岡山大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件や学部別の倍率を徹底解説
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岡山大学の総合型選抜は、大学入学共通テストを課すものとグローバル・ディスカバリー・プログラム入試の2種類です。
2026年度は総合型選抜全体で志願726名に対し、合格は196名でした。
共通テストを課す総合型選抜は6学部で行い、書類審査と面接などの結果に共通テストの成績を合わせて判定します。
グローバル・ディスカバリー・プログラム入試(GDP入試)は共通テストを課さず、英語の書類と面接で選ぶ方式です。
GDP入試の面接はオンラインで行い、英語に一部日本語が加わります。
本記事では、岡山大学の総合型選抜の倍率・出願条件・選抜方法・過去問を解説します。
目次
岡山大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

岡山大学の総合型選抜は、大学入学共通テストを課すものとGDP入試の2つに分かれています。
2つの方式の違い・実施学部・学部ごとの倍率・日程を解説します。
2種類の総合型選抜
岡山大学の総合型選抜は、次の2種類です。
- 大学入学共通テストを課すもの:6学部で164人を募集し、共通テストも合わせて判定
- グローバル・ディスカバリー・プログラム入試:全学一括で募集し、英語の書類とオンライン面接で判定
グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)は、ほぼすべての指導を英語で行う全学一括募集のプログラムです。
GDP入試には4月入学の25人と10月入学があり、10月入学は第Ⅰ期15人と第Ⅱ期20人に分けて募集します。
実施している学部
岡山大学の総合型選抜を実施しているのは、共通テストを課す総合型選抜の6学部と、GDPです。
- 文学部:人文学科
- 教育学部:養護教諭養成課程
- 法学部:法学科
- 理学部:数学科・物理学科・化学科・地球科学科
- 医学部保健学科:看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻
- 薬学部:薬学科・創薬科学科
- グローバル・ディスカバリー・プログラム:全学一括募集
学部ごとの倍率
2026年度の倍率は理学部物理学科の7.0倍が最も高く、最も低いのはGDPディスカバリー入試(文系)の1.9倍です。
2026年度のGDPは国際入試とディスカバリー入試(文系・理系)に分かれ、2027年度はGDP入試として募集します。
実施状況で入学時期が書かれているのは国際入試の4月入学だけで、10月入学の区分は載っていません。
| 学部・学科・専攻 (2026年度) | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
| 文学部 人文学科 | 162名 | 41名 | 4.0倍 |
| 教育学部 養護教諭養成課程 | 35名 | 13名 | 2.7倍 |
| 法学部 法学科 | 167名 | 48名 | 3.5倍 |
| 理学部 数学科 | 5名 | 2名 | 2.5倍 |
| 理学部 物理学科 | 7名 | 1名 | 7.0倍 |
| 理学部 化学科 | 6名 | 1名 | 6.0倍 |
| 理学部 地球科学科 | 10名 | 2名 | 5.0倍 |
| 医学部保健学科 看護学専攻 | 107名 | 22名 | 4.9倍 |
| 医学部保健学科 放射線技術科学専攻 | 45名 | 11名 | 4.1倍 |
| 医学部保健学科 検査技術科学専攻 | 49名 | 11名 | 4.5倍 |
| 薬学部 薬学科 | 50名 | 9名 | 5.6倍 |
| 薬学部 創薬科学科 | 24名 | 6名 | 4.0倍 |
| GDP 国際入試 (4月入学) | 14名 | 7名 | 2.0倍 |
| GDP ディスカバリー入試 (文系) | 35名 | 18名 | 1.9倍 |
| GDP ディスカバリー入試 (理系) | 10名 | 4名 | 2.5倍 |
| 合計 | 726名 | 196名 | 3.7倍 |
岡山大学の共通テストを課す総合型選抜は、12の学科・専攻を合わせて志願667名・合格167名でした。
理学部は志願者が各学科10名以下と少ないものの、物理学科・化学科・地球科学科が5.0倍以上です。
医学部保健学科の3専攻は4.1〜4.9倍に集まり、薬学部では薬学科の5.6倍が創薬科学科を上回りました。
試験日と出願期間
岡山大学の総合型選抜で最も早く出願を受け付けるのは、GDP入試の4月入学と10月入学第Ⅰ期で、2026年10月です。
共通テストを課すものは11月、GDP入試の10月入学第Ⅱ期は12月〜2027年1月が出願期間にあたります。
| 方式 (2027年度入試) | 出願期間 | 試験日 |
| 共通テストを課すもの (教育学部以外) | 2026年11月4日〜11月10日 | 2026年12月5日 |
| 共通テストを課すもの (教育学部) | 2026年11月4日〜11月10日 | 2027年1月31日 |
