経済学部の総合型選抜(旧AO入試)を徹底解説!志望理由書の書き方のコツも紹介
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経済学部の総合型選抜では、志望理由書・小論文・面接の3つを通して「経済学への問題意識と学びへの意欲」が問われます。
選考を突破するためには、書類や試験の特性を正しく理解し、自分の経験や関心と経済学のつながりを論理的に示す準備が欠かせません。
本コラムでは、経済学部の志望理由書の書き方に悩んでいる方に向けて、選考内容から志望理由書のコツまでを詳しく解説します。
目次
経済学部の総合型選抜(旧AO入試)で問われる内容

経済学部の総合型選抜における主な選考内容は、以下の通りです。
- 志望理由書
- 小論文・課題レポート
- 面接・プレゼンテーション
志望理由書
志望理由書は、経済学部の総合型選抜において最も重要な提出書類です。
経済学部の志望理由書では、主に以下の4点が問われる構成が一般的です。
- なぜ経済学部を選んだのか
- なぜその大学を選んだのか
- 入学後に何を学びたいのか
- 卒業後にどのように活かしたいのか
この4点をただ羅列するだけでは不十分で、「この受験生は経済学部でなければならない理由がある」と審査員が感じられるよう、それぞれを一本のストーリーとして結びつけることが重要です。
経済学部では特に、「社会の仕組みや課題への問題意識」と「その問題を経済学の視点で捉えようとする姿勢」が重視される傾向にあります。
身近な出来事を起点に、「なぜそうなっているのか」「経済学でどう分析できるのか」が書かれていると、審査員に強い印象を与えられるでしょう。
単に「お金の仕組みに興味がある」という動機にとどまらず、社会課題と経済学を結びつけた考察を盛り込むことが重要です。
小論文・課題レポート
経済学部の小論文における頻出テーマは、社会と経済のつながりに関するものが中心です。
格差・貧困・地域経済・グローバル化・金融政策・環境と経済の両立といった、現代社会が抱える課題をテーマにした出題が多く見られます。
「経済成長と格差はどのような関係にあるか」「地域活性化に経済学はどう貢献できるか」といった問いに対して、自分なりの分析と意見を論理的に展開する力が問われます。
単に知識を羅列するだけでなく、「なぜそうなるのか」「どのような解決策が考えられるか」まで踏み込んだ論述が求められます。
そのための対策として、日頃から経済・社会系のニュースに触れる習慣をつけることが有効です。
新聞やニュースサイトで気になる経済ニュースを見つけたら、理由や因果関係を自分なりに考える練習を重ねましょう。
面接・プレゼンテーション
面接では、提出した志望理由書の内容を掘り下げられるケースが一般的です。
志望理由書に書いた内容を自分の言葉でしっかり説明できるよう、準備しておきましょう。
経済学部の面接でよく聞かれる質問の例は、以下の通りです。
- なぜ経済学部を選んだか
- 関心のある経済的な社会課題は何か
- 卒業後にどんなキャリアを歩みたいか
- 最近気になった経済ニュースは何か
回答の準備として、自分が関心をもった社会課題や経済学部で学びたいこと、目指す将来像などを一本のストーリーとして整理しておくことが有効です。
プレゼンテーションが課される場合は、伝える内容の論理的な構成に加えて、話し方や資料の見やすさも評価対象となります。
事前に何度も声に出して練習し、時間内に収められるよう調整しておきましょう。
大学が評価する経済学部の志望理由書を作るコツ
大学が評価する経済学部の志望理由書を作るコツは、以下の通りです。
- 経済学部・経営学部・商学部の違いを正しく理解する
- 「解決したい社会課題」と経済学のつながりを示す
- 「なぜこの大学の経済学部なのか」を具体的に示す
経済学部・経営学部・商学部の違いを正しく理解する
経済学部・経営学部・商学部は一見似ていますが、学ぶ視点が大きく異なります。
学部の区別ができていない志望理由書は、「なぜ経済学部なのか」が曖昧になりやすく、審査で低評価につながるリスクがあります。
3つの学部の違いは、以下の通りです。
- 経済学部:社会全体のお金の流れや仕組みをマクロ経済学とミクロ経済学の両面から分析する学問
- 経営学部:企業組織の戦略・マネジメント・人材・財務など、企業活動そのものを対象とする学問
- 商学部:流通・マーケティング・会計・金融など、商取引に関わる実務的なビジネスを扱う学問
経済学部では、景気変動・財政政策・国際経済といったマクロ経済の領域に加えて、消費者行動や市場メカニズムを分析するミクロ経済学も主要分野として学びます。
社会全体の課題を「データと理論で分析する」点が経済学部の特徴です。
一方、経営学部は同じ「企業」を扱う場合でも、経済理論による分析ではなく、組織運営・経営戦略・リーダーシップなど、企業をどう動かすかという実践的な視点が中心になります。
商学部はさらに実務寄りで、販売・流通・マーケティング・会計などの実践的な知識を扱います。
ただし大学によっては経営学部と内容が重なる場合も多く、カリキュラムを個別に確認することが重要です。
「社会全体の課題を、経済学の理論やデータ分析を通じて読み解きたい」という方向性を明確にすることで、経済学部を選ぶ必然性が伝わるでしょう。
「解決したい社会課題」と経済学のつながりを示す
志望理由書の説得力を高めるためには、自分が関心をもつ課題を起点として「その問題を経済学の手法でどう分析・解決したいのか」まで掘り下げることが重要です。
「お金に興味がある」「社会の仕組みを知りたい」という動機は志望のきっかけとしては有効ですが、それだけでは志望理由書の根拠として不十分です。
動機の先にある具体的な問題意識や、経済学でどう向き合うかが問われるでしょう。
たとえば、以下のような流れで整理できます。
- 貧困・格差への関心→所得再分配や社会保障政策の仕組みを経済学で学びたい
- 地域の過疎化への関心→地域経済の活性化策を研究し、地方創生に貢献したい
- 環境問題への関心→環境経済学の視点からカーボンプライシングの効果を分析したい
問題意識の見つけ方に迷う場合は、身近なニュースや日常生活の体験を振り返ってみましょう。
日常の中で生まれた疑問を経済学の視点につなげることで、オリジナリティのある志望理由書に仕上がります。
「なぜこの大学の経済学部なのか」を具体的に示す
経済学部の総合型選抜では、どの大学でも学べる内容と区別して、「この大学でなければならない理由」を具体的に書くことが重要です。
大学によって、強みとする研究分野やゼミの特色、フィールドワーク、海外研修の有無、資格取得サポートの充実度などに違いがあります。
「充実した環境に魅力を感じた」「先生方の研究に興味をもった」といった抽象的な表現では、ほかの受験生と差がつきません。
大学の公式サイトや募集要項を調べ、自分の学びたい内容や将来像と結びつけた書き方が評価されるでしょう。
オープンキャンパスや大学説明会に参加して得た情報を盛り込むと、さらに具体性が増し、志望度の高さも伝わります。
まとめ
経済学部の総合型選抜では、志望理由書・小論文・面接の3つを通して、社会課題への問題意識と経済学を結びつける力が問われます。
志望理由書では、経済学部・経営学部・商学部の違いを正しく理解したうえで、「なぜ経済学部なのか」「なぜこの大学なのか」を具体的に示すことが評価のポイントです。
日頃から経済ニュースに触れ、自分の言葉で語れる問題意識を育てておくことが、総合型選抜突破への確かな土台となります。