイメージできるよう、心理学部の志望理由書の例文を挙げます。

私は高校の部活動で、同じ緊張する場面でも力を発揮できる人とそうでない人がいることに気づき、その差はどこから生まれるのかに強い関心を抱きました。試合前の過ごし方を仲間に聞き取り、気持ちの整え方によって結果が変わる様子を観察するうちに、人の心と行動のつながりを深く知りたいと考えるようになりました。この経験から、感情や思考のしくみを科学的に解き明かす心理学を学びたいと思うようになりました。貴学の心理学部を志望する理由は、実験や調査を早くから経験でき、臨床心理を専門とする教員が揃っている点に魅力を感じたからです。入学後は人の心の働きを基礎から体系的に学び、将来は公認心理師として悩みを抱える人を支える仕事に携わりたいと考えています。

まとめ

心理学部の総合型選抜では、志望理由書を軸に、人への関心と筋道立てて考える力が評価されます。

合格に近づく第一歩は、社会学部や教育学部との違いを正しく理解することです。

そのうえで、心に関心を持った体験を掘り下げ、学びたいことへつなげると説得力が高まります。

大学の特色や求める学生像に自分の強みを重ねれば、相性の良さまで伝わる志望理由になります。

本記事の例文も参考にしながら、心理学を学びたい思いを自分の言葉で書き上げてください。

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