| GDP入試 (4月入学・10月入学第Ⅰ期) | 2026年10月5日〜10月15日 | 第1次選抜(書類審査)2026年10月下旬 最終選抜(面接)2026年12月5日 |
| GDP入試(10月入学第Ⅱ期) | 2026年12月21日〜2027年1月8日 | 第1次選抜(書類審査)2027年2月上旬 最終選抜(面接)2027年3月6日 |
志願者数が一定数を超えた場合、文学部とGDP入試は面接を2日に分けます。
その日程は、文学部とGDP入試の4月入学・10月入学第Ⅰ期が2026年12月5日・6日です。
GDP入試の10月入学第Ⅱ期は、2027年3月5日・6日の2日に分けます。
参考:岡山大学|入学者選抜要項(閲覧用)
参考:岡山大学|受験に関する一般的開示情報(入学者選抜実施状況)
参考:岡山大学|総合型選抜学生募集要項
参考:岡山大学|グローバル・ディスカバリー・プログラム入試(総合型選抜)学生募集要項
岡山大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件
岡山大学の共通テストを課す総合型選抜は、合格した場合は入学すると確約できる人が出願する専願です。
GDP入試の出願資格に入学の確約はなく、英語資格・検定試験の成績の提出が原則必須です。
国際バカロレアで英語を履修した人はその成績で代えられ、中等教育を5年以上英語で学んだ人は提出が免除されます。
どちらの方式にも、評定平均の基準はありません。
それぞれ方式ごとの具体的な出願条件について解説します。
共通テストを課す総合型選抜の出願条件
岡山大学の共通テストを課す総合型選抜の主な出願資格は、高校の卒業者と2027年3月までの卒業見込みの人です。
あわせて、2027年度(令和9年度)の大学入学共通テストで、学部ごとに指定された教科・科目を受験する必要があります。
学部ごとに指定された教科・科目の主な例は次のとおりです。
| 学部・学科・専攻 | 共通テストの教科・科目 | 英語資格・検定試験の成績 |
| 文学部 | 3教科3科目 | 任意で提出 |
| 教育学部 養護教諭養成課程 | 6教科8科目又は7教科8科目 | 提出不要 |
| 理学部 | 3教科5科目 | 提出不要 |
| 医学部保健学科 | 看護学専攻5教科5科目 放射線技術科学専攻5教科7科目 検査技術科学専攻4教科6科目 | 任意で提出 (検査技術科学専攻はCEFR相当レベルB2以上の人) |
| 薬学部 | 6教科8科目 | 提出不要 |
放射線技術科学専攻は既卒者に条件があり、高校卒業後3年以内の人に限られます。
理学部には、高等専門学校の第3学年を修了した人と2027年3月までに修了見込みの人も出願可能です。
理学部と薬学部は学科を、医学部保健学科は専攻を1つだけ選んで出願し、第2志望は認められません。
教育学部は、専願のまま岡山大学の学校推薦型選抜Ⅰにも出願できます。
推薦Ⅰに合格して入学を決めた場合、総合型選抜では選考されません。
英語資格・検定試験の成績は2025年4月以降に受験した4技能のものに限り、提出すると書類審査で評価されます。
グローバル・ディスカバリー・プログラム入試の出願条件
岡山大学のGDP入試には、高校の卒業者や卒業見込みの人のほか、外国で12年の学校教育の課程を修了した人も出願できます。
学歴などの条件は11項目のいずれかでよく、高等専門学校の第3学年修了や国際バカロレア資格も対象です。
英語資格・検定試験の成績は2024年9月以降に受験したものが有効で、最低基準点はありません。
ただし、ほぼすべての指導が英語のため、CEFR相当レベルB2以上の英語力が強く推奨されています。
他大学への出願予定は該当者のみ答え、回答は出願に影響しません。
自己推薦書は英語の3部構成で、Part Aは関心と目標、学修計画などを450〜500語で述べます。
Part Bは関心のあるテーマを450〜500語で論じるエッセイです。
理系分野が第1希望の場合は、Part Bで指定トピックから2つを選んで説明します。
Part Cには課外活動を最大5つ新しい順に挙げ、役割や受賞・資格も書き添えます。
参考:岡山大学|総合型選抜学生募集要項
参考:岡山大学|グローバル・ディスカバリー・プログラム入試(総合型選抜)学生募集要項
岡山大学の総合型選抜(旧AO入試)の選抜方法
岡山大学の共通テストを課す総合型選抜の試験は、学部ごとに面接・ペーパーインタビュー・小論文・総合問題に分かれます。
共通テストの合格基準点も、設ける学部と設けない学部があります。
GDP入試は、書類審査の第1次選抜とオンライン面接の最終選抜の2段階です。
それぞれ方式ごとの具体的な選抜方法について解説します。
共通テストを課す総合型選抜の選抜方法
岡山大学の共通テストを課す総合型選抜では、医学部保健学科と薬学部が面接に加えて筆記試験を課します。
法学部で面接の代わりに行うのは筆記形式のペーパーインタビューで、学部ごとの主な例は次のとおりです。
| 学部・学科・専攻 | 個別の試験 | 共通テストの合格基準点(目安) |
| 教育学部 養護教諭養成課程 | 面接(口述試験等を含む) | 要項に記載なし |
| 法学部 | ペーパーインタビュー(面接に代わる筆記試験) | 各教科・科目で概ね130点/200点 |
