獨協医科大学は再受験に寛容?合格するポイントを解説
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「獨協医科大学に行きたい!」と考える受験生は毎年多いですが、その中でも他学部卒業・中や社会人経験を経て受験する、いわゆる再受験者はどの程度いるのでしょうか?
本コラムでは、獨協医科大学が再受験にどの程度寛容なのかを確認し、再受験者の取るべき受験戦略を考えていきます。
再受験での合格を勝ち取るために参考にしてくださいね。
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獨協医科大学は再受験に寛容なのか
結論として、獨協医科大学は再受験に「比較的寛容である」と言えます。
数ある私立大学の中でも、再受験から合格を狙える貴重な医学部を持つ大学のひとつです。
各大学医学部の再受験への寛容さを知るためには、次の2つのデータを確認するのがおすすめです。
・合格者に対しての再受験者率
・受験者に対しての再受験者率
合格を勝ち取った受験生に占める再受験者の割合から、再受験者の合格しやすさが証明されると考えられます。
加えて受験者全体の中で再受験者が多いということは、再受験者に寛容であることが知られている証明となります。
それぞれのデータで傾向を把握できれば、安心して再受験を決断できるようになります。
それでは次章より、獨協医科大学の医学部における各データを確認していきましょう。
獨協医科大学が再受験に寛容といえる理由①
まずは「合格者に対しての再受験者率」をチェックし、再受験への寛容さを把握しましょう。
合格者の中に再受験者が多ければ多いほど、再受験者にもチャンスがあると考えられます。
以下の表に、合格者年齢内訳の最新データである平成30年度入試結果を整理しました。
◆獨協医科大学の年齢別合格者数・占有率(平成30年度入試)
18歳以下 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳以上 | 計 | |
合格者数 | 58名 | 88名 | 66名 | 29名 | 20名 | 261名 |
占有率 | 22.2% | 33.7% | 25.3% | 11.1% | 7.7% | 100% |
※占有率:合格者数全体に占める割合
他学部卒業後や社会人経験後の年齢と考えられる「22歳以上」合格者、いわゆる再受験での合格者は全合格者の約7.7%でした。
同年度の全医学部における「22歳以上」合格者は全合格者の約7.3%であることから、獨協医科大学の同数値はやや高いという結果になっています。
加えて、年齢別合格者をチェックしてみると、現役生を表す「18歳以下」合格者は全体の約22.2%に留まっています。
合格者で最も高い割合を占めるのは「19歳」、いわゆる1浪生です。
年齢が上がるにつれて占有率は下がっていますが、浪人生や再受験者が合格者の大半を占めていることが分かります。
現役生の比率のみ公開されている最新データである令和4年度入試においても同様の傾向が見られます。
令和4年度一般選抜入試において、合格者に占める現役生の割合は約22.5%です。
すなわち、再受験者の割合が比較的高いこと、そして幅広い年齢層の受験者に合格チャンスがある傾向が例年続いていると結論づけられます。
参考:文部科学省 医学部医学科の入学者選抜における緊急調査の結果速報
獨協医科大学が再受験に寛容といえる理由②
獨協医科大学の「受験者に対しての再受験者率」からも、再受験への寛容さを確認してみましょう。
受験者の年齢内訳が公開されている最新年度データを用い、以下の表に整理しました。
◆獨協医科大学の年齢別受験者数・占有率(平成30年度入試)
18歳以下 | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳以上 | 計 | |
受験者数 | 719名 | 900名 | 614名 | 330名 | 638名 | 3,201名 |
占有率 | 22.5% | 28.1% | 19.2% | 10.3% | 19.9% | 100% |
※占有率:受験者数全体に占める割合
平成30年度入試において再受験者を表す「22歳以上」受験者は、全受験者の約19.9%を占めました。
この占有率は1浪生を表す「19歳」受験者、そして現役生を表す「18歳以下」受験者に次いで高いことが分かります。
つまり、同年度入試では多くの再受験者が獨協医科大学への合格を目指したと言えます。
再受験者からの人気を誇る獨協医科大学ですが、再受験への寛容さの例年の傾向をさらにつかむため、受験生に占める「22歳以上」受験者の割合を全医学部の平均と比較してみましょう。
◆全医学部・獨協医科大学の「22歳以上」受験者の占有率推移
年度 | 獨協医科大学 | 全医学部 |
H30年度 | 19.9% | 16.5% |
H29年度 | 19.1% | 17.6% |
H28年度 | 20.1% | 17.5% |
H27年度 | 18.9% | 17.5% |
H26年度 | 20.1% | 17.4% |
再受験者を表す「22歳以上」受験者の占有率は、全医学部において例年17%前後を推移しています。
一方で獨協医科大学は、およそ19~20%で推移しています。
再受験者の占有率が飛びぬけて高いわけではありませんが、全医学部の平均よりも高い値を継続的に記録していることが読み取れます。
すなわち、獨協医科大学は再受験への寛容さがある医学部として、ある程度認知されていると考えてよいでしょう。
参考:文部科学省 医学部医学科の入学者選抜における緊急調査の結果速報
