造園施工管理士は、造園工事の施工管理を行う専門家です。

造園施工管理士資格には1級と2級が設けられており、2級は比較的取得しやすい資格としても知られています。

2級造園施工管理士を目指すなら、難易度や合格率を把握しておきたいですよね。

本コラムでは、2級造園施工管理士の合格率や、合格基準について解説します。

2級造園施工管理士資格に興味をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。

2級造園施工管理士検定の合格率 

ここでは、2級造園施工管理士検定の第一次検定・第二次検定における合格率を紹介します。

2級造園施工管理士検定第一次検定の合格率

2023年における2級造園施工管理士検定第一次検定の合格率は、51.5%です。

また、例年の合格率は50%前後です。

2019年から2023年までの5年間においては、最も合格率が低い2019年で48,9%・最も合格率が高い2020年では58.3%と、約10%の差があります。

この5年間における合格率の平均は、53.43%となります。

以下は、過去5年間における第一次検定の合格率および受験者数です。

年度 第一次検定
合格率 受験者数
2023年 51.5% 2,800人
2022年 56.7% 2,983人
2021年 49.8% 3,114人
2020年 58.3% 3,569人
2019年 48.9% 4,173人

※第一次検定のみの受検者数または合格者数を含む

2級造園施工管理士検定第二次検定の合格率

2022年における2級造園施工管理士検定の第二次検定合格率は、40.6%です。

第二次検定の合格率は、例年30%〜40%前後で推移しています。

2019年から2023年までの5年間においては2019年の合格率が最も低く、30%を下回る27.5%となっています。

しかし、2021年以降は40%を超えており、合格率が最も高い2023年の値は52.4%でした。

以下に、過去5年間における第二次検定の合格率および受験者数を記載します。

年度 第二次検定
合格率 受験者数
2023年 52.4% 2,676人
2022年 40.6% 2,474人
2021年 42.6% 2,624人
2020年 32.5% 3,353人
2019年 27.5% 3,867人

※第二次検定の受験者数は、以下の人数の合計を記載しています。

  • 第一次検定および第二次検定を同日に受検した方のうち、第一次検定の合格者
  • 第二次検定のみの受験者

また、合格率も同様の数値を元に算出しています。

参考:造園施工管理技士(造園施工管理技術検定)とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

2級造園施工管理士検定の難易度

2級造園施工管理士検定は、平均的な難易度の資格です。

基礎を押さえてしっかり試験勉強をすれば、十分に合格を目指せるでしょう。

また、第一次検定のみを受験する場合の受験資格は、年齢要件のみです。

試験実施年において満17歳に達していれば誰でも受験できるため、間口の広い検定試験であるといえます。

2級造園施工管理士の第一次検定の合格率は、概ね50%で推移しています。

人によって難易度の感じ方は異なりますが、受験した方の半数は一次試験を突破できている計算です。

また、近年では第二次検定の合格率が高まっており、試験が易化していると言われています。

2級造園施工管理技士の合格点

2級造園施工管理技術検定の合格基準は、第一次検定・第二次検定ともに「得点が60%以上」と定められています。

ただし、年によって、第一次検定の合格点が上下する場合があります。

例えば、令和3年における第一次検定の合格基準は、40問中22問の正解です。

この正解数を得点率に換算すると、55%となります。

対して、令和4年における第一次検定の合格基準は40問中24問の正解となっており、得点率は60%です。

なお、第一次検定・第二次検定における各試験内容は、以下の通りです。

検定の種類科目出題形式合格基準
第一次検定土木工学等施工管理法法規マークシート方式60%以上の得点
第二次検定施工管理法記述式60%以上の得点

参考:受検の手引(2級第一次検定 前期)

参考:受検の手引(2級第二次検定)

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2級造園施工管理技士検定は、比較的合格を目指しやすい資格です。

造園工事のエキスパートとしてさまざまな場面で活躍できるため、建設関係職種の就職・転職などに役立つでしょう。

また、1級造園施工管理技士検定へのステップアップによって、さらに仕事の幅が広がります。

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