| 理学部 | 面接(口述試験を含む) | 数学科・地球科学科は設けない(要項に明記) 物理学科・化学科は合計で概ね420〜450点/600点 |
| 医学部保健学科 | 看護学専攻・放射線技術科学専攻は小論文(模擬講義を踏まえて)・面接 検査技術科学専攻は総合問題・面接 | 看護学専攻は合計で概ね200点/400点 放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻は要項に記載なし |
| 薬学部 | 小論文(英文の資料を用いることがある)・面接 | 要項に記載なし |
募集要項は、共通テストの得点に合格基準点を設けて「目安として活用します」と定めています。
書類審査の対象は、6学部とも自己推薦書と調査書です。
2027年度の募集要項では、教育学部の面接は学校の健康診断について子どもに伝えたいことを3分程度で発表する形式です。
看護学専攻と放射線技術科学専攻の小論文は、40分程度の模擬講義を受けたあと80分程度で論述します。
検査技術科学専攻の総合問題では、医療や生命科学に関連する英文の読解力と、基本的な理科の知識が評価されます。
グローバル・ディスカバリー・プログラム入試の選抜方法
岡山大学のGDP入試の最終選抜は、書類審査800点と面接1,200点の合計2,000点で判定します。
面接に進めるのは、自己推薦書・成績証明書・英語資格の成績などによる第1次選抜の合格者だけです。
面接はMicrosoft Teamsなどを使う個人面接で、英語(一部日本語を含む)で約20〜30分行われます。
志望分野への関心やこれまでに履修した科目を質問される場合があり、図や短い文章を書くこともあります。
GDPの学生は、日本語能力が高く(CEFR相当レベルB2以上)意欲と能力があれば、他学部・学科での学修も可能です。
この他学部・学科での学修を希望する志願者には、面接で志望分野について日本語の質問があります。
参考:岡山大学|総合型選抜学生募集要項
参考:岡山大学|グローバル・ディスカバリー・プログラム入試(総合型選抜)学生募集要項
岡山大学の総合型選抜の過去問
岡山大学の総合型選抜で2026年度の問題が公開されているのは、医学部保健学科の3専攻と薬学部、GDPです。
ここでは3つの小論文を扱い、英文の課題文を用いる検査技術科学専攻の総合問題は省いています。
2027年度のGDP入試には筆記試験がないため、GDPの問題は扱いません。
看護学専攻の小論文
岡山大学の看護学専攻の小論文は、模擬講義を踏まえて問1と問2に字数制限内で記述する形式です。
2026年度は、COVID-19のパンデミックと新興感染症への備えがテーマでした。
全2問の設問は次のとおりです。
| 問1:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによる医療現場への影響を200字以内で説明しなさい。 |
| 問2:看護専門職を目指すうえで,新興感染症や予期せぬ事態に備えるために、日ごろからどのような姿勢や考え方が必要だと思うか600字以内であなたの考えを述べなさい。 |
放射線技術科学専攻の小論文
岡山大学の放射線技術科学専攻の小論文は、「ラドン温泉療法研究について」と題した模擬講義を踏まえて答える全3問です。
2026年度は問題1が語句補充、問題2が講義の動物実験に関する設問で、問題3が600字以内の論述でした。
全3問のうち、問題3は次のとおりです。
| ラドン温泉療法のデメリットを述べた上で,その有用性について,模擬講義の内容を踏まえてあなたの考えを600字以内で説明しなさい。 |
薬学部の小論文
岡山大学の薬学部の小論文は、再生医療をテーマにした細胞の仮想実験(表1・表2)を読み、問1〜問3に答える形式です。
2026年度は問1が200〜300字、問2が400〜600字で実験結果を説明・考察する設問でした。
薬学科と創薬科学科に共通の問題で、全3問のうち表を使わずに答える問3は次のとおりです。
| 細胞分化の特性を活かして特定の細胞を調製することで、欠損した細胞機能を補うための再生医療に役立つ。 「人工的に調製・培養した細胞を,患者に投与する治療法」を実用化するにあたって、あらかじめ確認すべきとあなたが考える事項について400字程度で記述しなさい。 |
まとめ
岡山大学の総合型選抜は、共通テストを課すものとGDP入試の2種類です。
共通テストを課す総合型選抜は6学部で行い、専願です。
試験の内容と共通テストの合格基準点の有無は、学部ごとに違います。
2026年度は理学部物理学科が志願7名で7.0倍となり、志願者が少なくても倍率が高い学科がありました。
GDP入試は英語資格・検定試験の成績の提出が原則必須で、書類審査とオンライン面接で選抜します。
出願資格や試験内容は学部・方式ごとに違うため、志望先の学生募集要項を岡山大学の公式サイトで確認してください。
総合型選抜について、
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- 志望動機が全く見えなくて困っている
- 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
- 一般入試と両立したい
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