獨協医科大学の入試情報
本章では、獨協医科大学の入試情報を整理しながら入試の特徴を把握していきましょう。
偏差値 | 60-62.5 |
入試実質倍率(2023年度 一般選抜) | 15.88倍 |
試験科目(1次試験) | 数学100、理科200、英100 計400点 |
試験科目(2次試験) | 小論文、面接 |
獨協医科大学の偏差値は60-62.5で、全医学部の中では偏差値はそれほど高くはありません。
しかし一方で、他の私立大学医学部の例に漏れず高い倍率を誇っているので、合格には万全の対策が欠かせません。
一般選抜の試験科目は、1次試験で数学・理科・国語、2次試験で小論文と面接が課されています。
私立大学医学部の一般選抜としては王道なので、他の私立大学医学部との併願受験をする人も多いと考えられます。
結果として高い倍率で多くの受験生が合格枠を取り合う形になるため、偏差値だけに惑わされず、合格までのプロセスを明確に意識して受験対策を進めましょう。
獨協医科大学に再受験で合格するポイント
最後に、獨協医科大学に再受験で合格するために実践すべき3つのポイントを紹介します。
再受験者が取るべき戦略を理解し、合格チャンスを最大化させましょう。
目安の得点率+αに沿って目標設定する
一般選抜において目指したい得点率として「55%」という目安が公表されています。
なお、この得点率は合格が保証される基準点ではないことに注意してください。
目安の得点率があるからこそ、再受験者はその少し先の得点率を目標として設定してみてください。
プラスアルファの得点率を目指す理由は、再受験者にとって不確定な要素である面接や小論文に頼りすぎないようにするためです。
安心して2次試験に進むためには、例えば「得点率60%以上」を目標とするイメージがおすすめです。
総合得点率の目標を決めたら、続いては科目別の得点率を検討してみてください。
総合得点率60%になるような科目別目標は、理科で70%を狙えれば、英語・国語で50%です。
英語または国語で70%得点を設定するとしたら、その他の科目でそれぞれ約57%が目安になります。
自分自身の強みや課題と照らし合わせて、柔軟に目標設定して対策をスタートさせましょう。
時間配分までシミュレーションを欠かさない
獨協医科大学の科目試験はすべて1科目60分(理科は2科目120分)に設定されています。
よって「1科目60分」の時間制約を常に意識しながら問題演習・過去問演習に取り組むことがおすすめです。
仕事や家事育児でまとまった時間が取れない再受験者も、過去問を2分割して30分×2回で取り組むなどの工夫をするのがおすすめです。
過去問をチェックしてみると、各科目の難易度はそれほど高くありませんが、解答スピードが求められていることが読み取れます。
以上の傾向をふまえると、本来なら解答できるレベルの問題をタイムオーバーで解くことができなかったというパターンに陥る可能性が考えられます。
すなわち、時間配分を強く意識しながら本番のシミュレーションを行うことが日々の対策に求められます。
すべてを解き切る解答スピードを身につけるのが目標としてはベストです。
ただし苦手な科目に関しては、例えば「45分経過時点で、残っている問題で解けそうなものから解く」というのもひとつの手です。
自分の得意不得意に沿って科目ごとの時間配分シミュレーションを徹底しましょう。
面接対策:自然なコミュニケーションの準備を
再受験者にとって対策しづらい面接対策ですが、受験する大学の受験者層をイメージして対策を考えてみるのもおすすめです。
例えば、現役生の受験が多い場合、社会人経験から得た知見が印象に残りやすいです。
一方で、再受験者の受験が多い場合、現役生が目立ちやすくなるのが自然な流れです。
上述したとおり、獨協医科大学は現役生よりも浪人生・再受験者の受験生が圧倒的に多い傾向にあります。
つまり、受験慣れした人や社会経験がある人が多く面接試験に臨んでいると考えられます。
落ち着いた印象や社会経験をウリにしたアピールは、多くの受験生から聞かれるエピソードでしかないでしょう。
それ以上に、受験経験や社会人経験を経ていることから期待されている「自然なコミュニケーション」を念頭に置いた面接対策が効果的と考えられます。
話の内容に矛盾がないか、面接官へ誠実な態度ができているか、表情やジェスチャーに違和感がないかといった点を意識するのがおすすめです。
医師として活躍する多くの人に求められるのも、やはりコミュニケーション力です。
面接対策という機会を活かし、将来的に数多くの人と自然なコミュニケーションをとる練習をしておきましょう。
まとめ
本コラムでは、獨協医科大学の再受験への寛容さを整理しました。
獨協医科大学は再受験に比較的寛容で、再受験者が合格を十分に狙える医学部のひとつと結論づけられます。
倍率が高く人気のある医学部ですが、再受験者にふさわしい受験戦略を実践することで合格チャンスは十分に広がります。
まずは獨協医科大学の入試情報をしっかり理解しておきましょう。
そのうえで自分に合った受験対策を検討し、医学部合格に向けてスタートしてみてくださいね。
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この記事の監修者 山崎 敬太
筑波大学人間学群心理学類 卒業。
大学卒業後、英語講師として、難関大・医学部・看護学部・看護学校の志望者計300名以上に指導経験をもつ。
その後、小中高生向けキャリア教育事業の施設長として、生徒やご家族へ進路の相談援助を実施。
現在は医学部・看護学部・看護学校受験向けメディアのライターとしても活動中。
医学部や看護学部・看護学校の受験生に向けて、役立つ入試情報等を発信。