武蔵野大学の総合型選抜(旧AO入試)とは、学力試験だけでなく志望理由や学ぶ意欲なども評価する入試方式です。

出願時期によってⅠ期とⅡ期に分かれており、どちらを選ぶかで対策の進め方も変わってきます。

倍率は学科ごとに差があるため、出願前に最新の情報を確認しておくことが大切です。

本記事では、2026年度入試データをもとに、2方式の違い・倍率・出願条件・過去問の4テーマを解説します。

総合型選抜について、
こんなお悩みはありませんか?

  • 志望動機が全く見えなくて困っている
  • 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
  • 一般入試と両立したい

このような悩みをお持ちでしたら一度アガルートにご相談ください

武蔵野大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

武蔵野大学の総合型選抜(旧AO入試)の基本情報

武蔵野大学の総合型選抜は、Ⅰ期(面接型)とⅡ期(基礎学力型・奨学金対象)の2方式で実施されています。

実施学部は13学部21学科、有明キャンパスと武蔵野キャンパスに分かれて行われます。

Ⅰ期とⅡ期では試験の趣旨や倍率傾向が大きく異なるため、自分に合った方式の見極めが大切です。

Ⅰ期(面接型)とⅡ期(基礎学力型)の2方式

武蔵野大学の総合型選抜には、Ⅰ期(面接型)とⅡ期(基礎学力型・奨学金対象)の2方式があります。

Ⅰ期は書類審査と面接で評価する自己推薦型、Ⅱ期は基礎学力検査(マークシート方式)と面接で評価する制度です。

Ⅱ期は申請型奨学金の対象であり、合格後の奨学金認定で授業料が全額免除される可能性があります。

両方式の比較は、以下のとおりです。

項目Ⅰ期(面接型)Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)
選抜方法1次:書類選抜/2次:面接・口頭試問(20分程度)1次:基礎学力検査(60分・マークシート)/2次:書類審査+面接(10分程度)
評定平均値の基準なしなし
他大学との併願可能可能
学科併願不可(1学科のみ)第2志望制あり
奨学金対象対象外申請型奨学金の対象
英語外部検定活用方式あり

※参考:総合型選抜Ⅰ期(面接型)
※参考:総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)

実施している学部

武蔵野大学の総合型選抜は、13学部21学科で実施されています。

キャンパスは有明と武蔵野の2拠点に分かれており、学部ごとに所属キャンパスが決まっています。

実施学部・学科・キャンパスの一覧は、以下のとおりです。

学部学科キャンパス
文学部日本文学文化学科武蔵野
経済学部経済学科有明
経営学部経営学科/会計ガバナンス学科有明
グローバル学部グローバルコミュニケーション学科/日本語コミュニケーション学科/グローバルビジネス学科有明
法学部法律学科/政治学科有明
ウェルビーイング学部ウェルビーイング学科武蔵野
薬学部薬学科武蔵野
アントレプレナーシップ学部アントレプレナーシップ学科武蔵野
教育学部教育学科/幼児教育学科武蔵野
看護学部看護学科有明
工学部サステナビリティ学科/数理工学科/建築デザイン学科有明(建築デザイン学科のみ武蔵野)
データサイエンス学部データサイエンス学科有明
人間科学部人間科学科/社会福祉学科有明(社会福祉学科のみ武蔵野)

