栃木県下野市に医学部キャンパスを構える自治医科大学。

地域医療における医師不足の解消や医療サービスの向上を目指して、47都道府県が共同して設立された大学です。

規定をクリアした全学生の入学金・授業料が免除される「修学資金貸与制度」のほか、卒業後に分割で返還できる「奨学資金貸与制度」があり、家庭の経済的事情で医師を目指すことを諦めてしまう学生に広く手を差し伸べています。

そのような自治医科大学医学部に再受験から合格を目指す方もいるのではないでしょうか。

そこで本コラムでは、自治医科大学医学の再受験性に対する寛容度がどの程度なのか紹介します。

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自治医科大学医学部は再受験に寛容なのか

自治医科大学医学部は、全国に多数ある私立医学部の中でも再受験に「厳しい」といわれています。

自治医科大学医学部は、各都道府県から若干名を選抜する入試方式を採用しています。

さらに、地域医療の医師不足を解消するために入学金・授業料の免除を行っている点から、若い人材を求める傾向が高めです。

以降の章で詳しく解説しますが、若い人材に期待を寄せる一方、再受験者には厳しい判定が下されています。

自治医科大学医学部の再受験は狭き門であることを念頭に置いておきましょう。

自治医科大学医学部が再受験に寛容といえない理由①

自治医科大学医学部が再受験に寛容といえない理由は、22歳以上の合格者数から判断できます。

まずは以下の表をご覧ください。

〇自治医科大学医学部:年齢別合格者数

年度現役生(18歳)19歳20歳21歳22歳以上
H3060名51名8名4名0名
H2950名46名23名3名1名
H2848名49名20名4名2名
H2741名46名26名4名6名
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

上記の表では18歳の現役生と19歳の合格者数はさほど差はありませんが、20歳を境目に合格者数が減少しています。

平成30年の22歳以上の合格者数は0名で、平成27年でも合格者数はわずか6名です。

地域医療を支える人材を若い内から育てたいという大学側の意図が表れているデータといえるでしょう。

自治医科大学医学部が再受験に寛容といえない理由②

自治医科大学医学部が再受験に寛容といえない理由は、22歳以上の受験者数と合格率からもわかります。次に以下の表をご覧ください。

〇自治医科大学医学部:22歳以上の受験者数と合格率

年度受験者数合格率
H30136名0.0%
H29139名0.7%
H28133名1.5%
H27159名3.8%
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

22歳以上の合格率はすべての年で低い傾向が続いています。

繰り返しになりますが、自治医大学医学部は医師不足が懸念されるエリアの人材確保が目的であり、卒業後はへき地医療に貢献してくれる人材を求めています。

このような大学側の背景から察すると、各地域ではできるだけ長く医師として活躍してくれることが前提となっているため、再受験者からの合格は非常に厳しいといわざるを得ません。

自治医大学医学部の受験を検討している方は、都道府県別の合格者数もチェックしておきましょう。

自治医科大学医学部の入試情報

自治医大学医学部の2024年の倍率と2025年の試験科目を紹介します。

来年以降に再受験を目指している方は参考にしてみてください。

倍率(2024年度)・志願倍率:16.47倍
・実質倍率:15.80倍
試験科目(一次試験)数学25、理科50、外国語25、面接【計100】
試験科目(二次試験)数学12.5、外国語12.5、面接【計25】
参考:入試データ | 自治医科大学
参考:学生募集要項 | 自治医科大学

自治医科大学医学部の志願倍率は16.47倍、実質倍率は15.80倍です。

募集人員の123名に対して、全国でおよそ2000名程の受験者が集っており、苛烈な争奪戦が繰り広げられていたことがわかります。

一次試験はマーク式の学力試験と面接、二次試験は記述式の学力試験と面接です。

二次試験では理科がありませんが、面接は集団面接と個人面接が実施されます。

筆記試験対策だけではなく、面接対策も入念に行う必要があるでしょう。

自治医科大学医学部に再受験で合格するポイント

以下では、自治医大学医学部に再受験で合格するためのポイントを3つ紹介します。

一次試験で特におさえておきたいポイントは「数学は過去問で問題のボリュームを把握する」「英語は長文問題に慣れておく」「面接は地域医療への考えをまとめておく」の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

数学は過去問で問題のボリュームを把握する

数学の試験時間は80分です。前半は一問一答形式で、後半は10問程が3〜4問ずつ固まった大問形式の出題傾向が高いと予想されます。

難易度は医学部の中では標準的ではあるものの、問題数が多いため時間配分に気を付けなければなりません。

過去問題を重点的に解いて問題のボリュームを把握しておくことが大切です。

問題のボリュームを把握することで全体像が掴みやすくなるため、本番の試験でも時間配分を見ながら落ち着いて問題に向き合えるでしょう。

英語は長文問題に慣れておく

英語の試験時間は60分です。例年通りであれば、英語は大問3題構成で小問25題での出題確率が高いでしょう。

対策としては長文問題に慣れておくことです。

自治医科大学医学部の英語試験はすべて長文で、大問1問あたり約500語のボリュームのある問題が想定されるためです。

読解力がなければ高得点を狙うことは難しいため、読解力を鍛えられるよう長文問題に慣れておきましょう。

面接は地域医療への考えをまとめておく

自治医科大学医学部の面接は、一次では面接官3名による個人面接が実施されます。

自治医科大学医学部は各都道府県ごとに若干名を採用する選抜方式のため、地域医療に対する考えを問われる質問が多く出されるでしょう。

地域医療が抱える問題の改善策や医師不足の現状などについて、自分なりの考えをまとめておくことがポイントです。

普段から医療関連のニュースやインターネットの記事をこまめにチェックしておくことをおすすめします。

また、二次では個人面接のほかに集団面接も実施されます。

二次でも医療関連がテーマとなった質問が多く聞かれるため、地域医療に熱心に取り組む姿勢を見せられるかが鍵となるでしょう。

自治医科大学医学部の再受験まとめ

本コラムでは、自治医科大学医学部の再受験について解説しました。

結論からお伝えすると、自治医科大学医学部は再受験に対して非常に厳しい見方が強めです。

自治医大学医学部は各都道府県から数名の合格者を決めるという、特殊な選抜方法を採用しています。

若手の育成に力を入れている傾向が高いため、年齢や再受験であることを理由に厳しい評価が下される覚悟もしておかなければなりません。

ただし、再受験からでも合格を手にしている22歳以上がいることも事実です。

現役生との差が付く対策を講じることで、再受験からでも十分に合格を狙えるでしょう。

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関連コラム:医学部の再受験に寛容な私立・国公立大学は?社会人におすすめの大学や判断ポイントも解説

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