環境情報学部の総合型選抜では、志望理由書を中心とした提出書類と面接を通じて、受験生の問題意識と主体性が評価されます。

環境と情報という2つの分野を掛け合わせる学部だからこそ、「自分は何に取り組みたいか」を明確に示せるかどうかが書類の完成度に影響します。

本記事では、環境情報学部の総合型選抜で問われる内容と、大学から評価される志望理由書を書くためのコツを解説します。

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環境情報学部の総合型選抜で問われる内容

環境情報学部の総合型選抜で問われる内容

環境情報学部の総合型選抜は、志望理由書・小論文などの提出課題・面接という組み合わせで実施されるのが一般的です。

ただし、大学や入試方式によって課される内容の幅が広く、他学部とは異なる特徴も見られます。

選考の全体像を知らないまま準備を始めると、対策の方向性を誤りかねません。

ここでは、環境情報学部の総合型選抜で問われる主な内容を3つに分けて紹介します。

志望理由書

環境情報学部の志望理由書では、自分の問題意識をどこまで具体的に書けるかで評価が変わります。

「環境問題に関心があります」といった書き方では、ほかの受験生と区別がつきません。

どの地域の、どんな課題を、どのような手段で扱いたいのかまで踏み込んで書いてください。

大学の研究室名や科目名を挙げ、自分のテーマとの接点を示せば、その大学を選ぶ理由にも説得力が出ます。

小論文・提出課題

小論文の対策では、テーマ知識の暗記より、資料を読み解く手順を固めましょう。

出題では図表や統計、短い文章資料が示され、そこから課題を取り出す作業から始まります。

読み取った事実を1〜2文でまとめ、そのうえで自分の提案を述べる型を用意しておくと、時間内に書き切れるようになるでしょう。

題材はスマートシティや脱炭素、データ活用と個人情報など、環境と情報が重なる領域から出やすくなっています。

ただし、小論文を課さず書類と面接のみで選考する大学もあるため、志望校の募集要項で形式を確かめてください。

面接・プレゼンテーション

面接では、書類に書いた内容と口頭での説明が食い違わないことが重要です。

面接官は志望理由書や活動記録に目を通したうえで質問を投げてくるため、書類の一文を起点に「ここをもう少し詳しく」と掘られる形が中心となります。

面接対策として、提出書類のコピーに自分で赤入れをするのがおすすめです。

説明が薄い箇所や、字数の都合で根拠を書ききれなかった箇所に印をつけ、そこだけ口頭で補えるようにしておきます。

このとき、答えを文章にして丸暗記する形は避けましょう。

言い回しを覚えると、質問が少しずれただけで返せなくなります。

書類に書いた内容の補足を自分の言葉で語れると、探究に取り組んだ実感が伝わります。

大学が評価する環境情報学部の志望理由書を作るコツ

志望理由書の評価を高めるには、環境情報学部ならではの視点を押さえた書き方が求められます。

熱意を伝えるだけでは、他の受験生との差がつきにくいのが実情です。

学部の特性を踏まえた3つの工夫を取り入れると、書類の説得力は大きく変わります。

ここでは、大学から評価される志望理由書を作るためのコツを順番に紹介します。

入学後に取り組みたいプロジェクトを提示する

環境情報学部の志望理由書では、「何を学びたいか」より「何に取り組みたいか」を具体的に書けるかどうかが評価の分かれ目になります。

多くの学部では学びたい内容を中心に据えますが、環境情報学部が求めているのは、自らテーマを設定して動ける人材です。

これまでの探究活動や制作の経験を振り返り、その延長線上に入学後のプロジェクト構想を描いてみてください。

過去の活動と将来の計画がひとつの流れとして読めると、構想の実現可能性も伝わりやすくなるでしょう。

環境と情報を掛け合わせて学ぶ理由を示す

環境情報学部の志望理由には、環境と情報の2つの分野を掛け合わせて学ぶ必然性を示すことが欠かせません。

環境だけ、あるいは情報だけを学びたいのであれば、理工学部や情報学部など他の選択肢でも実現できるからです。

自分のテーマにとって、なぜ両方の視点が必要なのかを言語化してみましょう。

例えば、食品ロスの削減に取り組みたい場合、廃棄の実態を環境の視点で捉え、需要予測の仕組みを情報の視点で設計するといった形で、2つの分野が結びつく理由を説明できます。

掛け合わせの必然性が伝わると、「この学部でなければならない理由」に説得力が生まれます。

研究会やカリキュラムを調べる

志望度の高さを示すには、公式サイトの学部トップページに加えて、研究会のページやシラバスまで確認しておく必要があります。

研究会(ゼミ)の一覧から自分のテーマに近い教員を探し、そのページに載っている研究内容や指導方針まで読み込んでみてください。

シラバスを公開している大学なら、履修したい授業の到達目標や課題の進め方も確認できます。

オープンキャンパスの模擬授業や在学生との対話も、パンフレットには載らない情報を得る機会となります。

調べた内容をすべて書く必要はなく、自分がやりたいことと結びつけて書きましょう。

環境情報学部の志望理由書の例文

ここまで紹介したコツを踏まえた志望理由書の書き方を、例文で確認してみましょう。

私は高校の探究活動で、通学路の街路樹が夏の路面温度を下げる効果に興味を持ち、地点ごとの気温を記録して比較する調査を行いました。データを集めるうちに、緑地の配置と暑さの関係を感覚ではなく数値で示せることに面白さを感じ、環境の課題を情報の力で可視化する学びを深めたいと考えるようになりました。環境の視点だけでは現状の把握にとどまり、情報の視点だけでは扱う対象が定まりません。両方を掛け合わせられる環境情報学部でこそ、私のテーマを発展させられると確信しています。貴学を志望する理由は、1年次からプロジェクト型の授業に参加でき、都市環境のデータ分析を扱う研究会に学年を問わず所属できる点に魅力を感じたからです。入学後はセンサーを用いた計測とデータ分析の手法を学び、将来は暑さに強いまちづくりを支える仕事を通して、誰もが快適に過ごせる都市環境の実現に貢献したいと考えています。

まとめ

環境情報学部の総合型選抜では、志望理由書を中心に、小論文や提出課題、面接を通じて問題発見の主体性が評価されます。

志望理由書では、入学後に取り組みたいプロジェクトを示したうえで、環境と情報を掛け合わせる必然性と、その大学を選ぶ理由を結びつけて書くことが重要です。

学部の特性を踏まえた準備を早めに始め、納得のいく志望理由書を完成させましょう。

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