人文学部の総合型選抜とは、書類や面接を通して人間や文化への関心と学ぶ適性を評価する入試です。

人文学部の総合型選抜で合格するには、なぜ人文科学なのかを選考を通して伝える必要があります。

本記事では、人文学部の選考内容と、評価される志望理由書の書き方を例文を交えて解説します。

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人文学部の総合型選抜で問われる内容

人文学部の総合型選抜で問われる内容

人文学部の総合型選抜は、大学によっては、プレゼンテーションやグループディスカッションを取り入れるところもあり、選考の形式は様々です。

各選考で見られる点をそれぞれ解説していきます。

志望理由書

人文学部の志望理由書では、人間や文化への関心を具体的な体験から示せるかが評価を分けます。

ただ本や歴史が好きと述べるだけでは、社会学部との違いや学ぶ意欲が伝わりません。

社会学部が社会や集団のしくみに目を向けるのに対し、人文学部は言葉や作品を通して一人ひとりの人間や文化そのものを見つめます。

この視点の違いを意識して書けると、なぜ人文学部なのかが自然と伝わります。

小論文・課題レポート

人文学部の小論文では、文章や資料を読み解いて自分の考えを述べる力が問われます。

頻出のテーマは、言語や文化、歴史の解釈をめぐる問いなどです。

近年は、多様な価値観との向き合い方を題材にした出題も定番といえます。

出題形式は、課題文を読んで意見をまとめる記述式が中心です。

求められるのは、書き手の主張を丁寧にたどったうえで、自分の考えを重ねていく姿勢です。

面接・プレゼンテーション

人文学部の面接では、志望理由書をもとに関心の深さを確かめる質問が中心となります。

書いた内容をそのまま話せるよう、要点を整理しておくと安心です。

大学によっては、面接に加えてプレゼンテーションが課される場合もあります。

与えられたテーマや自分の関心について、限られた時間で結論とその理由を筋道立てて伝える形式が一般的です。

スライドや資料の作成を求められることもあるため、志望理由書で掘り下げた問いを軸に、自分の考えを一貫して語れるよう準備しておくと安心です。

大学が評価する人文学部の志望理由書を作るコツ

評価される人文学部の志望理由書は、どの領域から人間を見つめたいかが明確です。

人文学部は扱う領域が広いぶん、関心の対象を絞れないと熱意が伝わりません。

ここでは、評価される三つのポイントを紹介します。

関心のある領域を絞り込む

人文学部の志望理由書では、関心のある領域を一つに絞り込めるかが説得力を左右します。

人文学は文学や歴史、言語や哲学まで領域が広く、漠然とした関心では差がつきません。

まず最も心を惹かれる領域を一つ定め、そこに絞って志望理由を組み立てましょう。

なぜその領域に惹かれたのかを、具体的な読書や体験から語ると説得力が増します。

関心を絞り込むほど、入学後の学びも一貫したものとして伝わります。

大学の特色と自分の学びたいことを結びつける

志望度の高さは、その大学だけで学べる特色に触れることで伝わります。

どこの大学でも学べる内容を並べるだけでは、選んだ理由が伝わりません。

公式サイトやシラバスを調べ、関心に近い専攻や講義を挙げましょう。

学びの特色と自分の関心が重なると、この大学を選ぶ理由が明確になります。

調べた内容を志望理由に重ねるほど、学びへの意欲が自然と伝わります。

入学後に学びたいことを具体的に描く

人文学部の志望理由書では、入学後に学びたいことを具体的に描けるかが評価を分けます。

漠然と教養を深めたいと書くだけでは、意欲や計画性が伝わりません。

関心のある作家やテーマを挙げ、何をどう学びたいかまで示しましょう。

学びたい内容が具体的なほど、入学後に伸びる姿がはっきりと伝わります。

将来の関心とつなげて描ければ、志望理由により深みが加わります。

人文学部の志望理由書の例文

具体的な書き方をつかめるよう、人文学部の志望理由書の例文を紹介します。

私は高校の授業で近代の日本文学を読んだとき、同じ時代を生きた作家でも人間の描き方がまるで異なることに驚き、その違いは何に由来するのかに強い関心を抱きました。作者の生い立ちや時代背景を調べながら作品を読み比べるうちに、言葉を通して人間の心のありようを読み解く面白さに引き込まれていきました。この経験から、文学を手がかりに人間を深く理解する学びに取り組みたいと考えるようになりました。貴学の人文学部を志望する理由は、日本文学を専門とする教員のもとで少人数の演習に早くから参加できる点に魅力を感じたからです。入学後は文学と思想を関連づけて学び、将来は言葉の力で人と人をつなぐ仕事を通して、豊かな読書文化を支えたいと考えています。

まとめ

人文学部の総合型選抜では、志望理由書を軸に、人間や文化への関心と読み解く力が評価されます。

合格に近づく第一歩は、幅広い領域のなかから関心の対象を絞り込むことです。

そのうえで、作品や出来事から生まれた問いを掘り下げると説得力が高まります。

その大学だからこそ学べる内容に自分の関心を結びつければ、芯の通った志望理由に仕上がります。

本記事の例文も参考にしながら、人文学を学びたい思いを自分の言葉で書き上げてください。

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