外国語学部の総合型選抜とは、書類や面接を通して言語への関心と学ぶ適性を評価する入試です。

一般選抜と違い、志望理由書でなぜ外国語学部なのかを示すことが重要です。

外国語学部では、言葉を通して世界とつながりたい思いを語れるかが問われます。

本記事では、外国語学部の選考で問われる点と、志望理由書を書くコツを例文を交えて解説します。

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外国語学部の総合型選抜で問われる内容

外国語学部の総合型選抜で問われる内容

外国語学部の総合型選抜は、志望理由書と小論文、面接を組み合わせて選考する形が主流です。

外国語学部では、言語を学ぶ目的意識の高さが重視されます。

求められる力は、選考の方式によって変わってくるため、各選考で問われる中身をそれぞれ解説します。

志望理由書

外国語学部の志望理由書では、言語を単なる得意科目としてではなく、文化を理解する入り口として捉えた経験を示せるかが評価を分けます。

「英語が得意だから」を出発点にした志望理由は、外国語学部ではあと一歩伝わりきりません。

評価されるのは、その言語を学ぶうちに、文化や物の見方まで理解したくなった過程を書けるかどうかです。

たとえば、ある表現がうまく日本語に訳せないと知ったときの戸惑いや発見は、言語への関心を語る材料になります。

こうした原体験を、専攻したい言語やその地域の文化への関心につなげると、なぜ外国語学部なのかを志望理由書で伝えることができます。

小論文・課題レポート

外国語学部の小論文で試されるのは、言語や文化のテーマについて、自分の実感を論理につなげて語れるかどうかです。

多言語社会や異文化コミュニケーションが頻出で、翻訳や機械翻訳の意義を問う出題も近年は目立ちます。

形式としては、課題文や資料を読んだうえで意見をまとめる記述式が主流です。

差がつくのは、課題文への賛否を述べるだけで終わらないかどうかです。

言葉の違いがなぜ誤解やすれ違いを生むのかを、自分なりの考えで説明できると評価が高まります。

面接・プレゼンテーション

外国語学部の面接では、志望理由書をもとに学ぶ目的を確かめる質問が中心となります。

書いた内容を暗記するのではなく、自分の言葉で語り直せるよう要点を整理しておきましょう。

頻出の質問は「その言語を選んだ理由」「学んだ語学を将来どう生かすか」などです。

大学によっては、面接に加えてプレゼンテーションが課されることもあります。

外国語学部では「学びたい言語の魅力」や「言語と文化のつながりで興味を持ったこと」といった、一つのテーマを掘り下げて発表する形式がよく見られます。

その際、単語や文法の知識を並べるのではなく、どんな文化や考え方を理解したいのかまで語れると、学ぶ目的の深さが自然と伝わります。

大学が評価する外国語学部の志望理由書を作るコツ

評価される外国語学部の志望理由書は、なぜその言語を学びたいのかが明確です。

外国語学部は国際学部と混同されやすく、その違いを語れないと熱意が伝わりません。

説得力を高める三つのポイントを順に見ていきます。

国際学部との違いを踏まえて言語を選ぶ理由を示す

外国語学部を選ぶ理由は、国際学部との違いを踏まえて示すと説得力が増します。

国際学部が政治や経済など世界の課題そのものを幅広く学ぶのに対し、外国語学部は一つの言語とその背景にある文化を深く掘り下げるのが中心です。

同じ「海外に関わりたい」でも、課題から入るのか言葉から入るのかで学部は分かれます。

なぜ自分は言語を入り口に選ぶのかを、具体的な経験とあわせて書きましょう。

選ぶ理由がはっきりするほど、入学後の学びにも迷いがなくなります。

大学の特色と自分の学びたいことを結びつける

志望度の高さは、その大学ならではの学びの特色に触れると伝わります。

どの大学にも当てはまる説明だけでは、その大学を選んだ理由が見えてきません。

公式サイトや募集要項を調べ、学べる言語や留学の仕組みを挙げましょう。

授業の特色と自分の目標が結びつくと、この大学を選ぶ理由がはっきりします。

調べたことを動機に生かすほど、大学で学びたい思いが強く伝わります。

語学を活かして将来何をしたいかを描く

外国語学部の志望理由書では、語学を活かして将来何をしたいかを描けるかが評価を分けます。

言語の習得そのものを目的にとどめると、学ぶ意欲の先が見えにくくなります。

身につけた語学を使って何を実現したいのかまで、具体的に示しましょう。

学びと将来したいことが結びつくと、志望理由に確かな方向が生まれます。

進路が定まっていなくても、語学で関わりたい世界を語れれば十分に伝わります。

外国語学部の志望理由書の例文

全体の流れをつかめるよう、外国語学部の志望理由書の例文を紹介します。

私は高校の交換留学生を迎える活動に参加したとき、たどたどしい言葉でも相手の文化を知ろうとするだけで距離が一気に縮まることを実感し、言葉の持つ力に強い関心を抱きました。相手の母語であいさつを覚えて話しかけると、それまで以上に打ち解けて話せるようになり、言語は文化を理解する入り口だと気づきました。この経験から、言葉とその背景にある文化をあわせて学びたいと考えるようになりました。貴学の外国語学部を志望する理由は、専攻言語を深く学べる少人数の授業と、現地での長期留学の制度が整っている点に魅力を感じたからです。入学後は言語と地域文化を関連づけて学び、将来は通訳として、異なる言葉を話す人々の橋渡しをする仕事に携わりたいと考えています。

まとめ

外国語学部の総合型選抜では、志望理由書を軸に、言語への関心と学ぶ目的の明確さが評価されます。

合格に近づく第一歩は、国際学部との違いを正しく理解することです。

そのうえで、専攻したい言語や地域を絞り込むと説得力が高まります。

その大学ならではの学びに自分の目標を結びつければ、方向の定まった志望理由になります。

本記事の例文も参考にしながら、語学を学びたい思いを自分の言葉で書き上げてください。

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