※参考:学部から調べる|入試情報|武蔵野大学
※参考:キャンパス|大学案内|武蔵野大学

学部・学科ごとの倍率

2026年度入試の確定データでは、Ⅰ期全体の倍率は2.0倍、Ⅱ期は3.1倍となっています。

Ⅱ期の方が全体倍率が高く、合格難易度も上がる傾向です。

Ⅰ期で最も倍率が高いのは看護学科の4.9倍です。

Ⅱ期では経済学科10.0倍・グローバルビジネス学科7.0倍・建築デザイン学科6.0倍と高倍率が目立ちます。

総合型選抜Ⅰ期(面接型)の学部・学科別倍率は、以下のとおりです。

学部学科志願者2次合格者倍率
文学部日本文学文化学科61411.5倍
グローバル学部グローバルコミュニケーション学科115681.7倍
グローバル学部日本語コミュニケーション学科2583.1倍
グローバル学部グローバルビジネス学科2163.5倍
法学部法律学科92601.5倍
法学部政治学科65491.3倍
経済学部経済学科96482.0倍
経営学部経営学科155582.7倍
経営学部会計ガバナンス学科37211.8倍
アントレプレナーシップ学部アントレプレナーシップ学科95313.1倍
データサイエンス学部データサイエンス学科29221.3倍
人間科学部人間科学科156662.4倍
人間科学部社会福祉学科56411.4倍
ウェルビーイング学部ウェルビーイング学科65361.8倍
工学部サステナビリティ学科26221.2倍
工学部数理工学科1171.6倍
工学部建築デザイン学科45182.5倍
教育学部教育学科120631.9倍
教育学部幼児教育学科84412.0倍
薬学部薬学科41182.3倍
看護学部看護学科97204.9倍
合計1,4927442.0倍

総合型選抜Ⅱ期(基礎学力型・奨学金対象)の学部・学科別倍率は、以下のとおりです。

学部学科志願者2次合格者倍率
文学部日本文学文化学科40162.5倍
グローバル学部グローバルコミュニケーション学科60183.3倍
グローバル学部日本語コミュニケーション学科1944.8倍
グローバル学部グローバルビジネス学科1427.0倍
法学部法律学科34172.0倍
法学部政治学科2883.5倍
経済学部経済学科70710.0倍
経営学部経営学科123284.4倍
経営学部会計ガバナンス学科3065.0倍
アントレプレナーシップ学部アントレプレナーシップ学科43113.9倍
データサイエンス学部データサイエンス学科35172.1倍
人間科学部人間科学科89303.0倍
人間科学部社会福祉学科32142.3倍
ウェルビーイング学部ウェルビーイング学科3174.4倍
工学部サステナビリティ学科1252.4倍
工学部数理工学科1161.8倍
工学部建築デザイン学科3666.0倍
教育学部教育学科62252.5倍
教育学部幼児教育学科3284.0倍
薬学部薬学科81382.1倍
看護学部看護学科76342.2倍
合計9583073.1倍

※出典:入試結果|入試情報|武蔵野大学

武蔵野大学の総合型選抜(旧AO入試)の出願条件

武蔵野大学の総合型選抜の出願条件は、Ⅰ期とⅡ期で異なります。

いずれも評定平均値の基準が設けられていない点が特徴で、自分の強みを書類や面接で表現する力が重視されます。

両方式とも他大学との併願が可能なため、第一志望としてだけでなく併願校としても活用しやすい入試です。

Ⅰ期(面接型)の出願条件

Ⅰ期(面接型)には、評定平均値の基準が設けられていません。

出願条件は「高校卒業(見込み含む)と同等以上」であることが前提です。

加えて、各学科指定の出願資格①〜②(一部学科は①〜③)のうちいずれか1つ以上を満たす必要があります。

出願資格の内容は、以下のとおりです。

出願資格内容
① フィールド・スタディーズ高等学校入学相当年度から出願時までに各自が学外で課題を発見し、解決策を検討した長期学外学修の経験
② 課題・作品学科指定の課題・作品の提出
③ その他一部学科のみ設定(資格・検定・大会成績など)

学科ごとの特殊条件として、経済学科・ウェルビーイング学科・薬学科・看護学科の志望者は「②課題・作品の提出」が必須です。

アントレプレナーシップ学科の志望者も、「②課題・作品の提出」が必須となります。

なお、評定平均値の基準はないものの、調査書の提出は必要です。

他大学との併願は可能となっています。

Ⅱ期(基礎学力型)の出願条件

Ⅱ期(基礎学力型)も、Ⅰ期と同じく評定平均値の基準が設けられていません。

出願時には、エントリーシート・調査書・自己推薦書の提出が必要となります。

Ⅱ期の最大の特徴は第2志望制です。

出願時に第1志望と第2志望の学科を選択できます。

検定料割引制度を利用すれば、経済的負担を抑えながら合格のチャンスを広げられるでしょう。

1次試験で第1・第2志望の両学科とも通過した場合は、第1志望学科のみ2次試験を受験します。

さらに、Ⅱ期は申請型奨学金制度の対象です。

合格後に奨学金が認定されれば、最大4年間(薬学科は6年間)の授業料が全額または半額免除されます。

他大学との併願も可能なため、奨学金の獲得を狙いながら併願校を確保したい方にも適しています。

試験内容

Ⅰ期とⅡ期では、試験内容が大きく異なります。

Ⅰ期は「1次:書類選抜」と「2次:面接・口頭試問(20分程度)」の2段階構成です。

書類選抜ではエントリーシート・調査書・課題・作品等を審査し、2026年度から全学科で1次選考が実施されます。

学科によっては特殊な試験が課されます。

学科Ⅰ期で実施される特殊試験
日本文学文化学科1次選考にて小論文
アントレプレナーシップ学科2次選考にてグループディスカッション
薬学科2次選考にて基礎学力検査

Ⅱ期は「1次:基礎学力検査(マークシート方式・60分)」と「2次:書類審査+面接(10分程度)」の2段階構成です。

1次試験は11/23、2次試験は12/7に実施されます。

英語外部検定(英検・GTEC・TEAP・IELTSなど)のスコアを利用できる「英語外部検定活用方式」も用意されています。

学科別の試験科目は、以下のとおりです。

学部・学科試験科目
文学部 日本文学文化学科国語・英語(各100点)
グローバル学部 グローバルコミュニケーション学科英語150点必須+国語・数Ⅰ・Aより1科目選択100点(250点満点)
グローバル学部 日本語コミュニケーション学科英語・国語・数Ⅰ・Aから2科目判定(各100点・200点満点)
グローバル学部 グローバルビジネス学科英語200点必須+国語・数Ⅰ・Aより1科目選択100点
薬学部 薬学科化学・英語・数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C
工学部・データサイエンス学部数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C・英語
その他文系学科国語・英語・数Ⅰ・Aから選択

※参考:2026年度 総合型選抜Ⅱ期 学科別試験概要

武蔵野大学の総合型選抜の過去問

武蔵野大学の総合型選抜の過去問は、公式サイトで国語・英語・数学・化学などの試験科目別に公開されています。

出題意図も公式PDFで明示されているため、各科目で求められる学力を事前に把握できます。

ここでは公式の出題意図を引用しながら、各科目の傾向を解説していきます。

国語

武蔵野大学の総合型選抜・国語は、現代の文章と古文を含む幅広い言語文化を題材に出題されます。

公式に示されている出題意図は、以下のとおりです。

「本学の国語の出題は、高校の「現代の国語」「言語文化」を通じて学ぶことのできる本教科に関する基礎的な知識・能力がどれだけ身に付いているか、また、その知識・能力を運用して文章を読み解く力がどれくらいあるかを問うものです。大問3題のうち共通問題1題と選択問題1題に解答します。共通問題は論説文や小説等の現代の文章を主たる題材としてその力を問うもので、選択問題は現代の文章を主たる題材とするもの1題と、古文を主たる題材とするもの1題のうち、どちらか1題を選択することができます。いずれの大問においても、文章の幅広い内容や表現を読み解く力があるか、また、漢文や韻文、劇文学、文学史や漢字・語彙などを含め、日本の言語文化に関するたしかな知識や理解力があるかを判定します。」

※引用:各試験科目の出題意図(PDF)

※参考:過去問題|入試情報|武蔵野大学

英語

武蔵野大学の総合型選抜・英語は、基礎的な文法力・読解力に加え、総合的な英語運用能力を問う構成です。

公式に示されている出題意図は、以下のとおりです。

「本学の英語の出題は、大学入学後の学業遂行に必要となる基礎的な英語習熟度を総合的に測るために、基礎的な文法力や読解力だけでなく、実際のコミュニケーションに必要な総合的な英語力を測ることを目的としています。具体的には、会話文では実際のやりとりによく登場する表現から状況に応じた自然な応答を選ぶ力が求められます。文法問題では正確な語法や時制の理解、並べかえ問題では語順や語句のまとまりに関する知識が問われます。読解問題では、内容理解、推論、要旨把握など、文章と文脈を深く読み取る力が求められます。これらを通して、基礎的でありながら実用的かつ多面的な英語運用能力を総合的に評価することが狙いです。」

※引用:各試験科目の出題意図(PDF)

※参考:過去問題|入試情報|武蔵野大学

数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C

武蔵野大学の総合型選抜・数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cは、基礎能力に加え思考力・判断力を総合的に評価します。

公式に示されている出題意図は、以下のとおりです。

「本学の数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル)の出題は、大学入学後の学修に必要となる数学の基礎能力を測るために、「学力の3要素」のうち「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を総合的に評価します。全体は4つの大問で構成し、そのうち1題は教科書の標準レベルの小問5問により、基本的な知識と計算力を測定します。残りの3題では、分野の偏りに配慮しつつ、条件の整理能力、論理的推論力、そして最後まで計算を完遂する力を評価します。また、一部の学部・学科を受験する数理的志向の高い受験生に対しては、数学Ⅲの内容や記述式問題を選択できるようにし、学修に必要な適性を適正に測れるよう工夫しています。」

※引用:各試験科目の出題意図(PDF)

※参考:過去問題|入試情報|武蔵野大学

数学Ⅰ・A

武蔵野大学の総合型選抜・数学Ⅰ・Aは、大問4問で構成され、基礎知識と総合的な思考力の両面を測ります。

公式に示されている出題意図は、以下のとおりです。

「本学の数学Ⅰ・Aの出題は、大学入学後の学業遂行に必要となる基礎的な数学習熟度を総合的に測ることを目的としています。出題構成は、大問4問が標準です。大問ごとの出題意図は、以下の通りです。」

「大問1では、主に基礎的な知識・技能の理解を測ることを意図しています。出題範囲全般から小問を5問程度出題することで、試験対象の学部・学科において必要とされる最低限の数学的な知識・技能の理解を要求します。」

「大問2から4では、主に総合的な思考力・判断力・表現力等を測ることを意図しています。それぞれの大問は特定の領域に偏らないよう配慮した上で、領域別に出題されます。また、大問内で出題される設問は原則として相互に関連しており、設問間の関連を読み解いた上で数学的な問題解決をなせるかどうかを要求します。ただし、大問2から4においても知識・技能の理解を測る設問も設けられており、そういった意味で「総合的な」学力を測ると言えるでしょう。」

※引用:各試験科目の出題意図(PDF)

※参考:過去問題|入試情報|武蔵野大学

化学

武蔵野大学の総合型選抜・化学は、薬学部志望者向けと薬学部以外の学部志望者向けで出題傾向が異なります。

公式に示されている薬学部志望者向けの出題意図は、以下のとおりです。

「本学の薬学部を志望する受験生対象とした化学の出題では、本学薬学部アドミッション・ポリシーで示している「求める学生像」に合致し、将来「薬」に関する業務に携わる者に必要な基礎学力を有する学生を求め、入学後の学修において必要な化学の基礎学力を測るための試験を課しています。大問4問から構成され、①物質の構成と変化、②酸化還元および化学平衡・反応速度、③無機化学、④有機・高分子化学となっています。単なる化学に関する知識だけでなく、化学の学修に必要な計算力や思考力を問う問題が含まれています。」

薬学部以外の学部向けの出題意図は、以下のとおりです。

「薬学部以外の学部を対象とした化学の出題では、入学後の学業で必要となる基本的な化学知識が身についているかどうかを確かめることを目的としています。具体的には、高等学校学習指導要領に定められている化学基礎(化学と人間生活、物質の構成、物質の変化)、および化学(物質の状態と平衡、物質の変化と平衡、無機物質、有機化合物、高分子化合物)の分野から全体的に偏りなく出題しています。」

※引用:各試験科目の出題意図(PDF)

※参考:過去問題|入試情報|武蔵野大学

まとめ

武蔵野大学の総合型選抜は、Ⅰ期(面接型)とⅡ期(基礎学力型・奨学金対象)の2方式で実施されています。

Ⅰ期全体の倍率は2.0倍、Ⅱ期は3.1倍で、Ⅱ期の方が難易度が高い傾向です。

両方式とも評定平均値の基準はなく、調査書や課題・面接で評価される設計となっています。

Ⅱ期は第2志望制と申請型奨学金が用意され、合格後の経済負担も大きく抑えられる可能性があります。

本記事の倍率データと過去問の出題意図を参考に、自分の志望学科に合った方式と科目対策を進めていきましょう。

総合型選抜について、
こんなお悩みはありませんか?

  • 志望動機が全く見えなくて困っている
  • 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
  • 一般入試と両立したい

このような悩みをお持ちでしたら一度アガルートにご相談ください

▼アガルートアドミッションの総合型選抜の公式サイトはこちら▼

合格から逆算された緻密で網羅的なカリキュラム緻密で網羅的なカリキュラム

プロ講師による完全オーダーメイドの個別指導

志望校合格で全額返金あり!

オープン記念キャンペーン中!

▶アガルートアドミッションの詳細を見る